“秋なのに盛夏” 極上の懐古空間で 涼をとりながらの一服。 : ミナヅキ珈琲

私が平野でもっともよく立ち寄っている珈琲店。

もっと華やいでいて珈琲も飲めて、の場所は他にも見つけてあるのだけど、こちらのお店は朝早くから空いているのと お正月三が日でも開けてくれているのと
混みすぎない時刻を選ぶからかもしれないけれど、
ひと息つくのに、ちょうどいい。
そして当たり前だけど 珈琲が間違いなくおいしい。

店内左上の黒板を見て 今日は何をいただこうかと真剣に悩む。幸せ時間其の1だ
ブラジルのブルボンとおおいに悩んで
今日はブラジルのキャラメラードというのにしてみる。初めての豆かも。
コクを楽しみたい気分なんだろう、私が。

真夏だけど 歩いてきたけど 汗がほとばしるけど
ここにきたら、いつものカウンターの端に座って、色温度の高い明かりを見上げて、なにをいただこうかな、というときには 汗も鼓動も落ち着いている。

今日の珈琲のお供は、いちじくのチーズケーキにしよう。いちじくの季節はいちじくがいろんな表情でいただけるから好きだ。

いちじく部分はは少しあまくコンポートのようにしてあり、一転 チーズケーキ部はひじょうにあっさりとしあげてあった。
カッテージチーズでこしらえたのかしら？（訊けてないけど）

私が一服しているあいだ、仲の良さそうなご夫婦？カップルが一組来て　
つぎに、珈琲豆を買いに来たついでにいつも一杯飲んで帰るのであろう常連さん女性がカウンターに座り、
そして言葉少なな女性が静かに来て、スイーツと珈琲をたのんだ。

当たり前だけれど此処ではみんな、珈琲を飲む。

それもいい。

皆控えめな静かさで、なんだかこの空間は幸せだ。
店主さんも珈琲での営みを幸せに感じているのではないだろうか。

ああ　これは誰のだろう、ふわぁと次の誰かのために淹れる珈琲の香りが漂うのだ。
とてもいい。

そういえば
真夏にくるのが初めてだったことに気づく。
次は、焼き芋が笑って迎えてくれる秋にこようかな、
それともお正月かな

常連さんとよべるほどには来れていないけど
なんとなく店主さんに“たまにくる人”と認識されている気がする　気がしているだけ　それもいい。

～～
ブラジルキャラメロード　550yen
いちじくのチーズケーキ　550yen（うらおぼえ）

お正月三が日にあいている素敵なカフェなんて、大阪府内にはほとんどないです。（たぶん）
梅田や難波？ダメですそんな、芋の子洗いみたいなとこ。

ミナヅキ珈琲さん。
大好きな、平野郷の、自家焙煎珈琲屋さんです。
今年も来ました。

お腹がすこし空いていたので、
チーズトーストを2人でシェアし、さつまいもチーズケーキとガトーショコラとをそれぞれいただきました。

私はマンデリンでキリリと濃く苦味を楽しみ、
お連れ様はグアテマラで、極上のコクと少しの甘みに舌鼓

チーズトースト。こちらのお店で初めてのトースト。
モッツァレラ？エメンタールかな？焼くとほんのり甘い香りのメルティなチーズが香ばしく焦げめ、
カマンベールが半溶けで、ほんのりはちみつ。
私は、ここ最近食べたチーズトーストでいちばん好き

さつまいもチーズケーキ。（これも初めて）
少し固めのベイクド、でもなめらかな生地。
さすがのミナヅキさんのお得意！さつまいもがほろっと甘い。
ラム酒を効かせてあるのが個性的にさつまいもの甘みを引き立てていて、オトナの香り。うーん\(•ㅂ•)/

ガトーショコラ。（これも初めて）
バニラアイスが添えてあります。
表面はホロッと崩れるサク生地、中身部分がめっちゃしっとり濃厚なショコラ。おいしい！
チーズケーキもおいしいけど、ガトーショコラはさらによかった。
かなりおいしいやつです。
店主さんの手作りです。

マンデリンは、たんなる苦みだけでなく、雑味なく深いコク。おいしい。

ぽつ、ぽつ、とご夫婦や ひとりの男性などが来るものの、静かでマイペースで優雅な珈琲タイム。
初詣の雑踏も、お正月のつらいニュースも、しばし忘れて、素朴で美味な焼き菓子と、「うん！」とにっこり笑っていただく珈琲と。

