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安楽死・尊厳死 euthanasia / death with dignity

-1970's  1980's  1990's  2000-  2003  2004  2005  2006  2007  2008  2009
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本拠点関連/文献・等(本頁内↓)

■本サイト内頁

障害者(運動)と安楽死尊厳死
死なせることを巡る言説(徒らな/単なる延命…)
 ◆1970年代  ◆1980年代  ◆1990年代  ◆『福祉のターミナルケア』1997  ◆2000年代
文献  ◆安楽死・尊厳死文献解説  ◆法学関連の文献リスト(著者名別)
臓器提供安楽死
認知症/安楽死尊厳死/精神病院/…

日本安楽死協会
日本尊厳死協会
良い死!研究会
尊厳死法制化を考える議員連盟
安楽死・尊厳死法制化を阻止する会
尊厳死の法制化を認めない市民の会
尊厳死法制化に反対する会
反安楽死国際機動部隊(International Anti-Euthanasia Task Force)
Not Dead Yet

米国  ◆カレン・クインラン(Karen Ann Quinlan)事件(1975〜1985死去)  ◆米国・オレゴン州 ◆Not Dead Yet ◆ヘムロック協会  ◆Terri Schiavo(テリ・シャイボ)(2005死去)
カナダ
イギリス ◆ダイアン・プリティ事件(Diane Pretty)(2002) ◆Leslie Burke裁判(2003-)
 ◆Joffe Bill関連新聞記事:Guardian・Observer(2005)/◆Joffe Bill関連新聞記事:Guardian・Observer(2006)
イタリア延命中止事件:2009
オランダ
スイス
スイス自殺幇助クリニック Dignitas:2006年〜2008年/◆スイス自殺幇助クリニック Dignitas: 2009年
T4-Aktion・ドイツ
フランス
ベルギー
オーストラリア
韓国

日本
川崎協同病院筋弛緩剤事件(2004-2005地裁判決)
相模原事件2004- (2005地裁判決)
広島県福山市・寺岡整形外科病院での事件(2005)
北海道立羽幌病院事件・書類送検(2004- 2005書類送検)
Terri Schiavo(テリ・シャイボ)(2005死去・米国)
4月集会「尊厳死っ、てなに?」 2005/04/16
「安楽死・尊厳死法制化を阻止する会」発足集会 2005/06/25
Joffe Bill関連新聞記事:Guardian・Observer(2005)
Joffe Bill関連新聞記事:Guardian・Observer(2006)
射水市民病院での人工呼吸器取り外し(2006年3月)
射水市民病院での人工呼吸器取り外し(2006年4月)

 cf.◆老い/◆死生学 /◆新生児/障害新生児の治療停止/選択的治療停止 /◆植物状態

 ◆このHPにある関連頁一覧



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■本/本サイトに収録されている文章他

◆立岩 真也 2017/08/16 『生死の語り行い・2――私の良い死を見つめる本 etc.』Kyoto Books
◆立岩 真也・有馬 斉 2012/10/31 『生死の語り行い・1――尊厳死法案・抵抗・生命倫理学』,生活書院,241p. ISBN-10: 4865000003 ISBN-13: 978-4865000009 [amazon][kinokuniya] ※ et. et-2012.
◆立岩 真也 2009/03/25 『唯の生』,筑摩書房,424p. ISBN-10: 4480867201 ISBN-13: 978-4480867209 [amazon][kinokuniya] ※ et.
◆立岩 真也 20080905 『良い死』,筑摩書房,374p. ISBN-10: 4480867198 ISBN-13: 978-4480867193 [amazon][kinokuniya] ※ d01.et.

