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中川 米造

なかがわ・よねぞう
1926/03/23〜1997/09/30


このHP経由で購入すると寄付されます

※このファイルの作成:新田千春(立命館大学大学院先端総合学術研究科*・2006入学)/立岩真也
 *http://www.ritsumei.ac.jp/acd/gr/gsce/

*まず、池田光穂さん作成のリストをご覧ください。

◎中川米造先生文献業績(池田光穂)
 http://www.cscd.osaka-u.ac.jp/user/rosaldo/Ynakagawa.html
◎人はどのようにして医療の思索者になるのか?(池田光穂)
 http://www.cscd.osaka-u.ac.jp/user/rosaldo/nakag.html
◎中川米造(池田光穂)--新規  http://www.cscd.osaka-u.ac.jp/user/rosaldo/070228nakagawaq.html
◎澤瀉久敬と中川米造
 http://www.cscd.osaka-u.ac.jp/user/rosaldo/070303omodakagawa.html
https://wikimatome.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%B7%9D%E7%B1%B3%E9%80%A0

 ・1926年京城に生まれる。
 ・1949年京都大学卒業。1950年京都大学医学部助手。1980年大阪大学医学部教授。
 ・著書「医療的認識の探求」「医学をみる眼」「世界の医学教育」「医学の弁明」など

**データが見当たりませんでした。 ◆1980(1974)/『医療行為の倫理』/医療図書出版 b


◆単著◆

◆19640620 『医学の弁明』 [amazon]
 誠信書房, 228+53p. 500 ※b ASIN: B000JAG7WG

◆1970  『世界の医学教育』 [amazon]
 医歯薬出版, 224p. ASIN: B000J9ZJ2Q

◆19701215 『医学をみる眼』 [amazon]
 日本放送出版協会(NHKブックス131), 221p. 340 三鷹490b ISBN:9784140011317 ASIN: B000JA0N94

◆1973  『日本の医療〈2〉医学は人を救っているか―朝日市民教室 』 [amazon]
 朝日新聞社, 251p. ASIN: B000J9NO0A

◆1976  『健康の思想』 [amazon]
 潮出版社, 254p. ASIN: B000J9WD2K

◆197609 『医療的認識の探究』増補版 [amazon]
 医療図書出版, 266p. ASIN: B000J86DRW

◆19770215 『医の倫理』 [amazon]
 玉川大学出版部(玉川選書), 228p. 880 b ISBN:9784472146336 ASIN: B000J8SJ24

◆197901 『笑い泣く性――文化生理学コーズリー』 [amazon]
 玉川大学出版部, 200p. ISBN-13: 978-4472149511 ASIN: B000J8JJGY

◆198305 『医学とのつきあい方』 [amazon]
 人文書院, 260p. ISBN:9784409240137 ASIN: B000J7E0EQ

◆19840715 『環境医学への道』 [amazon]
 日本評論社(からだの科学選書), 230p. 1600 三鷹498 ASIN: B000J736VY ISBN:9784535804098

◆19870930 『サービスとしての医療―医療のパラダイム転換』 [amazon]
 農村文化協会(人間選書119),214p. 1300 三鷹490 ISBN-13: 978-4540870798 ASIN: 4540870793
 □内容紹介
日本では医療をサービスだというと、けげんな顔をする人が多い。しかし、21世紀に向けての医療は、医者(技術者)主導ではなく患者主導であるべきで、 医者は援助者として患者に接すべきであると説く。

◆19890325 『<癒し>のまなざし―中川米造対談集』 [amazon]
 福村出版, 236p. 1600 ※ ISBN-13: 978-4571500015 ASIN: 4571500017
 □内容紹介
医療のパラダイム転換を訴える著者が、脳死・臓器移植、医師と患者の関係、さらには病いの背景にある文化まで、それぞれのエキスパートと忌憚なく 語った衝撃の書。
病気・医療・からだ(村上陽一郎)/文化の中の身体(米山俊直)/病気の背景にある文化を探る(波平恵美子)/医療経済からみた現代医療(西村周三) /戦争と闘争心をめぐって(日高敏隆)/テクノロジーとしての医療(加藤尚武)/脳死と臓器移植をめぐって(加藤一郎)/医者のプライバシー患者の プライバシー(中野進)/がん患者とどう接する(河野博臣)/患者が主体となる医療の時代へ(中島紀恵子)

