「趣味はゴルフです」と人前で堂々と宣言したり、駅のホームで傘を四番アイアンに見立てて自分のスイングを日々念入りにチェックしている方はもちろんのこと、何度かだけやったことがあるという方や、始めようかと思って必要だと思われるモノは買いそろえたけれど、実は全然使っていない...という方でも、ゴルフボールの一つや二つ、家に転がっているのではないでしょうか?

今回は「家では役に立たないモノ」ランキングの上位を占拠し続けていると推測される、このゴルフボールという存在の意外な使い方をご紹介。

 実はゴルフボールはその固さといい、大きさといい、質感といい、その光沢や艶といい、スポーティーなその外見といい、その全てにおいて足裏マッサージをするのに最適なのです!使い方はいとも簡単。

ゴルフボールの上に足を置き、足の裏でボールをゴロゴロと転がしてやるだけ。立ってやる方が力加減の調整がしやすいですが、座ったままでもできます。

台所の流しの前などに青竹踏みや、100円ショップで売っているプラスティックのイボイボ付きの青竹踏みモドキを置いている日本の家庭は、統計学的にかなり多いようですが、ゴルフボールを足の下でグリグリと転がす時に受ける足ツボへの刺激は、青竹のそれよりもピンポイントで迫ってきます。体重のかけ具合によって力加減も調整でき、しかも青竹踏みよりも場所を取らないというおまけ付き。オフィスの机の下に忍ばせておき、昼休みの後あたりに上司にばれることなく足ツボをグリグリと刺激することも夢ではありません。ゴルフボールを2つ使い、カウチに座りながら両足を同時にグリグリやる、というダブルパンチもオススメです。

ゴルフ以外の球技で使われるボールにも、それぞれの長所を活かした使い方があり、ソフトボールはふくらはぎのマッサージ、バレーボールは背中のストレッチ用にちょうど良い大きさなので、ゴルフボールを試してみて気に入った方は、合わせてお楽しみ下さい。

ボールは、その球体という構造上、転がりやすいという特性を持ち、床に置きっぱなしにしておくと、知らずに踏んづけて転倒したりすることもあるので、注意して下さい。また、長時間やりすぎると痛くなるので、ほどほどで辞めておくほうが良いかと思います。

足の裏は第2の心臓と呼ばれ、足のツボは躰の様々な所と連携していると言われています。この辺りが痛いけど、ここってなんのツボだろうか? と思った方は、こちらのチャートあたりを参考にしてみて下さい。

ケアンズのエスプラネード沿いの芝生で、ある朝一緒にヨガをやっていたスーパーパワフルウーマンであるKさんにこれを教えてもらったのですが、それ以来僕はゴルフボールを見かけると、足裏マッサージ用に発明されたモノにしか思えなくなってきています。また、この気持ち良さにハマってしまうと、大量のゴルフボールを目の当たりにした際にパブロフの犬的に無条件に気持ちよくなってしまう、という現象が見受けられる可能性も考えられますので、公共の場でゴルフボールを目にした際には、お気を付けくださいませ。

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(まいるす・ゑびす)