スペースインベーダーエクストリーム2のサウンド
今度のエクストリームのサウンドはCool & Pop!!
2008年に発売されたニンテンドーDS用ソフト「SPACE INVADERS EXTREME」がさらに進化して2009年3月26日に登場!
"Cool & Pop"をテーマにそのサウンドも大きくグレードアップ。ゲームの展開によってサウンドも進化する「インタラクティブサウンド」も前作に引き続き搭載しゲームプレイを盛り上げます。
タイトーサウンドチーム"ZUNTATA"の小塩広和が今作でもサウンドディレクション、サウンドシステムデザイン、メインコンポーザーを担当。新たなクリエイター達と共に、前作以上にバラエティに富んだエクストリームサウンドを作り上げました。
サウンドクリエイター インタビュー 第1回
全て"新曲"です。
■今作のゲームのテーマは"Cool&Pop"だそうですが、サウンドでもそのテーマに沿って何か前作と変えた部分というのはあるのですか?
ZUNTATA小塩広和(以下、小塩)前作では割と背景がクールな感じで統一されましたので、サウンド的にもストイックで渋めな感じに寄せていました。
今回は「Pop」というキーワードに象徴されるように、背景も割と分かりやすいものが多く、ゲーム的にも簡単で爽快感を得られるようになっています。
そのため、サウンドも全体的に明るめでバリエーション感を出し、私なりの「Pop」を意識しました。
■今回は全部新曲なんですか?
小塩 基本的にはほとんどの曲を新規で書き起こしていますが、メニュー画面のBGMは「エクストリーム」であることを表現したかったので、前作のアレンジになっています。
■前作で人気のあった曲などは入っていないんでしょうか。
小塩 一部ステージでは前作で人気のあった曲を新アレンジで入れました。そういう意味では前と全く同じの曲はないので全部新曲と言っていいかと思います。最初はそのまま入れようと思っていたんですが、結局全部手を入れてしまいました(笑)
インタラクティブサウンドについて
■前作でも好評だった「インタラクティブサウンド」ですが、今回はさらにその盛り上がり感が強調されたように感じます。何か前作とはやり方を変えた部分があるのですか?
小塩 今回の大きな変更はノーマルとラウンドとフィーバーが途切れなくシームレスにつながっていて、それぞれの場面でのBGM変化をより大きく感じやすくなっているという点だと思います。
そのためそれに合わせてBGMの変化するシステムを構築しなおして、それぞれの違いがより強調されることを意識して制作しました。
■なるほど。インタラクティブサウンドのシステムを一部変更することに迷いはありませんでしたか?
小塩 あまり時間もなかったんですが、クオリティ的によりよい方法を取りたいと思ったことと、前作で培ったノウハウもあったのでそれほど迷いはなかったと思いますね。
サウンドにもバラエティ感を
ステージによってBGMの曲調が結構異なっていて、前作よりもバラエティ感があると思うのですが。
小塩 今回のゲームの特徴として、背景のムービーがステージによってかなりイメージが変わるので、そっちが(ゲームが)そう来るならと言うことで(笑)サウンド的にもステージ毎にイメージが変わるように担当する作曲者を変えています。
例えば前作ではステージ1~3が私の担当だったのですが、今作ではステージ1と5を担当することにして、同じような曲調が続かないようにしました。
Profile
小塩 広和(Hirokazu Koshio)
タイトーサウンドチームZUNTATAに所属するコンポーザー。
代表作は「私のハッピーマナーブック」(ニンテンドーDS)、「アルカノイドDS」(ニンテンドーDS)、「スペースインベーダーエクストリーム」(ニンテンドーDS)、「スペースインベーダーインフィニティジーン」(携帯アプリ)など多数。
(c)TAITO CORP.1978,2009
※ニンテンドーDSは任天堂の登録商標です。