レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!
1位
1回
2012/04訪問 2015/03/27
再訪。間違いなくマイベストレストラン。シェフに心から敬意を表したいです。
再訪。今回はランチタイムの訪問です。
感動しました。4200円なのが申し訳ない素晴らしい料理でした。
4200円なのに、アミューズ、前菜、メイン二皿、デザート、コーヒー、プチデザートで構成されてます。夜はお任せですが、昼はプリフィクスでチョイスなので、好き嫌いの激しい人は昼がおすすめです。
前菜のフォアグラとメレンゲのコントラストは定番です。フォアグラが本当に美味しい。メレンゲとの相性は感動です。
前菜のタケノコとアワビのソースも驚きのおいしさ。タケノコ自体のおいしさを感じます。
メイン一皿目は和牛のざぶとん。和牛は実に上質の肉でした。これ一皿で4200円以上の価値あるのではないか?
メインの二皿は一つのストーリーになってます。ざぶとんを頼むと、自動的にメイン二皿目は和牛のタルタルになります。
タルタルはかすかに火が入っていてチーズが入っています。
メインの鯛も抜群。二皿目の鯛のカルパッチョとキャビアは鯛のおいしさを最大に引き出した一品でした。カルパッチョに添えられたトマトはフルーツトマトでめちゃくちゃ美味しい。すべてが完璧。
チョコレートオムレツも感動レベル。料理の説明もユーモアがあっていいですね。
金時芋のガレットは上品なおいしさ。
本当にフレンチを愛する人だけに来て欲しい。点数が高いがゆえにミーハーな人には来て欲しくない。
食べ終わるとシェフが見送ってくれますが、シェフには本当に頭が下がります。これ4200円はあり得ないと思うんです。
心からありがとうございました。今までかなりの数のフレンチを東京でもパリでも食べてますが、間違いなくマイベストです。
前回のディナーも素晴らしかったです。長くなるので、前回のレビューは削除しました。
2位
1回
2015/12訪問 2017/11/18
飯田橋の虎白。東京で素晴らしい和食は多くありますが、私は何度も訪れている大好きな店です。
15000円、18000円コースもありますが、私は毎回13000円のコースをお願いしています。
まずは、ハマグリと牡蠣のお吸い物。貝の旨味溢れたスープに圧倒されました。この瞬間に店の高い実力がわかります。
すっぽんの春巻。もちろん揚げたて。入っているタケノコの食感がいいですね。
甘エビのトリュフとミルクソース。とても不思議な組み合わせですが、実に甘エビのおいしさを引き出してます。虎白はトリュフをよく使うのが特徴です。
松葉カニの餡かけ。カニおいしい。日本料理らしい作品。
フグの唐揚げごはんは最後に出てきました。淡白なふぐを揚げています。高いコースだと、トリュフごはんになります。
春に訪問したときは、筍ご飯でした。シンプルだけど、この筍ご飯は感動するおいしさでした。
この他に、新鮮な刺身や和牛や食後のデザートなど。大満足できる内容です。
日本料理の直球料理と変化球料理を上手に組み合わせていると思います。変化球も基本は抑えてありますので、今までハズレはありませんでした。
ラボンバンスと比較されますが、照明を落として西麻布らしくオシャレなラボンバンスと違い、ホテルの和食レストランのような雰囲気です。
カウンター席は人気で、なかなか予約できません。
唯一の欠点は飲み物の種類が少ないことでしょうか。個人的にはもう少し、ワインが充実していればいいのですが。私はこの店では、ビールが梅酒です。
夜は二回転できるので、特に土曜日の早い時間帯なら直前でも予約がとれると思います。
間違いないお店です。
3位
1回
2012/12訪問 2012/12/02
極上の鎌倉山のローストビーフ。「ローストビーフ」を超越しています。最高のロケーション。サービスも秀逸。唯一の欠点はアクセスのみ。
鎌倉山って地名があるって知りませんでした。
ローストビーフで有名な鎌倉山本店を初訪問。感激しました。
今まで数多くのローストビーフを食べてきました。ロンドンでも老舗を訪問したことがあります。でも、このローストビーフは、あまりにも違うんです。
