2001年宇宙の旅は、「どのような思想・解釈も受け入れてしまう」 懐の深さからして、ワームホールやハイパースペース理論の、さらにその上を見据えているに違いない。
映画と小説とでは その意図するところがまるで異なる ダブルスタンダードな作品であるが、一つ確かなことは、キューブリックもクラークも 共に 「(映像とフレーズの) マジシャン」 として この作品に深く関わっていたということだ。
注意すべきは、「マジシャン」 を素直に解釈することである。 これを曲解すると 「トンデモない結論命題」 に到達してしまうのだ。
|