レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!
1位
1回
2012/12訪問 2012/12/05
外堀通りから1本有楽町側にある小径沿いのふぐ料理屋さんです。
この通り、分かりにくいけれど、ステキなお見せが集まっています。おでんがおいしい居酒屋のかんもその一つです。
平日午後1時に伺いました。お昼を終えるまであと30分ですが、磨き込まれたカウンターには空きが1席だけ。運良く入れました。
ランチは1300円前後のお魚定食や竜田揚げ定食がありますが、贅沢をしておまかせ御膳(1575円)を注文。
最初に熱いお茶と、茶碗蒸し、香の物、ひじきの小鉢が出てきます。茶碗蒸しは滑らかで表面はとろっとしています。ほんの少し甘めの出汁で、食べ進むと下の方に梅の実が入っていて、突然の酸味にびっくり。今度はさっぱりとした味に。ひじきもしっかりとした味付けです。
そしてお味噌汁、ご飯とともに出てきたのが、弾力のある鯛と鮪の赤身の刺し身、香りがいい鰆の西京焼き、チーズのようにこってりしたお豆腐、茄子や小芋の煮浸し、だし巻き卵です。だし巻きは口の中で甘い香りがしたと思ったらさっと潮が引くように消えていきました。煮浸しの出汁はしっかりめの味。味噌汁の出汁はきりっとしていてコクがある。
まるで京都の櫻川でいただいているような見事な味でした。
デザートは白玉ぜんざい。ととけるような柔らかい白玉に滑らかで上品な甘さの小豆です。このお値段でこの料理はかなりお得感がありました。
2位
2回
2017/01訪問 2017/01/23
4年余ぶりで平日のお昼にお邪魔しました。日替わりの定食は本体が1000円のまま。消費税率が5→8%になったので、税込み1050円から1080円になっただけでした。
日替わりは数種類のメインのおかずから2種類を選べます。アジの開きは品切れになっていたので、ホッケの開きとブリの刺し身を注文しました。まずはブリの刺し身とイカ煮の小鉢、つみれの入った味噌汁でご飯をいただきます。そうしている間にじっくり焼かれたホッケが出てきました。ほくほくに焼き上がっています。塩気もちょうどいい。
いま思い出すだけでもお腹が鳴りそうです。硬めに炊かれたご飯もお代わりできるのがありがたい。やはりランチの名店です。
中央通りの銀座6丁目交差点から外堀通りの銀座西6丁目交差点に抜ける路地沿いのビル5階にあるお鮨屋さんです。
〈2012年11月再訪〉
しっかりとした和食がいただきたくて、平日午後1時30分ごろに入店。この日は鯖の塩焼き(1050円)を注文しました。
まず、小鉢ではなく大鉢に入った肉じゃが、小鉢の牛蒡のきんぴら、赤大根の酢漬けが出てきました。肉じゃがはじゃがいもがほくほく。肉の旨みが溶け出た出汁がうまい。きんぴらは甘辛さが絶妙で、ごまの香りがいい。大根は着色したのではなく、もともとがこんない赤い大根なんだそうです。この日のご飯は白米。それとカボチャの甘みを生かした味噌汁です。鯖が出て来る前にお代わりしました。
そして、鯖。脂がのって皮がぱりぱりに焼かれた鯖に、さっとレモンを絞り、今度は青大根と一緒にいただきます。う~ん、最高。ここは何度も通いたい! 料理・味と総合の評価をいずれも4→4.2に変更します。写真追加。
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〈2012年10月訪問〉
とんかつの梅林が入っているビルといった方が早いですね。
2012年7月に銀座8丁目から移って開業されたそうで、ランチの案内版がビル入り口に出ていたのを見て平日午後1時ごろにお邪魔しました。
白木のカウンターに座ると、元気のいい大将が料理を説明してくれました。お鮨だけでなく、焼き魚や刺し身、煮魚の定食(1050円)があります。「きょうの焼き魚はかますがお勧め。ぱさぱさの魚っていうイメージがあるかも知れないけれど、脂がのっているかますはおいしいよ」と力が入っていました。なので、かますを注文。
まず出てきたのが、鮪や小芋などの炊き合わせ、いんげんの胡麻和え、いい色に漬かった茄子の漬物。そして香りのいい味噌汁と、ホタテの炊き込みご飯です。お米は新潟・魚沼産だそうです。ホタテの出汁がご飯の甘みを引き出していました。
これだけでも十分な料理です。しかもなんとホタテの炊き込みご飯はお代わりできます。
大将の銀座物語を聞きながらご飯を食べていると、15分ほどしていいこげ目がついたかますが出てきました。そのおいしそうな姿にびっくり。開いて焼いたかますの皮の上に上質なオリーブオイルのような脂がにじみ出ています。箸をつけるとほっくりと身が崩れ、口に入れるとふかふかしています。うまい!
