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Inferring Movement Trajectories
from GPS Snippets
Mu Li, Amr Ahmed, Alexander J. Smola
2015.5.13 @WSDM2015読み会
担当:金 秀明
概要
スマホやタブレット経由で得られるGPSログと地図情報か
ら,ユーザの移動軌跡を推定&予測するための手法を提案.
エネルギーコスト等の理由でGPSログが散発的である点
が難しいところ(GPS Snippet).
空間と時間の両方をモデル化する
• 空間:移動にマルコフ性,観測ノイズに正規分布.
• 時間:移動時間に逆正規分布(速度と絡めてポイント).
US cities のデータで性能を確認.
問題設定
観測 {Oi}:
o1 o2 ok ok+1
・・・
緯度,経度,向き,時刻
状態 {Si}:
s1 s2 sk sk+1
・・・
Segment 情報(長さ,高速,レーン数など)
モデル(空間)
sk-1 → i’1 → i’2 → ... → sk → i1 → i2 → ... → sk+1
→
→
→
ok-1 ok ok+1
(1)
(2)
}
(3)
(1) 遷移行列:
(2) 軌道確率:
(3) 観測雑音:
l
モデル(時間)
sk-1 → i’1 → i’2 → ... → sk → i1 → i2 → ... → sk+1
→
→
→
ok-1 ok ok+1
(1)
(1) 観測雑音(移動時間)
地図から得られる特徴量 !":
道路形態,レーン数,走行形態,市・州・ZIP,時間帯や曜日,・・・
Data from a
road segment
パラメータの学習
周辺尤度最大化 × Dynamic programming(EM)
推定・予測方法
過去の推定 (s-, s+, t given)
将来の予測 (s- given)
": 最尤経路
s-
s+
s"-
t-
t
s-
t
|"-|のミス(p. 330)
"
"’
すべての経路 " の
所用時間の平均
s
"
"’
"’’
s-
t
経路 " ごとに所要
時間が t となる位
置を計算
実験:基礎統計
緑色: segment
黄色:intersection
どちらも方向付き
2013年のデータ
実験:基礎統計
平日 週末
ラッシュ
交通量分布
週末はラッシュ時のピークが和らぐ
⇒ 平日/週末の特徴量を速度推定に使用する
実験:基礎統計
速度分布
•SFは移動速度が遅い
•Salinaは2ピーク ⇒ 主要な高速道路が1つ有り
•方向分布が局在 ⇒ 道路の区画レイアウトを反映
実験:推定/予測結果
推定
生データ
•速度分布は推定側で < 10m/s の部分が消えてる・・・
⇒ segment の端の赤信号とかの影響はモデルでは
  segment でつぶしちゃってるので仕方ない.
•ラッシュ時の速度が落ちるのは予想通り.
•Salina でラッシュの影響が見られない
⇒ 交通の主が高速道路だから.
実験:推定/予測結果
• 全軌道データの 30% をテストデータとする.
• 過去の軌道の推定:各テスト軌道からランダムにGPS点を抽出し,それを当てる.
• 将来の軌道の予測:各テスト軌道の最後のGPS点から最も近いroad segment を当てる.
Full-Model: 全乗せ. GPS-speed: 速度を推定せず生のまま使用.
common: 軌道IDを特徴量に入れない. Shortest-path: 最短経路のみを考慮
実験:推定/予測結果
推定
予測
• SalinaとBoston は精度が良い
⇒ 高速なメインで速度のばらつきが小さいため.
• GPS-speedの精度が悪い
⇒ GPS “snippet” 故に観測速度がばらつくため.
  特にNew York は交通がぐちゃぐちゃ・・・
• 提案技術の良さが予測タスクで際立っている
⇒ 個々の軌道の特徴的な速度を推定している、
ということは個々の軌道の移動モードを捉えて
いるから.

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