『良い死』表紙   『唯の生』表紙   『生死の語り行い・1』表紙   立岩真也『生死の語り行い・2――私の良い死を見つめる本 etc.』表紙

◆立岩 真也 2014/11/07 安楽死尊厳死についてのコメント
 『東京新聞』2014/11/07朝刊
◆立岩 真也 2014/11/04 安楽死尊厳死についてのコメント
 関西テレビ,ニュースアンカー
◆立岩 真也 2014/10/30 「安楽死尊厳死に対して来た人たちと」
 「骨格提言」の完全実現を求める10.30大フォーラム 於:日比谷野外音楽堂
◆立岩 真也 2014/10/26 安楽死尊厳死についてのコメント
 『Mr.サンデー』,フジテレビ
◆立岩 真也 2014/10/15 安楽死尊厳死についてのコメント
 『情報ライブ ミヤネ屋』,読売テレビ・日本テレビ…
◆立岩 真也 2014/03/10 「やはり政治的争点であること――連載:予告&補遺・36」
 生活書院のHP:http://www.seikatsushoin.com/web/tateiwa36.html
◆立岩 真也 2014/03/03 「その時まで待て、と尊厳死法に言う+――連載:予告&補遺・35」
 生活書院のHP:http://www.seikatsushoin.com/web/tateiwa35.html
◆立岩 真也 2014/02/24 「『生死の語り行い・1』がまた入り用になってしまっている・1――連載:予告&補遺・34」
 生活書院のHP:http://www.seikatsushoin.com/web/tateiwa34.html
◆立岩 真也 2014/02/21 尊厳死法制化についてのコメント
 『東京新聞』2014/02/21朝刊
◆立岩 真也 2013/06/16 「安楽死尊厳死を巡って」
 DPI日本会議総会 於:大阪
……
◆立岩 真也 2011/11/20 「人工的な延命/自然な死?」
 『THE LUNG Perspectives』19-4(2011-11)79-81(523-525)(メディカルレビュー社)
安部 彰,2011/03/** 「ケアにおける承認の問題――パターナリズムと「安楽死」をめぐって」,『現代社会学理論研究』5: 30-42. [pdf]
◆立岩 真也 2011/02/13 「生きて当然な環境整備を」(談話)
 林義則「命のともしび――患者を生きる1506」,『朝日新聞』2011-2-13
◆立岩 真也 2010/08/21 質問とコメント
 第4回安楽死・尊厳死研究会,於:立命館大学
大谷 いづみ 2010/04/09 「自己犠牲の死 称揚するな――「いのちの教育」がはらむ矛盾」 『京都新聞』朝刊:6
児玉 真美 2010/04/**  『介護保険情報』 2010年4月号
 「公訴局から自殺幇助起訴判断ガイドライン:英国」
児玉 真美 2010/03/** 『介護保険情報』 2010年3月号
 「「近親者による自殺幇助」合法化議論:英国」
◆立岩 真也 2010/03/00 「良い死?/唯の生!」
 (財)日本宗教連盟シンポジウム実行委員会編『「尊厳死法制化」の問題点を考える』,日本宗教連盟第4回宗教と生命倫理シンポジウム報告書, pp.21-43
児玉 真美 2010/02/** 『介護保険情報』 2010年2月号
 「医師による自殺幇助に合法判決――モンタナ州」
◆立岩 真也 2010/02/13 質問への応答
 第2回尊厳死・安楽死研究会公開研究会,於:立命館大学
◆立岩 真也 2009/12/22 射水市民病院事件不起訴についてのコメント
 『読売新聞』2009-12-22富山県版,
◆立岩 真也 2009/12/18 「良い死?/唯の生!」
 日本宗教連盟第4回宗教と生命倫理シンポジウム・「尊厳死法制化」の問題点を考える 於:東京・ホテルグランドヒル市ヶ谷,
◆立岩 真也 2009/12/15 「あらゆる生を否定しない立場とは」
 石谷編[2009:18-28]* *石谷 邦彦 編/日本臨床心理学会 監修 20091215 『安楽死問題と臨床倫理――日本の医療文化よりみる安らかな生と死の選択』,青海社,152p. ISBN-10: 4902249456 ISBN-13: 978-4902249453 2520 [amazon][kinokuniya] ※ et. et-t. d01.
◆立岩 真也 2009/12/01  「尊厳死、家族の判断――いのちとはなにか 立岩真也さんに聞く・2」
 『Fonte』279:2
◆立岩 真也 2009/11/15 「尊厳死・安楽死――いのちとはなにか 立岩真也さんに聞く・1」
 『Fonte』278:2,
◆立岩 真也 2009/03/29 「近い過去と現在」
 安楽死・尊厳死法制化を阻止する会3.29シンポジウム 於:東京,
◆立岩 真也 2008/06/22 「まずうかがったら」
 2008年度全国自立生活センター協議会(JIL)総会全体会「あなたは「尊厳死」を選びますか?――「生」と「死」の自己決定を問う」
 於:大阪・千里ライフサイエンスセンター,
◆立岩 真也 2007/03/03 「論点整理」
 尊厳死と医療を考えるシンポジウム「尊厳死、ってなに?」 於:埼玉,
◆立岩 真也 2006/10/15 「死の決定について」
 第3回東海地区医系学生フォーラム「医療における自己決定を考えよう――あなたは「尊厳死」を望みますか」 於:名古屋市
◆立岩 真也 2006/08/20 「私はこう考える」
 『通販生活』25-3(242・2006秋号):119(通販生活の国民投票第34回 尊厳死の法制化に賛成ですか?反対ですか?)
◆立岩 真也 2006/08/13 「書評:米沢慧『病院化社会をいきる――医療の位相学』」
 『東京新聞』『中日新聞』2006/08/13
◆立岩 真也 2006/08/11 「わからないから教えてくれと聞いてまわるのがよいと思う。」
 『DPI われら自身の声』22-2:21-23(DPI日本会議) 特集:障害者の「生」と「尊厳死」――尊厳死って?
◆立岩 真也 2006/07/00 「希望についてとまたまた死ぬ話――知ってることは力になる・42」
 『こちら”ちくま”』49(2006-3):02-04[了:20060708]
◆立岩 真也 2006/06/11「良い死??」
 DPI日本会議総会 於:大阪
◆立岩 真也 2006/06/19 「(羽幌病院事件についてのコメント)」
 毎日新聞社の取材に[取材:20060619]


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■このページは、「安楽死・尊厳死 euthanasia / death with dignity」についての諸々の情報を集積しています。
■上の事項名の下にある西暦のリンク先には、その年にあった/ある「安楽死・尊厳死 euthanasia / death with dignity」に関連する出来事/イベント、文献、記事等が掲載されています。最近のことについては「安楽死・尊厳死 2012」をご覧ください。
■本ページ内容の概略は以下の通りです
・「安楽死」とは、一般的な意味
…百科事典、一般書籍における安楽死の定義を抜粋しています
・「安楽死」の諸規定、リビング・ウィル、問題になる事例、反応・判例
…過去の文献から、安楽死についての諸規定、リビング・ウィル、問題になる事例、反応・判例などについて掲載しています
・「安楽死・尊厳死」の簡単な経緯・歴史
…安楽死・尊厳死についての簡略な歴史と経緯を掲載しています
 各年ごとの詳細については、上の事項名下にある西暦のリンク先をご参照ください
・「安楽死・尊厳死」とタブー
…安楽死・尊厳死とタブーをめぐる文章・記事を抜粋しています
・「安楽死・尊厳死」関連事項
…生存学創成拠点HP内にある関連する事項へのリンク集
・「安楽死・尊厳死」をめぐる宣言・報告・調査等
…安楽死・尊厳死をめぐる宣言・報告・調査等へのリンク、抜粋です
・「安楽死・尊厳死」関連HP
…安楽死・尊厳死についての生存学創成拠点HP外の関連HPへのリンクです
 安楽死・尊厳死関係の組織、基礎資料等があります
・「安楽死・尊厳死」関連で立岩真也の書いたもの
…安楽死・尊厳死関連で立岩真也の書いたものの一部を列挙しています



