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出口 泰靖

でぐち・やすのぶ

last update: 20100525


・千葉大学文学部准教授

■学歴
1995 修士(東京学芸大学)
1999 武蔵大学大学院人文科学研究科社会学専攻博士後期課程中途退学

■職歴
2000.** NPO法人「自立ネットワーク山梨」で登録アテンダントとしての介助者
2002.** 山梨県障害者ホームヘルパー研修講座運営スタッフ(〜2003.03)
2003.** 高齢者認知症介護研究・研修東京センター上級客員研究員(〜2006.**)
2005.03 認知症ケア専門誌『りんくる』(中央法規出版刊行)編集委員(〜2009.06)
2006.04 山梨県福祉保健部長寿社会課「高齢者虐待対応マニュアル」作成委員会委員長(〜2008.03)
2006.04 千葉県高齢者保健福祉計画推進作業部会「認知症対策研究会」委員(〜2009.03)

■教歴
1999.04 山梨県立女子短期大学幼児教育科専任講師
2001.04 一橋大学大学院社会学研究科非常勤講師(〜2002.03)
担当科目:「大学院自主ゼミナール:高齢者介護の社会学的研究」
2002.** 山梨県障害者ホームヘルパー研修講座講師(〜2003.03)
2002.04 同助教授
2003.** 財団法人介護労働安定センター山梨支部主催ホームヘルパー養成研修1級課程講師(〜2005.03)
担当科目:「痴呆性高齢者の介護の実際」「障害を持つ児童の介護の実際」「身体障害者の介護の実際」)
2005.04 山梨県立大学人間福祉学部福祉コミュニティ学科助教授
2006.10 千葉大学文学部行動科学科社会学講座助教授
2007.04 同准教授

■専門分野
福祉と医療の社会学、ケアの社会学、臨床社会学


■業績
〔2010年〕
◆2010/02/27 「『アイデンティティ』という視点から認知症の体験を考える」
 けやき倶楽部アドバンスト・トーク13:30〜15:30 於:千葉大学人文社会科学総合研究棟

〔2009年〕
◆2009/02/** 「乳幼児の病児保育、障害児・者介助、若年性認知症介護における育児・介護と仕事の両立支援のあり方に関する実証的研究」平成19年度研究助成論文概要
 『医療経済研究機構レターMonthly IHEP』172,医療経済研究機構,pp.34-36.
◆2009/03/** 「『ウソつき』は認知症ケアのはじまり?(下)」
 『季刊 健康』2009年春号,彩風舎,pp.28-31.
◆****/**/** 「『生い』としての『老い』」
 大谷 いずみ、玉井 真理子 編 『生命倫理学入門』有斐閣アルマ、近刊.
◆2009/10/12 日本社会学会「ケア・ホスピス」部会 司会 於:立教大学
◆2009/09/26 「認知症と記憶、ケアと時間」
 平成21年度千葉大学文学部公開講座「記憶と時間」 於:千葉大学人文社会科学総合研究棟マルチメディア会議室

〔2008年〕
◆2008/05/09 「ウソつきは認知症ケアのはじまり、なのか?」
 上野 千鶴子大熊 由紀子大沢 真理神野 直彦副田 義也 編 『ケアすること――ケア その思想と実践2』岩波書店,pp.199-217.
◆2008/05/30 「書評 中根成寿著 『知的障害者家族の臨床社会学 −社会と家族でケアを分有するために』明石書店」
 『障害学研究』3,pp.170-190.
◆2008/12/** 「『ウソつき』は認知症ケアのはじまり?(上)」
 『季刊 健康』2008年冬号,彩風舎,pp.28-31.
◆2008/12/08 「『ピンピンコロリじゃなくても大丈夫!』と言える社会へ〜老いて「障害」や「認知症」をなってもおおらかに暮らせる社会に向かうには〜」
 千葉大学公開講座「脳と老いを生きる 第2部 老いの介護とみとり」 於:千葉大学けやき会館レセプションホール

