レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!
2位
1回
2015/03訪問 2015/04/10
以前、まめぞうさんより「リエーブル」って立ち飲みワインの店を調査して欲しいとコメントをもらった。
私の行動範囲である東中野の店だったので二つ返事でOKしたはずが、二年近く実現出来なかった。
何故ならまめぞうさんはきっとこの店をデートに使うに違いない。
そうなれば私もデートで利用せねば調査した事にならんだろう。
そうデートというシチュエーションが訪れるまで二年も待っていたのだ。情けないことに。
まずは生ビール(600円+税)で乾杯。グラスサイズのビールでこの値段ってのは一人で飲んでる時なら頭にきそうである。
お通し(値段未確認)は山ウドの和え物と桜塩。なんとも春らしい品で心が躍る。
女性と一緒の時は少しづつ色んな物を食べさせておくのが無難なので、前菜4種盛り(1,200円+税)を注文する。
大山鶏を使ったイチジクと菜の花のパテ、京都産のネギの蒸し焼き、甘いデコポンと和えたキャロットラペ、
海老芋とパルメジャン、インカの目覚め。計5品であったが多い分には文句はない。
調理技法はフレンチなのだが、京野菜やらと組み合わせてるところにセンスを感じる。
特に海老芋はなんだか「いぶりがっこ」の用な風味で面白かった。パテの乾燥いちじくは甘すぎたけど。
スッキリした白ワインをボトルでとお願いしたところスペイン産の物が供された。
後で計算すると一本5,000円程度であった。
もっともこれは私よりお金持ちに見える男性だと、出されるワインが違ってくるかもしれない。
メインにしたエゾシカのサルシッチャ(900円+税)はやや脂っぽく感じたが、
付け合せの菊菜への塩加減が絶妙だったのでいいバランスをとっていると思う。
シメの炭水化物にと頼んだ桜マスのニョッキ(1,200円+税)はソースにチーズ等を使ってないので、あっさりとした仕上がり。
おそらくは桜マスの香りを楽しむための配慮であろう。
一階は簡易的なイスがあるだけの立ち飲みも可能な店なので、料理はちゃんとしたフレンチのそれではない。
しかし値段から考えればどれも満足な品であった。
アルコール類の値段がいささか高めなんで、あまり飲まない女性とのデートに最適として、
まめぞうさんへの調査報告の終了としたい。
でも飲まない女性だとシラフだから口説きにくいよね(笑)
3位
2回
2021/12訪問 2022/01/10
年末になると年越しそば、年が明けるとお節料理なんかのレビューが散見されるかと思う。
しかしタイミングよくそういうレビューを上げるためには、
事前にお店に訪問しレビューを下書きしておかねばならない。
私も年越しそばの話をその年の最後のレビューにしてるのだが、
実は2週間程前に訪問した時の内容であり、実際の年越しそばは自宅で食べてたりするのだ。
では本当の年末年始は何処で外食していたのか?