■安楽死


 「死期の近い患者を身体的精神的苦痛から救うために死に至らしめること。治療を中止する消極的安楽死と、薬物を投与する積極的安楽死がある。積極的安楽死は法律上問題となる。医師以外のものが行うこと、方法が苦痛軽減以外(毒物使用など)のものであることは許されない。死期切迫が確実で、苦痛がはなはだしく、本人の希望があり、医師の方法が適切であれば、多少死期が早められたとしても、安楽死は許されるとした判例がある。⇒尊厳死」(『マイペディア97』 (c) 1997 株式会社 日立デジタル平凡社)

 「末期がんや不治の病で苦しむ患者に対し、生命維持装置をとり外すなどの積極的な方法で安らかな死を迎えさせること。一九三五年(昭和一〇年)、イギリスで安楽死協会が発足し、欧米に広がった。
 消極的安楽死は、モルヒネ投与など苦痛除去と緩和の措置を優先することにより、結果的に患者の死期を早めることがある治療型の安楽死。
 積極的安楽死は、患者を耐えがたい苦痛から解放するため薬物注射などで医師が意図的に死を招く行為。絶対的な前提条件として本人の真剣な希望と、他に代替手段がない場合に限られる。」(「日本の論点’96」文藝春秋編)

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■■安楽死(Euthanasia(easy death))の諸規定、リビング・ウィル、問題になる事例、反応・判例

■諸規定


1.死が切迫していて
 耐え難い肉体的苦痛を訴える
 不治の患者の
 真摯で積極的な希望に基づいて行う
 苦痛を伴わない相当な処置による処遇
 (宮野[1976:31])

2.生きる価値のない生命の抹殺
 死の介助
 生命の短縮を伴わないもの(最純粋)
A不作為によるもの
B派生的効果としての生命短縮をともなうもの(純粋)
C生命短縮を意図するもの(直接的)
 人工的な生命の延長(植物人間)
 このうちの死の介助に限定(Erhardt→阿南[1977:28-29])

3.良き死 広義の安楽死
 作為により死期を早める 積極的安楽死
 延命に必要な処置を行わずに死ぬにまかせる 消極的安楽死(阿南[1977])

 「安楽死 euthanasia, mercy killing(1)とは,死期が切迫し現代医学上不治の傷病者の激烈な苦痛を緩和・除去するために,患者本人の嘱託又は承諾を得て,自然の死期に先立ち人為的にその生命を断つことをいう。これを「積極的安楽死」と称し,一方,苦痛を継続させるに過ぎない延命治療措置を中止することによって生命を短縮する行為を「消極的安楽死」とする向きもあるが,2種類の安楽死(4種類に分ける考えもある(2))を認めることになりいたずらに安楽死概念を混乱させるだけで意味がなく,特に後者については「尊厳死」という表現を用いるべきであろう。要するに,尊厳死は患者が延命医療措置を拒否して死ぬという消極的なものであるのに対し,安楽死は積極的に意図的に患者を殺すことである。」
 (立山龍彦『自己決定権と死ぬ権利』(1998,東海大学出版会)p.61)

■リビング・ウィル

 末期状態の後期になって意思決定能力がなくなったときに,単に死期を伸ばすだ
 けの治療は無意味だから,無意味な苦痛に耐えることはないから,見苦しい姿を
 さらしてまで延命されるのはいやだから,まだ理性のあるうちに,書面によって
 特別な延命処置を行わないように医者に頼む。これを生者の意思(living will)
 と呼ぶ。

■問題になる事例
 安楽死と呼ぶかどうかは別として,実際には以上の規定に収まらないものも論議
 の対象になっている。 裁判において判断されることがある
 @耐え難い肉体的苦痛に苦しむ末期の不治の患者
 A重症の精神障害者
  心身障害者
 B新生の重症奇形児 
 C植物状態にある患者
 D近代的な医療が単に苦痛を増すにすぎないとみられる末期の不治の患者
  (宮野[1977:77])

■反応・判例
 カトリック(宮野[1976:137-139])
 プロテスタント(宮野[1976:139-140])
 仏教(宮野[1976:139-140])
 法律学者(宮野[1976])
 1961に起きた山内事件二審名古屋高裁判決(宮野[1976:104])
 外国の判例など宮野[1976:91-128]
・A:外傷性の四肢麻痺患者の人工呼吸装置を,本人及び家族の承諾を得ずに外し
 ている当の医者からの証言 Colen[1976=76:73-92]
・B:


・外傷性の四肢麻痺患者の人工呼吸装置を,本人及び家族の承諾を得ずに外してい
 る当の医者からの証言 Colen[1976=1976:73-92]
・無脳症 蒙古症 水頭症 親・医師・役所…裁判 の対応 合衆国
 Colen[1976=1976:93 -111]
・心臓疾患の女児 両親の決定により人工呼吸装置を停止
 Colen[1976=1976:112-132]

・No-Code Orders 集中治療室において蘇生術を用いない
 医師が判断している(た)Cohen[1979=82:92-98]