〔2007年〕
(文献)
◆2007/03/15 「第3章 理解すること −コミュニケーション−」
 下山 久之 編 『介護福祉のための社会学』弘文堂,pp.83-97.
◆2007/03/15 「第4章 その人らしいということ −アイデンティティ−」
 下山 久之 編 『介護福祉のための社会学』弘文堂,pp.98-113.
◆2007/05/25 「病い/高齢者の研究――『認知症』体験の〈汲み取り〉から〈聴き取り〉へ」
 秋田 喜代美・能智 正博 監修、能智 正博・川野 健治 編 『はじめての質的研究法 臨床・社会編』東京図書.
(連載)
◆2007/01/** 「連載 認知症の人と僕たちのつながる世界 「自己の存在証明の病い」を体験する認知症の人たち」
 『認知症ケアの新境地に種まく情報誌 りんくる』Vol.12,中央法規,pp.47-49.
◆2007/03/** 「連載 認知症の人と僕たちのつながる世界 ナラティブ[物語]としての認知症ケア(その1)」
 『認知症ケアの新境地に種まく情報誌 りんくる』Vol.13,中央法規,pp.29-31.
◆2007/05/** 「連載 認知症の人と僕たちのつながる世界 ナラティブ[物語]としての認知症ケア(その2)」
 『認知症ケアの新境地に種まく情報誌 りんくる』Vol.14,中央法規,pp.23-25.
◆2007/07/** 「連載 認知症の人と僕たちのつながる世界 ナラティブ[物語]としての認知症ケア(その3)問題の外在化」
 『認知症ケアの新境地に種まく情報誌 りんくる』Vol.15,中央法規,pp.29-31.
◆2007/09/** 「連載 認知症の人と僕たちのつながる世界 ナラティブ[物語]としての認知症ケア(その4)「もう一つの物語」への書き換え」
 『認知症ケアの新境地に種まく情報誌 りんくる』Vol.16,中央法規,pp.39-41.
(報告等)
2007/01/24 「認知症の人たちの体験から見えてくる私たちの社会 〜認知症をもちながらも暮らしやすい社会とは〜」
 第二回栃木県佐野市社会福祉大会 於:田沼中央公民館
〔2006年〕
(文献)
◆2006/05/01 「(小澤勲氏へのインタビュー)なんてわかりやすい人たち」  小澤 勲 編 『ケアってなんだろう』医学書院,pp.140-157.
◆2006/05/01 「具体の人、小澤勲」
 小澤 勲 編 『ケアってなんだろう』医学書院,pp.158-187.
(連載)
◆2006/01/** 「認知症の人と僕たちのつながる世界Vol.6〜パッシングとパッシングケアその2〜」
 『りんくる』Vol.6,中央法規,pp.33-35.
◆2006/03/** 「認知症の人と僕たちのつながる世界Vol.7〜パッシングとパッシングケアその3」
 『りんくる』Vol.7,中央法規,pp.33-35.
◆2006/05/** 「連載 認知症の人と僕たちのつながる世界 とりつくろいにしがみつかざるをえない人」
 『認知症ケアの新境地に種まく情報誌 りんくる』Vol.8,中央法規,pp.33-35.
◆2006/07/** 「連載 認知症の人と僕たちのつながる世界 『頭のてっぺん』で生きている僕は幸せなんだろうか」
 『認知症ケアの新境地に種まく情報誌 りんくる』Vol.9,中央法規,pp.33-35.
◆2006/09/** 「連載 認知症の人と僕たちのつながる世界 『頭のてっぺん』で生きている僕は幸せなんだろうか(その2)」
 『認知症ケアの新境地に種まく情報誌 りんくる』Vol.10,中央法規,pp.33-35.
◆2006/11/** 「連載 認知症の人と僕たちのつながる世界 「アイデンティティ」の視点から認知症を考える」
 『認知症ケアの新境地に種まく情報誌 りんくる』Vol.11,中央法規,pp.55-57.
(報告等)
◆2006/12/18 「働く親(者)の育児環境/育児する親(者)の労働環境 〜子どもの病気の際の預かり先と、子どもが病気でも柔軟に動ける働き方へのモデル・チェンジ〜」
 千葉大学生涯学習講座「子どもと家族」