ランチは6300円から。6300円のコースでは、オードブル、和牛ローストビーフ、パン、サラダ、デザート、コーヒーで構成されています。
アンティークな雰囲気。二人で訪問したのですが、大衆食堂なら10人は座れるような大きなテーブルを用意してくれます。庭園もきれいです。
オードブルは、エビのカクテル、スモークサーモン、鯛のお刺身です。箸がついてきて、和洋折衷。まずは序曲っていったところです。
和牛ローストビーフ。めちゃくちゃおいしいではないですか。
本当に上質な和牛です。脂が上質で全く臭くない。マグロの大トロをイメージすると近いかもしれません。コンソメスープをかけていただきます。コンソメとは意外ですが、野菜の旨みが微かに加わり、なんとも言えないおいしさ。目の前で牛肉を切ってもらうパフォーマンスも素敵です。
最初は「えっ、これだけ」と思ったのですが、この量で充分ですね。
思い出に残るローストビーフでした。
パンはフランスパンでオリーブオイルとともに提供されます。オリーブオイルが、とても上質なものでびっくりしました。(お土産で売っていたのですが、1ビンで1万円弱で売っていました。)
バゲットはメインを邪魔しないさっぱりした感じです。見た目よりもずっとおいしい。
デザートは多くのものから2つ自由に選ぶことができます。私はチーズが好きなので、ミモレットチーズとショートケーキをお願いしました。
マンゴーとかフルーツの選択もできます。洋酒の効いたザッハトルテもとてもおいしかったです。
コーヒーはポットサービス。
唯一の難点はアクセスでしょうか。HPには鎌倉駅からタクシーで20分と書いてあります。最寄駅は湘南モノレールの西鎌倉駅なのですが、20分以上上り坂を使うことになります。実際に歩いてみたのですが、スマホがないと着くのは不可能だと思います。鎌倉山というバス停があり鎌倉駅からバスで行くこともできるのですが、鎌倉山のバス停からも10分ほど坂を上がることになります。
本当にお屋敷街で、お金持ちの大邸宅の中を抜けながら、お店に到着しました。
銀座にもお店があるのですが、鎌倉山のローストビーフを食べるなら、本店を訪れることを是非お勧めします。
4位
1回
2012/12訪問 2012/12/18
再訪。フランス語でごちそうという名前のお店。しっかり和食の基本をおさえた変化球和食。伝統和食を求める方には勧められませんが、食を楽しみたい人には最高だと思います。
再訪。場所は西麻布のバス停から渋谷方向に数分歩いたところにあります。
階段を下りていくと、西麻布といった感じのおしゃれな雰囲気です。サービスも丁寧で食事を楽しむ空間として優れています。
コースは10500円のみ。一種類しかないので、苦手な食材を予約のときにしっかり伝えることが重要です。メニューは毎月変わります。
今月のメニュー。なお、メニュー名はお店によるものです。
2013も温かい一年になりますように。
最初のお吸い物。金目鯛の骨などな出汁がよくでてます。飛龍頭の旨さ+九条ネギの甘さがまた素晴らしい。
Au逢いたい カワハギキャビアーンキモトリュフ。
カワハギの寿司、フグ、牛ロースとあん肝、炙った鯛、金目鯛。どれも工夫がしてあります。この店の二皿目はいつも印象に残ります。
三冠王
フォアグラ、トリュフ、フカヒレが和風にアレンジされてます。香りも味も素晴らしい。今回、一番好きでした。
ウチコトソトコトB-フン
カニの内子と外子をふんだんに使ったビーフン。白いご飯ではなく、あえてビーフンを使うのがこの店らしい。海苔がよいアクセントになってます。
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すき焼きと揚げ海老いもと読みます。笑。新潟の牛肉を使っているそうです。和牛と旨さと揚げることで旨さを増した海老芋のコラボ。
たら〜↑
鱈の唐揚げと読みます。揚げた鱈の鍋です。白子がたっぷり。
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冬の野菜と読みます。おでん、お浸し、ゴマ和えの根菜。
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フグの雑炊。冬の美味。カラスミの塩気がよいアクセントに。いいカラスミ使ってますね。お代わり自由みたい。