サービスでカボチャのプリンをいただきました。濃厚だけどしつこくないカボチャの甘さが閉じ込められていました。
おいしい料理を安くいただき、大将の銀座物語も聞かせていただける。一度でファンになってしまうお店でした。
3位
3回
2017/03訪問 2017/05/23
連休のお昼にお邪魔し、こちらでは初めて松花堂弁当(2800円)をいただきました。
いつも焼き魚の美味しさには感動していたので、せっかく時間があるお昼にはランチ生ビール(500円)を飲みながらそのほかの料理も試してみようと思ったのですが、さすがでした。
鰆の西京焼きやぷりっとした歯ごたえがある刺し身、サクッと揚がった天ぷら、ごはんが進むように少し味付けを濃くした椀、キリッとした出汁のアサリの味噌汁など、普段の料理より内容が濃い分、満足度も上昇しました。
初めてお座敷の掘りごたつ式テーブルでいただきましたが、さすがに連休はお客さんがあふれ、このお店には珍しく相席をお願いしたそうです。私たちはその波が引いた午後1時半ごろにお邪魔したので、広い個室を二人だけで使わせていただきました。
お昼においしい焼き魚が食べたくなった時、思い出すお店の中にここが必ず入っています。
この日の焼き魚定食(1300円)はヒラメの西京焼き。身がふっくら厚みがあって、ほくほくに焼き上がっています。西京味噌が濃すぎず薄すぎず、ご飯のお供にもってこいです。
漬けものや副菜のおから、付け合わせのふわふわだし巻き玉子など、メイン以外の料理も上品で、さすが割烹。接客も温かみがあって変な緊張を強いられないのがいい。お気に入りのお店です。
中央通りから2本有楽町側の路地のビル10階にある割烹です。
〈2012年12月再訪〉(更新し忘れてた……2年前ですが)
平日午後1時20分に入店。天気が良かったので、ビル10階のお店のカウンターにも広い窓を通して陽光が届いていました。
頼んだのは焼き魚定食(1200円)。この日は赤魚鯛です。いい出汁が染みた切り干し大根と、一つひとつがよく漬かっているきゅうり、たくあん、白菜の漬物に次いで、焼きたての赤魚鯛と山芋の小鉢、味噌汁が出てきました。
赤魚鯛は3切れもあり、ちょうどいい塩の振り具合。あまりのおいしさにかぶりついて、骨の間の身もかじりとってしまいました。今回もやはり明太子がついています。うれしい!