*◆19911001 『学問の生命――「医学とは何か」を問い続け行動する』 [amazon]
 佼成出版社, 228p. 1500 ※ ISBN-13: 978-4333014132 ASIN: 4333014131
 □内容紹介
医学界のオピニオンリーダーとして活躍する現在までの半生を語り、同時に「脳死」「環境医学」などの今日的医療問題を鋭くとらえる。
第1章 学問を見る目(医学概論と私;「医学とは何か」を求めて;医学概論への道)
第2章 新しい医学への模索(学問の構築;医学教育を考える;人間科学としての医学)
第3章 生命・科学・人間(宗教と癒し;生命・科学・人間)

◆19930710 『医とからだの文化誌』 [amazon]
 法政大学出版局, 311p. ASIN: B000J7AAAO ISBN:9784588050848
 □内容紹介
東西の風俗の世界を渉猟し、医療と身体にまつわる古人のさまざまな試行錯誤の過程に人間観・文明観の変遷をたどり、広範な視野から医の原点を問い なおす。軽妙な筆致で歴史上のエピソードを語りつつ、医学史における幾多の誤謬と偏見を正す。
1 医学史随想
2 医学史眼鏡
3 技術と人間
4 医学史の窓から
5 病気と民族
6 病気と医療

◆19931220 『素顔の医者――曲がり角の医療を考える』 [amazon]
 講談社現代新書, 215p. ※ ISBN-13: 978-4061491809 ASIN: 4061491806
 □内容紹介
なぜ日本の医者は権威主義的か?患者数が増え続ける理由は?日本の医者の源を追いつつ医者養成システムをつぶさに検討し、現代医療の構造的問題に迫る。 プロローグ 医学は自然科学か
1 「ありがとう」といわない理由―日本の医者のルーツ
2 手本としてのドイツ医学
3 医者志望
4 人体を解剖する
5 専門教育にすすむ
6 医局という組織
7 病院のなかの医者
8 開業医はいま
9 曲がり角の医療
エピローグ 人間の顔をした医療をめざして

◆19940630 『医療のタテマエとホンネ』 [amazon]
  かもがわ出版, 245p. ASIN: 487699143X ISBN:9784876991433
 □内容紹介
「患者が医者を信頼すれば、ほんとうは効かないはずの薬や処置が効くという。逆に言えば信頼されなければ効くはずのものがかえって害を及ぼすことも ある」。医療のことを中心にしたエッセイをまとめた1冊。
1 医者の独り言
2 健康という名の病気
3 医学のもう一つの見方
4 人間科学としての医学

*◆19950930 『医療のクリニック―<癒しの医療>のために』 [amazon]
 新曜社, 366p. 2884 ※ ISBN-13: 978-4788505049 ASIN: 4788505045
 □内容紹介
病気とは、病者が当面する人生の危機を暗示する危険信号である。 従来の〈医者が患者に診断を下す〉診療体制から脱皮し、医療者と病者の十分なコミュニケーションによる医療を実現する、本来のヘルス・カウンセリング への誘い。 著者は環境医学の立場から<病気とは病者の人生の危機に対する危険信号である>として、病者に対する全人的な対応による医療の必要性を説いてきた。 医療制度の危機や医療者と病者のコミュニケーションの必要性など、変革を迫られる医療現場の処方箋。
序 医療ルネッサンス
1 医療認識の転換(医療技術は進歩したのに、病気はなぜ減らないのか?;医療改革へのパラダイム;科学から権利へ ほか)
2 〈生死の操作〉と医療の倫理(医学の進歩と生命観;〈延ばされた死〉と死の判定;社会的事件としての生と死 ほか)
3 医療者と教育(開業医の生涯教育;看護の本質と看護婦制度;医師の業務と看護婦の業務 ほか)
4 患者の医療参加と社会治癒力(医師の態度と患者の態度;医療というサービス;在宅ホスピス・ケア・システム ほか)
5 〈癒し〉の風景(〈癒し〉学序説;〈癒し〉の風景)