実はこのラーメン屋さんなのである。
年末年始にラーメンとはと思われた方も多いだろうが、それには理由があるのだ。
この店は通常、鶏白湯ラーメンを出しているのだが、
年末の三日間に限り、年末限定年越しラーメンを出している。
これが醤油味のすっきりしたラーメンで、忘年会で二日酔いの体に染み入る様な味なのだ。
おそらくは豚清湯と節系出汁のブレンド。なんなら個人的には何時もの鶏白湯ラーメンより好きな味だ。
なので今年も年内最後の外食はこの店の年越しラーメン(税込500円)の大盛り(税込100円)を食べて終了とした。
本当はハートランド生ビール(税込500円)も飲みたかったのだけど、
まだ大掃除が終わってないからと彼女に言われて我慢した。
では年始もお雑煮代わりにラーメンにしたかというと流石にそういうわけではなく、
この店でテイクアウトした一本チャーシューのハーフサイズ(税込1,650円)を、
我が家のお節に加えたのだ。
ここのチャーシューは豚バラを巻いたタイプ。
事前に相談しておけば、脂の少ない所とかハーフサイズでなんて要望にも応えてくれるのでありがたい。
年末年始なんてのはお店が営業してるかどうかもわからないし、実はレビューでアップしてる店じゃなくて、
こういう馴染みの店でこっそり過ごしてますってお話。
以前は「ひまつぶし」って言うカラオケスナックがあった場所に、このラーメン屋がオープンした。
まだオープンして数日しか経ってなかったせいか、
提供できるラーメンは鶏白湯ラーメン(税込750円)と、特製鶏白湯ラーメン(税込880円)の二種類のみであった。
普通の鶏白湯と特製の違いはトッピングだけなのだが、
たった130円アップするだけで煮玉子、チャーシュx2枚、海苔x2枚が追加される。
煮玉子を追加するだけで100円取られる店も多いので、ここは特製鶏白湯を頼むのがお得というものだ。
ビールも二種類でランチビール(税込300円)と生ビール(税込580円)。
こちらは損得を考慮したわけではなく、単に沢山飲みたかったから生ビールにした。
先に出されたハートランドビールを飲みながらラーメンの完成を待つ。
スープは鶏白湯と書いてあったが、最近よくみかける濃厚タイプのそれではない。
おそら鶏出汁以外に和風系の魚出汁も入っているのではなかろうか。スッキリした感じがする。
麺は中くらいの太さのストレート麺。やや柔らかめに茹でてあったのは、スープの持ち上げを考慮したためだろう。
青ネギといい、煮玉子の味が濃すぎないことといい、
全てこのスープをベースにバランスを考えて構成されているように思う。
ガツンとしたインパクトこそないが、かなり緻密に計算されたラーメンという印象であった。
開店記念のポケット版人生ゲームを貰って帰路につく。
ちなみにこちらのご主人は近所の人気店である麺彩房の店長さんだった人だ。
こういう有名ラーメン店の従業員が独立するってのはよくある話だ。
しかしこのご主人はラーメン屋の「麺彩房」で修行する前は、
某薬局の店長さんだったという変わった経歴の持ち主なのだ。
これは人生ゲームでも、なかなか起こらない転職パターンではなかろうか。
4位
1回
2015/04訪問 2015/04/17
美味しい店だとは聞いていたが、予約が取り難いことから訪問出来ずにいた。
そんな時、友人から一通のメール。「この店は煉蔵さんのレビューが無かったから予約しといたよ。一緒に行こう」
うむ、持つべきものは美女の友人である。
当日、どう見ても一般住宅のこの店のドアを開け、友人の名を告げるも店員さんは困り顔。
店内にも我ら3人が座れるような空きはない。もしかして予約ミスか。私は何のために自宅から40分も歩いてきたのだ。
しばらく後、カウンター席に一人でいた常連さんが厨房脇の調理補助スペースに移ってくれたので、
我々は3人でカウンター席を専有することができた。この場を借りてこの時の常連さんに感謝である。
志賀高原の地ビール(700円)で乾杯。食べ物はお店のお任せである。
最初はほうれん草のお浸し。これには特筆すべきものはなかった。
