得意と弱点で自分が見える。何もかも上手くいかない人は自分の「才能」を知らない人 -書評- さあ、才能に目覚めよう
2012/12/27
Lions, Krugersdorp game reserve / Derek Keats
どうも、@hawk_aです。今日は久々にこの切り口斬新やん。読んで納得やん。を実感せずにはいられない本をご紹介します。
さあ、才能に目覚めよう
人はもともと強みと弱みを持っています。 弱みとの付き合い方として、「弱みを鍛える」という方法をとっていることが多いです。
確かに、自分に弱点がなくなってくことで何でもできるようになると思えるかもしれません。 でも、その考えは得策とは言えません。 なぜなら、弱みと同じように、自分の強みは誰にでもある強みではないからです。
強みはその人の才能とも言えます。 「なんでこの人、こんな簡単なことができないんだろう。」
そう感じたことはないでしょうか。 それはあなたがその分野で強みを持っているからかもしれません。 自分の才能は何だろうか。いったい何ができるんだろうか。
そう思っている人のために、自分がどんな強みを持っているか、自分の発揮すべき強みにヒントをくれるのがこの本。 「さあ、才能に目覚めよう」です。
404 Blog Not Found:これで百戦危うからず? – 書評 – さあ、才能に目覚めようより
- 第I部 強みを解剖する
- 第1章 強固な人生を築く
- 第2章 強みを築く
- 第II部 強みの源泉を探る
- 第3章 強みを見つける
- 第4章 34の強み
- アレンジ Arranger
- 運命志向 Connectedness
- 回復志向 Restorative
- 学習欲 Learner
- 活発性 Activator
- 共感性 Empathy
- 競争性 Competition
- 規律性 Discipline
- 原点思考 Context
- 公平性 Fairness
- 個別化 Individualization
- コミュニケーション Communication
- 最上志向 Maximizer
- 自我 Significance
- 自己確信 Self-assurance
- 社交性 Woo
- 収集心 Input
- 指令性 Command
- 慎重さ Deliberative
- 信念 Belief
- 親密性 Relator
- 成長促進 Developer
- 責任感 Responsibility
- 戦略性 Strategic
- 達成欲 Achiever
- 着想 Ideation
- 調和性 Harmony
- 適応性 Adaptability
- 内省 Intellection
- 分析思考 Analytical
- 包含 Inclusiveness
- ポジティブ Positivity
- 未来志向 Futuristic
- 目標志向 Focus
- 第III部 強みをビジネスに活かす
- 第5章 疑問を解く
- 第6章 強みを活用する
- 第7章 強みを土台にした企業を築く
けんすうさんのブログで目にして、「自分はどんな才能があるんだろう」ってのが気になって読んでみました。
参考 : サービス作るなら自分の性格にあったものにしよう! – ロケスタ社長日記 @kensuu
この本はストレングス・ファインダーというテストを行えるIDのようなものが本の表紙についており、それを専用のWebサイトで入力すると、30分程度のテストを受けられます。そのテストを通じて自分の強みを、34種類のなかから5種類ピックアップしてくれるのです。
僕の場合は、
・目標志向=明確な行動や目標を必要とし、役に立つと思ったところに一直線に進む
・未来志向=未来の希望を想像し、テンションを爆上げする
・内省=一人で考える時間が大好き
・個別化=一人ひとり違うところに注目。人の強みを引き出す
・自我=目立ちたい、尊敬されたい、独立心強い
でした。 思い当たりすぎてこわい。
弱点は?どこ?どこなの!?
わかったわかった、強みが大切なのね。わかったって! でも弱点って無視していいの?と疑問のあなた。 著者は弱点をこう言っています。
すぐれた成果を得るのに妨げになるもの強みを知って、それを育てることこそが最高の結果を生み出すことができるのだ。
いつその強みが発揮されているのかと言いますと、なにか些細なことを決めるときにも発揮されているそうです。 本文では、1年間に下す決定(判断)がどれくらいかを見積もっています。
ざっと見積もって、下した決定は24万回。その作業のほとんどすべてを最強のシナプス結合、つまり才能が行なっているのである。
強み=才能とは、脳にあるシナプスの結合の強さによって決められているのだということです。 人には必ず才能があるということです。 こいつにはぜってー勝てねえ。すげえやつだ。と思う人にちょっと違うことさせると、あれできないの??ってなるのは、「その人が弱みを無視して才能を鍛えているからなのだな。」 と納得してしまいました。ホリエモンとかdankogaiはそのパターンな気がします。 というか、活躍してる人はだいたいこのパターンなのかもしれません。
仕事の選び方、間違えた??
The four capital mistakes of open source / opensourceway
じゃあその強みを発揮できる仕事をしたほうがいいのか。ってことですが、分野が同じでも、向いているやりかたや仕事にあわせていけば才能を発揮することができます。
例えば、僕がWebサービスを作るとしたら、自我の才能が強いので、スマートフォンなどの注目を浴びやすいサービスや、変わったサービスを作って目立てることをすると才能を発揮しやすいです。 変わったサービスを考えてるだけでワクワクしますもんね!
でも、僕と違う才能を持っている人となると、作られているサービスを管理する才能がある人もいるし、それをどう拡張するといいのかを即座に判断できる才能を持つ人もいるわけです。 だから一言で「Webサービスの仕事」といってもいろんな働き方があるわけです。
I know my strengths! (あってる?)
大切なのは自分が何をしているときに一番才能が発揮されるかを知っておくことです。 この本を読んでよかったと思えた最大の点は、自分はこういうとこがだめなんだよなー。と思って生活してたけどそれが才能なんだと気づけたことです。
僕は、「この人良い人なんだけど、すごいと思えることがないから別に関わらなくてもいいかも。」と思ってしまうことが時々あります。
なんて薄情な奴なんだと自分を責めていましたが、この本で、自分には自我の才能が強すぎだとわかりました。 自我の才能を持つ人は、信頼できる、プロフェッショナルタイプな人とだけ付き合いたいと思うそうです。
自分がダメだと思っているところに注目するのではなくて、ここがすごいと思っているところに注目すべきなのですね。
ここがダメだから治そうじゃなくて、ここ結構すごいんじゃね?ちょっと他にもためしてみよう!と思える方が、精神衛生上もいい。
けんすうさんも言っているとおり、何かをやろうとしている人は、自分の才能に沿ったことをやっていくのが結果が出やすいし、続けていきやすいんじゃないでしょうか。
さいごに
自分の才能がわからないときはこの本を買ってストレングス・ファインダーテストを受けてみてください。 1冊につき、1つのIDがついていて、1人しかテストできないので、新品を買う必要があります。 戦略性の才能を感じますw
何をしてもうまくいかないと思っている人は自分の才能を使わずに行動を起こしているのかもしれません。 自分との戦いですでに負けている状態です。
相手を知る前に自分を知ること。それがうまくいく秘訣でしょう。
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