◆199601 『医療の原点』 [amazon]
 岩波書店, 180p. ISBN-13: 978-4000044325 ASIN: 400004432X
 □内容紹介
現代の医療は科学技術の進展に伴って格段の飛躍を見た.しかしそこに様々な問題も潜んでいる.本書はあるべき医療の姿を求めて,近代医学の考え方 そのものにまで立返りつつ現代医療の課題を明らかにする.そして人間がよりよく生きるために21世紀の医療はどう変るべきなのか,諸外国の具体的事例 などを参照しながら展望する.

*◆19960920 『医学の不確実性』 [amazon]
 日本評論社, 221p. ISBN-13: 978-4535981355 ASIN: 4535981353
 □内容紹介
医学の失敗や過誤はなぜおこるのか。権威を傷つけ、期待を裏切るのをおそれて、医師は「わからない」という言葉をごくまれにしか発しないためである。 医学とは不確実性をもつ科学である、ということを正面から検討する書。
医学の失敗や過誤はなぜおこるのか/誤謬の条件/原因神話/カオス理論/原因帰属/プラシーボ効果/最悪原理/パラダイム/医学教育における 不確実性/「無益な」医療/不確実性への対処/医療行動の原則/問題解決/統計的推論/コムニケイションとしての医学

◆199907 『良い医者を育てる』 [amazon]
 至文堂, ISBN:9784784353132 ASIN: 4784353135


■編著・共著

◆196511 中川米造・日本科学史学会 編 『日本科学技術史体系(医学篇) 第24巻 』
 第一法規出版, 600p. ISBN:9784474150249

◆196703 中川米造・日本科学史学会 編 『日本科学技術史体系(医学篇) 第25巻 』
 第一法規出版, 600p. ISBN:9784474150256

◆1972  川上武・中川米造 編 『講座・現代の医療〈1〉市民と医療』 [amazon]
 日本評論社, 282p. ASIN: B000J9NYOG

◆1972  川上武・中川米造 編 『講座・現代の医療〈2〉医療制度』 [amazon]
 日本評論社, 315p. ASIN: B000J9NYO6

◆1972  川上武・中川米造 編 『講座・現代の医療〈4〉医学教育』 [amazon]
 日本評論社, 309p. ASIN: B000J9WMP8 ISBN:9784535803046

◆1973  川上武・中川米造 編 『講座・現代の医療〈3〉医療保障』 [amazon]
 日本評論社, 292p. ASIN: B000J9NYNW

◆1973  川上武・中川米造 編 『講座・現代の医療〈5〉医療産業』 [amazon]
 日本評論社, 351p. ASIN: B000J9PRFK ISBN:9784535803053

◆中川 米造・ 星 新一  19801025 『手当ての航跡――医学史講義』, 朝日出版社,245p. ASIN:B000J84FVI \960 [amazon] ※