ご飯の炊き具合が私の大好きな硬め。お代わりしたら2杯目にはうっすらとおこげまでありました。
お腹いっぱいになった後に、イチゴジャムをたらしたかぼちゃのケーキで出てきました。食べようと思えば一口でもいただけそうな大きさなのですが、しっとりした記事でかぼちゃの濃厚な甘さもあるので、かなりの満足感があります。
このランチはすごい。総合評価、料理・味、CPをともに4→4.2に変更します。
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〈2012年6月訪問〉
魚のおいしい和食を食べたくなり、平日の午後1時20分にお邪魔しました。
エレベーターを降りて玄関を入ると、板場に面した清潔で真っ赤なカウンターと真っ白なイスが鮮やかで、高級感漂う内装に一瞬緊張。しかし反対側に並ぶ座敷から楽しく食事している奥様方の話し声が聞こえてきて、リラックスできました。
玉砂利を敷いた中庭の見える窓側のカウンターに座り、焼き魚定食(1200円)をお願いしました。おしぼりからはハーブのいい香りがします。
本日の焼き魚は、まだ成長途中で脂がのっているとされる時鮭です。美しいピンク色で身がふっくらとしています。付け合わせの大根はおろしたて。卵焼きは出汁が上品。皮をとったタラコがたっぷり添えられているのもうれしい。これに魚の切り身とニンジン、キュウリ、大根の千切りの和え物の小鉢と、山芋のすり下ろし、香の物がつきました。
ご飯はタイラガイのみじん切りを炊き込んであり、食感がいい。食事の進み具合を見ながらホール担当の女性や、目の前にいる料理長が「お代わりしてくださいね」と声をかけてくださいます。お代わりしちゃいました。そして、味噌汁はアオサの香りがよく、出汁がきいて、お代わりしたくなりました。残念ながら味噌汁はお代わりできませんが。
最後にはデザートとして、練乳がかかったあずき氷が出ました。蒸し暑くなったこの季節にぴったりです。
これで1200円でいいんですか、と聞きたくなりました。もちろんそんなやぶ蛇はしませんが。こちら、通わせていただきます。
4位
2回
2017/02訪問 2017/02/16
割烹というとちょっと敷居が高くて、お昼といえども予約なしで行っていいのかどうか、なんだか緊張してついつい普段は足が遠のいてしまうのですが、こちらは割烹らしいきりっとした空気をまとっているものの、お昼は気軽に伺うことができるお店です。
ランチは1600円からと少し高いのですが、銀座というより新橋に近い場所で、しかもビルの地下1階にあるので、ひっそりとたたずむ隠れ家的な存在であるために、普段はそんなに混んでいないという、お店にとってはうれしくないことですが、客にはありがたい状況にあります。
もちろん、料理はうまい。ご飯の炊き具合もばっちりだし。赤だしはさすが割烹、出汁がたっています。今回は天ぷら御膳(1600円)をいただきましたが、天ぷらも軽やかにサクッと揚がっています。ご飯が進みので、お代わりしてしまいました。
ランチビールのお供に出してくれたシラスの畳焼きは上品な味わいで、いくらでも食べられそうでした。
外堀通りから1本築地寄りの路地のビル地下1階にある割烹です。
階段の入り口にひっそりとランチの案内が出ているだけなので、すぐ目の前にこないと気付かないかも知れません。隣はワイン酒場プティカイユです。
入り口を入るとカーペットを敷いた床が一段高くなっているので、靴を脱ぐべきなのかどうか一瞬迷いました。そのまま入って良かったのですが、それくらい凛とした雰囲気の漂うお店でした。
平日の午後1時15分に入店。まだまだ遅いランチ客がいる時間帯ですが、10人ほどが座れるカウンターに先客は一人だけでした。2011年4月にオープンして1年たったばかりということと、銀座の端でしかもひっそりした入り口だということもあり、あまり知られていない穴場のようです。
本日の焼き魚定食(1500円)を頼みました。金目鯛の西京焼きです。大きめの身がほっくりと焼き上げられています。添えられただし巻き卵もふわふわで出汁がきいています。新鮮な野菜サラダにじゃこがかけられているのもうれしい。とろろはすでに上品な出汁が加えられていて、半分はそのまま、残りはご飯にかけていただきました。
赤だしは味噌と出汁の強さの割合がちょうどいい。お代わりしたくなりました。香の物も辛すぎない。
配膳の時、和服姿の美しい女性の店長さんが「ご飯のお代わりができますので」とにっこりと案内してくれました。
最後にデザートがつきます。水ようかんと牛乳かん、カボチャかんに銀座でとれた蜂蜜を少し垂らしてあるそうです。蜂蜜はソメイヨシノの蜜を吸った蜂からとったもので、確かにサクラのさわやかな香りがします。水ようかんのさっぱりした甘さと、カボチャの凝縮した甘みが混ざって面白い。デザートにも手抜きなしで、普段のランチにはちょっとお高いですが、しっかりした和食を食べさせていただけるお店でした。
夜は8000円からのコースのほか、アラカルトでもいただけるそうなので、一度おじゃましたいなと思いました。
5位
1回
2012/11訪問 2012/11/14
銀座の端っこに愛すべきお店、本当に1000円でいいんですか?