デザートは+800円で白いコーヒー&黒胡麻シャーベット、みかんムース、コーヒー。お腹いっぱいなので、コーヒー飲みをお願いしました。コーヒーがおいしく感激。
会計を済ますと、お店からのサービスでヨーグルト酒が楽しめます。前回の濃厚な物ではなく、ポンカン入りのヨーグルト酒でした。
とにかく、楽しいディナーになりました。変化球和食なので10人に2人位の方は拒否反応があるかもしれません。私にとっては、ごちそうでした。
お店の方がとてもよい感じで、ちょっとよいディナーを食べたいときにオススメ。
お客さんは西麻布らしく、比較的若い方が多数です。いかにも勝ち組っぽい若い方々が多いように見えました。
アルコールも充実しています。私はスパークリング日本酒500mlをお願いしましたが、実にみなさん豪快にお酒を楽しんでいました。
全部で二時間半くらいかかりました。
以下は前回のレビューの一部です。
どれも和食をちょっとアレンジしてあって、上級者向きです。純粋な懐石料理を求めるなら向かないと思います。(お刺身とかないし)
個人的には、前菜の「うにと牛肉のお寿司」がおいしかった。この組み合わせはすごいと思います。
店内は大きな長テーブルがあるのですが、お店の雰囲気はその日の客によって大きく変わるかもしれません。
安くはないですが、高くもないので、日常的に使える店だと思います。サービスもいいです。
5位
1回
2012/04訪問 2015/08/11
外食が楽しいと思える瞬間。穴子の利休造りは食べる価値が絶対にあります。
現在、ランチの営業はしていません。よってこのレビューは参考にならないのですが、このお店のレベルの高さを示すものとして読んで頂ければと思います。
このお店、最近は訪問していませんが、夜も実にレベルが高く、赤坂地区の和食ではNo. 1だと思っています。
ランチの予約は1145から、もしくは1300からの受付のみです。
店のある建物の前はランチタイムによく通り過ぎるのですが、今回が初訪問になりました。
雑居ビルの四階にあります。建物のほとんどが夜のお店:会員制?クラブ。
店は小さいですが、清潔感いっぱいのお店です。サービスもとてもいいですね。荷物にそっと布をかけてくれました。
穴子利休造りは生の穴子をゴマ味噌ダレであえたものです。穴子はこりっとしています。抜群においしいです。今日の穴子は対馬産だと教えてくれました。
わさびは目の前でおろしてくれます。
しかも、お米も本当においしい。
穴子と炊きたてご飯ですよ。
ご飯が止まりません。しばらくすると、出汁茶が出てきます。実に上品な出汁です。たっぷりご飯に出汁をかけると、またまたご飯が止まりません。
こんな体験ができて1200円とは驚きです。穴子は焼き穴子がおいしいという固定観念が崩れて行きました。(実は、一週間前に、広島宮島うえので焼き穴子を食べたんです)
これこそ、外食の醍醐味だと思いました。大大満足。
どんこと厚揚の煮物、卯の花もおいしく非常に満足度の高いお店です。
6位
2回
2018/03訪問 2018/05/02
このお店のパイ包み料理は行く価値があります。お得な女性専用メニューがあるので店内は女性ばかり。料理はおいしいのにサービスがもったいない。
溜池山王にあるフレンチのお店です。「かえりやま」はシェフのお名前。帰山氏のパイ包みの料理を久しぶりに食べましたが、このお店は「パイ包み」を食べるためだけに訪問する価値があります。
赤坂地区のフレンチでは私は「コムアラメゾン」を推しますが、「コムアラメゾン」はメニューも雰囲気もビストロ。「かえりやま」はフレンチのお店で雰囲気も落ち着いていて、このお店ならデートにも使えそう。ただし、サービスに関しては悪くはないのですが、若干改善の余地があるように思います。しかも、サービス料を10%取るのは不満。確かにホールの方は丁寧な言葉遣いですが、もっとちゃんと料理の説明をしなくちゃ料理人がかわいそう。
このお店、夜はレディースコース(3900円)があるのが特徴。名前の通り女性限定のコースで、チョイスは若干減りますが、それでもパイ包みをメインに選択が可能で、これはお得。
実際、私が訪問した日もお客さんは女性ばかり。ちょっと不公平じゃないの??