*◆19890820 中川米造 編 『病いの視座―メディカル・ヒューマニティーズに向けて』
 メディカ出版, 298p. ISBN-13: 978-4895731171
 □内容紹介
「医者は病気をではなく、病人を見よ」と言われてから、いったいどのくらいの時が流れ、病人が癒されていったのだろうか。 それにしても、医学は私たちにとって決して好意的な存在とは言えない。 「医学とは何か」「病気とは何か」という問いはつねにくり返され、それに対する解答は宙吊りにされたままだ。 むしろ問い続けることが逆説的に医療を肥大化させてきたとも言えるかもしれない。 病いはいかに私たちを捕え、私たちはいかに病いを捉えるか。 病いと人間との関係を追い求めることで医学概論への新しい地平が開けてくる。 医学の領域を境越する書。
1 イントロダクション(殺し文句の構造;回復論ノート;「肩こり」考 ほか)
2 「病い」と文学、「病い」と演劇(健常者のための「病い」論;寺山修司の「台」、寺山修司の「劇」 ほか)
3 境界科学から「病い」へ(「病い」における治癒と信念;医療社会学序説 ほか)
4 「病い」のクリティーク(現代医学の「系譜学」―フーコーを読む ほか)

◆198911 三隅二不二・中川米造・宗像恒次 編 『医療・健康心理学』 [amazon]
 福村出版, 389p. ISBN-13: 978-4571205439 ASIN: 4571205430
 □内容紹介
いま、問われる医療と健康のあり方。〈ケア〉の視点と医師―患者関係を軸に、医療・健康を心理、社会、文化的見地より捉える本邦初の書。

◆19920310 中川米造 編 『哲学と医療』(講座人間と医療を考える1)
 弘文堂, 254p. ISBN-13: 978-4335610110
 □内容紹介
先端医療か人間倫理か。医学の哲学史、ケアの本性、バイオエシックスの展望、健全と健康の間、痛みの哲学、脳死・臓器移植、 プラセーボなどから、現代医療の最重要問題について考える。

◆19930401 中川米造・吉利和 著 『新医学序説』
 篠原出版, 173p. ISBN-13: 978-4884122102/9784879490025
 □内容紹介
序 医学とは
1 現代医療のひろがり
2 医療・保健と生命科学の展開
3 医療・保健におけるコミュニケーション
4 医療・保健の原理と論理

◆199505 中川米造・小林昌広 『「医の知」の対話――癒しをめぐって』,人文書院, 198p. ASIN: 440924048X ISBN:9784409240489
[amazon]
 人文書院, 198p. ASIN: 440924048X ISBN:9784409240489
 □内容紹介
近頃、健康ブームも行き過ぎの観あり。このような世相のもと、身体の故障と患うこと、治療と癒し…日常的な話題から臓器移植やインフォームド・ コンセントまで、医学の語り部が縦横無尽に語り尽す。

◆19960420 中川米造・中川晶 著 『ココロの健康 からだの医学―ちょっとおしゃべり からだの文化生理学』 [amazon]
 フォーラムA, 205p. ISBN-13: 978-4894280663 ASIN: 4894280663
 □内容紹介
医者や薬で健康を維持しようとしてもうまくいかないのは、健康が単に身体的なものではないからである。健康を身体的・精神的・社会的な状態ととらえ、 総合的に理解するための手引き。
1 からだと文化/2 性と文化/3 薬と文化/4 皮膚/5 呼吸/6 血/7 食べる/8 排泄/9 免疫/10 精神と神経 /11 健康法/12 医療とのつきあい方

◆199611 小野寺伸夫・岡部祥平・小島喜夫・石井毅・窪田為延・中川米造 著 『看護学入門〈’97 3巻〉保健医療・関係法規・精神保健』 [amazon]
 メヂカルフレンド社, 230p. ISBN-13: 978-4839205430 ASIN: 4839205434

◆199911 日本保健医療行動科学会 編 『医療倫理と行動科学』 [amazon]
 メヂカルフレンド社, 296p. ISBN-13: 978-4839205270 ASIN: 4839205272
 □内容紹介
生命倫理と行動科学というテーマのもと、新たな医療倫理基準と行動指針について考察。この課題を身をもって実践していた中川米造の追悼という こともあり、同年報に寄せられた中川氏の原稿なども再録する。


◆翻訳◆

◆1971  高等教育に関するカ−ネギ−委員会 著,中川米造 訳 『医学歯学教育改革の指針 カ−ネギ−委員会レポ−ト』 [amazon]
 医歯薬出版, 145p. ASIN: B000J9VFF6

