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優生思想を問うネットワーク

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優生思想を問うネットワーク 2003-2005  優生思想を問うネットワーク 2006

last update: 20160629


 大阪市城東区東中浜2-10-13緑橋グリーンハイツ1Fアド企画内
 TEL/FAX 06-6965-7399 e-mail yunet@cat.zero.ad.jp


◆19960710
 優生保護法改正、「母体保護法」に関する声明及び要望
 (このファイル内)
◆20021225
 意見書→ヒト幹細胞を用いた臨床研究の在り方に関する専門委員会


◆2002 優生思想を問うネットワークより

Subject: 講座のご案内

優生思想を問うネットワークにご連絡、ご協力いただいているみなさま

すでに通信等でご案内していますが、5月19日(日)に、「人体実験の倫理学」と
題した講座を開催いたします。
先端医療が、急激に進んでいる中で、様々な研究がまさに人体実験として、日々行わ
れています。
しかし、こういった問題を倫理的にどう考えればいいのかという議論は社会的にはほ
とんどなされないまま、研究施設内部の倫理委員会にその検討が委ねられ、ほとんど
の場合実施されているというのが、日本の現状です。
そこで、今回の講座では、まさに今日的問題としてのを、その
歴史と現状を踏まえながら検証していきたいと考えています。
ぜひご参加ください。


日時:5月19日(日) 午後2時〜5時
場所:東淀川勤労者センター(JR・地下鉄御堂筋線新大阪、阪急京都線崇禅寺)、
電話06−6321−0001
講師:土屋貴志さん(大阪市立大学)
参加費:1000円

 cf.
  ◆人体実験
  ◆土屋貴志

 

◆連続講座のお知らせ

優生思想を問うネットワーク 2001年連続講座 第1回
題:つくられる命−生殖補助医療の現在−
講師:迫田 朋子さん(NHK解説委員)
日時:7月7日(土) 2時〜5時
場所:東淀川勤労者センター
   JR、地下鉄御堂筋線新大阪下車
   TEL 06-6321-0001
参加費:1000円(資料代含む)
主催:優生思想を問うネットワーク
   TEL/FAX 06-6965-7399
    e-mail yunet@cat.zero.ad.jp
 
 4月に、NHKの番組、「にんげんゆうゆう」で、
「つくられる命」と題したシリーズが放送されました。
「不妊治療はここまできた」「流通する精子・卵子」
「デザイナーベビーの誕生」「受精卵は命なのか」の4回で、
先端生殖医療の現在とその問題点が浮き彫りにされました。
迫田さんは、そのうちの3回に解説委員として出演され、
命に対して技術がどこまで操作していいのか、という危惧を中心に、
不妊治療やそれを取りまく社会の問題を指摘されました。
当日は、このうちの2本(予定)をビデオ上映し、
迫田さんのお話をおうかがいします。

 

◆20010324 優生思想を問うネットワーク2000年連続講座第5回

 *亀井さんより

企画の案内です。転送などご自由にどうぞ。

(以下、ビラより)
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生殖技術とジェンダー −自己決定の未来−
(優生思想を問うネットワーク2000年連続講座第5回)

講師:江原由美子さん(東京都立大学教員)

2001年3月24日(土)午後 1:00〜4:30
大阪府立青少年会館(06-6942-2441)
(JR環状線・地下鉄中央線・長堀鶴見緑地線「森ノ宮」)

参加費:1000円

主催:優生思想を問うネットワーク
TEL&FAX:06-6965-7399 / E-Mail:yunet@cat.zero.ad.jp

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現在、生殖技術は急速に発展しています。
胎児はおろか、受精卵の段階から産まれてくる子の障害がわかるようになり、
また、他人の精子や卵子、受精卵を使って妊娠することも可能になりました。
そういった人の誕生に関わる技術が、次々と私たちの前に差し出されていく中で、
新たな難しい問いが浮上してきました。
例えば、科学技術は生殖にどこまで介入できるのか、
胎児や受精卵は独立した生命なのか、
親は産まれてくる子を選ぶことができるのかといったもので、
いずれも人間の生命と文化の根元に関わる問いです。

これまで生殖は、主として女性の自己決定権と絡めて語られてきました。
妊娠・出産が女性の体のことでありながら、
女性が決めることができなかった性差別社会の中で、
女性自身が決めるという主張は大きな意味がありました。
しかし今、生殖に関する決定は、個人の選択を越えた問題になってきています。
では、そこでの自己決定とはどのような意味を持つのでしょうか。

江原さんは、社会学、女性学の立場から生殖技術を問い直し、
当事者の抱える現実を見据えながら、ていねいな考察を積み重ねてきておられます。
障害者差別、女性差別が互いに錯綜しつつ根強く残っている中で、
他者の人権を尊重しながら、自分の主体的な選択と生きる権利をどう守っていくのか。
自己決定という思想を、どう未来につなげていくのか。
難しい問題ですが、江原さんのお話をお伺いしながら考えていきたいと思います。

