こんにちわ、マンガはすべてKindleで読もうと決めたホビヲです
繰り返し読みたい名作はずっと手元においておきたい。しかし、場所を取る。ならばKindleで買えば良いじゃないか。買い集めていこうと決めた大人向けの傑作漫画をまとめた。心に残る名シーンをかわいいイラストで紹介する。
それではいってみよう!
洗礼 / 楳図かずお(全3巻)
老いに恐怖する大女優が若くして引退し、子供を出産。それは永遠の若さを手に入れるための狂気の計画だった。我が子に脳を移植し成り代わる計画を実行する。母親と娘、教師と生徒、繰り広げられる狂気の愛憎劇。これを超える作品は未だ読んだことがない。
鬼滅の刃 / 吾峠呼世晴(全23巻)
鬼に襲われたら鬼になる世界で、鬼に襲われた妹を救うため奮闘する兄の物語。次から次に現れる強敵たち、仲間と力を合わせて戦う姿に日本中が夢中となる。もうダメだと諦めそうになる時、アファメーションを駆使し己を鼓舞する炭治郎に涙腺が緩んでしまう。
『鬼滅の刃』柱の一覧、全メンバーをイラストで紹介!鬼殺隊で一番強いのは? - ホビヲログ
火の鳥 / 手塚治虫(全16巻)
不死鳥の生き血を飲めば、永遠の命が手に入るという。過去、現在、未来、いつの時代も人間は「生きたい」と願い、火の山に住む不死身の鳥を探し求める。人々の欲望を超越した火の鳥をアイコンとし、描かれる人類のドラマ。漫画誌に残る不屈の名作。
GANTZ / 奥浩哉(全37巻)
電車にはねられ死んだはずの男が、目を覚ますとそこはマンションの一室。謎の黒い球の指令により、宇宙人を暗殺することに。仲間たちとともに、終わりなき戦いが始まる。死闘に次ぐ死闘、謎が謎をよぶ衝撃の展開にページをめくる手が止まらなくなる。
寄生獣 / 岩明均(全10巻)
寄生生物に乗っ取られた人間が、社会に溶け込み生活する世界。その事実を知る主人公の右手には、寄生に失敗した生物があった。敵対するはずの両者は生きるために協力する。右手に寄生したからミギーだが、左手だったらヒダリーになったのだろうか。
ベルサイユのばら / 池田理代子(全9巻)
フランス革命前夜の貴族社会における政治と人間模様を描く。若き皇太子妃マリーアントワネットと、護衛の兵士オスカル・フランソワ・ド・ジャルジェ。身分を超えた許されぬ愛を通して、当時の歴史を学ぶことができる。教養として必読の名作漫画。
歴史劇画 大宰相 / さいとう・たかを、 戸川猪佐武(全10巻)
「小説吉田学校」の漫画化。敗戦、GHQの占領、そして公職追放。戦後の永田町を自民党の立場から描く。吉田茂をはじめとした歴代首相はどのような決断をし、日本を動かしてきたのか。また、頂点に上り詰める田中角栄や中曽根康弘の権力闘争も見どころ。
ゲゲゲの鬼太郎 / 水木しげる(全13巻)
6歳になるまで人間の手で育てられた鬼太郎が、妖怪トラブルを解決する話。子供の頃、ねずみ男が大嫌いだった。しかし、大人になってから読むと、ねずみ男のような人間も悪くはないと思う。彼をどう評価するかが、大人と子供の境目だと思っている。
ブッダ / 手塚治虫(全14巻)
3,500年ほども昔の、仏教の祖である人間ブッダの物語。一人の人間が、地位も名誉もなげうって、生きる意味を知るために、苦行を経て悟りを開くまでを描く。生きるとは残酷なことだと知るはず。そして、人はなぜ生きるのか考えずにはいられなくなる作品。
ドラえもん / 藤子・F・不二雄(全45巻)
未来からやってきた猫型ロボットのひみつ道具に翻弄される子供たちの姿を描く。年齢的にも精神的にも成長しない主人公をもどかしく感じるが、世代を超えて愛されるために必要な設定。また、1巻と6巻と7巻と26巻を読めばいい説もある。
沈黙の艦隊 / かわぐちかいじ(全32巻)
「ひょこりひょうたん島」を潜水艦に置き換えた戦記物。日米政府により極秘に建造された原子力潜水艦「シーバット」。海江田艦長をはじめとした乗組員は反乱を起こし、独立戦闘国家「やまと」を名乗る。核弾頭搭載の恐怖に怯え世界はてんやわんやする。
はだしのゲン / 中沢啓治(全7巻)
読んだ子供たちの心には、何が残るのか。世の中は非情なもの、自分の力で生きていかなければならない、という強いメッセージを感じる。原爆の恐ろしさ、平和への願いが込められた名作。そして、学校の図書館に置くべきかどうかで議論になるほどの問題作。
国民クイズ / 加藤伸吉、杉元伶一(全2巻)
国民クイズは国権の最高機関であり、その決定は国権の最高意思、最高法規として、行政、立法、司法、その他あらゆるものに絶対、無制限に優先する。そんな国のレジスタンスの戦いを描く。友人におすすめしたら「悪趣味だね」の一言を返された思い出深い作品。
