東京近郊で食べられる旨い汁なし麺(その1:武蔵野油そば編)
最近のラーメン屋さんでよく見る「汁なし」「油そば」「和えそば」「まぜそば」というキーワード。一体何が違うの? 今回は、東京近郊で食べられる種々の「汁なし麺」のうち、最古参とも言える「武蔵野油そば系」にフォーカス。 追って、様々な汁なし麺の分類をまとめて行く予定です。
更新日:2015/01/05 (2014/12/25作成)
ネット予約
閉じる
このまとめ記事は食べログレビュアーによる2262件の口コミを参考にまとめました。
多摩エリアで多く供されている、(諸説ありますが)「珍々亭」の油そばのスタイルを踏襲するものを指します。
タレ(主に醤油ダレとラード)が丼の底に沈んでおり、食べ手が下から麺をよく混ぜることで完成するシンプルな一杯です。
卓上調味料としてはラー油とお酢があり、これらを自分好みの比率で混ぜてカスタマイズするのが特徴。
具はチャーシュー、ネギ、メンマ、と最低限のお店が多いです。
スープを炊く必要がないので、厨房設備が最低限でよくかつ原価が低く押さえられることもあり、最近はFCチェーン系の展開も多い領域。
シンプルな構成が故、タレと油、麺のバランスが非常に重要となる油そばですが、こちらの一杯は、さすが元祖!全てのバランスがカッチリ決まった名作です。
通販でも買うことができます。
この手の古典的な油そばって、タレ・油・麺の3者の組み合わせのみで構成されるわけですが、そのシンプルさ故に、3者それぞれの品質とバランスがとても重要だと思うのです。
出典:http://tam6000.blog.fc2.com/blog-entry-230.html
このバランスが少しでも崩れると、しょっぱすぎたり、逆に甘すぎたり、コクがなかったり、油が多すぎてベトついたり、麺が絡まなかったり、逆に絡み過ぎて麺がひっついたりしてしまう。
このお店、この「バランス」がすばらしく良いんですね~。上に挙げたような、口に入れた際の違和感が全くない。
出典:http://tam6000.blog.fc2.com/blog-entry-230.html
驚いたのは、味変アイテムがなくても、飽きずにどんどん麺が啜れちゃうこと。
そうか、元がこれだけしっかりしていれば、あとは辣油入れようがお酢を入れようが、なんでもうまいよね。
おそらく、お店的には「何の工夫も隠し味もない」という味なのかもしれませんが、そういった有形的なものではなく、経験を基にした絶妙な「バランス」がこの味を作っているのでしょう。
出典:http://tam6000.blog.fc2.com/blog-entry-230.html
631人
20489人
0422-51-2041
出典: タム6000さん
オーセンティックな武蔵野油そばをベースに、揚げネギやニンニク、大ぶりのチャーシュー等、このお店ならではの魅力を付加したB級でジャンクな油そば。
この「駄菓子感」はクセになります。
通販でも買うことができます。
タレにほのかにニンニクの香りが付けられてるのと、前面に出過ぎない醤油感、それとバックの旨味のバランスがすごくいいですねぇ。!
ここに揚げネギの香ばしさが加わることで、さらに奥行きが増し、もう箸が止まりませんw
出典: タム6000さんの口コミ
出典: タム6000さん
麺の形状は中太角断面縮れ。自家製麺だそうです。
ゴワッとさも残りつつ、噛み締めるとモチプリっとしていて、この手のメニューにはバッチリ合います。
麺量は170gとのことで、ちゃんと量もあります。
チャーシューは1cmくらいの厚切りバラ煮豚スライスが1枚。
見た目硬そうなんだけど、スッと歯が入り噛み切れるしっとり柔らかな仕上がり。醤油ダレの漬け込み加減も濃すぎずいい感じ。
出典: タム6000さんの口コミ
出典: タム6000さん
ご飯茶碗ゆうに2杯分はあると思われるほどたっぷりの半チャーハンは、見事な中華鍋さばきでフワパラに仕上げられ、濃い目の味付けがたまりません。
具は刻みチャーシュー、そしてゴロゴロと大きめに刻まれたナルトにネギ、玉子と鉄板。
771人
19348人
03-3302-2266
出典: kekkojinさん
新青梅街道沿いに佇む、激渋なお店。
黄色いテントが郷愁を誘います。
・・・こ、この佇まい。知らなかったら絶対入らないタイプw
色あせた黄色いビニールテントなヒサシに、無駄にピカピカと点滅する裸電球の電飾。
通りに面したガラス扉は開け放たれ、明るいとも言えない店内に人の気配はなく、ライオンズのナイター中継のラジオのみが響きます。
こ、これは完全に「ザ80年代・街道沿いのラーメン屋」!
が、意を決して突入。床がブヨブヨの人工芝でさらに驚きww
出典:http://tam6000.blog.fc2.com/blog-entry-238.html
液体油ではなく、細かな背脂を使うのが特徴。
背脂&濃い目の味付けで一気に食べさせる、ジャンク感満点の油そばです。
豚出汁と胡椒がしっかり効いた醤油ダレのスパイシーな風味と、背脂のマイルドさ、コッテリさが完璧にマリアージュ。
中太の平打ちぎみなモッチリ麺にこれらがしっかりと絡みつき、素晴らしい一体感。これぞ油そば!完璧に近い仕上がりですね。
出典:http://tam6000.blog.fc2.com/blog-entry-238.html
・・・このミクスチャー感がまさにジャンクですね~。たまらんなぁ。
とにかく、背脂がいい仕事しています。コッテリ好きにはたまらないものがありますね。
出典:http://tam6000.blog.fc2.com/blog-entry-238.html
「珍々亭」タイプの古典派武蔵野系油そばとチャッチャ系の見事なコラボレーションというべきか。
もしくは大崎広小路「らーめん 平太周 味庵」の爆盛油脂麺を洗練させた感じかな?
出典:http://tam6000.blog.fc2.com/blog-entry-238.html
289人
9146人
03-3996-1710
出典: タム6000さん
素朴ながら、その極上のタレと麺の相性を味わうべき、ザ・武蔵野油そば。
油そばの元祖である珍々亭の系譜を感じさせながらも、個性的なタレで差別化を図った名作。
ルックス的には、典型的な「武蔵野系」な油そば。
ただ、油そばにしてはかなり多めのタレが入っているのが特徴的かな?
タレは明るいブラウンで、よく見るとしっかり乳化しており、ちょっと期待できそう。
出典: タム6000さんの口コミ
出典: タム6000さん
・・・ウマッ!
あらかじめ麺に絡められたこのタレ、超旨いなぁ。。
たぶん、サラダ油と甘めの醤油ダレに僅かな鶏ガラスープ&化調、という組み合わせだと思うのですが、なんだこれ、旨味がハンパねぇ。。。最初から卵黄を混ぜたかのようなコクなんです。
塩気自体は強くなく、旨味で包み込まれるような感じで非常にマイルド。ラードではないので口当たりも軽く意外にさっぱり。そこに醤油の香りがフワリと香り。。。うーん、こりゃ人気出るわけだわ。箸が止まりません。
後半、卓上のラー油とお酢を投入。
あ。。。一般的なフツーの油そばになってしまった。。。。
このマイルドなタレを味わうのがこの一杯の醍醐味のような気がするので、個性の強い味変アイテムは不要なのかも。
出典: タム6000さんの口コミ
571人
11524人
042-521-2339
※本記事は、2015/01/05に更新されています。内容、金額、メニュー等が現在と異なる場合がありますので、訪問の際は必ず事前に電話等でご確認ください。