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冷酒「鶴の友」(大銚子¥760)。飾り気のないシンプルな徳利、これまた越後の心意気を感じる
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燗酒「米百俵」(大銚子¥860)。ぬる燗はまろやかな味わい、お猪口は自分で選べる趣向
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お通しは、厚揚げ・里芋・こんにゃくの煮物。冷やされており、出汁の風味がしみじみ美味しい
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フナベタの刺身。小型なヒラメの一種、柔らかいのに、しっかりと旨味がある!
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モツの煮込み(¥540)。モツも野菜もたっぷり、甘辛く柔らかく炊かれた大根が旨い
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のっぺ(¥530)。新潟を代表する郷土料理、昆布系の出汁を効かせた醤油味、とても品が良い
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かきのもと(¥530)。食用菊のおひたし、わけぎのようにザクザクと歯切れ良く、快い食感!
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栃尾揚げ(¥690)。表面カリカリ、中身ふっくらアツアツに仕上げてある
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小粒の納豆を挟んで焼き上げてある。醤油を掛ければ、まさに大豆×大豆×大豆の競演!
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ぷらっと本町アーケードを南へ抜け、人情横丁の通りにある居酒屋「案山子」
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太田和彦氏も贔屓にしているという。赤提灯がいい味出してます~
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新潟の居酒屋だけあって、地酒には事欠かない。この他にも冊子があり、いろいろ迷い悩める
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常備のおつまみ。イカみそ漬け焼き、脂のりサバ焼き、フナベタのホネセンベイ、ハムカツ、そばサラダ、納豆おろし…
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朝に通り掛かったら、こんな感じでした。また機会があれば訪れたい
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[新潟市]
2019/11/22(金)
古町の南、東堀前通5番町にある居酒屋。
場所は… 新潟駅方面から萬代橋を渡り、本町交差点を左折して「ぷらっと本町」に入る。
アーケードを抜けて、人情市場が見えたら神社を越えて右折。少し歩いて左手にある。
BRT萬代橋ライン・本町バス停から徒歩4分。JR新潟駅からタクシー10分(2km)。
日曜・月曜・祝日定休。平日は14時から営業。
太田和彦氏が訪れる居酒屋ということで、新幹線の車内冊子で紹介されており、
以前からブックマークしていたが、ようやく訪れることが出来た。
店頭にはお決まりの赤提灯。創業以来30余年。
"おふくろの味 案山子" 店名からして、良いよね(^-^)
客席は L字カウンター8席、2~4人掛けテーブル×6卓程度(全30席)。
全席喫煙アリ。BGMはジャズが流れる。
壁を見れば "火垂るの墓" の作者として知られる、野坂昭如氏の色紙が貼られている。
「減反の野に かぎろひの 案山子」
主人と女性店員さんの2人での営業。
大箱ではないので、一人で訪れるのにも適した店だ。
お品書きの一部を紹介すると…
〔冷菜〕刺身盛合せ、タラ白子ポン酢、そばサラダ
〔焼物〕いか味噌焼き、鯖の塩焼き
〔煮物〕モツの煮込み、カキ鍋
〔揚物〕コロッケ、ハムカツ
突出して珍しい料理が出るわけではないが、地のものをバランス良く揃え、
いぶし銀の酒肴ばかり揃っている、という印象。
そして、ずらりと並ぶ越後の地酒が圧巻。これぞ旅の醍醐味!