5300円(税別)のコース
鴨のリエット+アミューズ+前菜+メイン+デザート+プチフール+カフェのコース。
前菜は7種類、メインは6種類、デザートは7種類から選択が可能。プラス料金の料理はメインに若干ありますが(私が訪問した日はメインの2つの料理のみがプラス料金でした)、お店の名物のパイ包み料理はプラス料金ではありません。
2人で訪問したので、それぞれ2つの料理の説明となります。
鴨のリエット
アミューズブッシュ
オードブル
玉ねぎのタルト、フォアグラのポワレ添え
このお店自慢のパイが使われていて、サラダ仕立てのオードブルです。玉ねぎの甘さやフォアグラの旨さが上手にマッチしています。
スモークサーモンとマグロのタルタル仕立て
白ワインに合う前菜。洋風の刺身といった感じでしょうか。といっても、ハーブなどが上手に使われています。
メイン
真鯛のパイ包み焼き
これはめちゃくちゃ美味しい。実はこのお店を訪問するのは久しぶりなんですが、バターのたっぷりきいたパイが真鯛のおいしさを上手に閉じ込めています。
フランス産仔羊モモ肉のオーブン焼(700円プラス)
仔羊の火入れやソースが非常に良く、羊好きの私としては満足。ただし、フィンガーボールが出てこなかったのはなぜ?フィンガーボールがなくても私は最後は手で行きましたが。(笑)
デザート
温かいりんごのタルト
これもパイ系を選択。ただしく美味しいフランスのデザート。
黒ゴマのブランマンジェ
お店の表記は「ブラマンジェ」でした。今回、これが一番普通だったかも。
フチフール
コーヒー(エスプレッソも選択可能。普段はエスプレッソ派なのですが、今回はプチフールがあるので量が欲しくてコーヒーを選択しました)
食後は帰山氏の丁寧な見送りで、満足して退店。
[注]このお店のランチは2200円に値上がり。400円のアップですが、ケチな私には2000円超えのランチはハードルが相当に高くなりました。以下のレビューは1800円時代のものですので、ご注意ください。
2014.5.13に移転。以前の場所から徒歩一分ほどの場所ですが、クリーム色を基調としたお店になり、以前に比べて落ち着いた空間になりました。食べログ情報を変更しようとしたら、食べログ会員の店なので変更できないようです。
新しい住所は
港区赤坂2-12-11シャルマン赤坂101です。
電話番号は 03-3583-5610で以前と一緒です。
4月から消費税が上がり、移転して雰囲気がずっとよくなったのですが、1800円のランチは値上がりしていませんでした。
ただ、たまたまかもしれませんが、メインから和牛がなくなるなど、若干、CPが悪くなったかもしれません。
それでも、円安などで材料費が高騰しているのに、値段据え置きは立派。企業努力を感じます。
お店の名物「マダイのパイ包み焼き」は健在で、1800円ランチで選択可能で、しかも追加料金が不要です。街中の標準的なフレンチの相場を考えれば、本当にお得。
世の中には、マスコミを上手に利用して、安く見せることがお得意なレストランは多いですが、この店の価格設定は本当に良心的だと思う。サービスも相当によいので、デートにもお勧め。年上の方をもてなすのにも向いています。
この店のランチの基本は、前菜に豚肉のジュレ寄せ、主菜にパイ包みですね。
今回はいつもと違うものを食べてみたくなり、前菜にマグロとキノコのサラダ仕立て、主菜にハチノスのトマト煮込みを選択。要するにトリッパです。デセールには濃厚キャラメルプリンとバニラアイスを選択。
トリッパはクリーミーなトマトソースで柔らかく煮込まれたハチノスが美味。トリッパはフランス語ではトリップと言い、ビストロ料理の典型ですが、内臓肉が好きな私は大好きなメニュー。
相変わらずコーヒーが弱いのが欠点ですが、移転して雰囲気がよくなったお店の今後が楽しみです。今回、初めてシェフの帰山氏が全く客席に顔を出さなかったのですが、忙しかったのかな。
