バベジの階差機関・解析機関 |
解析機関 (analytical engine)
解析機関は、歯車の組み合わせで構成された、機械的な 「コンピュータ」 です。
パンチカードを読みとる入力装置、演算結果を印刷する出力装置、演算装置、
記憶装置からなっていて、今日のコンピュータとほとんど同じ構成になっています。
エイダ (Augusta Ada Byron) は解析機関のためのプログラムを作り、
「プログラマの始祖」 とされています。
今日のコンピュータで常用されている条件分岐、サブルーチンなどがすでに考えられていました。
計算機といえば卓上型の、四則演算の計算機しかなかった時代に、このような
桁外れの構想を持っていたバベジには、やはり 「コンピュータの父」 の名が相応しいように思えます。
このページの画像は、THE HISTORY OF COMPUTING (http://ei.cs.vt.edu/~history/), NSF SUCCEED Engineering Visual Database (http://www.ce.vt.edu/evd/default.html) から許可を得て引用しています。