NVIDIAは5月23日、GeForce GTX 700シリーズのハイエンドモデルとして「GeForce GTX 780」を発表した。実売予想価格は8万4980円前後(649米ドル)。
28ナノメートルプロセスの「Kepler」アーキテクチャを採用した、GeForce GTX 680の後継にあたる製品。ただし、採用されるGPUコアは「GK104」ではなく、GeForce GTX TITANと同じ「GK110」で、構成トランジスタの数は71億個となっている。CUDAコア数は2304基、テクスチャユニット数は192基、ROPユニットが48基。
リファレンスデザインでは、動作クロックが863MHz、Boostクロックが900MHz(GPU Boost 2.0をサポート)。一方、メモリ接続バス幅やメモリ帯域幅はTITANと同じだが、メモリ容量は3Gバイト(GDDR5)に半減している。そのほかリファレンスカードの仕様は、SLI用のコネクタを2基備え、3-way SLIに対応。対応映像出力としてDisplayPort、HDMI、DVI-D、DVI-Iを装備し、4画面までのマルチディスプレイ出力をサポートする。外部補助電源8ピンと6ピン。TDPは250ワットだ。
実際のグラフィックス性能などについてはレビューを参照してほしい。
製品名 | GeForce GTX TITAN | GeForce GTX 780 | GeForce GTX 680 |
---|---|---|---|
GPC | 5 | 4or5 | 4 |
SM | 14 | 12 | 8 |
CUDA Core | 2688 | 2304 | 1536 |
テクスチャユニット | 224 | 192 | 128 |
ROPユニット | 48 | 48 | 32 |
GPUクロック(MHz) | 836 | 863 | 1006 |
Boost Clock(MHz) | 876 | 900 | 1058 |
テクスチャフィルレート(GTexels/sec) | 187.5 | 165.7 | 128.8 |
メモリクロック(GHz) | 1502 | 1502 | 1502 |
メモリタイプ | GDDR5 | GDDR5 | GDDR5 |
メモリ接続バス幅(bit) | 384 | 384 | 256 |
メモリ帯域幅(GB/sec) | 288.4 | 288.4 | 192.26 |
メモリ容量(MB) | 6144 | 3072 | 2048 |
最大消費電力(TDP:W) | 250 | 250 | 195 |
補助電源レイアウト | 8+6 | 8+6 | 6+6 |
トランジスタ数(億) | 71 | 71 | 35.4 |
プロセス(nm) | 28 | 28 | 28 |
なお、秋葉原のPCパーツショップ「ドスパラ」(ドスパラパーツ館)では、同GPU搭載グラフィックスカードの深夜販売を行っている。
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