〔下越〕〆張鶴、北翔、鶴の友、越乃寒梅、麒麟山、菅名岳
〔中越〕久保田、朝日山、八海山、緑川、越乃景虎
〔上越〕雪中梅、千代の光
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■冷酒「鶴の友」(大銚子¥760)
新潟市西区・樋木酒造の地酒。
新潟の酒は淡麗といわれるが、極端な辛口ではなくマイルドな味わいが今らしい。
お猪口を選べるのも楽しい。
■燗酒「米百俵」(大銚子¥860)
新潟県長岡市・栃倉酒造の地酒。
明治初期、戊辰戦争で困窮した長岡藩に、三根山藩(現在の新潟市西蒲区)から
義捐米100俵が送られたが、長岡藩はその全てを学校教育に注いだという歴史にちなむ酒銘。
燗酒は人肌燗から飛切燗まで、温度を指定できるのが通好み。
今回はぬる燗でお願いした。
なるほど、自然な甘みがあって、まろやかな味わい。
もつ煮とも栃尾揚げとも、抜群の相性を発揮。
チェイサー(和み水)は卓上に用意されているので、酒と等量飲んで、悪酔いを避けよう。
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■お通し(¥320)
里芋・厚揚げ・こんにゃくの煮物。
白醤油を使っているのか、淡く上品な色に仕上がっている。
ついでに冷えているので、冷酒によく合う。
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■フナベタの刺身(¥)
「刺身は全部終わっちゃった、フナベタだけ残ってる」と店主。
そう、そのフナベタが食べたいんです!
ごく小型なヒラメの一種で、船底にベタっと貼り付いていることが多いので、
フナベタと呼ばれ親しまれているとか。
透明感のある白身。個人的には、お初にお目に掛かる。
口に入れると、今まで白身では味わったことのない「柔らかさ」
柔らかいのに、しっかりと旨味がある。
なるほど、これは名物と言われるわけだ。
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■モツの煮込み(¥540)
唐辛子を加えてオレンジ色に仕上がっているが、決して激辛ではない。
甘辛い味わい、口に運ぶたびに、冷えた身体がじわじわと温まる。
具はモツ(ホルモン中心)・大根・人参・こんにゃく。
特に、甘く柔らかく炊かれた大根が旨い。
モツも野菜もたっぷり入っており、満足感十分。
熱燗との相性については、言うまでもない。
スープまで旨くて、思わず飲み干してしまう。
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■のっぺ(¥530)
注文すると、すぐに出て来る。
カットした里芋でとろみをつけ、人参・筍・ごぼう・蓮根・椎茸・しめじ・銀杏、
さらに蒲鉾・こんにゃくを加えた煮物。具沢山で素晴らしい!
昆布系の出汁を効かせた醤油味で、非常に品の良い煮物、という印象。
本来のっぺは熱い煮物ではなく、冷たい煮物とのこと。
一度にたくさん作り置いて、味を馴染ませているようだ。
値段も手頃だし、これは食べる価値あり!
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■かきのもと(¥530)
新潟における秋の風物詩、食用菊のおひたし。
山形では "もってのほか" と呼ぶが、新潟では "かきのもと"(柿の素)と称する。
日本における、元祖エディブルフラワーと言えるかも?
どっさり豪快、まずはボリューム感に驚き。
天然色素・アントシアニンの紫色が非常に美しい。
おひたしの味付けはやや甘口。わけぎのようにザクザクと歯切れ良く、快い食感。
あっさりとして、いくらでも食べられそう。
菊と聞くと何となく苦味を連想するが、こちら苦味や渋味は皆無。
山形では漬物の菊を食べたことがあったが、おひたしで食べたのは初めて。
非常に気に入った♪
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■栃尾揚げ(¥690)
長岡市栃尾地区の名産で、日本中に知られる分厚い油揚げ。
中央をカットし、小粒の納豆を挟んで焼き上げてある。
調理に時間が掛かるので、早めに注文するのが良い。
表面カリカリ、中身ふっくらアツアツに仕上げてある。
醤油を掛ければ、まさに大豆×大豆×大豆の競演!
これは間違いなく日本酒、特に熱燗に合う逸品。
薬味の大根おろし・刻みねぎも、いい仕事をしている。
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こちらが注文を入れると「はい、はい」と心地よい返事が返る。
決して話を振ってくるわけでもない、過剰な接客はなく、居酒屋に求められる仕事を
淡々ときっちりこなす男らしい姿勢には、大いに好感をもった。
お会計¥5070。食べた量に比して、お値段も良心的だと思う。
今回は満腹でたどり着けなかったが、いか味噌漬け・脂乗りサバ焼き・
コロッケ・揚げシューマイも気になった。
私の前にも後にも客が入らず、何故だか 2時間貸切タイムであったが、
越後の美味と美酒を堪能できる、優れた一軒であることは間違いないと思う。