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■経緯・歴史

1620   Francis Bacon "Novum Orgunum"(1620)にこの言葉が現れる
……   トーマス・モア『ユートピア』(平井訳,岩波文庫):163-164*      *必ずしも是認していたのではないとする解釈:阿南[1977:41-42])
 初期の文献のとして一般に上の2つがまずあげられる
…… 1907   英国:Goddard医学総会で安楽死を提唱 最初(阿南[1977:44-45])
1928   英国:E.A.Gisforne 不治の病に苦しむ患者には致死量の麻薬を与えてもよく,
     そのさい患者に相談する必要はないという提案(阿南[1977:45])
1931   英国:イギリス保健医学会でのミラード会長のあいさつ
     のちに任意的安楽死合法化法案を付した小冊子として出版
     (阿南[1977:45])
1935   英国安楽死協会設立(世界最初)(阿南[1977:45])*
1936   英国:ポンソビー卿により任意的安楽死法案がイギリス上院に提出される
     第二議会で14対35で否決(Sarda[1975=1988:217])
1936   英国任意的安楽死協会と改称(阿南[1977:45])
1948   世界医師会総会,「ジュネーブ宣言」を発表*
195004  日本:東京地裁,安楽死について最初の判決*
196212  日本:名古屋高裁が安楽死の要件を示す*
1969   英国:安楽死法案提出 40対161で否決
1970   英国:イギリス医学協会「安楽死の問題」というパンフレットを発行
197201  日本医事法学会第3回大会で「望みなき(?)患者の治療」につき討論*
1973   米国:アメリカ病院協会,「患者の権利章典」を発表*
1973   英国:王立保健協会 安楽死を主題とする会議を開く
     (日本安楽死協会[197704])
197504  米国:カレン・クィンラン事件発生*
1976   ドイツ外科学会,「死病者および死にゆく者の治療のための決議」を発表*
197601  日本安楽死協会設立
197603  米国:州最高裁,カレン事件に判決
197608  第1回安楽死国際会議,「東京宣言」を発表
     →東京宣言
1976   米国:サイケヴィッチ事件
……
1993   オランダの「改正埋葬法」
1994   オランダ改正埋葬法施行
20001128 オランダ下院「患者の明確な要請がある」などの要件を満たした場合、安楽死を完全に合法とする法案を可決
2002   ベルギー安楽死を合法化
2009   米国ワシントン州医師による自殺幇助を合法化
2009   ルクセンブルク
2009   米国モンタナ州で終末期の患者への医師による自殺幇助は違法ではないとする最高裁判決
201206  カナダ、ブリティッシュ・コロンビア州最高裁で自殺幇助を禁じる刑法は憲法違反との判決


各国の動向〜法制化の動き

・1930年代から始まる
 ……
・他にオランダ,オーストラリア,南アフリカ,スウェーデン,デンマーク,スイスの運動について日本安楽死協会編[197704]

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■「タブー」


◇「例えば、安楽死について書く人が、今まで「タブー」にされていたこの主題について「あえて」「勇気ある発言」をするのだとよく言う。そんなことは少しもない。同じことがいくらでも何度も語られてきたのである。しかし私たちは、そんな言葉をすぐには嘘だと思わないほど、近い過去のことも忘れてしまう。それはやはりよくないと思う。」
(立岩真也「生存の争い――医療の現代史のために・1」,『現代思想』2002-2)

太田 典礼 1982 『死はタブーか――日本人の死生観を問い直す』,人間の科学社

◇1992
 「わが国では、これまで長い間死を口にすることは、不吉であり、避けるべきものとされ、一種のタブーのようになっていた。そのために、末期医療のあり方についても、あまり議論がされなかった。
 しかし、今日では、末期医療の問題は、事柄が重要な上に、現実にさしせまった問題でもあるので、あいまいなままに放置しておくことはできない。近年では、わが国でも、死についての学問や、死についての教育の必要性が多くの人々によって説かれるようになってきている。人の生命に係わりをもつ医師としては、死をめぐる諸問題についても、率先して合理的な対処の仕方について考察を深め、広く国民に周知させていく必要がある。この「末期医療に臨む医師の在り方」についての報告が、そのための一助となることを期待したい。」
 (日本医師会第III次生命倫理懇談会 19920309 「「末期医療に臨む医師の在り方」についての報告」の「おわりに」)

◇デーケン,アルフォンス 19951127 『ユーモアは老いと死の妙薬――死生学のすすめ』,講談社,225p.,ISBN-10: 4062079488 ISBN-13: 978-4062079488 1575 [amazon] ※ d01.t02.

 「現在の日本では、死をタブー視する一般的風潮から言っても、告知はもちろん、医師が患者に病状を理解しやすく説明して、一緒に闘おうという姿勢は、まだほとんど見られない。」(デーケン[1995:221])

◇大野 竜三 20010825 『自分で選ぶ終末期医療――リビング・ウィルのすすめ』,朝日新聞社,朝日選書681,189p. ASIN: 402259781X 1155 [amazon] ※ b d01 ts2007a
 「現代医療、少なくとも現代の日本の医療現場においては、患者の生命の延長が至上命令とされており、最善を尽くして患者さんの生命を延長することが、日常の診療において行われています。そして、医学教育の場でも、当然のこととして、そのように教えられています。
 終末期の延命治療もその延長にあり、最善を尽くして患者さんの延命をはかっています。しかし、延命治療には相当の費用を要します。欧米の医療現場においては、要した費用に見合うだけの効果が得られるのかということが問題にされ、費用対効果という解析がしばしば行われます。一方わが国の医療界にあっては、正面きって費用のことを論ずるのは恥ずかしいことであると見なされ、むしろタブー視される傾向にあり、費用対効果が論ぜられることも、医学生に教育されることもほとんどありません。」(大野[2001:171-172])

