体の中を駆け巡る最先端技術。
腸の中に溜まり、排出されるガス。このガスは、1つの健康状態のバロメーターとなります。そこで、体内のガスを定期的にチェックする仕組みがあればいいなと開発されているのが、スマートフォンと連携する医療カプセル。
この医療カプセル、体内に取り込むために口から飲み込みます。言ってみれば、小さな小さなラボを体内にいれるようなもの。このラボで採取されたデータが、連携するスマートフォンアプリへと送られ、体外にいる科学者の研究に大きく役立つことになるわけです。研究内容は、どのように食べ物を消化するのか、食生活週間の改善、人体にあわない食べ物や病の発見などさまざま。オーストラリアのモナシュ大学とRMIT大学の研究員が共同で動物を使ってこの医療カプセルをテストしたところ、実に良好な結果がでたとして、今後人間にとっても素晴らしいツールになるだろうと自信をのぞかせています。
もちろん、ガスを検査するためには呼吸からもできるわけですが、このカプセルだとより正確にダイレクトにできるというわけ。カプセルは1度飲み込むと、一生体内にあるわけではありません。通常の食べ物のように、口から摂取されたカプセルは体内を巡り、そのうち体外へと排出されます。
…カプセルはもちろん、使い捨てなんでしょうね。
source: RMIT University via Gizmag
Andrew Liszewski - Gizmodo US[原文]
(そうこ)