次にオニオンスープが出されて、さらに鶏団子とゴボウの椀物と続いた。
どちらも丁寧に作った物であったが、汁物ニ連発ってどうなのよと思う。
お次の蕎麦がきは水分多目のしっとりとした仕上がり。
細かく挽いた物と荒く挽いた物の二種類の蕎麦粉を混ぜてあるので、なめらかさと風味を両立している。
さすがである。当然ここで飲み物を日本酒にチェンジ。
白味噌をベースにした焼き味噌の登場で、杯を傾けるピッチが早まった。
真打の蕎麦は、細切り、平打ち、太打ちの三種類。それぞれが違う産地の蕎麦粉を使ったもので順番に提供された。
私は今まで蕎麦通の人達が、最初は汁を使わずに塩で食べることを否定していた。
確かにその方が蕎麦自体の味はわかるだろう。しかし私は味見をしに蕎麦屋に行くのではないのだ。
汁につけた方が美味しいなら、最初からそうすべきだと思っていたのだ。
しかしこの店の平打ちや太打ちに関しては、汁を使わずに塩やワサビで食べた方が美味いのだから驚いた。
汁を使わず、しっかりとかみしめて蕎麦本来の香りと味を楽しんでもらいたい。
もちろん蕎麦の味が濃くなるのにあわせて、日本酒も変えて欲しい。
そんなリクエストにも十分答えられる店だから。
蕎麦をつまみに日本酒も堪能した二時間であった。
それにしても入店できて本当に良かった。
もしこれが予約ミスのまま入れなかったら、美女の友人ではなくデブの友人という名称で記述することとなり、
私は数少ない友人を失うことになったのだから。
5位
1回
2015/03訪問 2015/03/17
モツ焼き屋やら焼肉屋が建ち並ぶ中野北口五番街。
私が「肉肉ロード」と名付けたのに、それに反して魚系の和食店がオープンしてしまった。
勝手にそういうことをされると困るななどと思いつつ、階段を上がり二階にあるこの店へと訪問した。
ご主人と青年の二人体制で営まれていて、居酒屋というよりは割烹に近い雰囲気だ。
本日の刺身定食(税込1,290円)と中瓶ビール(税込540円)をお願いした。
するとビールと一緒に梅水晶が出されるではないか。
定食につく小鉢を先に出してくれたのかと思ったが、梅水晶はいわゆる酒のアテでありご飯のお供ではない。
これが定食の小鉢とは考えづらいなと思って飲んでいたら、どうもお通し(税込216円)ってことらしい。
この店ではご飯の客にはお通しナシ、飲む客にはお通しアリってシステムらしいのだが、
どうも若い店員さんは定食を頼んだ私にも間違えてお通しを出したらしいのだ。
梅水晶が美味しかったから許すけど、次から注意してもらいたい。
定食の刺身は赤身、中トロ、白身魚が三種類と貝。ある程度熟成させた感じで歯ごたえよりも旨みを優先してるようだ。
さらに小鉢の明太子、温泉玉子までついているので、値段から考えれば十分な質の定食だと思う。
刺身をつまみにビールを飲みきって、明太子でご飯を食べ終わろうかというタイミングで、
忘れてましたと香の物(写真4枚目)が出された。
うーん、美味しい漬物だっただけに、ご飯が残り少ないのが恨めしい。
まだ若い店員さんだったし、オープンしたばかりの店なので不問とするが、
今後はお通しや漬物と軽んじず注意し欲しいと思いつつ店を出た。
帰り際にふと店外のメニューに目をやると、
定食類は同じ値段で、ご飯、味噌汁、温泉玉子を無しにして、代わりに生ビールに変更できると書いてあるではないか。
こっちの方がずっと私の希望に沿ったものである。
注意が足りないのは私も同じだった。
6位
1回
2015/05訪問 2015/05/21
なにやらチャーシューがウリの二郎インスパイアな店らしい。
それではチャーシューで一杯やって、ラーメンで〆るかと訪問した。
つまみに選んだのは熟成厚切りチャーシュー/100g(税込150円)。
もっとグラム数の多い物もあったのだが、初めてなので最小量で様子見だ。
飲み物は発泡酒(税込390円)。生ビール(税込490円)より100円安いのが選んだ理由である。
〆は角ふじらーめん(税込660円)を中盛/200g(無料)で。背脂は50ccのちょいコテを指定した。