◆1973  イアゴ・ガルドストン 著,中川米造 訳 『社会医学の意味』 [amazon]
 法政大学出版局, 138p. ASIN: B000JA1R8U/B000JASTR2 ISBN:9784588020384

◆197407 ゴルドン・エルヴィン・モス 著,中川米造 訳 『病気と免疫の社会学―社会学的病因論序説』 [amazon]  紀伊国屋書店, 420p. ASIN: B000J9OFMG ISBN:9784314001151

◆1975  ル−イス・ゴ−ルドマン 著,中川米造 訳 『医師が意見を異にするとき』 [amazon]
 時事通信社, 327p. ASIN: B000JA1L0E

◆198407 マルセル・サンドライユ 著, 中川米造・村上陽一郎 訳 『病の文化史(上)』 [amazon]
 リブロポート, 222p. ISBN-13: 978-4845701292 ASIN: 4845701294

◆198407 マルセル・サンドライユ 著, 中川米造・村上陽一郎 訳 『病の文化史(下)』 [amazon]
 リブロポート, 181p. ISBN-13: 978-4845701308 ASIN: 4845701308

◆19841215 F.M. Katz ・T. F¨ul¨op 著, 中川米造・堀原一・岩渕勉 訳 『医学教育と地域保健計画』
 篠原出版新社, 226p. ISBN-13: 978-4884120559
 □内容紹介
本書は、WHO:Personnel for Health Care:Case Studies of Educational Programmes Vol.1(Public Health Papers70)、1978の翻訳に、一部Vol.2 (Public Health Papers71)、1980の事例を加えたものである。内容は、WHOが、世界各地で先導的とみなしている医療要員教育計画の事例集である。

◆198608 F.B. ニュートン・K.L. エンダー 編, 岡国臣・中川米造 訳 『大学の学生指導―成長モデルの理論と実践』 [amazon]
 玉川大学出版部, 335p. ISBN-13: 978-4472090219 ASIN: 447209021X
 □内容紹介
学生が変れば教師も変る、教師が変れば学生も変る。独自性、他人との差異に目覚めさせ、生きた知識として主体性を確立させる方法。学生の主体性を 重視したワークショップの実施例。

◆198701 G.M. フォスター・B.G. アンダーソン 著, 中川米造 訳 『医療人類学』 [amazon]
 リブロボート, 388p. ISBN-13: 978-4845702473 ASIN: 4845702479
 □内容紹介
古病理学の成果から疾病と文化の関係を考察し、民族誌的研究から伝統社会の病いに対する考え方、土着治療者の行為と役割、その世界観に従った 医療システムを明らかにする。また西洋世界の医療従事者間の役割行動、象徴的相互作用、小社会としての病院、専門職の問題にも論及し、医療 システムを通文化的視座から捉え直す。

◆19901101 マーガレット ロック 著, 中川米造 訳 『都市文化と東洋医学』
[原書名:East Asian Medicine in Urban Japan : Varieties of Medical Experience〈Lock, Margaret M.〉 ] [amazon]
 思文閣出版, 302p. ISBN-13: 978-4784206193 ASIN: 4784206191
 □内容紹介
日本の都市生活において東洋医学=漢方はどのように実践されているのか―医療人類学の分野で世界的に活躍中の著者が、京都市におけるフィールドワーク をベースに文化的・社会的な視角からその実態と内容を明かし文化人類学的手法でまとめる“人間にとっての医療”を問う好著。
序 振子は全体論へ
1 東洋医学:その哲学的基盤と歴史発達(初期の日本医学の信条と実施;東洋医学の理論的哲学的基盤;日本における東洋医学の歴史)
2 健康体と病体に対する態度(幼児期の社会化;社会化の実践と医療的信条との相関)
3 都市における東洋医学体系:漢方(漢方診療所;生薬を扱う薬局)
4 日本の都市での東洋医学体系(鍼と灸治療所;マッサージ;東洋医学の学校;鍼、灸、マッサージ専門家の哲学と態度;全体論と東洋医学)
5 世界医学体系 世界医学における医師患者関係

