レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!
1位
1回
2013/12訪問 2014/01/14
≪2013年12月22日(日) 再々・・・・・・訪≫
時のたつのは早い。約2年ぶりの訪問。
前回はアンドリュー・ロイド=ウェバー版『オペラ座の怪人』の
今回はケン・ヒル版の『オペラ座の怪人』の観劇後だった。
予約なしでうかがったが、店内入ってすぐの立席が空いていた。
まずは、スパークリングとシェリーで喉を潤す。
レオン・パレ・ブリュット フランス・ジュラ ¥590
ラヒターナ スペイン ¥490
「(瓶が)最後だったので全部注ぎました~」となみなみ。
「海の幸のカルパッチョ」 ¥980
マグロ、北海道タコ・ホタテ・サバ、愛知マダイ、カンパチ。
オイルたっぷり、イタリアンな風味。
値上げにともない?ハーフサイズ¥680も登場。
「いろいろな具材のよくばりメリメロサラダ」 ¥780
葉野菜、ミニトマト、スモークチーズ、ハムなど。
たっぷりパルミジャーノを散らして。
「四季の野菜のSTABUココット蒸し焼き 焦がしバターソース」 ¥780
湯気とともに、こんがりとした香りがたち上る。
シャキシャキのキノコキノコ。繊維質もたっぷり。
グラスの白と赤をお替わり。
ロベール・スカリ フランス・ラングドック シャルドネ ¥490
エデラ・クリアンサ スペイン・リオハ テンプラニーリョ ¥590
コペルトパン ¥300
厨房の熱気と、ニンニクとオリーブオイルの香りが店内に満ちる。
冬ならでは。ごちそうさまでした。
~ビートのひとりごと~
手書きのメニューは製本されたものに、
黒板に書かれたRecomendeもなくなり・・・
"It's been long time.″
"Yes,ma'am. A lot of water under the bridge.″
Casablanca のフレーズが頭に過ぎる。
≪2011年12月24日(土) 再々・・・・・・訪≫ 聖夜
汐留で『オペラ座の怪人』を観劇。
偶然にもこの日はクリスマスイブだった。
「カレッタ汐留」の混雑ぶりは尋常ではなかった。
一部飲食店の価格設定も尋常ではなかった。
喧騒を逃れてはるばるやって来たのは「ウオキン」。
空いてて良かった。立ちではあるが。
まずは、スパークリングで喉を潤す。
ジャンバルモン フランス ¥490
ヴォガ イタリア ¥590
「海の幸のカルパッチョ」 ¥680
兵庫生ガキ、長崎カンパチ、北海道タコ、長森ホッキ貝、長崎サーモン、マグロ。
定番。旬の品がダイナミックに並ぶ。
「Greenサラダ」 ¥580
ピンクロッサ、サラダほうれん草、ホワイトセロリ、アンディーブ、わさび菜。
「白イカのソテー 野菜アンチョビソース」 ¥680
本日のおすすめ。イカが柔らかくて甘い。ソースも残さずパンでいただく。
「牛フィレのステーキ フォアグラ添え ボルドレーズソース」 ¥1,280
X’masスペシャルメニュー
ロッシーニ風トゥルヌドステーキを連想させる。
フォアグラの舌に纏わりつく微かな苦みと野趣な抵抗感が、
甘口のソースやフィレ肉の旨みと徐々に調和していく。
さすが、クリスマスや大晦日のご馳走である。
グラスの赤をお替わり。
アラベラ 南アフリカ カベルネソヴィニョン ¥590
chボーピュイ フランス メルロー ¥690
そこに「ウオキン」があるという安心感。ごちそうさまでした。
≪10月15日(土) 再々・・・訪≫ 魚を喰らう日々 その八
日比谷から一直線、ここを目指してやってきた。
4度目の正直で席に座ることができた。偶然である。
これまで予約を入れても、答えはNOだったので、まったく期待していなかった。
まずはワインで渇きを癒す。
スパークリングと、冷たい赤をいただく。
グラススパークリング
コドーニュ スペイン シャルドネ、マカベオ、バレーリャダ ¥590
グラス赤
オゥトロワボヌール フランス グルナッシュ、カリニャン、サンソー ¥590
料理はお約束のものを。これは絶対に欠かせない。
「魚の幸のカルパッチョ」 ¥680
平貝、かんぱち、たこ、あじ、サーモン、かつお。
まったりとしたオイルに香味野菜とビネガーの爽やかさが加わり、
たこの吸盤も活かしたラビゴットソース。バジルソースがアクセントに使われている。