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月下の棋士 / 能條純一(全32巻)
伝説の棋士・御神三吉の推薦状を持った青年が、東京・将棋会館に現れる。破天荒な彼は魔物が潜む将棋の世界に足を踏み入れることとなる。奨励会をはじめ、将棋界で活躍する天才たちの神がかった試合は、フィクションとは分かっていても、震えてしまう。
テルマエ・ロマエ / ヤマザキマリ(全6巻)
古代ローマの男が、現代日本の風呂へタイムスリップ。現代日本と古代ローマを往来できる体質になってしまった。お風呂に入りたい、銭湯に行きたい、温泉に行きたい、そう思わせる名作お風呂漫画。ローマの文化や歴史も学べることができ、一石二鳥。
ねじ式 / つげ義春(全1巻)
海岸でメメクラゲに左腕を噛まれ、静脈を切断された主人公の少年。不条理な目にあいながら医者を求めて漁村を放浪する話。作者が見た夢が元で、作風は極めてシュール。「原稿の締め切りが迫りヤケクソになって書いた」とのことだが不思議な名作。
ブラック・ジャック / 手塚治虫(全12巻)
無免許の天才外科医、間黒男(はざまくろお)、またの名をブラック・ジャック。彼の神業の如き手術の腕に大金を積む患者は後を絶たない。しかし彼は、金よりも何よりも命を第一義に患者の前に立つ。「医療と生命」がテーマの医療漫画の金字塔。
サラリーマン金太郎 / 本宮ひろ志(全30巻)
漁師をやめて上京してきた矢島金太郎。右も左も分からないビジネスの世界に足を踏み入れる。常識に囚われない彼の行動は、次々と成果を出していく。正しいと思ったことをやり切る大切さ。多くのビジネスマンが忘れがちなことを思い出させてくれる。
課長 島耕作 / 弘兼憲史(全17巻)
島耕作、34歳。肩書き、課長。出世にあくせくする気もないが、新しい椅子の座り心地はなかなか悪くない。「古き好き日本の会社」が舞台となる名作漫画。かっこいい大人=島耕作、というイメージだった。実際には、漫画のようには上手くいかない。
ドラゴンボール / 鳥山明(全42巻)
集めるとどんな願い事も叶うというドラゴンボール。七つの玉を求めて、壮大なる冒険が始まった。天下一武道会、レッドリボン軍、ピッコロ大魔王、サイヤ人、フリーザ、人造人間・セル、魔人ブウ、とストーリーは大きく変化。個人的には桃白白が好き。
アドルフに告ぐ / 手塚治虫(全5巻)
神戸に住むアドルフは、パン屋のアドルフを通じ、アドルフの秘密を知る。アドルフが三人出てきてややこしい。「ヒトラーはユダヤ人説」に基づいた創作漫画。実際は違うらしい。この情報のために死んだ人々は犬死だったのかと切なくなるほどリアルな描写。
家栽の人 / 毛利甚八、魚戸おさむ(全15巻)
サラブレッドで将来を嘱望される裁判官。しかし、彼は家裁にこだわり栄転を拒否する。彼のこだわりには理由があった。法廷や法廷の外で繰り広げられる人間模様。人々は様々な背景を持ち、理由があり、犯罪やいざこざに巻き込まれる。人生を学べる名作。
ナニワ金融道 / 青木雄二(全19巻)
会社が倒産しクビになった青年。彼が再就職したのは泣く子も黙る恐ろしい金融屋だった。人はなぜ金に困り、金策に走るのか、お金にまつわる喜悲劇が凝縮された作品。法律を悪用する犯罪者との戦いでもあり、社会の厳しさ、法律の必要性を学んだ一冊。
漂流教室 / 楳図かずお(全6巻)
滅亡した未来にタイムスリップした小学生たち。極限状態の中、子供たちは生き残りのため協力し、ときには反目し、次々に襲いくる困難に立ち向かう。未知の生物や伝染病も怖いが、一番怖いのは狂った集団だと思う。本作で「試行錯誤」の意味を知った。
人間交差点 / 矢島正雄、弘兼憲史(全27巻)
愛と憎しみ、喜びと哀しみが交差するエピソードの数々。そこには人間が描かれている。基本的に一話でひとりのエピソード。殺人、自殺、病死、戦死、事故死、堕胎など、全体的に重いテーマだが、世の無常、時代、人生について、考えさせられる名作。
小学館 日本の歴史 / 森本一樹、金谷俊一郎(全24巻)
日本の歴史を漫画で学びたい。そう思い角川版を購入。その後、もっと詳しく学業にもプラスになると評判の小学館版も購入。正直、絵は古く、面白みに欠けるところもあるが、知識を得るという点では白眉。こちらは紙の書籍が本棚を占拠しているのでいつかはKindleで買い直したい。
漫画「日本の歴史」を徹底比較!小学館、集英社、角川の3社から選ぶ - ホビヲログ
まとめ
面白い漫画はもっともっと、たくさんあるはずだ。これからも漫画を楽しもう!