洋菓子「かげろう チョコレート」の販売が12月19日、イオンモール和歌山(和歌山市中)と近鉄百貨店和歌山(友田町)の「ゴディバ」ショップで始まった。
(左から)岡なづきさん、福田裕希さん、阿部邦昭さん、岸本周平和歌山県知事
「福菱」(白浜町、TEL 0739-42-3128)の看板商品「かげろう」は、小麦や卵で作った生地にバタークリームを挟んだ洋菓子。福菱の福田裕希会長によると、「かげろう」は1967(昭和42)年の販売開始以来、製法を変えず味を守ってきた商品で、商品バリエーションはこれまで、ほうじ茶味のみだったという。今回、第3の味、チョコレート味を開発した。
開発のきっかけは和歌山市出身ですさみ町観光大使を務めるサックスプレーヤー岡なづきさんの発案。岡さんは「有名ブランド『ゴディバ』と和歌山の味が結びつけば広く世界へ発信できる」と話す。
福田会長は「このコラボでインターナショナルに売り出せるため、元気の出る話だった。ビターなチョコレートの味を生かしながらチョコレートが固まらないよう調理することに苦労した」と話す。ゴディバジャパンの阿部邦昭常務は「チョコレートは難しい食材。かげろうと合わせるのは大変だったはず。積極的に販売していきたい」と意気込む。
価格は2個入り=561円、10個入り=2,376円。2025年3月から順次、全国のゴディバショップで販売する。