豪快な切り身の中でも、かんぱちの歯応えは格別だった。
ワインをお替わり。
グラス白
シャトーレグラーヴ フランス ソーヴィニョンブラン、ミュスカデ ¥690
グラス赤
パウメセラ スペイン テンプラリーニョ、カベルネソーヴィニョン¥690
「カモのロースト」 ¥980
シェフオリジナルのフランボワーズソース
脂分をしっかり落とした、赤身の味わいが強いものだった。
「お通し バン3種」 ¥250
“安旨”と言われているカジュアルなワイン。
取り分けていただくサイズの料理。
過不足のないサービス。
手書きのメニュー。
シンプルでこぶりな木のテーブルといす。
となりとの距離も近い。
気取りのない雰囲気のなか、みんなが料理と酒と会話を楽しんでいる。
静かな裏通りでここだけが異空間。
新橋駅烏森口から約5分と駅からも近い。
≪2011年4月30日 再々訪≫ バリケードの向こうには巴里が
で、今回は「レ・ミゼラブル」
またまた、観劇後の夕ごはんとなりました。
当然今回も立ち、さらには店内から店外へ。
グラスワイン
白
バルディビエソ チリ シャルドネ セミヨン
ロベールスカリ フランス シャルドネ
赤
キュベデガレ フランス カリニャン グルナッシュ
ハウメセラ スペイン テンプラリーニョ、カベルネソーヴィニョン
オードブル
「自家製ピクルス」
きゅうり、にんじん、パプリカ、カリフラワーなど。
野菜の食感も良く、軽やかな酸味。
四季のおすすめ
「海の幸のカルパッチョ」
〆サバ、カツオ、マグロ、カンパチ、タコ、平貝
お約束の一品。
西洋わさびがアクセント、オリーブオイルにバルサミコのソース。
スペシィアリテ
「牛ロースカツレツ」
デミグラソース、ゲランド産塩を使用。
ストレートに肉を楽しむ。
〆の1品
「おじやプロヴァンサル」
タイム、セージ、フェンネル、ローレル、ローズマリーの香り豊かなおじや。
「お通し バン3種」
リラの花咲く頃~
始めて君を知りぬ~
君を思い日ごと夜ごと~
悩みしあの日の頃~~~♪
バリケードの向こうにはトカさんが・・・。
≪2011年1月3日 再訪≫ フランス組曲第4番 TWV815
またもや観劇後の夕ごはん。
この夕ごはんという表現が適切なのかどうかはさておいて、
このたびは迷うこともなく、たどりついて気分爽快、
予約はいっぱい、またもや立ちでございました。
「たっぷりグラスワイン」 ¥490~¥690
白
クロードヴァル フランス グルナッシュ
シャトーレグラーヴ フランス ソーヴィニョンブラン
赤
アラベラ フランス カベルネソーヴィニョン
ヴィニャンツァ スペイン テンプラニーニョ
“魚金名物”から4品をセレクト。 ¥480~¥780
「海の幸のカルパッチョ」 4点盛り
長崎かんぱち、四国真鯛、ノルウェーサーモン、まぐろ
たこがプラスされていました。1点サービスはお約束なのでしょうか。
このたびのソースは、ビネガーとみじん切り野菜のラビゴット。
ガラスの器も海鮮のフレッシュさを引き立てているようです。
「シャルキュトリー」
大山地鶏のパストラミ、ローストビーフ、パンチェッタ、モルタデッラ、ミラノサラミ
シャルキュトリーとは、シャル(肉) とキュー(火を通した)が語源の
ソーセージ、ハムなどの加工食品を総称するものなのだそうです。
大地の恵みをいただいていることを実感できる、豪快な盛り合わせ。
「キャベツステーキ」
シェフオリジナル渾身の一品とか。
塩たっぷり、コンビーフ入りのずっしり重く濃厚なお味でした。
「シーフードパエリア」
ムール貝、はまぐり、あさり、いか、えび
炒めた海鮮をSTAUBで炊いたごはんと合わせる。
時間のかかる一品。
魚介類の旨みたっぷり、香ばしいごはん。
「お通し バン3種」
サラリーマンの街、新橋はまだ休眠中というのに、ここだけは別世界。
お正月も三が日なのに・・・。
≪2010年12月3日 初訪≫ UOKING
うろ覚えで新橋3丁目から4丁目を探すこと約1時間。
『活力魚金』で場所を教えてもらったが見つからない。
おなかもすいた、のども渇いた、今回はあきらめよう。
なのにどこか気持ちの切り替えもできないまま彷徨。
“秋の日は釣瓶落とし” いやいやもう冬か、暗くなってしまった。
険悪なムードも漂い始めた頃、見つかった~っ!