中央通りから2本有楽町側の路地で、首都高側のビル地下1階にあるイタリア料理屋さんです。
〈2012年11月12日再訪〉
前回はお魚だったので、今回はお肉。ということで、三元豚(1000円)をいただきました。
最初のスープは海老の濃厚な味と香りがし、サラダは果物みたいに甘いプチトマトがアクセントになっていました。
三元豚は柔らかいけれど、嚙むと押し返してくるような弾力があります。マスタードのきいたソースがおいしくて、またしてもパンで最後まできれいにすくいとってしまいました。
食後にアイスコーヒーを飲んで、まったり。やっぱり、夜もお邪魔してみたい! お昼のCPを3.5→4に変更します。写真追加。
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〈2012年10月訪問〉
平日午後1時15分ごろ、魚が食べたいなと思って和食屋さんを探していたら、真鯛のアクアパッツァが1000円でいただけるというランチの案内がビルの入り口にそっと置いてあるのを見つけてお邪魔しました。
壁際にぐるっとクリーム色のソファが設置され、2~4人用のテーブルが6席ほどしかない、こじんまりしたお店です。壁は白。小さくて可愛らしいシャンデリア、白い壁、焦げ茶のテーブルが落ち着いた雰囲気を醸し出しています。
お昼は、1000円でいただけるパスタや魚、肉料理と、2000円のステーキランチがあります。目的の真鯛をお願いしました。
まず出てきたのは、塩気がちょうどよくてワインに合いそうなプロシュートが載ったサラダと、鳥の出汁にひしの実が入った温かなスープです。ひしの実って巷では「がんに効く」とも噂されているようで、忍者が使うまき菱に似た形をしていることから、こんな名前がついたそうです。ナッツのような食感で、濃厚なのに上品なスープのいいアクセントになっていました。
パンは2種類。1種類にはイチジクが混ぜてあるようです。
そして主菜は、ふんわかと仕上がった真鯛にきりっとしたソースがかかっています。付け合わせは白いんげんと、茄子やズッキーニが入ったカポナータ、じゃがいもとチーズを混ぜて焼いたもので、別のお皿に盛られています。真鯛にかかったソースはちょっと強めの塩味がおいしく、パンですくっていただきました。量もたっぷり。
食後に飲み物もつきます。ホットコーヒーを頼みました。豆は日本で多く使われているアラビカ種ではないそうです。香りも味も柔らかくて、私は気に入りました。そしてうれしいことに、栗を練り込んだクリームケーキをサービスにいただきました。ねっとりしていて、しっかり甘さがあるのにくどくない。これ、うまっ。
ホールを担当されていのは、人なつっこい笑顔がステキで、お客さんを簡単に和ませてしまう魅力的な女性でした。料理の説明も丁寧で、入ってすぐお店のファンになってしまいました。
味も量もサービスも満足させていただいて、「本当にこれで1000円でいいんですか?」と聞きたくなりました。銀座の端っこにある、愛すべきお店でした。
6位
1回
2012/09訪問 2012/09/18
中央通りから2本有楽町寄りの路地のビル8階にある割烹です。看板に載っているお店の文字が小さいので、よ~く見ないと分かりません。
洋食屋さんのレストランあづまの隣のビルで、下にはひご家が入っています。カキ専門店のかなわもこの路地の並びにあります。
平日の午後1時15分に入店したら、お客はだれもいませんでした。磨き込まれたカウンターの真ん中に座り、築地鮮魚の刺し身ときまぐれお魚定食(1000円)をお願いしました。
刺し身は鮪の赤身と鯛、いさき、ホタテです。弾力があり、甘みもあります。これに、甘すぎず角のとれた出汁がよく染みこんだ鯖の味噌煮と大根がつき、サラダと卵焼き、赤出汁がきいたわかめの味噌汁と硬さのちょうどいいご飯、よく漬かったきゅうりとセロリのお新香という豪華メニューでした。
料理は丁寧につくられていて、あっという間に平らげてしまいました。鯖はふかふかで、小骨一つなく、おいしかった。
これで1000円とは、とてもお得です。ビルの外側からは店名が分かりにくいので見つけにくく、お客が入っていないのかも知れません。もっと分かりやすければランチの人気店になりそうです。
7位
1回
2012/09訪問 2012/09/27
中央通りから2本有楽町側の路地のビル地下1階にあるフランス料理屋さんです。
