グーグルは31日、「Google Transliteration」サービスが日本語に対応したことを公表した。 「Google Transliteration」は、ブラウザとクラウド上のサーバを連携して動作させることにより、コンピュータにIMEなどの変換ソフトがインストールされていなくても、さまざまな言語を入力可能とするもの。「Google Transliteration」では、ヒンディー語に始まり、アラビア語やペルシャ語、最近では中国語のサポートも開始していた。現在「Google Transliteration」ページでは、25の言語の入力が可能となっている。 今回日本語に対応したことで、たとえば、海外旅行先でPCを利用したい、といった場合でもブラウザ内で日本語入力が可能となる。このサービスでは、基本的なローマ字変換などはブラウザのなかで動作、ひらがなから漢字に変換する部分についてはクラウド上に存在するサーバと通信することで実現している。Google日本語入力のテクノロジが利用されており、数多くの語彙、高い精度の変換効率を実現したとのこと。 実際「Google Transliteration」ページにアクセスすると、手元のPCのIMEがオンになっていなくてもかな漢字変換が可能となっている。操作方法は、文字を入力してスペースバーを押すと変換操作が行われるなど、従来のIMEを蹈襲したものとなっている。また入力のほか、文字サイズの変更、整列、リンク設定、翻訳辞書など、ワープロライクな諸機能も用意されている。
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