参考図書:江原由美子編『生殖技術とジェンダー』勁草書房
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◆20000924

優生思想を問うネットワーク連続講座のおしらせです。
転送などご自由にどうぞ。

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優生思想を問うネットワーク連続講座2000年第3回
母体保護法改訂問題を考える
ー女のからだはナニに使われるのかー
   ゲスト:山本有紀乃さん
       からだと性の法律をつくる女の会

 母体保護法改訂問題が浮上しようとしています。日本母性保護産婦人科医会(日母)の「改正案」は、すでに自民党に送られ、国会上程に向けて検討されているようです。この「改正案」、「女性の権利に配慮した」といいつつ、実質、女性の自由意思による中絶時期の短縮、胎児条項に使われる恐れのある項目の追加、不妊治療が抱える問題を不問にしたまま減数中絶を合法化する、というもので、女性の体を使って、産まれてくる子どもの数や「質」をコントロールしようというものなのです。
 「からだと性の法律をつくる女の会」では、この「改正案」に対抗するための法律案を検討しておられます。そもそも、日本に堕胎罪があること、充分な議論なしに先端生殖医療技術が急速に発展していること、女性や障害者に対する差別を禁止する法律がないことなど、問題は山積みで、山本さんたちもそれらをどう考えていくのかについて苦闘されています。
 今回は、この法律案の内容、意図を詳しく説明していただくなかから、日母の「改正案」の問題点、性と生殖をめぐる法律を私たちはどう考えていけばいいのかについて検討、議論を深めていきたいと思います。

日時:9月24日(日)
   午後1:00〜4:00
   場所:大阪市立中央青年センター
   TEL06−6943−5021
   JR環状線、地下鉄中央線・
   鶴見緑地線森ノ宮下車
参加費:1000円
主催:優生思想を問うネットワーク
TEL・FAX06−6965−7399
E-MAIL: yunet@m08.alpha-net.ne.jp

 
>TOP

◆優生思想を問うネットワーク連続講座2000年第2回
「ヒトゲノム解析で何がわかるか、わからないか?
          ──最新テクノロジーの不正確さ──」

 講師:巽 純子さん
 (京都大学医学研究科放射線遺伝学教室・
  日本ダウン症ネットワーク関西事務局長)

日時:7月20日(木・祝) 2時〜5時
場所:東淀川勤労者センター
    JR/地下鉄御堂筋線新大阪
    阪急京都線崇禅寺

 人の遺伝子解析作業が2003年にも完了するそうです。今まで
治療法のなかった病気も、遺伝子を解明することで新たな治療法が
見つかるのではないか、自分の遺伝子のタイプを知ることで、かか
りやすい病気を予防することができるのではないか、といった一見
明るいニュースが新聞をにぎわせています。しかし、一方で治療法
の見つからない遺伝的疾患を知ったときにどうすればいいのかとい
った問題や、病気や障害をあってはならないものとする考え方が強
くなるのではないかといった危惧も出されています。遺伝子の無断
解析という事件も現実に起こっていて、矢継ぎ早に作成された遺伝
子解析に関する「ガイドライン」で果たして、これから起こるだろ
う様々な問題を解決することができるのかと言った不安の声が市民
の間からあがっています。
 遺伝とは何か。遺伝子とは何か。そういった基本的な知識も充分
私たちにはには伝わらないまま、ヒトの遺伝子解析は進み、医療現
場に使われ、社会生活に影響を及ぼそうとしているのです。
 今回は、遺伝子研究の現場におられ、また、自らダウン症の子を
もつ親としても活動され、「いでんしいんふぉめーしょんUP SHOP」
で遺伝子についての正しい知識の普及に尽力されてる巽純子さんに
お越しいただき、遺伝子についての基本的な知識と、ヒトゲノム解
析をめぐる動きについてお話ししていただきます。

参加費:1000円
主 催:優生思想を問うネットワーク
     TEL/FAX06-6965-7399
     e−mailyunet@m08.alpha-net.ne.jp

 

◆20000527 優生思想を問うネットワーク連続講座2000年 第1回
 「ヒト胚をめぐって──その動きとたくらみ」
 講師 福本英子さん(フリーライター/DNA問題研究会)
 午後1時〜4時
 ところ:アピオ大阪(JR環状線「森ノ宮」下車)
 参加費:1000円

◆20000328

ミレニアムプロジェクトに反対する意見書送付のお願い

 各団体・個人の皆様へ    優生思想を問うネットワークからのお願い


ミレニアム・プロジェクト「遺伝子解析よる疾病対策・創薬に関する研究」の開始に反対する意見書を出してください!