以下は前回のレビューです。
私は1000円台でここまで満足できる店を他に知りません。帰山シェフに私は心から敬意を払いたいです。赤坂ランチの一番はこの店です。
フレンチが好きな人ならパイ包みの魅力はわかってくれると思います。フレンチの皿の傑作。料理をパイで包む。ナイフを入れた瞬間に中から香りが溢れてくる。このレストランでは1800円で素晴らしいパイ包みを堪能できます。
ムニュAを選択。
オードブル
根菜と魚介のサラダ仕立て
ホタテ、ホッキ貝などの魚介類と根菜が美しくサラダになっています。ランチの1800円のお皿には見えない素晴らしさ。
メイン
マダイのパイ包み焼き
日替わりで魚は変わるのですが、マダイの旨さをパイで閉じ込める技術はさすが。マダイと細かく切った人参が入っています。バターをベースとしたソースも抜群。
デザートとコーヒー
リンゴのタルトとアイスクリーム。これも値段を考えればとても立派。りんごの味が生きています。
オードブルは他にもチョイス(訪問当日は若鶏の低温調理と春野菜 ラビコットソースでした)があります。オードブルをスープに替えることも可能です。
メインは豚タンのトマト煮込みや鰆のポワレを選択することも可能でした。
デザートはココナツのムースを選択することも可能でした。
素晴らしい料理です。1800円はありえないCPの高さ。文句なしに現在の赤坂のランチNo..1はこの店だと断言できます。
以下は前々回のレビューです。
1800円のムニュア(menu A)ですが、前菜、メイン、デザート、コーヒーで構成されています。前菜は3種類、メインは3種類、デザートは2種類から選択ができます。
前菜は「コラーゲンたっぷりの豚のジュレと夏野菜」をチョイス。メインには「和牛のもも肉のソテー」をチョイス。デザートには「ココナツムース」を選びました。
前菜は、豚のコラーゲンのジュレが爽やかで、白ワインが欲しくなりました。夏野菜は野菜の味が濃いです。見た目も味も大満足です。料理はとてもていねいに作ってあります。
メインの和牛は、和牛のおいしい脂を楽しませてもらいました。量はそれほど多くないのですが、和牛ならこの量で十分。つけあわせのポテトも、パプリカを使ってあり実に美味。
デザートのココナツムースはココナツが濃厚で感動しました。安いランチのメニューだと、デザートは手を抜く店が多いのですが、ここのムースはおいしかったです
パンも口に入れてから、パン本来の味わいが口に広がり幸せでした。もちろん、しっかり温めてサーブしてくれました。
7位
1回
2012/05訪問 2012/05/04
驚異のCP 素晴らしい。これこそ旅館に求めていた料理です。感謝です。
今日は柊家別館に宿泊。柊家は高級旅館ですが、柊家別館はリーズナブルで二名一室で一泊二食で18900円。GWの特別追加料金もありません。
料理は素晴らしい。高級食材でごまかすことなく、固形燃料のパフォーマンスもなく、正しい正統派和食を出してくれました。
先附の桜鱒。利久味噌との相性がいいですね。
腕物は蛤とタケノコでした。出汁がしっかり出ています。ホッとする味。
お造りは鯛を鯛の白子と鯛の煮こごりと一緒に食べます。雲丹は長芋とアボカドと一緒です。
凌ぎは羽二重米の笹蒸し。蕗の薹味噌とは渋いですね。
八寸は白和えやタコの桜煮。白和えは豆腐のおいしさが活きています。タコは柔らかい。
炊き合わせは、穴子やたらの芽天ぷらなどです。
ご飯はこの時期限定で鯛飯でした。
漬物も完璧。うまい。
デザートは甘夏のゼリーとチマキ風のヨモギもちでした。
どれも手をしっかりかけた料理でした。塩分控えめです。脂っこい料理は全くありません。肉は全く出ないので肉好きは厳しいかもしれません。
絶対におすすめ。お得です。
8位
1回
2012/04訪問 2012/04/13
