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ブログ( EdTech, web制作, DX )

HTML5でローカルにデータベースが作れる「Web Storage」を使ってみた!

もはや皆さまおなじみの「HTML5」ですが、今回はその機能の1つの「Web Storage」について特徴から動きについてざっくりと触れてみたいと思います。

はじめまして!昨年の10月よりspiceworksのsystem担当として入社しました「長澤」です!
以前にもブログにはちょっとだけ出ています…

これです!!

gosen1

違う違う…

これです!!

gosen2

※元ネタの内容はぜひこちらをご覧ください!!

以後お見知り置きをお願いしますm(_ _)m
プログラムについてはまだまだひよっこで、毎日英数字の羅列との格闘を繰り広げています。
そんなフレッシュで脂の乗った長澤が贈るブログに少しの間お付き合いください。

■Web Storageとは

  • ローカルにデータを保存する仕組み。
  • 種類は「session Storage」と「local Storage」の2つ。
  • データ保存容量は約5MB(※ブラウザ及びバージョンにより異なります)
  • javascriptにて操作を行う。
  • キーバリュー型データベース。

なので従来からある「Cookie」より多くデータの保存が可能!
これはなかなかいいですねー(^_^)

■「session Storage」と「local Storage」の違い

  • 「session Storage」:セッションが有効な間データが保持される ≠ ブラウザを閉じたときに消える。
  • 「local Storage」:明示的な削除がない限り永続的に保持される ≠ ブラウザを閉じても消えない。

じゃあ実際にソースコードを交えて操作してみたいと思います。

まずは

対応ブラウザの判定

localStorage」 or 「sessionStorage」で判定が可能

window. () {
    // ローカルストレージ対応判定
     if(!localStorage) {
         alert('ローカルストレージに対応していない');
     }
     // セッションストレージ対応判定
     if(!sessionStorage) {
         alert('セッションストレージに対応していない');
     }
}

これでブラウザが対応していなければアラートが出ます
次に

■データの保存と読み込み

方法は以下の3通り。

  1. メソッド
  2. プロパティ
  3. 連想配列

では「メソッド」の方法から
保存は「localStorage」オブジェクトの「setItem」メソッドを使います。
読み込みは「getItem」メソッドを使います。

// 保存
function methodSave() {
	var key = 'nagasawa';
	var val = 'satoshi';
	localStorage.setItem(key, val);
}
// 読み込み
function methodRead() {
	var name = localStorage.getItem('nagasawa');
	alert(name);
}

これで私の名前の「satoshi」が出てくるはず…

alert1

でた!

次に「プロパティ」の方法です
保存は「localStorage」オブジェクトに任意のプロパティ名を付けます。
読み込みは「localStorage」のプロパティ名を宣言するだけ。

// 保存
function propertySave() {
    var val = 'shinjuku';
    localStorage.tokyo = val;
}
// 読み込み
function propertyRead() {
    var address = localStorage.tokyo;
    alert(address);
}

alert2

うん!おっけー!

最後に「連想配列」の方法です
保存は「localStorage」オブジェクトの配列に任意のキー名を付けます。
読み込みは「localStorage」の配列のキー名を宣言するだけ。

// 保存
function hashsave() {
    var val = 'works';
    localStorage['spice'] = val;
}
// 読み込み
function hashroad() {
    var company = localStorage['spice'];
    alert(company);
}

alert3

完璧やー!

また、オブジェクトリテラルとしてまとめて処理することも可能です。その際は
保存は「JSON.stringify」でJSON文字列に変換します。
読み込みは「JSON.parse」で元の連想配列に変換します。

function batch() {
    var hash = {
        'nagasawa' : 'satoshi',
        'tokyo' : 'shinjuku',
        'spice' : 'works'
    };
    // JSON文字列に変換後保存
    localStorage.setItem('object', JSON.stringify(hash));
    // 連想配列に変換後読み込み
    var batch = JSON.parse(localStorage.getItem('object'));
    for(key in batch) {
        alert(key + ':' + batch[key]);
    }
}

個人的にはやっぱり「オブジェクトリテラル」がいいですねー(~_~)
他にも様々なメソッド、プロパティがありますので一部紹介します。

  • localStorage.clear()

    ローカルストレージ内の内容をすべて消去

  • localStorage.length

    データの数を返す

  • localStorage.key(hoge)

    hoge番目のkeyに保存されている値を返す

  • localStorage.removeItem(key)

    keyに対応する値を削除する

いろいろやってみたのですが、ブラウザによって挙動が違ったりとデメリットもあり実用はまだまだ難しそうな気が。。。
でも新しい技術を実用レベルまで昇華できるよう日々技術の向上に取り組みます。

最後にこのブログが少しでも参考になれば幸いです。

長澤 諭