 今、国・厚生省では、ミレニアム・プロジェクト「遺伝子解析よる疾病対策・創薬に関する研究」(以下、プロジェクトと略す)開始に向けて準備を進めています。
 公表された資料によれば、このプロジェクトは、「多くの人達から診療データなどの個人情報と血液等の試料を収集し、国立高度専門医療センター、大学、民間企業等において遺伝子解析・研究を行う。得られた遺伝子情報は、『疾病ゲノムセンター』に集約し相互に利用する。収集した試料や個人情報も各研究機関が相互に交換利用する」と説明されています。そして、プロジェクト実施のためのガイドライン作成にむけて、現在、「遺伝子解析研究に付随する倫理問題等に対応するための指針案」を公表し、一般からの意見を募集中です。(4月5日締め切り)厚生科学審議会でこの指針がまとまり次第、プロジェクトが開始される予定です。(詳細は、優生思想を問うネットワークニュースの2月16日号、3月7日号を参考にしてください。)
 指針案も相当問題ですが、それ以前に、多くの人の生体試料・遺伝子情報を収集、解析、保存、施設間交換するというこのプロジェクトの実施自体が大きな問題をはらんでいます。にもかかわらず、昨秋より、プロジェクト開始を大前提として拙速な審議が進められ、最終的に、「実施のための指針案」を公表してそれに対する意見だけを形式的に聴取し、新年度早々にプロジェクトを開始するつもりのようです。

 そこで、多くの団体・個人の方々に呼びかけます。このプロジェクトの開始に反対する意見書を各団体・個人で送っていただけないでしょうか。このプロジェクトに対する不安、疑問、問題だという声を大きく上げることが、今なによりも必要だと思います。
 ネットワークでは、すでに1月29日付けで厚生科学審議会に意見および要望書(ニュース3月7日号参照)を出していますが、以下の要望書を再度送付する予定です。日程が迫っており独自の意見書作成が難しいという方は、賛同いただけるならこの文章の全部を、または一部分を使ってもらっても結構です。できれば、4月5日までに、厚生省大臣官房厚生科学課内厚生科学審議会事務局宛にお送りください。
 (なお、ネットワークでは、下記要望書の趣意に指針案の内容に対する意見も加えて提出するつもりです。)

意見の送付先
 郵送の場合
  〒100ー8045 東京都千代田区霞ヶ関1−2−2
      厚生省大臣官房厚生科学課内厚生科学審議会事務局宛
 電子メールの場合 www-admin@mhw.go.jp


                            2000年3月28日
                      優生思想を問うネットワーク 事務局



「遺伝子解析による疾病対策・創薬等に関する研究」についての意見および要望書

厚生大臣 丹羽雄哉 殿
厚生科学審議会会長 豊島 久真男 殿
同 先端医療技術評価部会部会長 高久 史麿 殿
上記研究における生命倫理問題に関する調査研究検討委員会委員長 垣添 忠生 殿
上記審議会、部会、委員会 各位
厚生省大臣官房厚生科学課 殿

 現在、ミレニアム・プロジェクト「遺伝子解析よる疾病対策・創薬に関する研究」(以下、プロジェクトと略す)実施にむけて、ガイドライン(遺伝子解析研究に付随する倫理問題等に対応するための指針)の作成作業が進められています。
 私たちは、市民の「究極のプライバシー」ともいうべき遺伝子情報が、大々的に収集・解析・保存・利用されるこのプロジェクトの実施自体に、大きな不安と危惧を感じざるをえません。多くの人達を対象とした大規模な遺伝子解析が実施されること、収集した試料・個人情報・遺伝子情報が多くの施設間で相互に交換利用されることから、さまざまな人権侵害が起きる可能性があります。さらに、遺伝子検査・診断の飛躍的な拡大によって差別・偏見が助長され、遺伝子中心主義に基づいた優生思想の蔓延を招く恐れもあります。
 また、国立循環器病センターにおいて、市民5000人に対し無断で14種類もの遺伝子解析が行われていたのをはじめ、岩手県大迫町・福岡県久山町でも無断で遺伝子解析が行われていた事実が判明するなど、医療現場での人権意識の希薄さやずさんな情報管理の実態が明らかになりました。
 しかしながら、今まで、厚生科学審議会、同部会、上記検討委員会いずれにおいても、プロジェクトの早期開始を前提にその方法論が話し合われただけで、これらプロジェクトの持つ倫理的・社会的問題についての検討や、実施の是非をめぐる論議は全くされていません。無断遺伝子解析が横行する現状への真摯な検証も行われていません。指針案を見ても、既に採取している「研究利用に係わる同意が得られていない」試料さえも、当該施設の倫理審査委員会が認めれば遺伝子解析研究に用いることができるなど、むしろ無断遺伝子解析にお墨付きを与えるような内容です。 また、収集・研究の対象になるのは私たちの体の一部や個人情報であるにもかかわらず、プロジェクトの詳細な具体的内容について市民には全く知らされていません。
 社会に大きな影響を与えるこのようなプロジェクトが、なんの社会的論議もないまま開始されようとしていることに抗議するとともに、以下の点を要望します。