“成せば成る何事も”なんて格言が出てしまった。
(どつかれずよかった・・・ピート)
金曜の夕方。
店右半分が着席、左半分が立席。
テーブル席は予約で埋まるらしい。
立席はカウンター7名、丸テーブル4名。
さてさてさて・・・。
「たっぷりグラスワイン」 ¥490~¥690
白
クロードヴァル フランス グルナッシュ
ノヴェセント アルゼンチン シャルドネ
赤
ロベールスカリ フランス メルロー
ゴッサム オーストラリア シラー、グルナッシュ
“魚金名物”から4品をセレクト。 ¥480~¥980
「海の幸のカルパッチョ」
ほたて、北海だこ、サーモン、かんぱち
“サービスです”としめさばをプラスしてくれました。
コクと甘味のあるオランデーズソース(バター、卵黄、レモン果汁がベース)の上に
フレッシュな海鮮を盛り、さらにバルサミコなどのソース。
繊細さやこだわりも感じる。盛りつけもインパクトがある。
「パテ・ド・カンパーニュ」
白レバー、仔牛の挽肉、背脂を混ぜ合わせ、じっくり低温で仕上げたもの。
鶏のフォアグラという希少な部位を使った“びすとろ定番前菜”
軽やかさもありながら、旨味もある。パンに塗っていただく。
付け合わせのピクルスともマッチ。おいしい。
「冬の根菜蒸し焼き」
京かぶ、紫いも、金時にんじん、大浦ごぼう、むかご、インカのめざめ、かぼちゃ
カウンターにずらりと積み重なった、黒「STAUB」の偉容。
ストウブ鍋は、フランスの3ツ星シェフのポール・ボキューズ氏が考案したという鍋。
フタの裏にある突起が、蒸発した水分をまんべんなく素材にかけることから、
蒸し焼きに最適。ひとつひとつが職人さんの手作りらしい。鉄製。
大浦ごぼうは千葉県の特産品。「勝つごぼう」「勝ちごぼう」と呼ばれ、
成田山新勝寺の精進料理に欠かせないものとか。
ふっくらと旨みを残した素材に、焦がしバターソースがアクセントを添えている。
「蝦夷鹿ロースト 200g」
カシスベリーソース (クロゼイユ、カシス、フラボワーズ)
クロゼイユ?スグリのことだった。
フランボワーズがクランベリーなので、ともにフランス語による呼称。
淡泊な赤身の肉に、酸味と甘味のバランスがとれたソース、そこにフルボディの赤ワイン。
注文を受けてまずソース作り。約15分ほど煮詰めて出来上がり。
(これってヴィヴァルディの『秋』 癖になりそう~ビート)
「お通し バン3種」
さっぱりとしたテーブルロール。
気の利いた「お通し」である。
小さな厨房に5人のシェフ。
旬の食材を柔軟にアイデアを駆使して創り上げた料理。
おなかもいっぱい、のども潤った。
足はだるくなったけど、店見つかってよかった。
そういえば、豚足がぶら下がっていました。
~ビートのひとりごと~
この辺、大規模工事中、また新たな大型のビルができるのでしょうか。
“小学生の時、鳶頭ン家に使いに行かされた。たしか田村町ってめ組だったのよね。”
なんて法事での従姉の話なんぞ思い出し、彷徨ではなく徘徊していたピートでした。
2位
1回
2011/11訪問 2011/12/11
裏道を入ると、神社があり、そこにはポンプの付いた井戸もある。
袋小路で、どこかなつかしい佇まい。
夕陽が落ちると、電飾が灯り、別世界の扉が開かられる。
ベールの奥に窺える、彫りの深い目鼻立ち。
蝋のような肌と漆黒のトップスとパンツ。
シロッコのような熱さと砂漠の夜のような冷たさ。
伝説上の女王ティド、彼女が建設したカルタゴ。
地中海の覇権をローマと争ったカルタゴ。
陥落後は全てのものがことごとく破壊され、
神々に呪われた地にするやり方で、
塩が一面に撒かれたといわれたカルタゴ。
さて、今宵いただきしもの。
<ツーリスト メニュー>
本日のスープ または サラダ
「羊飼いのサラダ」からフェタチーズを抜いたものでした。
トマト、きゅうり、アーリーレッドなどの野菜に、
オリーブオイルの風味とレモンの爽やかさがきいた一品。
「モロッコのハリラースープ」
トマトベースの野菜スープ
野菜と香辛料が混沌としていて、滋味深い味わいとなっています。
オードブル盛り合わせ ピタパン付き
レバノンの前菜
「ひよこ豆のディップ」
「焼きナスのディップ&ごまのペースト」
「チリソースのサラダ」
野菜をベースにしてオリーブオイルを加えて仕上げた冷製ディップは、
トルコやギリシャ料理でもすっかり馴染みとなりました。
メイン ディッシュ
「ラムのクスクス」