すてきな一年のはじまり
来年もまた来たいなと、一年のスタートをきるのです。

〜〜
チーズトースト 440yen←ややうろ覚え
ガトーショコラ 500yen
さつまいもチーズケーキ 450yen
マンデリン グアテマラ　550yen〜

お寺や路地のひしめく旧い町なみ、「平野郷」
平野郷自体が、懐古空間

晴れ渡る元旦の昼すぎ
近くに 全興寺さんや杭全神社もあるから
お正月も 人通りがあります。

一年の初まりに来れてうれしい。
『ミナヅキ珈琲』
町の懐古感まるごとお気に入りの自家焙煎珈琲店です。
一度、臨時休業で入れなかったので 2回目です。

新年の空気の凛とした中に、やきいも の印がはためいています。冬ならではかもしれません。

ガラス引き戸に『ミナヅキ珈琲・自家焙煎珈琲』
目立たせること重視になった昨今は あんまり見なくなったスタイルです。

**********
私が入ろうとするや、3人家族連れも入店
やはり初詣帰りのようですね。
では私は 以前と同じテーブル席。

今回は、好きな豆のスタンダード
“インドネシア マンデリン”
焙煎人を変えると 珈琲豆はかくも表情を変えますか！
マンデリンは 普段、苦みコクから口に広がることが多いんですが、先にほのかな甘み苦さが来た。そして意外に苦みと共にスッキリ感が広がる。
また違う表情のマンデリンです。
おもしろい。趣深い。

やきいもが自信作のお店ですが
今日は前回と趣を変えて“チーズケーキ”300yen
店主さんの手作りのNYタイプのチーズケーキ。

キメの詰まったチーズケーキで、かなりレモンの酸味が爽やかです。
「レモンチーズケーキ」と改名してもいいかも！ていうくらい。
甘いものが苦手なひとにも好かれそうな。

木造の、むき出しの梁に、明るすぎない照明。
初めましてのマンデリンと爽やかなチーズケーキが、新年の空気を静かに引き締めます。

この古い建物は なんだか、くつろぐのに姿勢が伸びるんですよね。
凛 ていうか。
なんだか、ひとりでに落ち着きます。

手作り。
古民家。
自家焙煎。
タイル。
おだやかな店主さん。
やさしいスイーツ。
来るたび わたしの好きなものが またひとつ増えていきます。
また来ます。

お寺や路地のひしめく旧い町なみ、「平野郷」
平野郷自体が、懐古空間そのものなのですけどね。
あいにくの小雨のなかを訪れました、『ミナヅキ珈琲』さん。

あいにくの小雨と言いましたが、ちょっと時が止まったような 主張しないしっとりとした古民家は
むしろ 少しの雨さえ似合うような気がします。
ガラス引き戸に『ミナヅキ珈琲・自家焙煎珈琲』の文字が良い。
目立たせること重視になった昨今は あんまり見なくなったスタイルです。

**********
午前でしたが座敷に楽しそうな女子会の声、地域に溶け込んでいる感がうかがえます。
カウンターに先客女性ひとり。
青いなつかしい釉薬のレトロタイルに木のカウンターが素敵でしたが、私はテーブル席にします。
カウンターに座るより、カウンターを眺めることを選んだから。

店主さんにウルサイほど相談して、豆の香りも試させてもらって、
今日は変化球の珈琲を選びましたよ、
“ブラジル アマレロブルボン”
初めての珈琲豆、深煎りしてもさほど濃くなく、さわやかな果実感のある一杯でした。

ミナヅキ珈琲さんが やきいもが自信作なのは、平野街歩きで小耳にはさんでいたんです
だから“冷やし焼き芋 バニラアイス添え”に惹かれました。

これが･･･絶品だったんです。
絶品は感動を生みます。
「これ、芋の蜜だけの甘みですか！？」と 店主さんに質問してしまったくらい、
冷たーく冷やした蜜芋の甘さが、信じられない。おいしい。食べてよかった！
もうこれ、
夏、サツマイモ好きな人は絶対オーダーしたほうがいい。（と思いました）

落ち着いた空間。
木造の、むき出しの梁に、明るすぎない照明。
ここちよい焙煎珈琲の香り。
古い建物って、なんでこんなにここちいいんだろう。

気に入りすぎて、テイクアウトで「やきいも豆乳プリン」を購入。
そしたら、カウンターに座っていた女性がそのスイーツの作家さんだったという粋！！
（CYNARさん）
だって、焼き芋がおいしかったんだもの。

こちらのお店、チーズケーキやパウンドケーキ等のスイーツは店主さんの手作りで、
やきいも豆乳プリンや米粉マフィンなんかの焼き菓子を一部、こちらの女性が作っているそうです。

手作り。
古民家。
自家焙煎。
タイル。
わたしの好きなものだらけの空間、食べログに載せて混んでしまうのがイヤで躊躇しましたが…
とてもいとおしいお店だったので、備忘録として、書かせていただきました。
私見ですが、心が疲れたときや 深呼吸したいときに、来たくなる気がします。

また来ます。