より早く、より大容量に。そしてより便利に。
新しく発表される27インチiMacに搭載されるハイブリッドドライブ「フュージョンドライブ」。先の記事でも取り上げましたがSSDとHDDのいいとこどりをしたこの機能についてthe Mac Observerがより深掘りして記事をあげています。
コンピューターやアプリの起動といった負荷のかかる作業はSSDを使用、メディアやドキュメントなど負荷のかからないものをHDDに預けるというこのアイデア。通常の1TB(7200回転)ハードディスク使用時と比べ、起動に1.7倍、ファイルのコピーに3.5倍の速さを実現。SSDとほぼ同等のスピードで、より大容量を扱えるようになりました。
ポイントは単なるRAIDではないということ。SSDとHDDをRAIDに分けて併用する方法はこれまでも行われてきましたが、フュージョンドライブだとユーザーが管理するのは1つのディスクだけ。OSが自ら2つのドライブ(SSDとHDD)を使い分け、バックグラウンドで勝手に処理。ユーザーは仮想化された1つのディスク(フュージョンドライブ)をこれまで通りに使えばいいのです。
詳細に関してはまだ不明な点も多いのですが、サイズはデスクトップ用のサイズである3.5インチである可能性が高く、ドライブには独自の設計やコネクタが採用されている可能性も考えられるとのこと。
ともあれ、とってもユーザーライクなフュージョンドライブ。まさにアップルらしい機能ですね。
(KITAHAMA Shinya)