〔2005年〕
(連載)
◆2005/01/** 「認知症の人と僕たちのつながる世界Vol.0 〜生きてるが暮らしがない〜」
 『りんくる』Vol.0,中央法規,pp.48-50.
◆2005/03/** 「認知症の人と僕たちのつながる世界Vol.1〜顔・かお・カオ〜」
 『りんくる』Vol.1,中央法規,pp.4-10.
◆2005/05/** 「認知症の人と僕たちのつながる世界Vol.2 〜わかっているつもり!?〜」
 『りんくる』Vol.2,中央法規,pp.36-39.
◆2005/07/** 「認知症の人と僕たちのつながる世界Vol.3〜『なってみないとわからない』のか?〜」
 『りんくる』Vol.3,中央法規,pp.36-39.
◆2005/09/** 「認知症の人と僕たちのつながる世界Vol.4 〜とことん悩み合っていきまっしょい、考えていきまっしょい〜」
 『りんくる』Vol.4,中央法規,pp.48-51.
◆2005/11/** 「認知症の人と僕たちのつながる世界Vol.5 〜パッシングとパッシングケアその1〜」
 『りんくる』Vol.5,中央法規,pp.48-50.
(報告等)
◆2005/03 認知症ケア専門誌『りんくる』(中央法規出版刊行)創刊記念シンポジウム シンポジスト
◆2005/06 「認知症高齢者への支援」
 平成17年度山梨県介護支援専門員現任研修基礎研究過程T(前期)

〔2004年〕
(文献)
◆2004/03/** 「『痴呆』とされる人たちの自己呈示と自己開示から考えるケア―ーときひらくケア、くるみつつみこむケア、すごすケア」
 平成15年度京都市高齢者介護等調査研究事業報告書,京都市社会福祉法人京都市社会福祉協議会京都市長寿すこやかセンター報告書,pp.26-35.
◆2004/09/30 「『呆け』たら私はどうなるのか?何を思うのか?」
 山田 富秋 編 『老いと障害の質的社会学―ーフィールドワークから』世界思想社,pp.154-184.
◆2004/09/30 「『呆け』について私はもの語れるのか?―ー<本人の「呆けゆく」体験の語り>が生成される<場>」
 山田 富秋 編 『老いと障害の質的社会学―ーフィールドワークから』世界思想社,pp.185-216.
◆2004/09/30 「『呆けゆく』体験を<語り、明かすこと>と<語らず、隠すこと>」
 山田 富秋 編 『老いと障害の質的社会学―ーフィールドワークから』世界思想社,pp.217-228.
◆2004/09/30 「『呆けゆく』体験を<語らず、隠すこと>と<語り、明かすこと>のはざまでーー本人が『呆けゆく』体験を語り明かすことは、私たちに何をもたらすのか?」
 山田 富秋 編 『老いと障害の質的社会学―ーフィールドワークから』世界思想社,pp.229-224.
◆2004/10/**「呆けゆく」とされる人たちの生きられる世界、彼らをとりまく世界2004年
 『おはよう21』11月号「VOICE」,中央法規,p.37.
(連載)
◆2004/01/26 「ボデイフィールだー」出口泰靖のフィールドノート「かれらを『痴呆』と呼ぶ前に」その7 サトリ、サトラレ、サトラサレ!?(3)の巻
 『週刊医学界新聞』第2569号,医学書院.
◆2004/02/23 「ボデイフィールだー」出口泰靖のフィールドノート「かれらを『痴呆』と呼ぶ前に」その8 「私の世界」に招き入れることの巻
 『週刊医学界新聞』第2573号,医学書院.
◆2004/03/29 「ボデイフィールだー」出口泰靖のフィールドノート「かれらを『痴呆』と呼ぶ前に」その9 「もの忘れ」は痴呆のはじまりではないの巻
 『週刊医学界新聞』第2578号,医学書院.
◆2004/04/26 「ボデイフィールだー」出口泰靖のフィールドノート「かれらを『痴呆』と呼ぶ前に」その10 「自己開示」と「自己呈示」(1)の巻
 『週刊医学界新聞』第2582号,医学書院.
◆2004/05/31 「ボデイフィールだー」出口泰靖のフィールドノート「かれらを『痴呆』と呼ぶ前に」その11 「自己開示」と「自己呈示」(2)の巻
 『週刊医学界新聞』第2586号,医学書院.
◆2004/06/28 「ボデイフィールだー」出口泰靖のフィールドノート「かれらを『痴呆』と呼ぶ前に」その12 「自己開示」と「自己呈示」(3)の巻
 『週刊医学界新聞』第2590号,医学書院.
(講演)
◆2004/06 「介護する人のやすらぎ、介護される人のやすらぎ」
 山梨県立女子短期大学生涯教育委員会主催春季大学開放講座
◆2004/08 「痴呆の人の世界を受けとめるために〜かれらを痴呆と呼ぶ前に〜」
 社会福祉法人兵庫県社会福祉事業団平成16年度痴呆ケアセミナー