早速、チャーシューをアテに飲みだそうと思ったが、肝心のチャーシューがなかなか出てこない。
それもそのはずで、この店では注文が入ったタイミングで熟成ハムのような塊から必要分だけを切り出す。
それをグリルパンでじっくり焼いた後に、少し味を落ちつかせ最後にタレをかけて提供してるのだ。
待っただけあって、このチャーシューがとても美味い。甘辛いタレといい厚切りのローストポークに近い味わいだ。
添えてあるマヨネーズやワサビ、さらには卓上の一味や胡椒で味も変えられるし、
これは150円のつまみと考えると最強レベルでなないだろうか。
私はこれが近所の立ち飲み屋で300円で提供されていたとしても、賞賛のレビューを書くと思う。
ラーメンの方はスープが甘めの二郎インスパイア。
野菜マシが別料金(50円追加)なので、標準状態で食べたのだが、
二郎系を食べるぜって思っていくといささか物足りないと思う。
この際、凡庸なラーメンには見切りをつけて、
このチャーシューが食べられる立ち飲み居酒屋に業態変更してはどうだろうか。
つまみがチャーシューだけだと飽きるので、ラーメンの上にのっていた醤油漬けのニンニクとモヤシを使って、
「スタミナもやし」っていうメニューも出しちゃおう。こっちは100円だな。
そうなれば私は☆4以上のレビューを書くし、近隣の酔っ払い達はこぞって詰め掛けると思う。
ただしお店が儲かるかどうかは保障できない。
だってあのチャーシューを100g/150円で販売して、儲けが出てるとは思えないから。
7位
1回
2015/09訪問 2015/09/25
どの駅からもそれなりの距離があり、古びた外観からはあまり良い印象は受けない焼肉店。
しかし、この店はあのベリーガガさんが以前に逢引きで使っているのだ。
これは何か利用するだけの秘密があるに違いない。
その辺りを調査するにはなるべく同じ条件がよかろうと、女性を伴って訪問してみる事にした。
まずは中瓶ビール(税込500円)とナムル(税込400円)を注文。
するとサービスとして韓国海苔がだされた。ここまではガガさんのレビューと同じである。
この後、ガガさんは上タン塩(税込1,850円)、上カルビ(税込1,550円)といくのだが、
私はケチなのでレバー(税込600円)とロース(税込850円)をお願いした。
肉は注文後にご主人が包丁を入れて、提供直前にタレと調味料をもみこんで提供するスタイル。
かなり小さめにカットしてあるので、酒のつまみにするのにはピッタリだ。
ガガさんのお連れさんは、お酒が好きな方なのかもしれない。
使われていたタレはやや甘めで、これが特に牛レバーとマッチしていたので、
内臓系を攻めてみるかと豚ホルモン(税込600円)を追加。
ビールをお替りしつつキムチ盛り合わせ(税込400円)もお願いする。
豚ホルモンはシロの部分で、きっちり脂を落とした昔風のスタイル。
こてっちゃんに近い感じだが、この値段なら十分な味と量だと思う。
シメの一品もガガさんを真似てカルビクッパ(税込750円)にしてみる。
何も言わずとも取り皿を二つ付けてくれるとこなどは、さすがガガさんが使うお店だ。
かしこまって行くタイプの店ではないけれど、ちょっと肉が食いたいよねって時に利用するには、
かなりの良店であり、また来て見たいと思わされる店であった。
しかし、あのガガさんが逢引きに使ったとなると、もっと何か特別な秘密があるはずだ。
それは4枚目の店内写真に隠されている気がする。
皆さんはこの写真に違和感を感じないだろうか。
普通、焼肉屋のテーブルの写真であれば、中央にコンロがあるものだ。
後から七輪をもってくる店だとしても、少なくとも焼肉用のタレや箸立てくらいはあるはずだ。
だがこの店にはその一切がない。あるのはテーブルと椅子のみだ。
この、前の客の利用した痕跡を一切残さない片付け方式には、証拠隠滅の意図があると見るのだ。
ベリーガガさんはばれるとまずい、お忍びでの利用だったに違いない。
8位
1回
2015/04訪問 2015/05/15
餃子とビール。泣く子も黙る無敵の組み合わせだが、唯一苦手なシチュエーションがある。