◇2003
 「ここ数年、「いのちの教育」「死の教育」に取り組んでいる人々が口々に触れるのは、「死が病院に隔離されてタブーになった現代に、死をとりもどすこと」である。わたしが高校「現代社会」の授業で初めて「脳死・安楽死・尊厳死」を取り上げたのは1980年代後半のことだから、このテーマを取り上げてきた者としては、かなり早い部類に入るのだろう。だが、取り上げた当初から現在に至るまで、「タブー」を破った、というように思ったことは一度もない。
 そもそも、高校時代にカレン・アン・クインラン事件の報道を目の当たりにし、判決の出た1976年の文化祭のイベントで、「安楽死、是か非か」のディベイトを体験しているのだ。」(大谷[2003→2004:91])
 *大谷 いづみ 20031101 「「いのちの教育」に隠されてしまうこと――「尊厳死」言説をめぐって」
 『現代思想』31-13(2003-11):180-197
 http://www.ritsumei.ac.jp/acd/gr/gsce/g/oi01.htm
 →松原 洋子・小泉 義之 編 20050225 『生命の臨界――争点としての生命』,人文書院,306p. ISBN: 4409040723 2730 [boople] pp.91-127

◇2005/01/19 「尊厳死の意思表示カード 住民主導で発行へ」
 『長野日報』2005/01/19
 http://www.nagano-np.co.jp/cgi-bin/kijihyouji.cgi?ida=200501&idb=205
 「[…]登録をきっかけに、家族や親族間でタブー視しがちな終末期の処置について、もっと話し合ってほしいという願いもあり「尊厳死を望む人、延命措置を望む人とさまざまな形があっていい。大切なのは患者本人の意思で、自分の病気に責任を持って考えていくカード」としている。」

◇2005/02/15 「「尊厳死とホスピスを推進する与党議員懇話会」初会合
 『公明新聞』2005年2月16日
 「[…]同会は今後、尊厳死やホスピスの専門家によるヒアリングや現地視察を行うとともに、尊厳死について法制化も視野に入れてタブーを設けず議論を深めていく方針。」
◇ 「[…]表に現われる言論は次第に「洗練」されていくに違いない。それ以前の歴史を表に出すことも必要だが――尊厳死協会も以前に比べれば随分「紳士」になったのである――、しかし過去を「反省」し、より慎重になり、危ないことを誰も言わなくなる時がやがて来るかもしれない。その時にもなお、何を言い得るのか。それをも含めて、言い得ることを考えなければならなくなる。だから、以上で、安楽死がなされようする時、既にそこに生じてしまっていることは何かと考えようとしてみたのだった。」(立岩 2000/10/10 「死の決定について」,大庭 健・鷲田 清一 編 20001010 『所有のエチカ』,ナカニシヤ出版 最終段落)

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■宣言・報告・調査 等

 →調査

◆第一回国際安楽死会議 19760824 東京宣言

◆日本安楽死協会 197811 「末期医療の特別措置法案」

◆安楽死法制化を阻止する会 197811 「声明」

◆日本安楽死協会 19781220 「安楽死法制化を阻止する会」の声明に対する反駁声明

◆日本尊厳死協会 19860210 日本尊厳死協会会則

◆内閣府政府広報室 1989 「医療における倫理に関する世論調査」
 http://www8.cao.go.jp/survey/h02/H02-10-02-17.html

Q6(1)  〔回答票7〕 生命をのばすために必要な医療を受けることについて,あなたはどう思いますか。この中であなたのお考えに近いのはどちらですか。まず,「(1)あなたご自身の場合」についてはどうですか。(以下(2)から(3)まで順次聞く。)(1)あなたご自身の場合
(27.2) (ア) 医学上の最新の成果を十分活用して,延命のために最善を尽くすのがよい
(65.2) (イ) あまり不自然なことはせずに,寿命のままにまかせるほうがよい
( 7.6) わからない
Q6(2)  〔回答票7〕 (2)肉親の場合で,本人の延命の意思がわからない場合
(35.5) (ア) 医学上の最新の成果を十分活用して,延命のために最善を尽くすのがよい
(53.2) (イ) あまり不自然なことはせずに,寿命のままにまかせるほうがよい
(11.3) わからない
Q6(3)  〔回答票7〕 (3)肉親の場合で,本人が延命を希望していない場合
(21.3) (ア) 医学上の最新の成果を十分活用して,延命のために最善を尽くすのがよい
(67.3) (イ) あまり不自然なことはせずに,寿命のままにまかせるほうがよい
(11.4) わからない

◆日本医師会第III次生命倫理懇談会 19920309 「「末期医療に臨む医師の在り方」についての報告」

◆199205  読売新聞社「がんと尊厳死に対する世論調査」
 全国の有権者3000人対象 質問:「尊厳死とは回復の見込みがない末期患者に、ただ生命を延ばすためだけの医療を続けるよりも、寿命のまま人間らしい死に方を願うという考え方だが、あなたはこの尊厳死の考え方を認めますか、認めませんか」→「認める」54%、「どちらかと言えば認める」32%

◆日本学術会議 死と医療特別委員会 19940526 「尊厳死について」

◆(社)呆け老人をかかえる家族の会 19960825 「「ぼけ」と「尊厳死」問題に関する申し入れ書」,『老人をかかえて』(19960825):12-13

◆川渕 孝一 19971028 『生と死の選択――延命治療は患者にとって幸せなのか』,経営書院,219p. ISBN-10: 4879136425 ISBN-13: 978-4879136428 [amazon][kinokuniya] et

◆1997 『「福祉のターミナルケア」に関する調査研究事業報告書』

◆末期医療に関する意識調査等検討会 19980626 「末期医療に関する意識調査等検討会報告書」→*
*厚生省健康政策局総務課監修 20000610 『21世紀の末期医療』,中央法規出版,225p. ISBN:4-8058-4249-0 2100 [amazon][kinokuniya][BK1] ※ d01 et