シンプルだが素材が生きるイタリアン。良心的な価格設定。これはお買い得でしょう。
桜が開花しました。中目黒から桜を見ながら川沿いに15分ほど歩いて行くとお店に到着します。清掃工場の煙突を目指していけば大丈夫。歩きたくないなら、渋谷駅から中目黒を通る東急バスに乗れば、レストランの目の前にバス停があります。
楽しみにしてました。ミシュランの☆つき。食べログでも高評価のレストラン。
レストランはきれいですが、リストランテのような豪華な内装ではありません。だってトラットリアですよ。でも清潔感があり、雰囲気は合格点です。
お任せコースの7000円もありますが、お店の方も言うように好きなものをアラカルトで頼むのがいいと思います。堅苦しい雰囲気はなく、シェアすることも可能ですから。
びっくりするほどドリンクが安い。グラスワインは500円~ですよ。しかも500円で十分においしい。途中でValpolicella(赤ワイン)のグラス(700円)も頼みました。700円で飲めるなんてすごいと思います。幸せな香りです。
このレストランが素晴らしいのは、グラスワインのチョイスが3種類程度あり、値段をはっきりと言ってくれることです。多くの店ではグラスワインはボトルを何本か持ってきてどれにしますか?という感じですよね。いくらなんだろう?と思いながら頼むのは庶民にはつらい。
さらにびっくりするくらいグラスワイン一杯の量が多い!これは高評価です。
パンは自家製パン。やさしいパンです。当然おかわりしました。(コペルトは取られます)
それでは料理について
春の嵐のせいで、入荷がなかったらしく、トリッパなど内臓料理はありませんでした。残念。
生ハムとそら豆とチーズの前菜
生ハムがおいしい。食べると生ハムの旨みが広がります。そら豆は焼いただけですが、春の味がします。チーズは酒とあいます。
ズッパガルレーゼ
簡単に言うと、パングラタンです。ズッパといってもスープではありません。素朴でおいしいです。
グリーンピースのフェットチーネ
イタリア産のグリーンピース。甘いですね。さらに玉ねぎの甘さがおいしくしています。
アマトリチャーナ
太めのスパゲットーニを使ってあります。とても素朴な味です。シンプルだけど確実においしい。
カナダ産仔牛のバラ肉
牛の脂のおいしさが引き出されています。
フレンチの影響をうけていない(=生クリームやバターを使わない)料理で、ノスタルジーカ(郷愁的な)という店の名前がぴったりのレストランだと思います。
デザート、コーヒーをつけて一人7000円台で☆つきレストランを体験できるのは幸せです。
この店は、バターやガーリックや生クリームやたっぷりのオリーブオイルを使ったイタリアンを期待していると確実にがっかりします。あくまでも、シンプルな郷愁的なイタリアンなのです。
9位
1回
2012/11訪問 2018/10/05
パリの空の下。東急世田谷線の若林駅から徒歩5分ほどの場所にあります。
到着したのは、土曜日の正午前でした。冷たい雨にもかかわらず、店の前には行列がありました。10分ほど待ち店内へ。対面式のパン屋さんで、どれもおいしそうで、迷います。
購入したもの。
パンオショコラ(300円)。むちゃくちゃおいしい。バターたっぷりのクロワッサン生地と、良質のチョコレート。
タルトタタン(400円)。紅玉のアップルパイに近いです。紅玉の酸味とパイ生地が超好みです。(この店の定番と書いてありました)
パンオレザン(200円)。レーズンたっぷり、しっとりとした微かに甘いパン。
バゲット(350円)。(お店の表記はバケットです。笑。それじゃ、英語のバケツでしょ!?)驚きのバゲット。焼きが浅く、外側が全くパリッとしていない。むしろふにゃっとしてます。それなのに、クラムの部分がもちもち。こんなバゲット食べたことない。一番近いのはラルテのもちもち感でしょうか?(買った時はアツアツの焼き立てでした)私はバゲットは焼きのつよいバゲットが好きなのですが、ここのバゲットにはいい意味で驚きました。