そう、口臭が気になるデートの時だ。
さらに餃子の美味い店ってのは床が油っぽい中華屋だったりして、女性に不評な事も多い。
そんな不満を一気に解消するのがこちらのお店。
内装はすっきりしてるしBGMはジャズだ。しかも餃子にニンニクを使っていない。
なので私も早速デートに利用である。
まずは中瓶ビール(税込550円)で乾杯。
料理は焼き餃子(税込380円)、水餃子(税込380円)、自家製ピクルス盛り合わせ(500円くらい)をお願いした。
先に出されたピクルスの中では、枝豆が一番気にいった。
うずらの玉子も美味しかったらしいが、こういう一個しかない物は女性に譲るのが紳士の嗜みなので、
私は味について言及できない。
焼き餃子は肉が中心。独特の香辛料のせいか、なんだか羊肉の餃子のような味わいだ。
お店お薦めの酢+胡椒で食べるとさっぱりしていて結構いける。
過去にぽぱいさんからこの酢胡椒で餃子を食べろと薦められて、
その度に普通に醤油+酢+ラー油の方が美味いと否定してきたが、
どうやらそれはキャベツや白菜の多い餃子で試したからのようだ。
この店のような肉っぽい餃子なら酢胡椒で食べるのもアリだと思う。ぽぱいさん今まで疑ってゴメンね。
水餃子は焼き餃子と同じタイプで薄めの皮で包んである。私は水餃子ならもう少し皮が厚くてモチっとしたものが好みだ。
だが彼女はこの程度のつるっとした食感の水餃子が好きと言う。
それならワンタンを食べればいいのにというと、ワンタンでは肉が少ないので嫌だとの事であった。
女心とは難しいなと思ったが、これは単なる食の好みで女心とは関係なかった。
別皿で刻んだニンニクも提供されるが、
デート中なのでこの後の展開を考え水餃子は酢醤油のみで食べた。少しラー油を足したほうがより美味しいと思う。
食後に温かいペパーミント茶が出されるのも女性には好評であろう。
完璧な餃子デートだったなと思いつつ、ピクルスの皿に何か一つ残っていたので口にした。
口の中でカリっという音がしたと思ったら、私を見る彼女の表情が曇る。
何故ならそれはニンニクのピクルスだったからだ。
9位
2回
2023/04訪問 2023/08/18
この所、2回に一回はラーメンのレビューをアップしている。
まるでラーメンが大好きになったみただがそうではなく、中野エリアに次々とラーメン店がオープンしてるので、
中野区専属レビュアーの私としては致し方ない状況なのだ。
そんな訳で今回もラーメンのレビューだ。
ただ今回は純粋な新規オープンはなくリニューアルオープンなので、以前の店と比較しながら話を進めたい。
<ビールについて>
現在は小瓶ビール(税込480円)なのでいささか割高。
だが以前も300ml程度の生ビールが税込450円だったので、あんまり変わってないとも言える。
<ラーメンについて>
ラーメン(税込850円)は大幅にモデルチェンジしている。
以前は豚清湯ベースで塩、醤油、味噌の三種類があったが、現在は豚骨ベースの一種類のみ。
豚骨にしてはマイルドだったので、鶏白湯もブレンドしてるかもしれない。
麺も以前の物よりかなり細い。これはスープが豚骨だからそれに寄せたのだろうか。
唯一、以前と変わらないのは薄切りチャーシューが沢山入ってる所だけであった。
さてこの様にお店自体は明確にリニューアルしたのだが、食べログの中では混沌を極めている。
何故なら食べログでは「リニューアル」のマークがついたりせず、新旧の店舗がそのまま残っているからだ。
更に旧店舗の店名は「玉 バラそば屋 中野店」。
新店舗の店名は「[a:13283626,バラそば屋 中野本店]」と酷似しているのだ。
もちろん住所も電話番号も同じなので、こんなのは中野マニアである私くらいしか区別出来ないと思うのだ。
案の定、旧店舗のサイトの方にリニューアル後の新店舗で提供されている
豚骨ラーメンの写真が複数アップされている。
なのでこのまま行くと写真も両店舗で同じ様なものばかり掲載され、
さらに食べログ内ではどっちがどっちだかわからなくなるのであった。
※このレビューをアップしてから4ヶ月後、2つの店舗ページは統合されたのでこの話はなかった事にして下さいw
