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とある某リゾートで起こっていること〜好きを潰す怪物の話〜

特に珍しくもないが、私は某リゾートでヲタ活をしている。
某ヲタクにも色々あるのだが、私は俗に役者ヲタクと呼ばれるタイプのヲタクだ。
その名の通りショーやパレードに登場する役者さんを、キャラクターを差し置いて追いかけ、写真を撮り、パークの外でも所属劇団が公演を打つと言えばチケットを取り、ラジオに出演すると言えば向かい、などをするわけである。
「中の人などいない」という言葉があるが、基本的に某ではきぐるみ以外にもそれが適用されるため、公の場で役者さんの名前を出して「役者ヲタ」をすることは禁忌となっている。
だから今から書くのは表沙汰にならない水面下で起こっているできごとだ。
この界隈では特に珍しいものでもなんでもない、ヲタクのいざこざ以下の愚痴であるが、そんなこともあるものだなと思って読んで頂ければありがたい。
私にもどうしたら良いのかわからない。
ただ、好きは好きで居たいのだ。

前述の通り私には好きな役者さんが居る。
勿論世間的に有名な方ではないが、パフォーマンスが個性的で面白く、そして絶対に誰かをいじったり傷つけるような形で笑いを取ることをしないのが魅力だった。
その役者さんを追いかける内に同じ趣味をもつ友達もできた。
年齢も趣味趣向もバラバラだったが、その役者さんが好きだということだけで繋がり、会って一週間も経たない頃から家に泊めてもらって始発でパークに行ったり、極寒の空の下で六時間しゃべりっぱなしでショー待ちをしたり、本当に楽しかった。

そんな彼女達が、ある頃から周囲を気にするようになった。
ショーを待つ時でも園内を歩いている時でも、そして役者さんが出演するラジオ番組を待つ間にも、何かを確認するかのようにキョロキョロと辺りを見廻すのだ。
どうしたの?と聞くとまたキョロキョロ辺りを見渡して、「怖い人が居て…」と小声で教えてくれた。
テーブルの下で見せて貰ったスマホには、このような画面が表示されていた。

 

「齧りの分際でなに!?」といった旨のスクショがありました。

 

齧り=歴の浅いヲタク、本気ではなく齧っているだけ、のようなニュアンスで使われる。にわかとほぼ同義語。

現場=パークや舞台など、アクターさんが登場する場所

 

出るわ、出るわ罵詈雑言の嵐。

スクショを保存していないことが悔やまれるのだが、鍵がかかっていないアカウントでその役者さんの写真をアップしている人を片っ端からリツイートして「へたくそ」やら「きっっも」やら、「今日〇〇(役者さんの名前)追ってたババア誰なの?」やら言いたい放題であった。

同じ役者さんを好きな人に、こんなめちゃくちゃな人が居たのか…。

呆然としている私に友達がそっと顎で示してくれたのは、少し離れた席に座るごく普通の女の子だった。

友達とニコニコ談笑している様子は本当にただの子供だった。

あんな子が本当にこんなことを?

その疑問は次にパークに行った時に解決した。

ショー待ちをしている時、やけに視線を感じて振り向けば、見たことのないような目つきでその普通の女の子が私たちを睨みつけていた。

「ねえ、睨まれてるよ」

そう伝えると、友達は「そうなの」と居心地が悪そうに身を縮こまらせた。

「最近ずっと睨まれるの。パークの中でも外でも、もう、怖くて。役者さんは好きなんだけど、大好きでずっと見てたいし舞台も通っていたいんだけど…」

怪物だ。

そう思った。

人から好きなものを奪う怪物。

気にすることない、それはそうなのだろうけど、同じ役者さんを好きでいる限り彼の出演するところではどこでも会わなければいけなくなる。

パークで睨まれ、劇場で舌打ちされ、歩道で後ろをつけられ振り返るとまた睨まれる。そしてTwitterでは罵倒の嵐。

その役者さんにファンが少なかったのは彼女の存在も大きいらしかった。

「あの役者の追いはやばい」と噂になっているらしい。

どうにかして彼女の行動を止めたいが、説得も無意味だ。

インスタグラムにその役者さんの写真を多く上げるアカウントができれば、このように身内と嘲り

 

 

写真が下手くそという旨のスクショがありました。

 

被り=同じ役者さんを追うヲタク

 

 

心ある人が注意をすればこの反応、

 

 

 

と言うのだが、彼女に睨まれない被りは1,2名しかいない。

パーク内でのことなら時間や場所をずらしたりするなどできるのだが、舞台やラジオとなると、どうしても対峙しなくてはならなくなる。

同じ役者さんが好きで、繋がりのある人は彼女に対面するのが嫌だからもう舞台に行かないという人も居る。実際来月にもこの役者さんはイベントをするのだが、私も友達も狭いホールで睨まれるのが不快で、もうチケットをとっていない。

 

今度のイベントに人が沢山気たら殺すという旨のスクショがありました。 

 

高田馬場でラジオイベントがあった時のツイート。

盛る=人がたくさん来る

この日のラジオではその次の月に重大発表があるということが告知されていた。 

 

 

劇団に言おうにも、彼女が劇団にお金を落としていることは事実だし、手弁当でやっている劇団なのでヲタクの小競り合いに役者さん本人の手をわずらわせるのはどうにも違う気がする。