唐辛子、にんにく、スパイスを練った辛味香辛料のハリッサが付きました。
添えられたスープをクスクスに掛けると、砂に水を撒くように吸い込まれる。
柔らかくさっぱりしたラムとの相性はよく、ハリッサのほどよいアクセントにより
飽きのこない味となりました。
「野菜のクスクス」
ほかほかと湯気の立つ野菜たち。
ひよこ豆、ズッキーニ、パプリカ、にんじん、じゃがいも、かぶ、キャベツ・・・。
優しく穏やかに仕上がった野菜と、ほわほわとしたクスクスの食感とが
幸せな気分にさせてくれる一品でした。
飲物
トルココーヒー
“お砂糖は入れてもいいですか”と聞かれました。
どろりとした粉ぽっいコーヒーは独特のものですね。
チャイ
イスタンブールのグランドバザールでもデリバリーする少年が持っていた、
取っ手付きの丸い盆でサービスされました。
グラスワイン
セルフサービスとなっており、
チェニジア、アルジェリア、モロッコ、レバノン、トルコ、ギリシャ、フランス、スペイン、
赤、白、ロゼと、ボトルが並びます。
1杯目
チェニジア ロゼ グリ・ダマ・メット
トルコ 白 ヴィラ・ドルジャ
2杯目
モロッコ ロゼ ゲロワンヌ・グリ
ギリシア 白 レチーナ・オブ・アッティ
3杯目
チェニジア 赤 カリタージュ シラー
アルジェリア 赤 コート・ドゥ・マスカラ
香炉の煙に見た夢幻のような一夜が過ぎました。
3位
1回
2010/12訪問 2011/12/01
暗くなってしまった!
銀座も本通りから外れると人もまばら。
6丁目界隈を2、3周してみつけました。
前面ガラス張り、フローリング、重厚な家具、
手入れが行き届いた店内は清潔感で満たされ、
煌々と明るく、気取って、超然と構えている。
8人掛けひとつに4人掛けが6つ。
それぞれテーブル、イスの種類、意匠が違う。
“どうぞ”と差し出された布おしぼりが、バラのエッセンス入りとのこと。
思わずフンフンと顔をうずめてしまいました。
出された水は、カットもすばらしいワイングラス入り。
「アックア・ディ・サンタ・マリア・ノヴェッラ」というハーブエッセンスが入っているとか。
そう言われてみれば、ほのかに漂うハーブの香りと清涼感。
さてさて、このお店。
世界最古の薬局といわれている、イタリアのフィレンツェの
「サンタ・マリア・ノヴェッラ」のコンセプトをもとに、
ハーブを取り入れたライフスタイルを提案しています。
さきほどのハーブエッセンスは、初代薬局長だったドミニコ修道士のアンジョロ・マルキッシが、
1614年に記したレシピを元に作り、スペアミント、ペパーミント、セイロンシナモン、
サンタマリア草などのエッセンスを凝縮したものだそうです。
「本日のハーブティー」1ポットと「薔薇のリコッタチーズケーキ」をオーダーしました。
「本日のハーブティー」
“まず蓋を開けて香りをお楽しみください”
と言われましたので、またもやフンフン。
ローズマリー、レモングラス、フェンネル、レモングラスなどの醸す
複雑だけれど爽やか、フレッシュな味と香りを楽しみました。
“熱に弱いのでお口に含んでください”というはちみつとともにいただきました。
カップ&ソーサーがリチャード・ジノリのベッキオレッドコックでしたねえ。
(お持ち帰りした~い!家にほしいという意味です)
「薔薇のリコッタチーズケーキ」
軽やか、生地にキーマ紅茶を使用しているとか。
フレッシュフルーツ添え。
お水のお替りはありませんでした。
なんだか言うのも憚られてしまいましたが。
さてさて、うちのピートが喜びそうな店だなと思いつつ、
ひとりスルスルとお茶を飲んで、パクパクとケーキを食べて出てしまうのはあまりにもったいない。
女友達と来て、2時間ぐらいおしゃべりしていくのがよいかと思います。
商談をしている男性もいました。
ジャッジョーロとはアイリスのこと。
フィレンツェの市の花とのことですが、
800年という歴史あるこの薬局は王侯貴族はもとより、
『羊たちの沈黙』のハンニバル・レクター博士もご愛用でした。
4位
1回
2011/05訪問 2011/06/06
どこか甘い雨の匂いがする室内。
ふぅーっと鼻孔をくすぐる日本茶の香り。
ジャスミンとの上質なアンサンブル。
それぞれが強くもなく、弱くもない。
ここにしかないバランス。
ピスタチオの抑えた甘味のパルフェ。
まろやかな冷たさをどこか温かみある
タピオカソースが優しく包む。
そのうえを花開く苺のカット。