1.国立循環器病センター等での無断遺伝子解析の現状にかんがみ、全ての機関での遺伝子解析・研究の実態を調査、検証すること。

2.プロジェクトの内容について、詳細かつ具体的な情報を開示すること。

3.多数の人を対象とする遺伝子検査の実施に伴う倫理的・法的・社会的問題とは何かを整理し、その対処法を明示すること。

4.上記の問題点およびプロジェクト実施の是非について、厚生科学審議会・同部会で公聴会や公開討論会を実施するとともに、専門家や市民を交えた社会的論議の場を十分保障した上で、慎重に審議を尽くすこと。

5.社会的合意が成立しない限り、本プロジェクトの開始を凍結すること。

 

◆20000301

【テーマ】先端生殖技術をめぐって
     〜優生思想を問うネットワーク連続講座第9回〜
【講 師】柘植あづみさん(明治学院大学社会学部教員)
【日 時】2000年3月11日(土)午後2時〜5時
【場 所】東淀川勤労者センター(06-6321-0001)
【交 通】JR、地下鉄御堂筋線「新大阪」駅下車、東口より東南へ徒歩5分
     阪急京都線「崇禅寺」駅下車、北西へ徒歩10分
【参加費】1000円
【主 催】優生思想を問うネットワーク
【連絡先】TEL/FAX: 06-6965-7399
     E-MAIL: yunet@m08.alpha-net.ne.jp

今、不妊治療を初めとして、先端生殖医療技術は急速に発展し続けています。技術の安
全性や倫理的問題等が様々に指摘され、批判されながら、そのスピードはとどまるとこ
ろを知らないように見えます。それは、どうしてなのでしょうか。私たちの社会に、こ
のような技術を受け入れる文化的な要因があるのでしょうか。あるとすればそれは何な
のでしょうか。また、そもそもこういった技術はなぜ生まれてきたのでしょうか。

柘植さんの専門は、医療人類学です。医療の分野における患者と医師との関係のあり方
や、技術の発展と社会・文化がどのようにかかわり合っているのかといった研究をして
おられます。ここ数年、柘植さんは産婦人科の医師と、不妊治療の当事者に対し、先端
医療について聞き取り調査をしてこられました。そして、個々の価値観の違いを慎重に
見据えながら、その一人一人がこれらの技術をどのように受け入れ、あるいは批判して
いるのか、そしてその理由は何なのかを検討されました。それは、医療という分野を切
り口にして、この社会のありようを探る試みでもあります。

今回は、その調査結果を基に、これらの技術をめぐる医師・患者・市民の意識の違いに
スポットを当ててお話ししていただきたいと思います。

  
>TOP

◆20000225
=========================================================
吹田集会「国立循環器病センター、無断遺伝子解析の真相を問う」
=========================================================
日 時:2000年2月25日(金)18:30〜
会 場:千里北センター
    阪急千里線北千里駅前ディオス一番館2F
主 催:優生思想を問うネットワーク
    「脳死」臓器移植に反対する市民の会
    生命操作を考える市民の会
参加費:500円(資料代)
連絡先:優生思想を問うネットワーク
    tel/fax 06-6965-7399

  
>TOP

◆20000205

【テーマ】不妊治療の現場から
     〜優生思想を問うネットワーク連続講座第8回〜
【講 師】鈴木良子さん(フリーライター)
     藤原亜自砂さん(ウィメンズセンター大阪スタッフ・助産婦)
【日 時】2000年2月5日(土)午後1時半〜4時半
【場 所】同和地区総合福祉センター(06-6561-4193)
【交 通】JR環状線「芦原橋」駅下車徒歩7分
     南海汐見橋線「芦原橋」下車徒歩3分
【参加費】1000円
【主 催】優生思想を問うネットワーク
【連絡先】TEL/FAX: 06-6965-7399
     E-MAIL: yunet@m08.alpha-net.ne.jp

不妊治療は、先端医療技術のそのまた最先端にあるといわれています。人工授精、体外
受精、代理母等、次から次へと新しい技術が開発され、不妊に悩む人たちの前に画期的
な「治療法」として紹介され、一部は日本でも行われています。しかし、同時に多くの
問題も指摘されています。こういった技術は本当に安全なのだろうか、本当にこれで不
妊が治るのだろうか、そもそも、不妊とは治さねばならないものなのだろうか、不妊の
原因が男性にあっても治療の現場にいるのはほとんど女性であるという事実は何を示し
ているのだろうか、不妊治療を名目にいのちの選別が行われるということはないのだろ
うか・・・。

