◆1950年代
「陰圧式人工呼吸は1950年代の小児麻痺の患者を救った鉄の肺から始っています。タンクの空気を周期的に抜いたり入れたりすることによって人の周囲に陰圧を作り、肺が膨らむようにします。」(The ALS Association[1997=1997:122])
「人工呼吸器を用いて換気を行なう方法は麻酔の分野以外に他の面にも広がって来た。/この大きなきっかけとなったのは1952年におけるコペンハーゲンにおけるポリオの流行である。この時呼吸麻痺に対する治療としては気管切開をした後、気管カニョーレを介して手でバッグをおして人工呼吸を行ったのであるが、バッグをおす人があまりにも多く必要だったので、デンマークの医科大学の殆んどの学生を必要とする程であった。/このためポリオによる死亡率は80%から25%までに低下したが、これが契機となってヨーロッパ各地では人に代る人工呼吸器の開発に迫られたのである。/かくしてこの目的のためにデンマークではBang(1953)、スウェーデンでは…」(山村[1991:7])
◆Oliver, Judy, ed. 1986 In Sunshine and in Shadow: Personal Portraits of ALS
=199105 日本ALS協会訳,『照る日かげる日――ALS(筋萎縮性側索硬化症)患者たちの記録』,サイマル出版会,212p. ISBN-10: 4377408933 ISBN-13: 9784377408935 1359 [amazon]
◆1991/04/21 日本ALS協会平成三年度総会
『JALSA』022(1991/07/08):04-14
◆1991/12/25 『ALS(筋萎縮性側索硬化症)ケアブック』
編集・発行 日本ALS協会
◇The ALS Association 1997 "Living with ALS : What's It All About ?", The ALS Association=1997 遠藤明訳,『ALSマニュアル──ALSと共に生きる』,日本メディカルセンター
◇Boynton De Sepulveda, L. I. 199911 「ケアモデル及びケアの包括的方針」http://www.als.gr.jp/public/pub07/sympo_9.html,第10回ALS/MND国際シンポジウムhttp://www.als.gr.jp/public/pub07/main.html