Google Localって、気がつくとこんな重要になっていたんだ(前編)
今日はグーグルのローカルビジネスセンター(グーグルローカル)について少し話をしてみようと思う。僕がこれから話すのは、必ずしも目の覚めるような新事実というわけではないけれど、これをSEOmoz読者のみんなに伝えておくのは重要なことだと思う。
というのも、このブログでは頻繁にはグーグルローカルを取り上げないにもかかわらず、ローカル検索で最適化を行う際に心得ておくべき難しさというのがかなりあるからだ。特に、顧客があちこちに営業拠点を持っていて、グーグルローカルに一括アップロードでリスティングの登録を行っている場合はね。
話を進める前に一言。非常に優秀な人たちがグーグルローカルの最適化について意見を述べており、僕はこの頃そういった人たちとチャットをしている。この記事の最後に、このテーマに関してさらに詳しい内容に触れた参考リソースを挙げておくから、ぜひチェックしてみてほしい(参考リソースの執筆者自身も、たぶん僕なんかよりグーグルローカルの最適化について多くを知っているはずだ!)。
なぜグーグルローカルに注意を払うべきなのか?
グーグルローカルに注意を払うべき理由は2つある。第1はブランドに無関係のトラフィックで、第2はブランドに対するトラフィックだ。
1. ブランドに無関係のトラフィック
グーグルは半年ほど前から、通常のウェブ検索の結果にローカル検索の結果を積極的に表示するようになった。これらはたいていの場合、10件の検索結果がひとかたまりになった形(10個1組のボックスセットみたいなものだろうか)で表示される。
以前は、ローカル検索の結果を見ようと思ったら、クエリに地名を含めておく必要があった。たとえば、「Hotels in Leeds」(リーズにあるホテル)のように。
さて、ここで注目してもらいたいのは、このローカル検索結果10個セットが検索結果の最上位に表示されている点だ。10個セットの中で3番目か4番目に表示されていたとしても、そのすぐ下にある通常の検索結果の1位より、クリックしてもらえる可能性は高くなる。これはかなり驚くべきことだ。つまり、この例のような非常に競争率の高い旅行関連クエリについては、通常のオーガニック検索に対する最適化より先に、この10個セットに入れるような最適化を実施することが必要になるわけだ。
だが今、新たな問題が浮上しつつある。グーグルはこの10個セットの積極的な活用を進めており、検索者の現在位置が特定できる場合、検索キーワードに地名を表す言葉が含まれていなくても10個セットを通常の検索結果内に表示し始めたからだ。たとえば、僕が「IT support」(ITサポート)と打ち込んで検索すると、以下のような結果が表示される。
僕がどこにいるのか何も情報を与えていないのに、さっき言った便利な10個セットが検索結果の中に表示されているよね。自分の居場所を言い当てられたようで、なんだか気味が悪い。要するに、競争率の高い一般的なクエリでこの10個セットが表示されるんだ。したがって、そこから得られる多くのトラフィックを獲得したかったら、グーグルローカルの最適化になるべく早く取りかかるべきだ。
2. ブランドに対するトラフィック
というわけで、一般的なクエリでは10個セットが表示されるので、そこに入ることを目指す動機になりうるんだけど、ブランド名によるナビゲーション検索は無関係で安全だと思ってる人が多いんじゃないかな?
本当にそうかな?! 残念ながらそうではない。「napoleons casino leeds」(僕が昔からよく行くポーカーの店)で検索した結果を見てほしい。ローカル検索結果が通常のオーガニックな結果の上に表示されてしまった。
「まあ、これならいいんじゃない? ローカル検索に表示されるリスティングは、間違いなく自分で制御できるんだろう?」あなたはそう思うかもしれないけど、実際にはそうはいかない例も多々ある。
というわけで、これがうまくいかない例を後編で解説する。
この記事は前後編の2回に分けてお届けする。次回は、グーグルローカルに関するさまざまな問題点と、グーグルローカルを活用する上でのアドバイスをお伝えする。→後編を読む
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