ネクストがこのほど発表した「SNS、コミュニティーサイト利用者の実態・意識調査」によると、SNSやコミュニティーサイトでアクセス履歴が残る「足跡機能」について、ユーザーの約半数が「自分の行動を監視されているようで嫌だ」と考えている――という結果が出た。
都市部に住むSNS・コミュニティーサイトのユーザー1442人(男性634人、女性808人)を対象に、3月にネットで調査した。
足跡機能について46.8%が「自分の行動を監視されているようで嫌だ」という考えに近いと答えた。「友人の行動や自分のページに来た人の動向が分かるので必要」と考えるユーザーは18.7%で、残りの34.6%は「どちらともいえない」と答えた。
全体の57.2%は「足跡が残っていてもコメントの有無は気にしない」が、9%は「足跡だけ残してコメントを残さない人には腹が立つ」と答えた。
日記やコメントの更新について「とても楽しい」と答えたのは全体の17.2%で、「義務的にやっている」(12.1%)を上回った。「どちらともいえない」は61%だった。
参加しているSNS・コミュニティーサイトで「自分の情報の漏えいや炎上などに対する不安がある」ユーザーは48.3%。「SNS・コミュニティーサイトに対して安心感がある」は10.3%、「どちらともいえない」が41.5%。
SNS・コミュニティーサイトを通じ「行動範囲や知識が広がった」とユーザーは43.4%。「どちらともいえない」は39.4%、「広がっていない」は17.2%。
普段利用しているSNS・コミュニティーサイトで、最も利用頻度が高い機能は「日記」(66.5%)で、次いで「ニュース」(49.7%)、「グルメ」(31.6%)だった。
「レシピ」「コスメ」といったカテゴリーは女性の利用が多く、「ゲーム」「コンピュータ・インターネット」「株式・投資・マネー」は男性の利用が多かった。
「SNS・コミュニティーサイト、地域情報サイトはどのような場だと考えているか」という問いに対しては、「自分の趣味や関心事について、さらに深い知識を得られる場」(61.8%)と答えたユーザーが最も多かった。
次いで「新しい趣味や関心事を見つけられる場」(38.4%)、「自分が現在住む場所や地域にちて、有益な情報を得られる場」(34.5%)だった。
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