今回は不妊治療の現場にいるお二人に来ていただき、現場で実際に何が行われているの
か、また当事者は何を悩み、何を望んでいるのか等について語っていただきます。

不妊の当事者の多くは沈黙を強いられています。それは、私たちの社会が、「不妊」に
対して持っている何らかの規制故に他なりません。それが何なのかについても、考えて
いきたいと思います。

  
>TOP

◆19991218
【テーマ】出生前診断のことを考える−いのちと自己決定をめぐって−
     優生思想を問うネットワーク99年度連続講座第7回
     講師:立岩 真也(信州大学医療技術短期大学部教員)
【日 時】1999年12月18日(土)午後1:00〜4:00
【場 所】アピオ大阪(JR環状線、地下鉄中央線、鶴見緑地線 森ノ宮下車)
     電話:06-6941-6332
【主 催】優生思想を問うネットワーク
     TEL&FAX:06-6965-7399
     E-MAIL:yunet@m08.alpha-net.ne.jp

  

◆19991205
【テーマ】障害者差別の社会学<差別とは・・・、家族とは・・・>
     優生思想を問うネットワーク99年度連続講座第6回
     講師:要田 洋江さん(大阪市立大学教員)
【日 時】1999年12月5日(日)午後1:30〜4:30
【場 所】大阪市立中央青年センター
     (JR環状線、地下鉄中央線、鶴見緑地線 森ノ宮下車)
     電話:06-6943-5021
   
【主 催】優生思想を問うネットワーク
     TEL&FAX:06-0965-7399
     E-MAIL:yunet@m08.alpha-net.ne.jp

  
>TOP

◆19991010
 優生思想を問うネットワーク99年度連続講座 第5回
 クリスティーネ・テラー「遅すぎた戦後補償──ナチス優生政策被害者の戦後」

講師  クリスティーネ・テラーさん(ドイツ精神科医)
通訳  市野川容孝さん(東京大学教員)


 「優生保護法」が撤廃され、「母体保護法」となってから、今年の9月で3年になり
ます。「優生上の見地から不良な子孫の出生を防止する」(優生保護法・第一条)と
いう文言は、確かに法律上は無くなりました。しかし、「優生」思想は本当に消えた
のでしょうか。出生前診断の技術は、ますます私たち一人一人の生活に深く入り込も
うとしています。多くの人びとが反対の声をあげてきた「胎児条項」の導入が今また
画策されています。
 そして、優生保護法によって、不本意な形で不妊手術(優生手術)を受けさせられ
てきた多くの人びとに対する謝罪と補償を、厚生省はいまだに門前払いしています。
そうした謝罪や補償がドイツやスウェーデンで実現し、あるいは実現しつつあります
。また、昨年の国連人権規約委員会も、この補償の実現を日本政府に勧告しています。
 今回は、ドイツでナチスの優生政策の犠牲者に対する補償を求める活動に尽力され
てきた精神科医のクリスティーネ・テラーさんが来日される機会に大阪においでいた
だき、ドイツにおける戦後補償の取り組みと当事者の人びとの状況についてお話しし
ていただくことにしました。

(講師のプロフィール)
クリスティーネ・テラー
Christine Teller
精神科医(神経科医)。1947年生まれ。1973年より臨床に。
1980年より90年にかけてギュータースローの精神病院に勤務するかたわら、
ナチスの強制不妊手術被害者を支援し、被害者に対する戦後補償の実現に尽力。
現在、ベルリン市の保健局に勤務。


とき  1999年10月10日(休日)  午後2時〜6時
ところ 大阪市東淀川勤労者センター 第1会議室
参加費 1000円(資料代込み)
主催  優生思想を問うネットワーク

(連絡先)大阪市城東区東中浜2丁目10番13号 
      緑橋グリーンハイツ1F アド企画気付
     電話・FAX 06-6965-7399

*この講座は大阪府ジャンプ活動助成事業の助成金を受けています。

  
>TOP

◆19990923
 優生思想を問うネットワーク'99年度連続講座第4回
 「『ハンセン病者』への断種・不妊化政策と優生思想」

 講師:つむらあつこさん(フリーライター)

    (月刊ヒューマンライツに「検証・ハンセン病隔離の歴史
     ──未来への証言」を連載中。)

次回の連続講座では「ハンセン病者」への「強制」不妊手術の実態、
元患者の方々が起こしている国賠訴訟などについてお話していただきながら、
国家による優生政策とはなにかを探っていきたいと思います。


日時:9月23日(木・祝日) 午後1:00〜4:00
場所:アピオ大阪
    JR環状線又は地下鉄中央線「森ノ宮」下車すぐ。
    日生球場東側。
参加費:1000円(資料代込)