・「単なる延命医療とは、生存期間の延長のみを目的になされれる医療をいう。」
 問「あなた自身(あなたの担当する患者)が痛みを伴い、しかも治る見込みがなく死期が迫っている(6ケ月程度あるいはそれより短い期間を想定)と告げられた場合、 単なる延命だけのための医療についてどうお考えになりますか。」

◇今井 澄 20020405 『理想の医療を語れますか――患者のための制度改革を』,東洋経済新報社,275p. ISBN-10: 4492700811 ISBN-13: 978-4492700815 [amazon] ※ b a06
 「厚生労働省のパンフレットでは、「単なる延命治療を望まない人も約七割」と書いてありますが、これは正しい表現ではないことです。質問の内容は「痛みを伴い、治る見込みがないだけでな>133>‖死期が追っていると告げられた場合‖恥なる延命だけのための治療をどう考えますか」というものです。高齢者の場合、痛みが伴わない末期も少なくありませんし、慢性の病気の場合、死期が追っているかどうかの判断も難しいのです。どこからを末期というのかということも問題ですが、はなはだしい研究では、死亡一年前からを末期とみなすようなひどいものもありました。」(今井[2002:136])

◆東京都立病院倫理委員会 200102 「都立病院における末期医療の在り方について」
 http://www.byouin.metro.tokyo.jp/hokoku/rinri/documents/makki.pdf

◆社会保障構造の在り方について考える有識者会議 200010 「21世紀に向けての社会保障」
 「また、できる限り本人の意思を尊重し、尊厳をもって安らかに最期を迎えることのできる医療の在り方を模索していくことがこれからの課題である。」

◆2000/11/30 「健康保険法等の一部を改正する法律案及び医療法等の一部を改正する法律案に対する附帯決議」(平成12年11月30日・参議院国民福祉委員会)
 「老人医療及び慢性期医療については、包括・定額化を更に進めること。」

◆厚生労働省高齢者医療制度等改革推進本部事務局 200103 「医療制度改革の課題と視点」
 http://www.mhlw.go.jp/houdou/0103/h0306-1/h0306-1.htmle
 老人医療費の伸びの適正化
 http://www.mhlw.go.jp/houdou/0103/h0306-1/h0306-1n.html
 →厚生労働省高齢者医療制度等改革推進本部事務局 編 20030319 『医療制度改革の課題と視点 解説・資料編』,ぎょうせい,150p.  ISBN-10: 4324064768 ISBN-13: 978-4324064764 [amazon][kinokuniya]


◆日本老年医学会 20010613 「「高齢者の終末期の医療およびケア」に関する日本老年医学会の「立場表明」」
 http://www.jpn-geriat-soc.or.jp/tachiba/index.html

横内 正利 20010215 「日本老年医学会『立場表明』は時期尚早」,『Medical Tribune』(メディカル・トリビューン社)
◇横内 正利 20011004 「再論・日本老年医学会『立場表明』――高齢者医療打ち切りになる恐れあり」,『Medical Tribune』(メディカル・トリビューン社)

◆日本尊厳死協会 20031201 「尊厳死に関する法律案要綱」

◆日本医師会第VIII次生命倫理懇談会 200402 「医療の実践と生命倫理についての報告」
 「日医、「医療の実践と生命倫理」報告書を公表
 http://www.fukuoka-sk.org/jyouhou/saisin/20040315-0323.htm ×
 「日本医師会は3月16日、第8次生命倫理懇談会がまとめた「医療の実践と生命倫理」に関する報告書を公表した。報告書は、(1)医師・患者関係(2)自己決定(3)出生(4)末期医療と患者の死(5)医療と社会、の5項目について、医療現場に焦点を絞り、「医療倫理」の考え方を示した。「末期医療」については、判断能力を失った患者に代わって延命治療の中止を決定する代理人を指定しておく制度がないことを指摘。任意後見契約法のようなヘルスケア分野での代理人制度の整備が「将来の立法課題のひとつ」だとした。また「出生」関連では、着床前・出生前診断の問題に関する考え方について、現在の医療水準や価値観で安易に受精卵の段階で選別をしてよいのかなどの批判もあり、今後さらなる議論が必要だとした。(3月17日MEDIFAX)」

◆終末期医療に関する調査等検討会 2002年度〜2004年度
 報告書 04/07/23
第7回議事録 04/06/23
第6回議事録 04/06/04
第5回議事録 04/03/24
第4回議事録 04/02/20
第3回議事録 03/11/19
第2回議事録 02/12/12
第1回議事録

◆終末期医療に関する調査等検討会 20040703 「終末期医療に関する調査等検討会報告書――今後の終末期医療の在り方について」終末期医療に関する調査等検討会報告書〜今後の終末期医療の在り方について」http://www.mhlw.go.jp/shingi/2004/07/s0723-8.html→終末期医療に関する調査等検討会編[2005:1-125]*
*終末期医療に関する調査等検討会 編 20050115 『今後の終末期医療の在り方』,中央法規出版,229p. ISBN-10: 4805845775 ISBN-13: 978-4805845776 2310 [amazon] ※ d01 t02

 「あなた自身(あなたの担当する患者)が痛みを伴い、しかも治る見込みがなく死期が迫っている(6ケ月程度あるいはそれより短い期間を想定)と告げられた場合、 単なる延命だけのための医療についてどうお考えになりますか。」