〔2003年〕
(文献)
◆2003/10/** 「一人ひとりの『らしさ』をめぐって」
 ジェンダー・フリー教育プログラム研究会編『0歳からのジェンダー・フリー』生活思想社.
◆2003/11/10 秋元 美世・大島 巌・芝野 松次郎・藤村 正之・森本 佳樹・山縣 文治 編 『現代社会福祉辞典』有斐閣
 執筆項目:「インフォーマル・グループ」「棄老」「声かけ」    「転倒」「問題行動」「寝かせきり老人」「社会踏査」「夜勤」「抑制帯」「老老介護」
(連載)
◆2003/07/28 「ボデイフィールだー」出口泰靖のフィールドノート「かれらを『痴呆』と呼ぶ前に」その1 「ボデイフィールだー」参上!?の巻
 『週刊医学界新聞』第2545号,医学書院.
◆2003/08/25 「ボデイフィールだー」出口泰靖のフィールドノート「かれらを『痴呆』と呼ぶ前に」その2 自己チューな「共感」の巻
 『週刊医学界新聞』第2548号,医学書院.
◆2003/09/29 「ボデイフィールだー」出口泰靖のフィールドノート「かれらを『痴呆』と呼ぶ前に」その3 急いては「わかること」をし損じる?(1)の巻
 『週刊医学界新聞』第2553号,医学書院.
◆2003/10/27 「ボデイフィールだー」出口泰靖のフィールドノート「かれらを『痴呆』と呼ぶ前に」その4 急いては「わかること」をし損じる?(2)の巻
 『週刊医学界新聞』第2557号,医学書院.
◆2003/11/24 「ボデイフィールだー」出口泰靖のフィールドノート「かれらを『痴呆』と呼ぶ前に」その5 サトリ、サトラレ、サトラサレ!?(1)の巻
 『週刊医学界新聞』第2561号,医学書院.
◆2003/12/15 「ボデイフィールだー」出口泰靖のフィールドノート「かれらを『痴呆』と呼ぶ前に」その6 サトリ、サトラレ、サトラサレ!?(2)の巻
 『週刊医学界新聞』第2564号,医学書院

〔2002年〕
◆2002/04/** 「痴呆症高齢者とは 『痴呆性老人』との関わり学」
 山梨県障害者ホームヘルパー研修講座の運営スタッフ兼講師(NPO法人「自立ネットワーク山梨」主催)
◆2002/05/19 「『サイコドラマ』を取り入れた『痴呆性老人』ケアの臨床社会学的考察」
 第28回日本保健医療社会学会 於:日本赤十字看護大学
◆2002/06/02 「『ケア』という領域にフィールドワークすること〜『当事者性』(あるいは『当事者主体』)に対する私の拘泥〜」(テーマ部会A「ケアの社会学」)
 第50回関東社会学会 於:法政大学
◆2002/06/17 「かれらを『痴呆性老人』と呼ぶ前に」
 『現代思想』30-7:182-195(特集:超高齢化社会)
◆2002/09/** 「『サイコドラマ的な』関わりに取り組む痴呆性老人デイケアの考察」
 第10回日本介護福祉学会 於:長崎純心大学
◆2002/11/** 「なぜ『グループ(小集団)』を『痴呆性老人』のケアに用いるのか?」
 第75回日本社会学会 於:大阪大学
◆2002/11/02 「(講演)」
 知の工房/老いと介護の社会学 於:京都

