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Jenkinsとマイクロソフトがパートナーシップを発表。Jenkinsの開発インフラとWebサイトがMicrosoft Azureに

2016年5月19日

Jenkisを開発するJenkinsプロジェクトとマイクロソフトはパートナーシップを結んだと発表しました。

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Jenkinsは継続的インテグレーションなどを実現するオープンソースの自動化ツールとして事実上の標準となっており、先月末に最新バージョンとなるJenkins 2.0がリリースされたばかりです。

DevOpsの普及などに伴ってJenkinsの利用も拡大しており、今後さらなる開発の推進が期待されています。

そうした中で、Jenkinsのブログによると同プロジェクトの開発インフラには以下のような課題があったとのこと。

  • インフラが4カ所に分かれ、別々のプロバイダから提供されていたため、キャパシティの管理などが面倒だった
  • インフラ管理をボランティアがやっていたが、手間がかかっていた
  • ダウンロードやミラーリングためのネットワークがインフラの制約で最新の技術が採用できていなかった

今回のJenkinsプロジェクトとマイクロソフトのパートナーシップにより、マイクロソフトはJenkinsプロジェクトのインフラとしてMicrosoft Azureの仮想マシンやストレージ、CDNなどを提供、さらにインフラ構築や管理にあたりマイクロソフトのエンジニアが協力。

JenkinsのWebサイトもMicrosoft Azureから提供されるとのことです。

Jenkinsプロジェクトはこれによりインフラの課題を解決できることになります。一方でマイクロソフトは、LinuxやJavaを用いているJenkinsのようなオープンソースプロジェクトをMicrosoft Azureがホストすることによって、Microsoft AzureがWindowsだけでなくLinuxやJavaとも高い親和性があることをアピールできることになります。

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Junichi Niino(jniino)
IT系の雑誌編集者、オンラインメディア発行人を経て独立。2009年にPublickeyを開始しました。
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