2016.10.26 20:30 更新
2016.10.25 配信
スペイン・バルセロナで開催中のIoT技術展「IoT Solutions World Congress 2016」にて、Intelより最新SoCの「Atom E3900」シリーズが発表された。
Braswellの後継にあたる最新世代“Apollo Lake”の省電力SoCで、プロセスルールは14nm。PC向けCoreプロセッサと同等の第9世代Intel GMAが採用されており、前世代から3Dグラフィック性能が2.9倍、総合性能も1.7倍以上に向上した。
産業用機械などへの組み込みを想定。時間同調技術「Intel Time Coordinated Computing Technology」も搭載され、接続された周辺機器とマイクロ秒以内ですばやく同期できる。
ラインナップは、Atom x7-E3950(4コア / 1.6GHz / 最大2.0GHz / キャッシュ2MB / TDP12W)、Atom x5-E3940(4コア / 1.6GHz / 最大1.8GHz / キャッシュ2MB / TDP9.5W)、Atom x5-E3930(2コア / 1.3GHz / 最大1.8GHz / キャッシュ2MB / TDP6.5W)で、いずれもパッケージはFCBGA-1296を採用する。
なお、同時に車載専用SoCとして「Atom A3900」シリーズも発表。こちらはADAS(先進運転支援システム)やデジタルコクピット向けで、2017年第1四半期に出荷が開始される見込みだ。
文: GDM編集部 絵踏 一
Intel Corporation: http://www.intel.com/