〔2001年
◆2001/07/30 「「呆けゆく」体験の臨床社会学」
 野口 裕二大村 英昭 編 『臨床社会学の実践』有斐閣選書1646,pp.141-170.
◆2001/09/** 「『小山のおうち』のケアは『痴呆性老人ケア』ではない!?」
 『月刊ブリコラージュ』9月号、vol.90,pp.4-12.
◆2001/11/** 「『呆けゆく』人との『集団精神療法』的な関わりについての考察」
 第74回日本社会学会大会 於:一橋大学

〔2000年〕
◆2000/05/30 「「呆けゆく」人のかたわら(床)に臨む――「痴呆性老人」ケアのフィールドワーク」
 好井 裕明・桜井 厚 編 『フィールドワークの経験』,せりか書房,pp.194-211.
◆2000/09/** 「『痴呆性老人』臨床のフィールドワーク――私たちはなぜ呆けゆく人の声に耳を傾けないのか」
 『月刊ブリコラージュ』9月号、vol.90,pp.26-39.

〔1999年〕
◆1999/01/20 「「呆けゆく」人びとの「呆けゆくこと」体験における意味世界への接近――相互行為的な「バイオグラフィカル・ワーク」を手がかりに」
 『社会福祉学』39-2:209-225 ※
◆1999/10/** 「呆けゆくこと」における「気づきの文脈」と「呆けゆく」本人にとってのサポーティブ・ケアに関する考察」
 第72回日本社会学会大会報告

〔1998年〕
◆1998/**/** 「「呆けゆく」人びとの「呆けゆくこと」体験における意味世界への接近――相互行為的な「バイオグラフィカル・ワーク」を手がかりに」
 『社会福祉学』(日本社会福祉学会)39-2
◆1998/**/** 「「呆けゆくこと」体験の研究における可能性とその方法」
◆出口 泰靖・田村 誠・神田 晃・辻本 義博 1998/03/** 「「呆けること」に対する歴史・文化・社会的「まなざし」――「痴呆性老人」と介護者との相互作用における臨床社会学的研究」
 (財)明治生命厚生事業団『第4回健康文化研究助成論文集』:91-113
◆1998/11/** 「「痴呆性老人」の「幼児扱い」に関する一考察――施設ケアにおける処遇の実情と問題解決の可能性」
 『老人生活研究』(老人生活研究所)1998-11
◆1998/11/** 「自分がおかしいという「病感」あり症状に隠された「わけ」の理解を」
 『ばんぶう』(日本医療企画)1998-11:118-119

〔1997年〕
◆1997/05/30 「「痴呆」にまつわる現象の「臨床社会学的」エッセイ:その一――「痴呆性老人」とのコミュニケーションの断絶とバーチャル・リアリティ」
 『オープンフォーラム』02:09-12


■研究助成
◆平成19年度医療経済研究機構研究助成「乳幼児の病児保育、障害児・者介助、若年性認知症介護における育児・介護と仕事の両立支援のあり方に関する実証的研究」

■所属学会・研究会・勉強会
日本社会学会
関東社会学会
日本保健医療社会学会
福祉社会学会
障害学会


 

◆「「呆けゆく」体験の臨床社会学」より

 「私にとって衝撃的だったのは、Aさんのように自分が呆けはじめたことに「何らかの形で」気づいている人がいることであった。」(p.143)
 「彼女は「呆けゆくこと」の気づきを何らかのかたちで示し、その原因を自分なりに考え、仕事をし続けられないことに対して言いしれぬ不安を感じ、悲嘆に沈み、この事態に何とか対処しようとしている、ここで私の心を捉えて揺さぶった問いは、そうした「呆けゆく」体験をかかえた人たちにわれわれはどのようにかかわればよいのだろうか、ということだった。」(p.144)
 「「パッシングケア」…は、本人に「呆け」と直面させることは残酷であるとみて、そうした場面に出くわしそうになると話題をかえたり、「私は呆けたか」というような気づきにも、話をすりかえたり、やりすごしたりして、「呆け」様態を周囲の側から包み隠すケアである」(p.156)

◆立岩 真也 2002/07/25「出口泰靖・野口裕二」(医療と社会ブックガイド・18)
 『看護教育』2002-07(医学書院)


UP: REV:20030113, 20040912, 20100525
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