りょんこさまとlunchblogさまのレビューで知り、行ってきました。
壁もテーブルクロスもクリーム色で統一された内装は落ち着いていて、大人な感じです。平日午後1時10分ごろにお邪魔したら半分ほどが埋まっていて、大人の女性客ばかりでした。
平日限定のランチA(1260円)を注文。最初に酸味がほどよいドレッシングのかかったサラダと、温かでふかふかなパンがオリーブオイルとバルサミコ酢とともに出てきました。
お店のスタッフは丁寧さとフレンドリーさを兼ね備えた対応をしてくれます。こちらがワイシャツとスーツなので当然お昼休みに訪れた会社員だと分かると、「お水でいいですか」「会社は近いんですか」とにっこり笑って話しかけてくださいました。これだけで印象がとてもよくなります。「パンはお分かりできますので、たくさん食べてくださいね」と付け加えられた時には、もう私のハートに矢が刺さっていました。
メーンはお肉か魚を選べます。私は黒鯛のポワレ、サフランソースをお願いしました。まったりとしたソースとズッキーニやラディッシュの付け合わせが気に入りました。特にふんわりと調理された黒鯛の下に敷かれたリゾットがもっちりしていて、おいしい。
デザートはヨーグルトのソルベと一口大のメロンとキューイ。これにコーヒーがつきます。
料理の説明もしっかりしていて、雰囲気もいい。この質と量で1260円の平日限定ランチはなかなかです。
8位
1回
2012/07訪問 2012/07/18
中央通りから2本有楽町側の路地のビル5階にある和食屋さんです。
ランチは1575円で、お造りや焼き魚、煮魚、天ぷらなどがあります。10人ほどがゆったりと座れるカウンターに落ち着くと、女性スタッフがメニューとともに、おけに入った本日の魚を持ってきて見せてくださいました。本日は、タチウオ、サゴシ(さわらの小さいもの)、メダイの3種類で、「どれも焼き魚でも煮魚でもできます」という説明があり、メダイを焼いてくださいとお願いしました。
最初に大きな器に入ったおぼろ豆腐が出てきます。きめが細かく滑らかな豆腐を別の器に入った出汁につけ、薬味のごまをふりかけて生姜とともにいただきます。ひんやりとした豆腐がのどを通ると蒸し暑さにほてった体が涼やかになります。ごまの香りがいい。
次にとろろそばと、てんぷらが出てきました。そばは荒く挽いてあり、食感がいい。とろろにほんの少しのった梅が味をひきしめてくれます。天ぷらはししとうと白身魚、茄子の3種類。薄くてさくっと揚がった衣の中には、それぞれの食材がまるで息をしているかのように素材の良さをそのまま閉じ込められていました。
豆腐もそばも天ぷらも、それぞれの専門店で食べているかのように、丁寧でおいしい料理でした。
そのあと、いよいよメーンの焼き魚です。メダイは身のしまりの良さが分かるほどこんもりと厚いのに、皮はぱりっと焼け、身はしっとりとしています。大根おろしもたっぷりなのがうれしい。
ご飯の炊き具合もちょうどよく、味噌汁の香りもいい。きれいな女性スタッフが「ご飯はお代わりできます」と教えてくれましたが、1杯目でお腹いっぱいになりました。
おしなべて上質、上品な料理です。少し濃いめの味つけだった漬物は田舎風で、これはこれで好きなので、満足しました。
平日のランチとしてはお値段が高めですが、どちらかというとランチのコースのような内容なので、お得感もあります。
このビルには貴舟もあるので、おいしい和食ランチを食べたい時にはこちらのビルに足が向きそうです。
9位
1回
2012/11訪問 2012/11/16
昭和通り沿いの有楽町側にあるインド料理屋さんです。
ここのチーズクルチャを以前から「食べたい、食べたい」と思っていたんです。しかし同じ銀座でも私の職場とは正反対の端っこ。なかなか来られるチャンスがありませんでした。
で、晴れ渡って気分のいい平日午後1時半、少し時間の余裕もあったので、お邪魔しました。
おぉ~、外観からきれい。なんだかおしゃれなカフェのようです。中は壁やイスが茶色で統一されていて、大人の落ち着きがあります。こんなにおしゃれなインド料理屋さんがあったんですか。
頼んだのは、本日のカレー。激辛、中辛、甘口の3種類から一つ選べます。中辛の豆と茄子のカレーをお願いしました。これにライスとナンがつきますが、100円追加すればナンをチーズクルチャに変更できます。もちろん、変更!
