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地球外生命探査、火星の次は木星の衛星エウロパが有望?

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写真提供=NASA

写真提供=NASA

(CNN) 火星探査機「キュリオシティ」が火星の地表探査を開始した。しかし今のところ、地球以外の天体で生命の痕跡を探す次のプロジェクトの計画はない。もし次を探すとすれば、火星のほかに生命の存在が考えられる天体として、木星と土星の衛星がある。

木星の衛星エウロパ、土星の衛星エンケラドス、タイタンなどは固体の水の氷で覆われ、その下に液体の水でできた広大な海があると信じる根拠が十分にある。

地球上では液体の水が存在する大抵の場所に生命がある。つまりこうした衛星には大量の水があり、地球外生命体の生態系が存在しているかもしれない。特にエウロパは、生命が必要とする液体の水と化学物質の完璧な組み合わせが存在し得る。エウロパは月と同じくらいの大きさで、凍った地表の下には深さ約100キロの液体の海がある。その水の量は、地球上の液体の水をすべて合わせた量の約2~3倍と言われる。

つまりエウロパは生命の起源を探るにふさわしい場所であり、現在も生きている生命体が見つかる可能性もある。

これは2つの理由で重要だ。1つには、生命は条件が整えば発生するものなのか、それとも宇宙の中で極めて稀な現象なのかという問題がある。第2に、地球上の生命は微生物から人間に至るまで、生化学的にすべてDNA、RNA、たんぱく質という同じ基本構造を持っている。問題は、地球とは違う生化学の生命が存在し得るかという点だ。エウロパを探査すれば、こうした謎を解明する手がかりが得られるかもしれない。

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