◆199208 David Newble・Robert Cannon 著, 中川米造 訳 『医学、歯学、看護学を教える人のためのメディカルティーチャー・ハンドブック』第2版< [amazon]
 西村書店, 196p. ISBN-13: 978-4890131808 ASIN: 4890131809
 □内容紹介
医学校の新任教師のことを考え、教育課程や実践を、理論と原則とをふまえて魅力的に書いた、正しい教育原理に基づいた医学教育の現場から得た実例に よる、医学教育の入門書。

◆199301 クレール・アンブロセリ 著・中川 米造 訳 『文庫クセジュ 医の倫理』
 白水社, 152p. ISBN-13: 978-4560057384
 □内容紹介
尊厳死、臓器移植、脳死問題と、いま医学のモラルがきびしく問われている。本書はニュルンベルク国際軍事裁判で練り上げられた医の倫理の諸原則を 検証しつつ、医療制度と司法の問題まで論をひろげ、進歩してやまない技術としての医学と医師の倫理との相克を論じ、両者の理想的な関係を説く。


◆論文・対談・インタヴュー◆

◆1963  「フランス大革命と衛生学」,『医学史研究』10

◆19731015 「医学とは」,朝日新聞社編[19731015:187-251]*
*朝日新聞社 編 19731015 『荒廃をつくる構造』,朝日新聞社,朝日市民教室・日本の医療2,251p. ASIN: B000J9NO0A 500 [amazon] ※ b

◆19731125 「病院医療の発達と人権」,『ジュリスト』0548(臨増・特集:医療と人権):2-6

高橋 晄正中川 米造大熊 由紀子 19731215 「医療の質をどうよくするか」,朝日新聞社編[19731215:133-188]*
◇朝日新聞社 編 19731215 『どう医療をよくするか』,朝日新聞社,朝日市民教室・日本の医療7,252p. ASIN: B000J9NNYW 500 [amazon] ※ b


◆19790925 「現代医療の哲学」
 →村上 編[1979:161-192]

◆198303 中川米造・米山俊直 「文化の中の身体」,『看護展望』1983-3・4
 →中川[89:27-54]

◆198312 中川米造・村上陽一郎 「病気・医療・からだ」,『グラフィケーション』10
 →グラフィケーション編集部 編[85:135-158](「現代の医療を考える」)

◆198312 中川米造・村上陽一郎 「病気・医療・からだ」,『グラフィケーション』199
 →中川[89:6-26]

◆198409 「医療コンプレックス(医療特集―総論)」,『季刊社会保障研究』20-02:117-121

◆198508 中川米造・日高敏隆 「戦争と闘争心をめぐって」,『ライフサイエンス』1985-8
 →中川[89:77-96]
 福村出版(応用心理学講座13), 389p. 4326

◆19860901 中川米造・加藤尚武 「討議 テクノロジーとしての医療」(対談),(特集・医学はサイエンスなのか) 『現代思想』14-09:080-101
 →加藤[198612:105-179] ※
 →中川[89:97-144]

◆198701 中川米造・中島紀恵子 「患者が主体となる医療の時代へ」,『月刊ナーシング』1987-1(原題:「これからの「患者教育」」)
 →中川[89:213-233]

◆19870110 中川米造・河野博臣 「がん患者とどう接する」,『日経メディカル』1987-1-10
 →中川[89:199-212]

◆198705 中川米造・中野進 「医者のプライバシー 患者のプライバシー」,『ライフサイエンス』1987-5
 →中川[89:185-198]

◆198710 中川米造・波平恵美子 「病気の背後にある文化を探る」,『Medical News』1987-10
 →中川[89:55-65]

