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渡辺 格
わたなべ・いたる
◆渡辺 格 19740927 『ライフ・サイエンスと人間』,日本経済新聞社,206p. 950 ※ ** s
◆渡辺 格・河合 武 197505 「複雑な課題を負う生物科学」
『技術と人間』04-05:
◆渡辺 格・本明 寛・和田 昭□・餌取 章男 197711 「ライフサイエンスと人間」(座談会)
日本科学技術振興財団発行『日本の科学と技術』→河出書房新社[1983:36-51]
◆渡辺 格・小松 左京 19790225 『生命をあずける――分子生物学講義』
朝日出版社,LECTURE BOOKS,234p. 960 ※/三鷹464 ** s
◆1980 『科学の進歩と人間の尊厳』
聖教新聞社 *
◆19810401 「遺伝子操作は“神への挑戦“か」(21世紀への提言)
『Voice』040:042-052 ※COPY
◆1982 「生命科学」と「人間の生命の尊重」」,
先天性四肢障害児父母の会編[1982a:122-139]*<206>
◆19830301 「生命操作の否定こそ人間の独善だ――生命操作は人間を淘汰する技術ではなく,尊厳ある生存の道を暗示するものだ。新しいDNA学の提唱」
『Voice』063:132-141 ※COPY
◆渡辺 格・DNA問題研究会 198306 「生命操作と市民参加」
『技術と人間』12-06臨増
◆1986 『生命科学の世界』
日本放送出版協会,NHKブックス502 *
◆渡辺 格 19870615 「バイオテクノロジーの将来」
高久編[1987:143-156]
(高久 史麿 編 19870615 『バイオテクノロジーと医療』
東京大学出版会,219p. 2400)
◆渡辺 格・DNA問題研究会 19860625 「生命操作と市民参加」
DNA問題研究会編[1986:203-238]
◆渡辺 格・ディー・エヌ・エー研究所 編 19870420
『バイオテクノロジーの世界――いま何をめざしているのか』
講談社ブルーバックスB-683,233p. 600 三鷹460 *
■引用
「「バクテリアの生命と人間の生命も同じものだということは、いえると思うんです。それが実は大きな危険をはらんでいると思うんです。というのは、我々日本人は東洋的な思想をもっているわけです。そういった考え方に、現在の生命科学は、ある学問的な裏づけをする結果になりつつあるわけです。ですけれど、それは非常に大きな危険をもっていて、すべての生命が同じだという概念が、強くなればなるほど、実は人間生命の尊重が相対的に少なくなるという結果が起こってくると思うんです。それで私がこれからの問題として提言したいのは、…そういう状況であるからこそ我々は人間生命と人間以外の生命とを、ここで峻別する必要があるんではないか。…人間以外の生命操作ということは、これが人間に危害を与えない限りでは遺伝子組み換えをどんどんやってもいいのではないか…。…その上で、人間に対する生命の操作ということは、これは医療に限る。」(渡辺格[1982:133-135]、他に渡辺[1980])。もちろんこれは人間を特権化しないと人間にとって都合が悪いという主張であり、人間という種、人間という種の都合を優先させるべき根拠を言っているのではない。「種的基準」について他にFeinberg[1980=1988]、Harris[1983]に否定的な、Warnock[1983=1988]に肯定的な言及がある。」
*立岩真也『私的所有論』第5章注05