パンドミー。(400円)これも普通のパンドミーと全然違うんです。ずっしり重いパン。よいパンの証です。耳の部分を食べたら、バターの風味がとても強い。でも、ちまたにあるデニッシュ生地のホテル食パンではありません。不思議なパンドミー。
本当にどれも自分にとってストライクでした。
一週間前に訪問した祖師谷大蔵のプレジールに比べると、価格は半分くらいなのですが、おいしさはずっと上だと思います。この店のパンはすごい。
ただし、唯一の欠点は休日の多さ。一か月の半分くらいはお休みしています。店のホームページで営業を確認してから訪問することをお勧めします。また、午前中の訪問がおすすめです。
10位
4回
2022/06訪問 2022/06/11
赤坂見附駅(東京メトロ銀座線、丸ノ内線)から徒歩3分ほどの場所にある和食のお店。「やげんぼり」は京都に本店があるお店で、赤坂で京都の味と雰囲気が楽しめるお店です。赤坂のビルの谷間にある一軒家レストラン。わかりにくい場所にあるので初めての方はスマホのナビを使って訪問することをお勧めします。
お店は靴を脱いで入るスタイル。コの字型のカウンターとテーブル席があります。落ち着いた雰囲気が私は気に入っています。
ランチは基本は3種。「八坂」(出汁巻玉子)「嵯峨野」(湯豆腐)「鴨川」(とろろ飯)の3種で1300円。単品で刺身や焼き魚をつけることも可能。おまかせコースもあります。
このお店はお勧めは「八坂」です。出汁巻玉子は優しい味わい。小鉢、京漬物、じゃこ、赤出汁、ご飯がついてきます。
「八坂」1300円
まずはお櫃に入ったご飯、じゃこ、京漬物、赤出汁、小鉢(今回はひじきの煮物でした)が出てきます。どれも正しく美味しい。じゃこや漬物だけで満足できちゃうほど。しかも小鉢も含めて、塩分が控えめ。
そして、出し巻き玉子が到着。出汁をたっぷり含んだ卵焼きは非常に上品な味わい。優しい味に胃袋だけでなく心も癒されます。大根おろしと一緒の卵焼きも美味しいですね。
お櫃に入ったご飯はお代わりできます。私はしませんが、多くの他のお客さんがお代わりをしていました。
これはもう価値観の問題だと思います。卵焼きのランチに1300円は高いと思う方もいると思います。でも、私はホッとするようなランチで、赤坂のお勧めのランチです。
今までずっと4.0をつけてきたのですが、1300円に値上がりしたので、若干点数を下げて3.8でレビューをしたいと思います。
赤坂見附から徒歩3分ほどの場所にある和食のお店。「やげんぼり」は京都に本店があるお店で、赤坂で京都の味と雰囲気が楽しめるお店です。
ランチは「八坂」(出汁巻玉子)「嵯峨野」(湯豆腐)「鴨川」(とろろ飯)の3種で1100円税込。小鉢、京漬物、じゃこ、赤出汁、ご飯がついてきます。
一軒家レストランで引き戸を開けると、よい意味で古民家のような雰囲気があります。靴を脱いで入るシステム。
コの字型のカウンターとテーブル席があります。12時から13時は非常に慌ただしいので、可能ならこの時間を外すと、このお店の雰囲気を楽しむことができます。
このお店はお勧めは「八坂」です。出汁巻玉子は優しい味わい。私が赤坂で最も食べてるランチの1つかもしれません。
今回は「鴨川」を注文したので、久しぶりにアップしてみました。
「鴨川」1100円税込
とろろにはブリ(店頭には鮪と書いてありました)やイクラなどに加えて卵黄が入ってます。
とろろは優しい味わい。ご飯との相性は抜群。
実はこのお店、じゃこや漬物もおいしいんですよね。
漬物でご飯を食べるなんて若い頃はその良さがわからなかったのに、今では本当においしいと思います。
