Firefox利用者なら、ブラウザの重さにイライラする時もあるでしょう。ChromeやSafariなどほかのブラウザに乗り換えるという手段もありますが、どうしてもFirefox派がいい!という人のために、ここではあなたのFirefoxを軽くするためのアドオンを紹介します。

自動で最適化させるなら...『Vacuum Places Improved』

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ライフハッカーで2009年に取り上げた『Vacuum Places Improved』。自動的にデータベースを最適化してくれる優れたツールです。当時の記事では「Firefox3.5以上に対応している」と書かれていますが、私が現在使っているFirefox15でも問題なく使えました。今月(2012年10月9日)公開されたFirefox16でも動作を確認済みです。ワンクリックで最適化できるというのが魅力的ですね。

参考記事:クリックひとつでFirefoxのデータベースを"バキューム"するアドオン「Vacuum Places Improved」(2009年08月28日)


ターボチャージャーで快適! 『Fasterfox Lite

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細かい最適化の設定ができるアドオンなら『Fasterfox Lite』。レンダリングやパイプラインなど、かなり丁寧な設定ができます。もし細かい設定が面倒という場合は、プリセットの設定を「ターボチャージャー」にするだけでOK。これだけでもFirefoxがサクサクになっているのを体感できると思います。


アドオンの残骸もキレイにしてくれる『eCleaner

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『eCleaner』はFirefoxで削除したアドオンなどの残片データをきれいにしてくれるアドオン。たくさんのアドオンをダウンロードしては消す、ということを繰り返す人にとっては重宝するツールだと思います。

ブログ「ANTARES」では、以下のようにこのアドオンを説明していました。

Firefoxのアドオンをアンインストールすると、アドオンマネージャーの一覧からは消えてなくなりますが、実際にはそのアドオンを使用していた痕跡が完全に消去されるわけではなく、データベースの「Prefs.js」というファイル内にデータが書き込まれたままゴミとして残ってしまいます。

Firefoxの削除したアドオンの不要データを掃除して高速化するアドオン「eCleaner」

起動するとパラメーター表示されるので、すでに削除してしまったものはこのアドオンから消去してしまいましょう。


■やや上級者向け:「about:config」を変更する

アドレスバーに「about:config」と入力すると、Firefoxの高度な設定を変更できます。about:configと入れると「動作保証対象外になります!」と表示されますが、そのままボタンをクリックすると設定画面に入れます。

例えば検索窓で「browser.cache.memory.capacity」を入力し、表示されたら右クリックすると、値を変更できます。この値を「-1」にすると、Firefoxのキャッシュの保存場所をRAMに移動可能です。これでブラウザ自体を高速化できます。

ちなみに、この高度な設定で変更できるものはFirefoxのバージョンによって異なるので、Googleでabout:configについて調べる際には注意しましょう。

(安齋慎平)