主催 :優生思想を問うネットワーク
 TEL・FAX 06-6965-7399

*この講座は大阪府ジャンプ活動助成事業の助成金を受けています。

◆19990822

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優生思想を問うネットワーク99年度連続講座第3回
「国民優生法から優生保護法へ
 −日本における優生政策の展開を知るために−」
==============================================
と き:8月22日(日)13:30〜
ところ:東淀川勤労者センター(新大阪)
講 師:松原洋子さん(お茶の水女子大学教員)
参加費:1000円
主 催:優生思想を問うネットワーク tel/fax 06-6969-7399
講師プロフィール
1958年東京生まれ
現在、お茶の水女子大学大学院人間文化研究科助手
論文「中絶規制緩和と優生政策強化−優生保護法再考」(思想98年4月号)
共著「優生学の過去と現在」(講談社、近刊)

◆19990620

優生思想を問う連続講座 ’99 第2回
「親である」ってなんだろう
  〜障害児の親として出生前診断を考える〜

 講師は「京都ダウン症児を育てる親の会」の佐々木和子さんです。
 佐々木さんは、親の立場から、出生前診断に対して
疑問の声を上げ続けていらっしゃいます。
今回は、出生前診断についてだけではなく、
息子さんとの親子関係、最近考えていらっしゃることなどを
ざっくばらんにお話していただきます。
もちろん先日、厚生科学審議会先端医療評価部会
出生前診断に関する専門委員会において出された、
母体血清マーカーテストの見解案についても
お聞かせいただけることと思います。
佐々木さんの「語り」は、とっても魅力的。
あ、語りだけじゃない、ご本人もです。

6月20日(日) 午後2時〜4時半

大阪市立中央青年センター
 地下鉄谷町・中央・長堀鶴見緑地線
 JR大阪環状線「森ノ宮」駅より徒歩10分
 日生球場・府立青少年会館より西側

主催 優生思想を問うネットワーク
     電話・FAX 06-6965-7399
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◆19960710

優生保護法改正、「母体保護法」に関する声明及び要望

                        優生思想を問うネットワーク

 「優生上の見地から不良な子孫の出生を防止する」目的で制定された優生保護法
は、制定から四八年を経てようやく「”優生部分”の削除」という形で改正されま
した。この間、優生保護法は障害者の存在そのものを否定し続け、「母性保護」の
名目で女性の性と生殖を支配し続けてきました。また、この優生思想に満ちた法律
によってのみ中絶を合法化することで、女性差別に基づいた刑法堕胎罪の存在をう
やむやにし、障害者の生きる権利と女性の産む、産まぬの選択の権利を対立させる
という構造を作り出してきました。
 私達「優生思想を問うネットワーク」では、この優生保護法・堕胎罪の完全撤廃
と、不妊手術・人工妊娠中絶に関する新たな法の制定を求めて、障害者と女性が連
帯して活動してきました。今回の改正で「優生」部分が削除されたことは、優生思
想の維持強化に対する長年の障害者たちの闘い、及び女性たちの取り組みの成果で
あると思います。

 しかし、女性に対する性と生殖の管理については相変わらず何の改正も成されて
はいません。積極的な優生施策を補完する目的で作られた「母性保護」の項目が、
単に名を「母体」と変えただけで、一切検討されることなくそのまま残されていま
す。

 以上の観点から、私達は次のとおり要望します。
 1.優生保護法を長年放置してきたことに対して謝罪し、見解及び「改正」に至
   る経緯と今後の見通しを明らかにすること
 これまで多くの障害者は、優生思想に貫かれた悪法、優生保護法によって「生ま
れるに値する者」と「値しない者」とにふるい分けられ、抹殺され続けてきました。
障害者は子供を産んではならないとして、数多くの障害者が優生手術や中絶を強制
されてきました。
 また、優生保護法の存在を背景に女性障害者の子宮を強制的に摘出するという、
人権侵害の最たる行為が平然と行われてきました。そして、「優秀な子供を産む道
具」として、女性の性と生殖を管理し、障害者と女性のみならず、女性同士の間に
も対立関係を生じさせてきたのです。
 私たちの度重なる撤廃要求の声を無視し、このような状況と悪法を長年放置して
きた政府・厚生省の責任は、重大かつ深刻なものであると言わざるを得ません。こ
のことを真摯に受け止めるなら、まずもって社会的に謝罪されてしかるべきです。
 また、私たちは、今回の「優生」部分の削除に関して一定評価されるものの、そ
れはあくまでも「一部改正」でしかないとの認識に立っています。
 さらに充分な審議もなく、当事者である女性・障害者や国民に何の見解も示さず、
「改正」に至る経緯・今後の見通しなども明らかにされていないのは、どうしても
納得できるものではありません。
 早急に政府・厚生省の見解及び「改正」に至る経緯と今後の見通しを明らかにし、
当事者団体の意見を集約するとともに、完全撤廃にむけた公開論議を進めていくこ
とが強く求められています。