カレーは中辛とはいえ、香辛料のぴりっとした舌触りがあります。とろっとした豆の甘さがひきたちます。このカレー、うまっ。しかも量が多い。ライスはやさしい味。
そしてクルチャ。薄いナン生地の中にたっぷりとつまったチーズがとろっとろになっています。直径12センチほど、厚さが3センチほどあるでしょうか(完全な目分量)。ナポリピザをさらに分厚くしたような形です。なのに、ふかふかの柔らかさ。これ、どれだけでも食べられそうです。幸せ。
これで900円ですか。ありがとうございます。拝みたくなりました。
スキップしかねない喜びようで店を後にしたら、どんどんお腹が膨らんできました。クルチャ、食べ過ぎには要注意です。
10位
1回
2012/08訪問 2012/08/24
外堀通りから3本築地側の路地のビル8階にあるワインバーです。
平日午前11時半の開店時間と同時に伺いましたが、すでに先客がいらっしゃいました。一人客は広いカウンターに案内されます。カウンターは4人座るといっぱいで、私が4人目でした。危ない。
ランチメニューは1種類のみ。55食限定の本日のランチ(1050円)だけです。お店の前にその日のメニューが出ています。
ランチドリンクも豊富で、グラスワインは赤と白だけでなくスパークリングワインも500円です。
最初に出てきたもりもりサラダは名前の通り、たっぷり盛り付けられています。たぶんサニーレタスのほか、ニンジン、紫キャベツ、ゆで卵、トマトが入り、かりっとした歯ざわりの食材が隠し味のように振り掛けられています。ソースは甘酸っぱくて食欲をそそられます。
バゲットはエシャロット風味で、温かくないのですが、もっちりしていてとてもおいしい。
チキンパロティーヌはあっさりしています。写真は一つ食べてしまってから撮りました。
メーンは白身魚のチーズ焼きスープ仕立て。大きくてぷりっとした魚に焼いたチーズと香りの強いほうれん草がのせられています。添えられたマッシュドポテトと一緒に混ぜ、渾然となったスープをいただくとなんともいえません。
デザートはフルーツのグラニテ。果物の酸味が口の中をさっぱりさせてくれます。
これにコーヒーがつきます。
スパークリングワインを頼んだので、あわせて1550円。いいんでしょうか、本当に。銀座の中でもコスパは最高でしょう。しかも味がいい。これは平日ランチランキングの上位に入ります。
平日に銀座でランチをいただくのに適したお店をピックアップしました。
平日なので、高くても1500円台までに限定。いくらおいしくてお得な平日ランチがあっても、予約しないと入れないような割烹は対象外にしました。普通のサラリーマンには予約してランチに伺うなんて無理なので。
改めてリストアップしてみると素敵なお店に出会えた喜びを感じます。惜しむらくはもう一つパンチのある中華に出会えれば良かったなぁ。