前回、私は「ノマドワーキングに憧れる人へ~ノマドする覚悟はあるか?」という記事を書きました。この記事はITmediaオルタナティブブログやNAVERまとめでも採り上げられ、依然として「ノマド」という働き方に興味を持つ人が多いという結果となりました。
実際、ノマドワーカーが普段どのように働いているのか知りたいという人も多いようです。私が先日参加したノマドイベント「ノマドトーキョードリンクス第2回」では、「ノマドする場所」や「ノマドするツール」といったテーマが話題になっていました。
特にノマドする際に使うツールは重要。MacBook Airなどのハードウェアはもちろんのこと、メールやオンラインストレージなどのソフトウェアもノマドに適したサービスを選ぶ必要があります。というわけで今回は、前回の記事「無料の『SkyDesk』がノマドワーカーに最適な3つの理由」から一歩進んで、さらにノマド力を3倍アップさせるためのポイントを紹介します。
Photo by Thinkstock/Getty Images.前回の記事では、SkyDeskがノマドワーカーに最適な理由として以下の3つを挙げました。
- 多機能かつ仕事に集中できる環境
- Wi-Fiはもちろんのこと、3G回線でも十分軽い
- 一人だけど一人じゃない~「アクティビティ」機能でどこでもコミュニケーションできる
すべてのアプリケーションの基本機能を無料で使えるSkyDeskは、無料で利用できる範囲でも申し分のないくらい機能が揃っています。メール、ドキュメント作成、OCR付きの名刺管理などがすべてまとまっていて、まさに「かゆいところに手が届く」コラボレーションツールです。数人でコワーキングする程度の事業規模であれば、無料で使える範囲でも十分対応できます。
ただ、事業が拡大してノマドワーカーを複数人雇用するような規模にまで発展した場合は、メンバーの人数制限や名刺管理の枚数制限があると仕事に支障が出てくることもあるかと思います。そのようなノマドワーカーは制限を突破できる有料サービスを利用してしまいましょう。以下、有料サービスで拡大する機能について説明していきます。
■制限突破その1:組織人数を増やせる無料では「組織」に登録できる人数は3名までですが、SkyDeskの「SkyDesk Mail スタンダード10GB」および「SkyDesk Mail スタンダード15GB」を利用すれば最大300名まで増やせます(詳細はこちら)。組織については前回の記事「ビジネスで『SkyDesk』を使いこなすための『グループ』解説」の記事でもご紹介しましたが、「組織」ではユーザーの利用できる各機能の利用権限を設定できるなど、SkyDeskを企業で導入する際に必要となりそうなセキュリティ設定機能が揃えられています。「組織」にSkyDeskを利用するユーザーを登録することで、ユーザー管理が行えます。3名までの制限ではさすがに手狭に感じると思います。事業を拡大してノマド力をアップさせるためにも、組織人数を増やしましょう。
■制限突破その2:SkyDesk Mailのストレージ容量を増やせる無料で利用できる範囲では5GBですが、意外と5GBはあっという間に埋まってしまうもの。しかし有料サービスでは10GB/15GBに増量できます。Gmailの個人利用の容量は7.6GBなので、すでにGmailを仕事用に使っていてメールボックスがいっぱいになってしまう人も、SkyDeskの有料サービスを使えばGmailからメールをインポートしたとしても、まだメール容量に余裕ができます。
ちなみに、Gmailなどのフリーメールではメール画面に広告が表示されますが、SkyDeskでは広告が表示されません。これは無料でも有料でも同じですが、SkyDeskを導入する際の良い判断材料になると思います。
■制限突破その3:SkyDesk Cardsの名刺保存枚数を増やせる無料で管理できる名刺の枚数は50枚。確かに本当に仕事上で付き合いのある人を絞ると50人制限でも間に合うかもしれませんが、やはりどうしても50枚以上の名刺を管理したいですよね。Cardsの有料サービスである「SkyDesk Cardsプロフェッショナル」では、管理枚数を1000枚まで増量できます。しかも1組織グループあたり最大3000枚まで共有可能。この容量ならデスクに置いてある名刺ケースを丸ごと入れられます。
名刺ケースは意外と大きくて持ち運ぶのが大変。スキャンしてデータ化しているという人も多いと思いますが、いちいちスキャンするのは面倒。しかし、SkyDesk Cardsはスマホ搭載のカメラで読み取ってメールで送るだけでテキストデータ化できるOCR機能付き。これならいつでもどこでも名刺をデータ化できて便利ですね。
■プラスアルファ:Android端末もSkyDeskの「アクティビティ」機能に対応!前回の「無料の『SkyDesk』がノマドワーカーに最適な3つの理由」でも少し触れましたが、アクティビティ機能は一言で言えば「閉じられたグループのTwitter」。メールベースでのコミュニケーションを補完してくれます。組織全体にメッセージを送りたい時に使う「みんなにお知らせ」と、Twitterのようにつぶやける「ちょっとひとこと」を使いわけ、グループ内で気軽にやりとりができます。
しかも今回、Android端末からでもアクティビティに参加できるようになりました。SkyDeskのスマホサイトからConnectを選択すると、その中に「アクティビティ」が追加されていると思います。ここからアクティビティに参加可能。それまでPCからでしか参加できなかったAndroid派もスマホから気軽にやり取りに参加できます。
以上、ノマド力を3倍アップするためのSkyDesk有料サービスについて説明してきました。いきなり有料サービスを使用するのは躊躇してしまう...という人は、まず無料で利用できる機能を使ってみて無料の制限が窮屈に感じるようになったら有料サービスを検討するというのが良いかと思います。
(安齋慎平)