どうすれば良いのかわからない。

役者さんは好きだし、応援したい。

演技も見たいしお金も落としたい。

たかだか睨まれたり悪口を言われたぐらいでその「好き」を変えたくない。

でも、彼女の冷たい目を見るたびにどうしても怯んでしまうのだ。

 

 

冒頭で言ったように、こんなのは良くあることだ。

珍しくもなんともない。

ただ、自分の身に起きるとは思っていなかった。

 

 

とこのブログを立ち上げたのが四日前。

それから色々考えたのだが、私は私が考えている以上に怒っていたのだなと実感した。

どこにそんなに腹が立つのか

 

まず第一に、人の「好き」を馬鹿にして陰で笑っている様が最低だと思った。

人には好きなものを好きだと言う権利がある。

それが何であれ、誰かに笑われる謂れなんかない筈だ。

ましてやその「好き」の対象は彼女も、彼女に嘲笑われた何人かも同じなのだ。

どうしてそんなひどいことができるのだろう。

 

第二に、彼女の行いは映画を始めとした創作行為、物語を貶めている。

何故か?某社の作品で「気に入らない奴が居たら陰口を言って嘲笑しあいましょう」なんてメッセージを発しているものがあったら教えて欲しい。(プロパガンダ映画など、マズイメッセージを持ったものは確かにありますが、そこを真似しなくてもいいんじゃない?)

物語の受け取り方は確かに自由だが、某社の映画が、ショーが、パレードがテーマにしているのは共生や認め合いであって、侮蔑や差別ではない。

役者さんの劇団の作品の中でもいじめは悪だとはっきり描かれている。

なのに、なぜこんなことを続けられるのか。

無闇矢鱈に全てを影響されろ、その通りに行動しろ、ということではない。

だが、全通に近いほどの回数を通って、メッセージを受け取って、やることがいじめなのか。

一体なんの為に舞台というものは、物語というものは存在しているのか、虚しくなった。

 

彼女の行いは明らかにおかしい。

私のやり方にはまずい部分も勿論ある。

だが、私は怒っている。私は黙らない。

どうしてただ好きで写真を上げている人が陰で嘲笑われなければならないのか、どうして私たちは睨まれ続け、イベントに行くのにさえ考え込まなければならないのか。

 

「好き」を邪魔されなければならないのか。

 

これはジャンル内で「やらかし」として共有されて終わっても意味がない。

「確かにそいつは悪いけどアンタも馬鹿だね」で終わっても意味がない。

彼女だけが糾弾されて終わっても意味がない。

もっと広く拡散されなければならない。

「好き」を邪魔するのは最低な行為だということが、これを読んでくれた人全員に承認されなければならない。

私の文章力はそれに達していないのかもしれない。

軽い気持ちで、某所には大分めんどくさそうで、しょうもない問題があるのだなあ、みたいに思ってくれればそれで十分だ。

とにかく、「変」なのだ。「異常」なのだ。

それだけが共有されればそれだけで万々歳だ。

 

 で、Twitterから僅か30分ぐらいで削除するはめになってしまいました。

私だけじゃなくて関係ない人達も彼女のターゲットになってしまうから、ということです。

 某って、某リゾートってそういうこともある場所なんです。

悲しいかな、、テーマパーク

 

 

「身の程をわきまえずにふざけたことをしたツケは必ず返してやるからな」という旨のスクショがありました。

 

 

 

と思ったけどもうあちらさんにバレているのでいいや!

みんなたくさん読んで下さい!!!!!

 

 

どうも、えらいことになっていますね。

とりあえず言葉を変えたり色々削除したりしています。

反省点がふたつあります。

 

ひとつは 

個人叩きに特化した記事になってしまっていたこと。

私が強調すべきは「界隈内ではよくあること」だけど許せない、おかしいという意志であって、「彼女たちを追い詰めたい」とか「やっつけたい」であってはならなかった筈です。そんなことしたってまた新たな彼女たちができるだけです。変わりません。

それを失念していました。

実際にひとりの方とメッセージのやりとりをしました。

具体的にどういう言葉からそう感じたのかは差し控えますが、界隈内の環境が彼女たちにそうさせているのは事実だと思いました。

そういった行動をする人々のひとりひとりが極悪人ではないのです。

それを失念して、当初のような個人を晒し上げるようなやり方はやはり良くなかったと思い、反省しています。

 

次に、具体的な名前を出しすぎてしまっている点です。

これに関してはここまで多くの人に注目されるとは思っていなかったので、できるだけ沢山の人に読んでもらえるように某社の名前を冠したということもあります。

「あまりにも具体的すぎて、その肝心の、誰よりも守られなければならない劇団各位に迷惑がかかるだろうがボケナス」

というご意見、その通りでございます。ということで色々表現を変えました。

某所でパフォーマンスを提供するスタンス、のようなものもあります。

 

それだけ間違いを犯したのにまだ消さないの?

消しません。

声を上げた事自体はどれだけ私がおかしく、間違いを犯しやすい人間であろうが間違っていないと思っているからです。今このブログを削除することは、自体を改善させるどころかマイナスに悪化させてしまうことだとも思います。

 

おそらくまた追記します。リプ、DM、それからコメント、ものすごい量で、募ったくせにお返事ができず大変申し訳ありません。肯定も批判も嫌がらせも全部受け取っております。

いずれの方も、このことに関心を持って頂いて本当にありがとうございます。

議論になることが、なによりの成果だと思います。