◆日本学術会議 200502 『尊厳死の在り方――日本学術会議主催公開講演会における記録』,日本学術会議,115p. 1000

◆日本医師会 第IX次生命倫理懇談会 200602 「平成16・17 年度「ふたたび終末期医療について」の報告」
 http://www.med.or.jp/nichikara/seirin17.pdf
 「第\次生命倫理懇談会では、1.恒藤暁(大阪大学大学院人間科学研究科助教授:「わが国の緩和医療の現状と課題」)、2.杉山正智(ひばりメディカルクリニック奈良在宅ホスピスセンター院長:「在宅緩和医療の実際と問題点」)、3.川越厚(ホームケアクリニック川越院長:「日本における在宅ホスピス・緩和ケアの現状と課題」)、4.井形昭弘(日本尊厳死協会理事長:「健やかに生き、安らかに死ぬために」)、5.大友英一(浴風会病院院長:「老年者のターミナルケアについて」)、各先生方からのヒアリングの後、報告書作成のための小委員会を構成、懇談会座長をはじめ小委員会委員の間で今回の報告書原案をまとめることとした。」

老人の専門医療を考える会 2006/09 「高齢者の終末期ケアのあり方について――老人の専門医療を考える会の見解」  http://ro-sen.jp/tokai/terminalcare.html

◇2007/02/16 「延命治療、意思不明なら医師が判断 救急医学会が指針案」
 朝日新聞 09時56分
 http://www.asahi.com/health/news/TKY200702150382.html
◆2007/03/07 「日本救急医学会「救急医療における終末期医療に関する提言(ガイドライン)(案)」
→◆2007/11/16 「日本救急医学会「救急医療における終末期医療に関する提言(ガイドライン)」  http://www.jaam.jp/html/info/2007/info-20071116.htm
 http://www.jaam.jp/html/info/info-20071116.pdf
◇2007/03/22 「終末期医療 医師主導にならぬよう」
 信濃毎日新聞 2007年3月22日
  http://www.shinmai.co.jp/news/20070322/KT070320ETI090004000022.htm

◆終末期医療の決定プロセスに関するガイドライン
 http://www.mhlw.go.jp/shingi/2007/05/dl/s0521-11a.pdf
◇厚生労働省 2007/05/21 「終末期医療の決定プロセスに関するガイドライン」について  http://www.mhlw.go.jp/shingi/2007/05/s0521-11.html
◇終末期医療の決定プロセスに関するガイドライン解説編
 http://www.mhlw.go.jp/shingi/2007/05/dl/s0521-11b.pdf
◇(参考)「終末期医療の決定プロセスのあり方に関する検討会について」について
 http://www.mhlw.go.jp/shingi/2007/05/dl/s0521-11c.pdf
 ※報道→安楽死・尊厳死:2007年4月〜6月

◆前田 由美子・福田 峰 20070702 「後期高齢者の死亡前入院医療費の調査・分析」,日医総研ワーキングペーパーNo.144(日本医師会総合政策研究機構)
 http://www.jmari.med.or.jp/research/dl.php?no=351
 http://www.jmari.med.or.jp/research/summ_wr.php?no=351(要約)
◆日本医師会 2007/07/11 「後期高齢者の死亡前入院医療費の調査・分析」
 http://www.med.or.jp/teireikaiken/20070711_3.pdf
◇2007/07/11 「定例記者会見 終末期医療費は高額との考えに反論―中川常任理事」,『日医白クマ通信』No.693 2007年7月12日
 http://www.med.or.jp/shirokuma/no693.html

◆日本集中治療医学会 20070828 「集中治療における重症患者の末期医療のあり方についての勧告」
 http://www.jsicm.org/kankoku_terminal.html

◆日本医師会第X次生命倫理懇談会 20070822 「終末期医療のガイドライン」(中間答申)
 http://www.med.or.jp/teireikaiken/20070822_1.pdf
◇2007/09/05 「第X次生命倫理懇談会が中間答申「終末期医療のガイドライン」をまとめる」,『日医ニュース』1104
 http://www.med.or.jp/nichinews/n190905a.html

◆日本救急医学会 2007/09/26 「救急医療における終末期医療に関する提言」
 http://www.jaam.jp/html/info/info-20070925.pdf ×

◆終末期医療に関する調査等検討会(平成19年度〜)
 2008/01/17 「第1回終末期医療に関する調査等検討会の開催について」
 http://www.mhlw.go.jp/shingi/2008/01/s0124-3.html
 2008/01/24 第1回 終末期医療に関する調査等検討会
 第1回資料 http://www.mhlw.go.jp/shingi/2008/01/s0124-6.html
 上掲の調査質問項目:「痛みを伴い、しかも」という文言は削られてる
 「あなた自身(あなたの担当する患者)が痛みを伴い、しかも治る見込みがなく死期が迫っている(6ケ月程度あるいはそれより短い期間を想定)と告げられた場合、 単なる延命だけのための医療についてどうお考えになりますか。」
 →「あなた自身(あなたの担当する患者)が治る見込みがなく死期が迫っている(6ケ月程度あるいはそれより短い期間を想定)と告げられた場合、 単なる延命だけのための医療についてどうお考えになりますか。」

◆20080210 「終末期医療:「リビング・ウイル」に診療報酬…厚労省方針」
 毎日新聞 2008年2月10日 他
◆20080213 中央社会保険医療協議会総会配布資料「平成20年度診療報酬改定における主要改定項目について(案)」(p.175に後期高齢者終末期相談支援料について記載)
 http://www.mhlw.go.jp/shingi/2008/02/dl/s0213-4a.pdf

◆日本学術会議 臨床医学委員会終末期医療分科会 2008/02/14 「対外報告 終末期医療のあり方について――亜急性型の終末期について」
 http://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/pdf/kohyo-20-t51-2.pdf