それはみめ麗しい快楽との饗宴。
by ビート
「テ セレモニー」 ¥840
「パルフェ ビスターシュー」 ¥1,365 をいただきました。
「テ セレモニー」
ジャスミンティーと日本の煎茶をベースとしたオリアイナルのグリーンハーブティー。
「パルフェ ビスターシュー」
ピスタチオのパルフエグラッセ、バジル入りココナッツ風味のタピオカ、
ライムゼスト入りいちご。
さて・・・。
『スウィーニー・トッド』 を観たあとはスィーツだどっと
青山劇場から徒歩3分ほどのところにあるこちらのお店に。
1階にあるショップはガラス張りのキラキラ。
カゴを手にコンビニ感覚でお買物を、がコンセプトらしいのですが、
漂う高級感に、ズルリとした日常感でとはいかないでしょう。
2階のバーショコラへ。
「テ ジャルダン ド ピエール」 ¥840
「アシェット デギュスタシオン」 ¥1,680 をいただきました。
「テ ジャルダン ド ピエール」
セイロンティーをベースにしたオリジナルのグリーンハーブティー。
「アシェット デギュスタシオン」
ここでしか味うことができないスペシャルセットであり、昨日から登場。
数あるピエール・エルメのアイテムの中から5種類をセレクションしたというものです。
マカロンメティセ
ニンジンとオレンジ風味のホワイトチョコレートガナッシュ、シナモン風味のニンジン。
ミルフィユアンフィニマンヴァニーユ
カラメリゼしたパイ、バニラ風味マスカルポーネクリーム。
エモーションメティセ
オレンジとニンジンのジュレ、カルダモン風味のマスカルポーネクリーム、
キャラウェイ入りチュイル、シナモン風味のニンジンとオレンジ。
ミスグラグラモザイク
ピスタチオのアイスクリーム、グリオットチェリーのソルベ、マカロン。
パートドフリュイ ヴィクトリア
パイナップル、ココナッツとライム。
食材にこだわり、丁寧に扱い、美しく仕上げた逸品ばかりです。
味のメリハリ、優しさ穏やかさのコンビネーションも絶妙です。
美味しいものをいただいたという満足感もあります。
しかし・・・。 でもね、という思いが残ります。
まず店内のレイアウト。
1階店舗奥にある階段を上り、折り返したところにカウンター席が8つ。
足の長いいすは座り心地がよいとはいえないでしょう。
青山学院の体育館を真正面に望みます。
球技をしている学生サンたちが見えました。
カウンター席真後ろに、黒のソファひとつにアームチェアが3客。
応接セットですね。 計6人用でしょうか。
知らない方たちとご一緒することになります。
さらには、待っている方たちの列も見えます。
こちらのお店にくる人たちの目的はおそらくデザートでしょう。
ドリンクのみの人はまずいないと思います。
ましてやドリンク1杯で長居をしようなんて人もいなければ、
またできる店でもありません。
高いですね、ドリンク。
ひとつしかないトイレをしっかり管理されているのも、いかがでしょう。
“空きました。ご案内します” とドアまで開けていただきましたから。
『スウィーニー・トッド』 も甘くないハナシだったけど、
こちらのコメントも甘くなくなっちゃったな~
5位
1回
2012/10訪問 2012/10/23
≪2012年10月18日(土) 再訪≫
前回は50年間交わされた手紙の物語。
今回は4日間の恋の物語。
東急シアータオーブ、ソワレの後にうかがいました。
さて、今宵いただきしもの。
樽生ビール
「ドラド バラストポイント ダブルIPA」
苦み指数101。
しかしフルーティーな甘みも。
バラストポイントの限定シリーズ。
「オールドガーディアン2012 ストーン エール」
今年はアメリカ産のホップを使用。
トロミを感じる濃厚な仕上がり。
バーボン
「ノアーズ ミル」
ケンタッキー州で一番小さな蒸留所。
甘い香りと豊かな風味が楽しい。
“バーボンが好きな人のためのバーボン”とか。
「ブラントン」
ブラントンの原酒の中から、最高のクオリティを厳選した逸品。
キャップにはケンタッキーダービーのダービー馬と騎手。
一本一本に貼られた手書きのラベル。
手塩にかけた作品をゆっくりと楽しむ。
「100%自家製スモークプレート」
チャーシュー、チーズ、タコ、ピスタチオ
桜チップのスモーク香とドラフトビールとの相性は抜群。
「かぼちゃとクリームチーズのサラダ」
“Trick or Treat?” “Happy Halloween!”