スタッフは女性スタッフは笑顔が素敵でよい感じです(といっても雑な面もある)のですが、カウンターの中の調理スタッフが職人気質なのでしょうが全く愛想がありません。
それでも、私は味の良さで、通ってしまうお店なのです。
京都のお店の支店。赤坂にありながら京都気分を味わえるお店。引き戸を開けて靴を下足箱に入れて店内に入ると、京都が広がります。
調理場を囲むカウンター席と、まわりはグループ用のテーブル席、さらには二階席もあります。
ランチタイムは雑然としていて店員の方も忙しそう。無口な料理人たちもお客さんには冷たく映るかも。
それでも、このお店、今、赤坂の和食ランチでは個人的には一番好き。以前は詠月のランチが一番でしたがランチ営業はやめてしまったし。
八坂 だし巻き卵
嵯峨野 湯豆腐
鴨川 とろろめし
いずれも税込1100円です。鯛やイクラの入ったとろろ飯の鴨川も好きですが、やはり、このお店は八坂のだし巻き卵がお勧め。
だし巻き卵がやって来る前に、京漬物とちりめんがご飯と一緒にやってきます。
この山椒ちりめんが絶品。京漬物も旨く、これだけでご飯が進んでしまう。
お櫃に入ったご飯自体もおいしいので、ご飯の食べ過ぎ注意。
そして、だし巻き卵。ふわふわの玉子巻きには出汁がたっぷりと染み込んでいて、口に入れたときの食感がなんとも言えない。
これはご馳走。質素なご馳走です。
ちょっと雑なサービスに目をつぶることができれば、味も雰囲気もすごくよいお店。
夏には夏季限定のメニューもあり、夏の暑さにぴったりです。
再訪。このお店は好きで、この夏も何度か訪問しています。
現在のランチメニューは八坂、山科、嵯峨野。価格は1100円税込。京都の祇園にお店があります。赤坂で京都の味をリーズナブルに楽しめるお店。
八坂は出汁巻き卵、山科は冷やし胡麻汁、嵯峨野は湯豆腐です。とろろ飯の鴨川は現在お休みのようです。現在、赤坂でリーズナブルな和食としてナンバー1だと思います。(私が大好きだった詠月のランチはお休みし、鈴よしは閉店してしまいました。
質素なのですが、上質なランチ。これだけのレベルのランチを安定的に出すのは素晴らしい。
お店は風情ある京都を彷彿させる一軒家レストラン。引き戸をあけると中は京都のようです。
調理場を囲むようにあるカウンターと、半個室のテーブル席があります。
私のお勧めは八坂で、実際、お客さんの半分以上は八坂を注文しています。初めての訪問なら、八坂をお勧めします。
八坂
だし巻きたまごはフワフワのトロトロ。非常に上品な出汁がいい感じです。口に入れると上質な出汁の香りが口にひろます。
これぞプロが作る出し巻き卵。
出し巻き卵、ちりめんじゃこ、漬物、お櫃で出されるご飯、味噌汁、小鉢というシンプルな食事なのに、高い満足度。
一見すると少しの違いですが、他店には追いつけない大きな差なのです。
山科。夏季限定メニュー。冷やしゴマ汁茶漬けなんですが、宮崎の冷汁をもっと上品にした感じかな。ミョウガの薬味やキュウリなど、夏らしいメニューです。
ごはんは冷水にさらして、粘り気を取ってあります。暑い日にはこのメニューはたまらない。夏の一番人気のメニュー。
鴨川 とろろ飯
とろろにはイクラとマグロが入っています。周囲を観察すると、二番目人気のメニューで、若い女性に特に人気があるように見えました。
優しい味のとろろと一緒で、ついご飯を食べ過ぎてしまうので要注意。
やはり、赤坂のリーズナブルな和食なら、やげんぼりが頭抜けていると思います。
職人肌の料理人は決して愛想がよくないですし、サービスも雑なのが玉に瑕ですが、それでも赤坂の1000円程度なリーズナブル和食ランチならNo. 1だと思います。
3月から本格的に始めた食べログでしたが、訪問していただいた方、支持していただいた方、本当にありがとうございました。
これからも、真摯にレポートをしていきたいと思います。これからもよろしくお願いします。