夜のコースは腹一杯のメニュー : 健康中華庵 青蓮 日本橋店

この店は昼に二度だか三度程、割と最近に訪れている。1,000円を切る良心的な価格で味も良い。一度、夜に利用しようとのこことで同僚2人と初めて利用した。二人とも(自分もそれなりにだが)、結構、飲むので、飲み放題で5,800円のコースを頼んでおいた。

訪れたのが早かったこともあり、昼と違って、未だ客も疎らだったが時間が経過するに連れて、次々と客が入店。かなりの盛況であった。
内容は、HPに基づくと、
前菜5種盛
五目春巻
青菜のあっさり炒め
大海老のマンゴーマヨネーズ
北京ダック
鶏肉チンジャオロース
黒酢のこく旨酢豚
小エビ炒飯
デザート
ということになるが、これは12月のメニューで、訪れた際は11月だったので微妙に異なるかも知れぬが、写真を見る限り同じ様子である。

ビールから初めて、ハイボールに切り替えて食べ進めたが、相当な量である。酢豚のところでかなり腹は満ちた。残すのは罪悪感があるので、同僚にも「ちゃんと食えよ！　残すなよ！」と督促をしながら、全部、食べきった。女性でこれを均等にした量を食べるのは無理である。で、飲み放題で5,800円。極めて良心的である。昼だけではない。
料理に関してはどれもきちんとしている。勿論、日本人向けの味付けである。代表的でよくある内容だが品が良い。惜しむらくは海鮮が乏しいこと。海老はあるが、魚が何も無い。
中華料理でも、海の魚を使った料理は、当然に今は色々あるが、淡水魚の料理も相当に使う。なかなか日本で、今、海鮮となると中華での魚料理は、結構、大きな魚を使うことが多いので、提供し辛いこともあるのだろう。抑々、日本の中華料理はどこも海鮮料理は、烏賊や帆立等はよく見るが、まさしく魚という料理はあまり見掛けない。高級店は別だが・・・
此処もそうで少し残念ではある。が、価格に鑑みれば、致し方ない部分もあろう。

愉しく食べた、腹一杯である。これから忘年会でも重宝しそうだ。

二ヶ月程前に、この店で回鍋肉セットを昼に食べたところ、結構、満足のいくもので記憶に残っていた。再び昼に利用。早目に出向いたので、直ぐに入店で席を確保出来たが、食べ終えて勘定をして外に出たところ、6人程が店外で待っていた。やはり人気があるのだ。食べログでの評点は低いが、何故、こうも低いのかは知らない。が、その内、上がるものと信じている。

今回は「五目スープ麺」のセットを頼んだ。これも1,000円を切る。実にありがたい。料理が旨いだけにそうそう出来るものではないという気がする。烏賊、木耳、筍、白菜、薄ら卵他だが、味付けは非常にしっかりとしている。が、辛いだとかくどいということはなく、その手前できちんと止めてある。薄味では物足りぬが濃過ぎるともたれる。その狭間で、凡そ食客を満足させる内容になっている。これは回鍋肉もそうであった。

中華料理は概して油っこいし「肉」を中心とした料理が多くカロリーは高い。が、野菜が一度に沢山摂れるのは非常にありがたい。ここでしっかりと食べておいて、夜は部屋で軽めに済ませる。であれば、何の問題も無い。

とても安定感のある店である。実は、少し先に夜に3人でコースを予約している。飲んで食う！　で、翌日は極めて控え目にすれば良い。愉しみである。

客先との打合せ後に利用。少し早かったが事務所に戻っても直ぐに食事に出ないといけない時間になるので、早目の食事として利用。この店の利用は初めてである。早い訪問なので店は未だ空いていたが、結構、重厚な落ち着いた店である。
照明が控え目に灯っているのが良い。食事は谷崎潤一郎の陰翳礼賛では、暗がりで椀物の蓋を開けて云々をと、正に礼賛する下りがあるが、この小説(随筆か)はこよなく愛しているが、殊、食事に限っては余り暗いと色合いが判りにくく美味しそうに見えない。ある程度の明るさは必要だと思うが、一方で、矢鱈、明るいのは丙である。食事どころか座っていることも落ち着かない。一体、日本は夜でも明る過ぎるのである。

この店、健康中華と銘しているが、これは油や化学調味料に配慮があるということだろう。良くは判らぬが・・・
メニューを眺め、色々と食指が動いたが、久し振りに回鍋肉を頼んだ。肉も野菜もというバランスの良さを取った次第。
暫し待ち、運ばれてきた其れは、その通りで野菜もたっぷりで味も行き過ぎずに濃厚でとても美味しかった。添え物としての一品も蒸し鶏に生姜を和えて油を絡めたもので、よくある様な申し訳程度のものではない。
その他に、玉子スープ、杏仁豆腐も付いて1,000円を切るのだから、かなり値打ち感がある。今後は麺類でも食べに行こうか。