「きのこカレー」
マッシュルーム、まいたけ、しめじ、しいたけ、エリンゲ
後味もすっきりなら、きのこが甘い。
秋の夜長を楽しむ。
喧騒を離れ、渋谷神南の一本奥にはいったお店。
カウンターでおすすめを聞く楽しみ。
そして、新たな出逢い。
≪2011年11月25日(金) 初訪≫ sensitive
50年間交わされた手紙を読み上げるだけのリーディングドラマ。
舞台は二脚の椅子と卓子だけ。音楽もない。
斜めからの照明がブラインドを通し差し込む晩秋の夕日のようで
ボストンなどの東海岸を喚起するもの。
PARCO劇場、ソワレの後にうかがいました。
コンクリートうちっぱなし、天井もむき出しの地下1階。
立ちこめるスモークの香り。
バラード系ロックが流れ、英語と日本語が飛び交う店内。
一瞬ニューヨークをおもわせるバー。
さて、今宵いただきしもの。
樽生ビール
「Dorado」
広がる苦味。最後まで残る香ばしい甘味。
火照った気持ちを鎮めてくれる。
「Stone IPA」
苦味と同時に爽やかさも感じるインディアンペール。
渇いた喉には滲みました。
バーボン
「Fout Roses Platinum」
まろやかな口あたりと華やいだ芳醇な香り。
フィリップ・マーロウのようにタフで、一抹の優しさを秘めたもの。
「HENRY McKENNA」
深いコク、熟成感溢れた風味。
久々のバーボン。ゆっくりいただきました。
「ピクルス」
古漬のような珍しいピクルス。くせのあるビールにはフィット。
「シーザースサラダ」
ソースとよく和えてありました。松の実と黒胡椒がアクセント。
「4種のチーズのピサ」
ナチュラル、プロセス、ブルー、スモーク。
シンプルで粉感があるクリスピーピザ。
スモークがきいていて、バーボンに合う。
晩秋の風の冷たさが沁みる夜でした。
切なく哀しい作品でした。
♥ ♡ ♥ ♡ ♥ ♡ ♥ ♡ ♥ ♡ ♥ ♡ ♥ ♡ ♥ ♡ ♥ ♡ ♥ ♡ ♥ ♡ ♥ ♡ ♥ ♡
卓上にはキャンドル。雰囲気いい分、写真がビミョーになった。
カレーは食べ終えてから気付いた。写真撮り忘れていたことを(T_T)
byトカトントンガラシ
6位
1回
2011/03訪問 2011/04/15
夜の伊勢佐木町。
ネオンも怪しげな、もとはパブかスナックをうかがわせるお店。
隣りにおねぇさんがすわり、煙草に火を点けてくれたり
水割りをつくってくれそうな雰囲気。
(思わずトカさんに手相を見てあげ・・・・・・パシッ!)
「イカとバジルの炒めごはん」
皿の底にはねっとりとした塩辛いスープが溜まり、
硬めのタイ米やたまごが浸ると、ほどよいお味。
でも、ナンプラーの匂いは強烈。
「シーフードサラダ」
辛さを一段落つけさせるように、口の中での魚団子がほぐれる。
魚肉の甘味と野菜の鎮火隊。
結構、辛いっ!
「エビとタイ野菜の炒めもの」
もっと、辛ひぃえ!
空心菜もエビもとうがらしに絡みつかれながらも
十分うまさを発揮。
「トムヤムクン」
固形燃料が着火された。
4尾の大エビ、4本の大とうがらしの土鍋。
ひぇ~ひぇ~ひぇ~。ビートはド~M。
口中は辛さ、酸っぱさ、甘さのカオスかビックバーンか。
額には汗、かすむ目、痺れる感覚の中、最後の一滴まで。
これって癖になりそう。
最初がスープもので、最後が米ものでないの?
味が穏やかな品からもってきてたのねぇ。
すっかり抜かれてしまいました。
7位
1回
2011/06訪問 2011/07/29
小田急線の代々木八幡駅から殺風景な山手通りを歩くこと約10分。
住宅街に足を踏み入れるとまもなく瀟洒な入り口が現れる。
オレンジウォールとグリーンヘッジのアプローチ。
大正時代に建てられたという洋館はアイビーで覆われている。
格天井にアンティークなシャンデリアと和洋折衷。
カーペットを敷きつめたフロア。
白いクロスのかかる長テーブルが6つほど。
正面には主賓席もある。落ち着いた室内。
メインダイニングから1段下りたテラスには、2人掛けテーブルが並ぶ。
青々とした竹のしつらえが粋。光降り注ぐランチもいいかなと思わせる。
店名にもなっているラファエルの「ふたりの天使」が壁に掛かる。
イタリアはサン・シスト修道院にあったというものだが、
頬杖をついて上目遣いの先にあるものはマドンナ!
