「スター・ウォーズ」の世界や、生スタン・リー御大を360度で体験
デイズニー・インタラクティブが、VRアプリ『Disney Movies VR』をSteamで配信開始した。PC用VRヘッドマウントディスプレイのHTC ViveとOculus Riftに対応しており、価格は無料。
アプリはディズニー本体を中心に、傘下であるマーベルと「スター・ウォーズ」で知られるルーカスフィルムのエリアを左右に配置。各エリアでは、それぞれのグループがプロモーション用に制作してきた360度の全天球動画を中心に体験できる。
なお現状では、頭の位置の動きに反応するヘッドトラッキングにも対応した完全なVRとして構成されているのはメニュー部分と、映画「ジャングル・ブック」(日本では8月公開)テーマの「Trust in me」というデモ(YouTubeに360度動画として公開されているもののVR版)ぐらいで、後は360度動画が見られるだけ。
それでも、映画「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」の世界などを360度で、ハイエンドなVRヘッドマウントディスプレイの高解像度・高速反応なディスプレイで体験できるのはやはり楽しい。対応ヘッドマウントディスプレイをお持ちの人は完全なVRではないのを承知のうえで、トライしてみて欲しい。
むしろ、掲載本数もあまり多くないのが少し残念なところで、マーベルに至っては「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」のワールドプレミア時のレッドカーペットの様子の動画しか上がっていない。360度カメラの撮影限界まで近寄ってしまって映像をぐだぐだにしてしまうスタン・リー御大が映っていたり、ファンにはグッと来るポイントもあるのだが、可能であればコンテンツの拡充に期待したい。