 2.母体保護法という名称に抗議する
 人工妊娠中絶と、男性を含めた不妊手術のための行為であるのに、あえて「母体
保護」と表現するのは、女性は母体(妊娠・出産する身体)であるべきだ、という
固定概念の現れであり、妊娠・出産しない女性に対する抑圧に他なりません。
 また、不妊手術を受けるのは女性だけではありません。にもかかわらず「母体」
という言葉を使うのは、社会に今なお残る、妊娠を女性のみの責任とする間違った
考え方を増幅させるものです。

 3.刑法堕胎罪の撤廃を求める
 本来生殖は、個別の人間の個別な営みであり、その結果としての妊娠の継続、あ
るいは中絶についても、最大限個人の意志が尊重されるべきです。しかし、この
「母体保護法」においても、人工妊娠中絶は許可されるものでしかなく、妊娠した
女性の意志を十分に保障したものとはなっていません。その原因は、刑法堕胎罪に
あります。
 妊娠した女性に産むことを強要するこの法律は、時代遅れなばかりか、女性に対
する重大な人権侵害です。一刻も早い撤廃を要求します。

   一九九六年七月一〇日

                 優生思想を問うネットワーク
                 連絡先=大阪市城東区東中浜二−一〇−十三
                     全障連関西ブロック気付

 『全障連』141(1996.10.24):16-17より転載
 (意味のとりにくい箇所がありますが、そのまま転載してあります。)

 

19960414 講演とパネルディスカッション(大阪)
     今こそ語ろう!自己決定って何だ?
     ─優生思想保護法・堕胎罪はいらない??─      荻野美穂(女性史研究家)・長谷川良夫(全国青い芝の会)
     筒井純子(全障連関西ブロック)
     生越久美子(母子保健法改悪に反対する女たち・大阪連絡会)
*全国障害者解放運動連絡会議(全障連)の機関誌『全障連』139号(19960530)に報告(第1回,数回に渡って連載予定)が掲載されています。
19960710 「優生保護法改正,「母体保護法」に関する声明及び要望」(↑)
19960915 「アジア太平洋障害者の10年」中間年・課題別分科会・第2
     「優生思想を問う分科会 テーマ=出生前診断を考える」
     講演:白井泰子「出生前診断の現状と問題点」
     運営:全国障害者解放運動連絡会議・優生思想を問うネットワーク
     予告:『全障連全国事務局ニュース』1996.6.23:2-4
     白井講演記録:『全障連』144:14-20
19961110 連続講座第1回「知らずに受けた優生手術」
     佐々木千津子(全国青い芝の会・広島)
     於:大阪府同和地区総合福祉センター
19961214 連続講座第2回
     佐々木和子(京都ダウン症児を育てる親の会)
     於:大阪府同和地区総合福祉センター
19970120 優生思想を問うネットワーク,日本産科婦人科学会と
     着床前診断について話し合い
199702?? 優生思想を問うネットワーク,日本産科婦人科学会に
     「抗議および要望書」

 
 

優生思想を問うネットワーク

2002年12月25日
ヒト幹細胞を用いた臨床研究の在り方に関する専門委員会委員長 中畑龍俊殿
                    上記専門委員会委員 各位殿


優生思想を問うネットワーク
      代表 矢野恵子
〒536-0023 大阪市城東区東中浜2-10-13
緑橋グリーンハイツ1F アド企画内
TEL/FAX 06-6965-7399
e-mail yunet@cat.zero.ad.jp


 新聞報道等によれば、貴委員会は次回(12月26日)の審議をもって、「ヒト幹細胞等を用いる臨床研究に関する指針案」をまとめる方向とのことです。また、その指針の中に、死亡した胎児の利用も盛り込むと聞き及んでおります。
 私たちは、これまでも、障害者や女性の立場から再生医療などの先端医療の動向をとらえ、問題点を提起してきましたが、今回の貴委員会の審議の進めかたがあまりにも拙速かつ独善的であること、市民の声を審議に反映させようとの姿勢が皆無であることに強い怒りを禁じ得ません。このまま、指針案がまとめられることのないよう要望します。

1.死亡胎児の臨床研究利用承認に反対します

(1)まず、胎児を基礎研究・臨床研究に用いることについて、実態を公表し、その是非について社会的論議をすべきです。

 私たち市民にとっては、中絶や流産した胎児の臓器・組織・細胞・遺伝子等が収集され、研究に利用されていること自体、驚きです。まして、胎児の細胞が動物に移植されたり、他の人間にそのままあるいは加工して移植したり、胎児から得た細胞を原材料にして「製品」を作ることなど想像外のことです。
 まずは、これまで死亡胎児を用いて行われた基礎研究や臨床研究の内容、胎児の提供に際してどのような説明・承諾が行われたか(あるいは、行われなかったか)、胎児やその親の病歴等個人情報がどのように収集・保存・利用されているかを詳細に調査し、市民に公表することが先決です。また、既に存在している胎児バンクやその流通の詳細についても調査し公表すべきです(注)。
 これらを踏まえて、死亡胎児を基礎研究・動物実験・臨床研究に用いてよいのか、胎児から得た細胞を操作し培養することの是非、さらには、死亡胎児を資源として加工処理し最終的に医薬品・生物製剤等の商品を作ることの是非について、市民を交えて広く論議することなしに、結論は出せないはずです。実態調査もせず論議も尽くさないまま、「既に死亡胎児を用いた臨床研究が行われているのだから」という理由だけで、死亡胎児の臨床研究利用を認めることは許せません。

