今年もあと数日で終わり。そろそろ大掃除の時期ですね。家や部屋を掃除するだけでなく、スマホやPCの各種サービスも棚卸しして整理したくなる時期……? とはいえ、いざ退会しようと思ってもいまいちやり方が分からない。そんな時はとりあえず検索!
というわけで、こんな現代人の習慣を踏まえて「Yahoo!Japan」の検索データから見るみなさんの“やめたい”サービスランキングを2011〜14年で調べてみました。何気ないニーズや本音が表れる検索データ、どんな結果が出るでしょうか。
まずは「解約」と併せて一緒に調べられた件数が多いワードランキングです。Webサービスではなく通信キャリアやプロバイダのランクインが目立ちます。
携帯事業者で見ると、ソフトバンクとドコモはちらほら名前がありますが、KDDI(au)はなし。昨年11月には「各種サービス入会・退会」のページが分かりやすいと話題になったこともありましたが、迷って検索する方が少ないのでしょうか。
続いて「退会」です。こちらは逆にサービス系が多くなり、コミュニティーサービスの盛り上がりの変遷が見てとれます。退会したい人が目立つほどサービスとして発達・成熟しているということですね。
2011、12年の「アメーバピグ」の2位、13年のLINE登場などが特徴的でしょうか。個人的に興味深かったのは「こどもちゃれんじ」。個人情報流出問題で注目が集まったのは記憶に新しいですが、特に今年だけが突出して「退会」ワードで検索されたわけではなかったようです。進学や進級で入退会の区切りや必要性が明確だからかもしれません。
最後に「アカウント削除」。言葉が違うだけで一気にランキングが様変わりするのが面白いですね。このワードで検索している人は比較的積極的にネットサービスを使っている人のように思えます。「iCloud」「PS3」などこれまでと少し毛色の違う単語も出てきました。
「Skype」が継続して上位に入っているのに少し驚きました。昨年春のMSNメッセンジャーとの統合の影響も気になります。
退会ニーズが上がっているのはユーザー自体が増え、サービスの注目度も上がっている証――改めて見たところ、昨年あるいは今年初めて出現したWebサービス名は「Instagram」「Hulu」「UULA」の3つでした。いずれも写真や月額映像見放題サービスなど、文字ではなくビジュアルで訴えかけるものです。来年のトレンドはこのあたりかも。
Yahoo!検索の担当者の方によると「SNSでは書かないこと、聞けないこと、リアルな本音やニーズの部分が出るのは検索データならでは」とのこと。今後、違う題材でも“検索から見える本音”に迫っていければと思います。
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