ラーメン屋とキャバクラがひしめく中野駅北口ふれあいロードに、また新たなラーメン屋がオープンした。
なんでも「バラそば」なる聞きなれない品を提供してるらしい。
本日の私の注文は醤油バラそば(税込780円)。
どうやら基本は塩味のバラそば(税込780円)らしいのだが、醤油味が食べたい気分だったのだ。
さらに塩味玉(税込120円)を追加。これは味玉が食べたい気分だったわけではなく、
開店記念のチラシを持参で無料になったからだ。
しばしの間、生ビール(税込450円)を飲みながらラーメンの完成を待つ。
まずはスープを一口。
ドロドロ系のトンコツではないが、しっかりとしたトンコツ出汁がベースになっている。
濃いっていうよりも、コクが深いって感じだろうか。
あわせる醤油ダレも、それに負けじと甘さの強いくっきりしたものだ。
このスープだと味変は、おろしニンニクや七味を追加するのがいいと思う。
麺は中細の平打ち。ツルツルとしたのど越しだが、スープとの絡みも悪くない。
トッピングは薄くスライスされたバラ肉と青ネギ。
私は薄いチャーシューをスープに浸して食べるのが好きなので、このバラ肉は歓迎するところだ。
780円という値段にしてはいささかボリューム不足な気もするが、
この辺りには無かったタイプのラーメンなので、私としてはありがたいなと思った。
家系や鶏白湯や煮干のラーメンは、もう十分にあるのだから。
それにしてもオープンから一週間しか経ってない8/25の時点で、
既にレビューが11件。☆3.59の評価で、約50店舗ある中野駅周辺500mのラーメン店の中で堂々の2位である。
有名店の中華そば 青葉 中野本店が3位なので、そのすごさがわかってもらえると思う。
今回はたまたま良い評価だったから、これはこれでいいんだろうけど、
逆もあると考えると怖いものがある。
ラーメン屋をオープンしたら、まだオペレーションに慣れてない最初の一週間の間に
酷評レビューが沢山ついて、もう評判を挽回できないような状態になるってことも考えられるじゃないか。
こえーよなぁ、ラーメン屋って商売。
何かと世話になってる人のお祝いなので、食べログで評価の高いこの店を予約してみた。
土曜日の夜はコース/一人前(7,500円+税)のみの提供だ。
まずはハートランドビール(500円+税)から始めようとすると、
大将は「あー、ビールは昼に全部飲まれちゃった。買ってくるからちょっと待ってて」と言い放ち店を出る。
ちなみにこの店は大将が一人でやってる店なんで、我々は留守番状態だ。
スタートはマコガレの刺身。程よい熟成加減なんで塩で食べるのがお薦めだ。
お次はマコガレの肝和え。たまらず日本酒/喜久酔(500円+税)に切り替える
アイナメのお椀は魚と汁を別々に出す方式。
ぎりぎりの薄さの塩加減なので、少し臭みも感じるがアイナメの野性味も味わえる。
アサリと玉ねぎの蒸し物は、アサリよりも旨みをを吸った玉ねぎが美味い。
すっぽんの天ぷらは下湯でした足の部分を揚げた物。すっぽんは鍋にして出汁を味わったほうがいいと思うが、
肉の旨みを味わいたいならこの調理方もアリだと思う。
メインは炭火でじっくり焼いた金目鯛のかぶと焼き。
パリパリの皮の部分は、まるで桜海老のせんべいのような味がする。
よく考えれば金目鯛は桜海老を食ってるんだから、これが本来の味なんだろう。
最後は塩むすびと赤だしでフィニッシュ。
自らを飯炊き職人と自称する大将の品だけあって、シンプルな塩結びが心にしみた。
ここまでのコースで提供時間はたっぷり三時間半。
昨今の出汁をふんだんに使った日本料理ではなく、味付けを限界まで抑えた古典的日本料理が楽しめるお店だ。
ただし話好きの大将は、「すっぽんの天ぷらって初めて食べました。よくある調理方なんですか?」と尋ねると、
「知らねぇ。だって他の店に食べに行かないもん」って答える人なんで、
そういう接客がダメな人は利用しない方が無難だと思う。
だって店の顔とも言える看板にガムテープを貼って、
その上から泥酔割烹なんてマジックで書く大将なんだから。