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店名 |
マナックターブル(mannacktable)
|
---|---|
ジャンル | フレンチ |
予約・ お問い合わせ |
0263-31-0033 |
予約可否 |
予約可 |
住所 | |
交通手段 |
北松本駅から607m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算(口コミ集計) |
|
支払い方法 |
カード可 (JCB、AMEX、Diners) |
席数 |
16席 (カウンター6席、テーブル10席(4人掛け2、2人掛け1)) |
---|---|
個室 |
無 |
禁煙・喫煙 | 全席禁煙 |
駐車場 |
無 近隣にコインパーキングあり |
空間・設備 | 落ち着いた空間、カウンター席あり |
ドリンク | ワインあり、ワインにこだわる |
---|---|
料理 | 野菜料理にこだわる、魚料理にこだわる |
利用シーン |
|
---|---|
ロケーション | 一軒家レストラン |
ホームページ | |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
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松本の「マナックターブル(mannacktable)」さんは、かなりヒットしたフレンチです。
食べログは3.05ですが、シェフはかなりの実力派。
ジャンルはフレンチとなるものの食後感は軽く、食材の取り合わせや調理法はモダンです。
しかし、地に足がついた調理で食材の魅力を引き出しています。
それでいて超リーズナブル。
実力と世間の評価の乖離が激しすぎるお店です。
食べログにアップされている写真はイマイチ垢抜けていませんでしたが、公式サイトの以下のシェフの言葉を見て訪問を決めました。
自然の環境がこの信州松本の周りにはあり、それを活かした新しい料理を提案したい。そんなシェフの考えから作られたmannacktable(マナックターブル)は、松本の天然食材を特に大事にし、その食材を使った松本でしか味わえないメニューをお届けします。日々、山に入り綺麗な野草を摘み食材に活かし、時には落ち葉を集め、その香りを使った料理を考案したり。フレンチシェフの経験を活かし、その知識と技術で料理を仕上げていますが、フレンチというカテゴリーには収まらないオリジナルの料理を提案します。
松本市「マナックターブル(mannacktable)」の魅力とは?
「マナックターブル(mannacktable)」さんは、2016年8月28日のオープンとのことです。
オープンから8年以上経つのに松本以外で知られていないとは、何かがおかしい!と感じました。
それほどに味、独創性、食材力、コストパフォーマンスを兼ね揃えるレストランなので。
食材の多くは長野県が誇る山野のもので、キノコのシーズンには多用されていました。
ただ、多用と言っても決して多すぎることはなく、上品にキノコを配置する使い方です。
そこに長野には無い海の素材を加えて、料理の幅を広げておられます。
魚介類は沼津漁港から直送で仕入れているそうです。
御料理は全体的にモダンフレンチらしく美しいフォルムですが、調理法はクラシックフレンチに近しいです。
シャルキュトリーを活かしたタルトなどは個人的に琴線に触れまくりでした。
そして、調理法はクラシックに近くとも、調味に関してはモダンなので食後感が軽いところも特徴になります。
コースの提供テンポも秀逸で、食べ疲れしません。
モダンフレンチとして独創性や軽さを意識されつつ、しっかりした満足感を与えてくれる秀逸な組み立てです。
「マナックターブル(mannacktable)」のコースの詳細
葉唐辛子のピュレを練り込んだスポンジ、自家製ヤギチーズ
アカヤマドリダケと根室の毛蟹のロワイヤル、地元のハナイグチ
自家製の胡桃パン
茄子、ホロホロ鳥の白レバー、信州牛のパテのタルト
マハタ、ソース・ヴァン・ブラン
佐久の日本鹿、自家製生ハム、原木マイタケ、天然クリフウセン、マイタケソース
自家製チーズのクレームダンジュ、リンゴのソース、シャインマスカットの液体窒素ソース
焼き立てのカヌレ
カフェ
ドリンクのメニューはこの通り。
僕はシードルをボトルで頂いた後、グラスで白と赤を頂いた。
スパークリングワイン
葉唐辛子のピュレを練り込んだスポンジ、自家製ヤギチーズ
チーズの旨味が活きる印象深い一品。見た目に心が踊り、軽やかなふわふわスポンジとチーズのコクを楽しめる美味しいアミューズ。
アカヤマドリダケと根室の毛蟹のロワイヤル、地元のハナイグチ
毛蟹の旨味をたっぷりと楽しませつつ、毛蟹の使い方がこれ見よがしではないのが好感。塩気も上品だ。ハナイグチのぬめっとしながらコリコリした食感と軽い苦味が魅力的なアクセントになる。山椒オイルを使用か。
自家製の胡桃パン
胡桃がごろっと入っていて、パン自体も香ばしくて味わい深い。美味しいパンだ。
茄子、ホロホロ鳥の白レバー、信州牛のパテのタルト
ホロホロ鳥の白レバー、信州牛のパテに、自家製モッツァレラチーズのソース、パプリカソース、菊の花のマリネ。レバーの濃密なコクと他構成要素の味わいが複雑に絡む、絶妙なバランス!薄くともタルト生地の香り味わいも活きている
白ワイン
マハタ、ソース・ヴァン・ブラン
ソースヴァンブランに発酵させた紫蘇の実を合わせ、ペルノに漬けたイクラを加えている点が独創的で面白い。奥は万願寺唐辛子の蕎麦粉のフリット。中にはジャガイモと魚のすり身が詰められている。
これは、イクラの使い方が巧い!単に映えのために乗せる日本料理人よりも巧い!イクラ油脂のコクとペルノの香りが調味料的に効いている。肉厚なマハタをジューシィに焼き上げて旨味を楽しませる調理。ソースの油脂は非常に軽い。モダンな着想で基づきながら、しっかりと必然性のある組み立てを行っている。魚のポーションも巨大で嬉しい。
ちなみに、「ペルノ」はフランスのリキュール。1915年に発売禁止となった「アブサン」の後継的なお酒で、「アブサン」のボタニカルがニガヨモギ主体であるところ、「ペルノ」はアニス、スターアニス、コリアンダーなど15種類のハーブである。…ようは変態的なフランスのリキュールだ。
赤ワイン
佐久の日本鹿、自家製生ハム、原木マイタケ、天然クリフウセン、マイタケソース
鹿肉はむっちりしつつ、しっとりほどける魅力的なテクスチャー!鹿の香りが上品に広がり、旨味と酸味が広がる。
焼き込んで味わいと香りを凝縮させたマイタケも魅力。苦味も付与しているため鹿肉のアクセントになる。フウセンタケのクリーミーな香りもたまらない。
自家製チーズのクレームダンジュ、リンゴのソース、シャインマスカットの液体窒素ソース
美味しいデセール!チーズの風味が濃厚なクレームダンジュ。各フルーツの香りと自然な甘味が抜群である。リンゴのソースには紫蘇の香りも加えているのかな。味覚だけでなく温度差も効果的に構成している。
焼き立てのカヌレ
パリッ!と弾けて、もっちもち、とろりなカヌレ。ラム酒はふんわりと香る。これは美味しいカヌレだ。
カフェ