◆日本医師会第X次生命倫理懇談会 2008/02/27 「終末期医療に関するガイドラインについて」(答申)
 http://dl.med.or.jp/dl-med/teireikaiken/20080227_1.pdf
日本医師会 第X次生命倫理懇談会
座 長
 高久 史麿(日本医学会長・自治医科大学長)
委 員(五十音順)
 青木  清(上智大名誉教授)
 井形 昭弘(名古屋学芸大学長)
 井石 哲哉(長崎県医会長)
 加藤 尚武(京大名誉教授)
 楠本万里子(日看協常任理事)
 小森  貴(石川県医会長)
 佐々木義樓(青森県医会長)
 田村 里子(東札幌病院 診療部II 副部長)
 鍋島 直樹(龍谷大法学部教授)
 楢原多計志(共同通信社 編集委員・論説委員)
 福田  孜(富山県医会長)
 松根 敦子(日本尊厳死協会副理事長)
 向山 雄人(癌研有明病院緩和ケア科部長)
 山田 卓生(日大法科大学院教授)
オブザーバー
 澤 倫太郎(日医総研 研究部長)
 水谷  渉(日医総研 主任研究員)

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■ホームページ

◆International Anti-Euthanasia Home Page
 http://www.iaetf.org/
  →International Task Force
   http://www.internationaltaskforce.org/
◆Not Dead Yet
 http://www.acils.com/main ×
 (ただし、) 「Americans with Disabilities don't want your pity or your lethal mercy, We want freedom. We want LIFE.
 URGENT NATIONAL ALERT!
 Not Dead Yet to confront International Euthanasia Groups Meeting in Boston Massachusetts, Labor Day Weekend, September 2, 2000. Click Here To See How You Can Participate」
 *以上について
 ◇安楽死・尊厳死:合衆国
 ◇安楽死・尊厳死:合衆国・オレゴン州
 で少し紹介しています。ご覧いただければと思います。(立岩)
◆The Euthanasia Prevention Coalition(カナダ)
 http://www.euthanasiaprevention.on.ca/index.htm

日本尊厳死協会
 http://www.songenshi-kyokai.com

◆安楽死/尊厳死に関する基礎資料
 http://www.jissi.jp/philia/bioethics_data/euthanasia_death_with_dignity.html ×

◆安楽死/尊厳死に関する基礎資料
 http://square.umin.ac.jp/CBEL/bioethics_data/euthanasia_death_with_dignity.html ×


■組織


 ◆日本安楽死協会
 ◆日本尊厳死協会
 ◆International Anti-Euthanasia Task Force
  http://www.iaetf.org/
 ◆Not Dead Yet
  http://acils.com/NotDeadYet/
 ◆安楽死・尊厳死法制化を阻止する会
 ◆良い死研究会

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■立岩 真也の書いたもの(一部)


◆立岩 真也 1998/01/20 「都合のよい死・屈辱による死――「安楽死」について」
 『仏教』42:85-93(特集:生老病死の哲学) 25枚
 (→立岩『弱くある自由へ』に収録)
◆立岩 真也 1998/08/01 「「そんなので決めないでくれ」と言う――死の自己決定、代理決定について」
 (インタヴュー)『ヒポクラテス』2-5(1998-1):26-31
 (→立岩『弱くある自由へ』に収録)
◆立岩 真也 2000/04/15 「弱くあることの方へ」(リレー連載・いのちの叫び21)
 『機』103(2000-04):25(藤原書店)
 藤原書店:http://www.fujiwara-shoten.co.jp
◆立岩 真也 2000/10/10 「死の決定について」
 大庭健・鷲田清一編『所有のエチカ』,ナカニシヤ出版:149-171 35枚
 http://www.nakanishiya.co.jp/
◆立岩 真也 2003/06/01「ただいきるだけではいけないはよくない(上)」
 『中日新聞』2003-06-01:06
◆立岩 真也 2003/06/08「ただいきるだけではいけないはよくない(下)」
 『中日新聞』2003-06-08:06
◆立岩 真也 2005/05/11 「よい死・1」
 『Webちくま』(筑摩書房)[原稿送付:20050128]
◆立岩 真也 2005/**/** 「よい死・2」
 『Webちくま』(筑摩書房)[原稿送付:20050407]

◆2005/04/12 『生存の争い――のために・1』
*このHP関係者の著作
◆立岩 真也 2008/09/05 『良い死』,筑摩書房,374p. ISBN-10: 4480867198 ISBN-13: 978-4480867193 2940 [amazon][kinokuniya] ※ d01.et.,
◆立岩 真也 2009/03/25 『唯の生』,筑摩書房,424p. ISBN-10: 4480867201 ISBN-13: 978-4480867209 [amazon][kinokuniya] ※ et.,

良い死!研究会
 ※立岩より
*この主題のことを考えてみたい方は、立岩『良い死』(2008、筑摩書房)、『唯の生』(2008、筑摩書房)、『ALS』(2004,医学書院)を読んでいただければと思います。。
*また、立岩『弱くある自由へ』(2000、青土社)には「都合のよい死・屈辱による死――「安楽死」について」「そんなので決めないでくれ」と言う――死の自己決定、代理決定について」が収録されています。 『希望について』には「ただ生きるのでは足りない、はときに脆い」「ただいきるだけではいけないはよくない」「中立でなく」「初歩的なことを幾つか」が収録されています。


REV:.200308140909,1023,1203,28,1109... 20050114,15,16,17 0228 0310 0606,07 .. 20060530 20080326,27, 0716, 20090213, 0730, 1023(篠木 涼), 20091126, 20100104, 0122, 0218,0426,28, 20120115, 0322.. 20140216, 19, 20141025, 20150101, 0219, 0916, 20160117, 20170828, 20181230
  ◇生命倫理[学]  ◇病者障害者運動史研究  ◇身体の現代:歴史
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