イエス・キリストを抱く聖母マリアなのである。
このたびこちらをうかがうことになったのは、
お得なクーポンを入手したというK氏からお誘いいただいたため。
その対象メニューは次のもの。
「ディナー限定パスタセット」 ¥2,730 → ¥1,800
オードブルサラダ
日替わりスープ
生パスタ
①ラファエル自慢 タリアッテレのボンゴレ
②スモークサーモンとホウレン草のクリーム ショート生パスタのフジッリ
③パンチェッタとキノコのトマトスパゲッティー
パン
コーヒーor紅茶
さらにアルコールとデザートもプラスされるというすごさ。
グラスワイン6種類から
白 レ・フュメ ブラン (フランス) ソーヴィニョン・ブラン
赤 カシジェロ デル ディアブロ (チリ) カベルネ・ソーヴィニョン
アルコールがちょい苦手というK氏は、カンパリオレンジを選んだ。
オードブルサラダ
小エビとアボガドのキッシュ
イベリコ豚の生ハム
オリーブオイルとチーズ
日替わりスープ
カボチャの冷製スープ
生パスタ 3種
デザート
ティラミス、マンゴのクレームジュレ、グレープフルーツとレモンのゼリー&ゆずシャーベット
オーソドックスで、ふつうにおいしい料理。
テーブル横で供してくれた生ハムはやや乾燥気味。
切りにくそうでした。 断片も小さかったですね。
男性と女性ふたりがサービスしてくれました。
“ニューヨークのため息”といわれたヘレン・メリルが流れる中、
ゆったりしたひとときをすごさせていただきました。
他に来店したのは1組だけです。
オリジナルウェディグができます。いかがでございましょ。
K氏、またお願いしますね。
8位
1回
2011/02訪問 2011/11/30
2008年来、ここベイシェラトンでは3度目のディナーショー。
今回は、バレンタインデーと重なりました。
まずは、約1時間半、ストラディヴァリウスとイザイ遺愛の名弓を堪能いたします。
<プログラム>
ヨハン・セバスティアン・バッハ アダージヨ BWV1001
フリッツ・クライスラー ロンディーノ
ロベルト・シューマン トロイメライ
ジュール・マスネ タイスの瞑想曲
ジュリオ・カッチーニ アヴェ・マリア
フランツ・シューベルト アヴェ・マリア
ビショップ(ファーマー編) ホーム・スイート・ホーム
トマソ・アントニオ・ヴィターリ シャコンヌ
ガブリエル・フォーレ シチリアーナ
チブリアン・ホルムベスク 望郷のバラード
エルネスト・ブロッホ 祈り
グスターヴ・ホルスト ジュピター
<アンコール>
平井康三郎 幻想曲「さくら さくら」
山田耕筰 この道・城ヶ島の雨
ヨハネス・ブラームス ハンガリー舞曲集第1巻第4番
ヴァイオリンの名曲小品集との感がありますが、
G線の深々とした響き、A線E線高域弦の美しさ、
何よりも、個性的でおおらかな、温かな情感あふれる演奏。
宴会場というハンデはあっても、今回も、さすが天満敦子でした。
天満敦子Violin 末松茂敏Piano
<ディナー>
スパークリングワイン
Vicomte de Camprian Brut
きりっとした辛口で魚介の前菜によくあっていました。
自家製スモークサーモンと車海老のアンサンブル
プティ野菜とハーブを添えて
身の締まった海老をサーモンが優しく包み、
そこに、野菜とハーブが爽やかさを齎らしていました。
パン
カボチャのクリームスープ
タピオカ入りでした。
白ワイン
CHATEAU LES BELLES VIGNES Bordeaux 2009
シェラトンのハウスワイン
さりげなく料理に添い、美味しくいただきました。
近海の真鯛と北海道産帆立貝のポワレ トリュフ風味のクリームソース
大人数の配膳で少し料理が冷めてしまったのでしょうか。
けれども充分おいしくいただきました。
赤ワイン
CHATEAU LES BELLES VIGNES Bordeaux 2009
シェラトンのハウスワイン
オーストラリア産牛フィレ肉のロースト マデラ酒風味のソース
森のキノコたちと地野菜たちを添えて
ニンニクでソテーされたキノコなどともほどよいバランスで、
ソースの上品な甘みが柔らかな赤身に浸みいった一品です。
シャルトリューズ風味のシャンパンムースと苺のコンポートジュレ
メロディックな飴細工添え
毎回、デザートは必ず音楽にちなんだもので、
耳の後には目と味のお楽しみとなりました。
コニャック
Otard
甘めで、お中がいっぱいになった仕上げにはちょうどよかったです。
コーヒー