◆19880101 「病む人と医療者」(医療人類学の世界・5),『からだの科学』138:148-151 ※COPY

◆198804 中川米造・加藤一郎・大西正夫 「脳死と臓器移植をめぐって」(対談),『THIS IS』5-4:132-58

◆198804 中川米造・西村周三 「医療経済からみた現代医療」,『Medical News』1988-4
 →中川[89:67-78]

◆198804 中川米造・加藤一郎 「脳死と臓器移植をめぐって」,『THIS IS』1988-4
 →中川[89:145-184]

◆19880925 「宗教の生理学と病理学」
日野原重明・坂上正道・重兼芳子・中川米造 著, 医療と宗教を考える会 編 『いのちの尊厳―医のこころを問う』:157-190 [amazon]
同朋舎出版, 190p. ISBN-13: 978-4810406894 ASIN: 481040689X
 □内容紹介
「医療と宗教を考える会」は、全国にわたって宗教を重視する医師、看護婦やソーシャル・ワーカーらが、仏教、キリスト教、神道などの各派の宗教家と 共に広い立場から生と死を考えようとして生まれた集いである。ここにまとめられた生と死を医療と宗教の立場からとり上げた論文は、毎月のこの会合で 発表されたものである。この種類のまとまった論文がのせられた出版物は、日本ではこれが最初と考えてよいと思う。

◆19900413 中川米造・米本昌平 「移植へ突っ走る「不健康」医療(脳死の時代って何?)」(対談),『朝日ジャーナル』32-14:31-34

◆199006 中川米造・加賀乙彦 「脳死を考えるー10完ーヒポクラテスの誓いが崩れるとき」(対談),『世界』542:181-200

◆19910130 「移植医療の経済的側面」(インタヴュー)
 東京大学医学部脳死論争を考える会 編 『解剖 日本の脳死―なぜ,議論はすれちがうのか?』:203-205 [amazon]
筑摩書房(ちくまライブラリー53), 283p. 1230 ISBN-13: 978-4480051530 ASIN: 4480051538

◆19920310 「医学の哲学――その歴史と課題」
 →中川 編[1992:]

◆19960308 「死にゆく者」,『病と医療の社会学』(岩波講座現代社会学14):187-202 [amazon]
 岩波書店,238p. 2100(本体2039) ISBN-13: 978-4000107044 ASIN: 4000107046

 ※は生存学資料室所蔵

■言及

◆立岩真也 2003/11/01 「現代史へ――勧誘のための試論」,『現代思想』31-13(2003-11):44-75(特集:争点としての生命)

 「あるいは中川米造☆07がいて、彼には様々な書きものがあるのだが、その中で多くの人が覚えているのは、医師が白衣を着て患者より立派な椅子に座っているのはおかしな話だという話である。こうした人々の言論も、現在の土台となりながら、しかしそれ自体として検討することはなされていない。ごく平明なことしか言っておらず、だからわざわざ検討するまでもないとも思える。その平明な部分が人の目にふれたのは事実である。その話を、彼は、自らの使命として、反復すべきだと考え、反復したはずだ。またそうした期待があってそれに応えた。それは関係の近代化と捉えられることであり、そして医師が白衣を脱いだり、椅子を取り替えたりするぐらいのことには、しぶしぶではあっても応じてくれるかもしれない。
 だがまず、彼はそのことだけを述べたのでなく、多くのことを調べて考えて書いた。白衣や椅子はたんなる喩でない現実であるとしても、それは一部であり、その背景にあるものを考えていただろう。だから、その思考をそれとして引き継ぐことがなされるべきこととしてある。それととともに、私たちが覚えているのはそうした平明な言明だという事実が残る。」
「☆08 自伝的な著作として中川[1991]。(この国での数少ない医療人類学の成果である)池田[2001]等の著作のある池田光穂のホームページに中川の著作目録http://www.let.kumamoto-u.ac.jp/cs/cu/Ynakagawa.htmlがある。


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