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ネットワークストレージを使うには
北浦訓行
2004/6/24
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アイ・オー・データ機器やバッファローなどから、ネットワークストレージ(LANで接続するハードディスク)が発売されている。これらはWindowsやMacintoshから利用することを想定しており、Webブラウザで設定する仕組みになっている。外見上はイーサネットポートを装備した外付けハードディスクだが、組み込み用のLinuxを搭載しており、Windowsとの接続にはSambaを使っている(編注)。このタイプのネットワークストレージであれば、LinuxからでもSMBプロトコルで接続すれば利用できる。
編注:市場に存在するすべての製品がそうであるとは限らない。ここでは、組み込みLinux+Sambaを利用しているネットワークストレージを前提とする。 |
SMBプロトコルで接続するには、いくつかの方法がある。SambaでほかのLinuxにアクセスするにはで説明したsmbclientコマンドを使用する方法もあるが、smbfsでマウントした方が使い勝手はいいだろう。
ここでは、mountコマンドやsmbmountコマンドを使って、/mnt/nasというマウントポイントにネットワークストレージ(ホスト名:landisk、IPアドレス:192.168.0.200)をマウントする方法を説明する。
mountコマンドで上記ネットワークストレージの/diskディレクトリを/mnt/nasにマウントするには、以下のコマンドを実行する。
# mount -t smbfs //landisk/disk /mnt/nas |
ホスト名ではなくIPアドレスを指定することもできる。
# mount -t smbfs //192.168.0.200/disk /mnt/nas |
ネットワークストレージにユーザーとパスワードを設定している場合は、ユーザーIDやパスワードを指定する。
# mount -t smbfs -o username=ユーザーID,password=パスワード //landisk/Project /mnt/nas |
上記の形式だとパスワードが画面に表示されるので、セキュリティ面で問題がある。以下のようにパスワードを指定しなければ、パスワードの入力を要求される(この状態で入力したパスワードはエコーバックされない)。
# mount -t smbfs -o username=ユーザーID //landisk/Project /mnt
Password: ←指定したユーザーIDのパスワードを入力 |
smbmountコマンドでも、上記と同様にマウントできる。smbmountコマンドでマウントする場合は、以下のようになる。
# smbmount //landisk/Project /mnt/nas -o username=ユーザーID,password=パスワード |
もちろん、smbmountコマンドでもパスワードを画面に表示しないようにできる。
# smbmount //landisk/Project /mnt/nas -o username=ユーザーID
Password: ←指定したユーザーIDのパスワードを入力 |
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