私は原稿を書くのにMacとWindowsを両方使います。MacとWindowsの間は、クラウドストレージを使ってデータを共有しています。しかし、画面イメージや資料など何でもクラウドストレージに保存するので、整理できていないおもちゃ箱のような状況です。

こうなると「あのファイルをどこへ置いたかなぁ」と探す始末です。日頃から整理するように心がければよいのですが、そうは行かないのが常。こうした問題の解決を手助けするアプリがあるので、ご紹介します。ご紹介するのは『Alternote』というEvernoteクライアントです。Evernoteクライアントならば、それを使えば良いのではと考える方もいるかと思います。Alternoteは、ノートを書くことに特化した造りで、Evernoteを集中できるエディター化するアプリです。

たとえば、ノート一覧を非表示にしてエディターだけの表示にしたり、行間調整やワードカウント機能、背景を黒くするNight Mode機能などを備えています。定番の集中できるエディター「Byword」や「iA Write」に似た感覚で使えます。また、Markdownが使えるのも魅力で、EvernoteでMarkdownを使いたいと考えていた方にとっては最良の選択です。

ノートの同期は「すべて」か「任意選択」ができます。私は、原稿を書くために使うので、原稿用のノートブックを作成して、これだけを同期しています。こうすることで、同期時間を短縮できますし、間違って別のノートを編集したり削除したりすることもありません。また、Evernoteベースなので、これと同じ感覚で資料や写真などをノートに張り込んでおくことができ、散らかる資料の類は一元管理できました。

私は、原稿だけではなくブログの下書きもAlternoteに移行して、文章作成はすべてこれを使うほど気に入っています。ただ、残念なことにWindows版は無いので、WindowsではEvernoteを使っています。

Alternoteは有償アプリです。現在はセール中で600円で購入できます。動作の軽いEvernoteとしても十分魅力的なので、気になる方はいかがでしょうか。

Alternote

(傍島康雄)