天満さんは、デザートのタイミングに各テーブルをまわり、撮影やサインにも応じています。
恐縮しましたが、ヴァイオリニストの大切な手に握手していただきました。
宴のあと、人気のなくなったロビーを横切り、外にでると、横浜は雪に変わっていました。
タクシー待ちの人を見ながら、頭によぎったのは、輪舞の幻影。
これはダレルによる『アレクサンドリア四重奏』の中、
雪のトラファルガー広場でワルツを踊っていた詩人と盲目の妹。
少し酔ったのかなと・・・。
雪のバレンタインの夜のことでした。 byピート
9位
1回
2011/02訪問 2011/03/05
親戚の祝い事がありました。
コース ¥8,400(税込)
前菜の梅花盛り
くらげ
牛すね肉の冷菜
豚すね肉の冷菜
海老卵
まながつおの唐揚げ
きゅうりの酢漬
おなじみのくらげですが超極太。食感を楽しみました。
香辛料を効かせ、肉の旨味を引き出した冷菜。
あっさり仕上げた海老卵。
硬くなるまで揚げたまながつおは甘めの濃い味。
蟹肉入りフカヒレのスープ
フカヒレと蟹肉がたっぷり。その間にスープ。
さすが違うと感心。旨味たっぷり深い味わい。
大車海老のチリソース
殻を一部残してパリッとしたところと大ぶりな海老のプリプリ感を味わう。
これまた贅沢な一品。辛すぎず、甘すぎないソース。
豪快に一尾というエビチリに嬉々。
カニ爪肉の揚げ物
赤ちゃんのこぶしより大きいカニ爪肉。
ブリブリとした充実感がうれしい。
和牛肉、イカの彩り野菜の炒め
大ぶり厚切りやわらかい肉とイカ。
アスパラ、パプリカ、エリンギも入って、
ニンニクや香辛料も効いた甘じょっぱくてスパイシーな味。
竹の子の塩煮込み チンゲン菜添え
塩味とスープを効かせながらも軽やかに仕上げた一品。
竹の子をサラダのように瑞々しく仕上げた火入れが素晴しい。
ここでおしぼりが新しいものへと交換されました。
ペキンダック
いったんみなさまに見せた上で“お取り分けします”とサイドテーブルへ。
しっとりとした荷葉餅(小麦粉の皮)に、
豊潤な旨味のアヒルの皮 と甜麺醤の甘味、
白ねぎのピリッとした辛さと細切りキュウリのシャキシャキとした歯触り。
香ばしさと独特の味わいのアンサンブルを楽しみました。
八宝入り蒸しおこわ
ドライフルーツ、ナッツを使用、中には白餡入り。
色鮮やか。もちもち~とした食感と甘さにビックリ!
デザート
プルプルやわらか杏仁豆腐でした。
以前にも祝い事で利用しました。
おとなりの談笑が洩れ聞こえるということはありません。
機密性はバツグン。
気配も感じられないというのはスゴイですね。
この日両隣が使用していたとは知りませんでした。
別途10%がサービス料として徴収されます。
四神とは天の四方の方角を司る霊獣であり、
東の青竜・南の朱雀・西の白虎・北の玄武をいう。
其ノ重キコト玄武ノ如シ。
あくまでも個人的な理由と観点で選ばせていただいたお店です。
繊細さでは「ピエール・エルメ・パリ Aoyama」
ただ残念なことは、この出色のデザートを、待ちの行列を横目にいただかなくてはいけないことです。
店内のレイアウト、特にウェイティングスペースへの配慮がほしいですね。
雰囲気では、「ジャッジョーロ ハーブハウス」と「ガーデンカフェ&レストラン ラファエル」
“ここでお茶にしよう”なんてエスコートされたら・・・ポイント上がるでしょうね。
観劇とセットで定着したのが「びすとろ UOKIN」
気取りなく、料理とワインを楽しむことができます。
今年食べたものとして絶対欠かせない存在がタイ料理。
たくさんいただきましたが、ディープさと、ハンパではない辛さで「TAWAN RUNG」
もうひとつ、欠かせない存在がトルコ・ギリシャ料理。
すっかり魅了されましたが、広義で、その流れを汲む「カルタゴ」
閉店の危機を乗り越えて、本物のチュニジア料理を提供するべく
健闘している画家でもあったシェフ。クスクスは美味でした。
高い、うまい、雰囲気よし、サービスよし、は当たり前かなと思いつつも
老舗の風格を見せたのが「華正樓 本店」
トカトントンガラシ
“If you get caught between the moon and Tokyo City
The best that you can do is fall in love.......”
ということで「クラフトヘッズ」
“雨はふるふる 城ヶ島の磯に
利休鼠の 雨がふる......”
情景が思わず目に浮かんでしまった「横浜ベイシェラトン ホテル アンド タワーズ」
ビート