(2)死亡胎児の提供は、女性に対して大きな心身の負担を強いる事実について、さらに慎重に検討すべきです。

 貴委員会の審議の中では、死亡胎児の提供者とされる女性への影響について全くと言っていいほど検討されていません。が、流産にしろ人工妊娠中絶にしろ、提供を求められる当の女性は、心身ともに非常に大きな困難に直面しています。そのような時に、冷静に研究内容等を理解し、提供するかどうかについて的確な判断を下すなど不可能です。摘出胎児の提供を求められることで、さらなる精神的混乱を引き起こしたり、後々、自らの選択に対する悔恨に苦しめられる事態も考えられます。
 また、流産の処置・人工妊娠中絶の手術は、女性の心身への侵襲を最小限に抑えることが最重要視されるべきです。ところが、多くの胎児組織をなるべく傷つけずに取り出すために吸引器の圧力を小さくする、なるべく大きなカニューレを使う、ゆっくりと時間をかけるなど手術方法が変更され、その結果、感染症や子宮頸部の損傷が引き起こされる可能性も指摘されています。さらには、第5回専門委員会で「(現在は12週未満の胎児を用いているが)科学的な有用性からは、もうちょっと週齢の進んだ、例えば15週齢程度が使えれば科学的には一番やりやすい」と金村氏が述べたように、中絶時期さえ変更される可能性も皆無と言い切れません。
 さらには、胎児細胞を臨床研究に用いるとなれば、胎児の医学的情報(病歴・遺伝子検査等)ばかりか、女性(家族)の病歴など個人情報も収集・保存する必要に迫られます。提供女性は、プライバシー侵害の不安をも抱え込むことになります。
 胎児の提供は、女性に対して大きな心身の負担を強いる事実について、さらに慎重に検討すべきです。

2.指針案提示の前に、人の組織や細胞の資源化・産業化についての市民を交えた広範な論議を求めます。

 貴委員会では、既に多くの施設で、体性幹細胞を用いた臨床研究が実施されているという事実を前提に、あたかも、これらを後追い承認する形で指針案をまとめようとしています。しかも、指針案の「第6章 製造及び加工段階における安全性の確保」に出てくる「原材料としてのヒト幹細胞等」「品質管理システム」「加工処理」「最終製品の出荷」等の言葉で明らかなように、「臨床研究」とは、ヒト幹細胞等を原料として様々な工業製品を生産する、いわば、人の組織や細胞の資源化・産業化そのものを意味しています。
 しかしながら、人の細胞を研究材料として用いること、さらには人の細胞を産業資源として加工し大量生産することの是非について、市民を交えて広く論議されたこともなければ、社会的コンセンサスも得られていません。その上、私たち市民には、実際にどのような形で自分たちの臓器・組織(それに付属する個人情報とともに)が収集され、どのように加工・利用されるのかさえ、理解可能な形で提示されていないのが現状です。
 また、障害や病気を持つ人にとって再生医療は福音であり、彼らのための推進であるかのように宣伝されています。しかし、福音とばかり言い切ることはできません。障害があるままに社会の中で生きることを選択し、障害者自身が声を上げることで徐々に日常生活を築き、周囲の賛同・協力も得てきている人達も増えています。そういう人の意見が届かないまま、一方的な価値観に基づいた方向だけが出され、ことさら治療が強調されれば、障害者を治療すべき存在と見る傾向が一層強化される恐れがあります。治療を希望する人についても、その背景として障害者をありのまま受け入れない社会があり、つらい立場に置かれている場合、なかば強制的に治療に追いやられている側面もあるのではないでしょうか。
 委員長をはじめとして、日本の再生医療を推進する代表的な研究者らが大きな発言権を持つ貴委員会での議論だけで、結論が出されることに大きな危惧を抱きます。
 パブリックコメントの募集をするとしても、従来のパブリックコメントの扱いを見れば、多少の字句の訂正はされるものの、実質的にはただ聞き置くだけ。案の提示をもとに社会的論議を巻き起こし市民の声をくみ取り議論を深めることなど、行われた試しがありません。
 貴委員会として指針案をまとめる前に、ヒト幹細胞等を用いた臨床研究、再生医療の詳細な現状とその問題点を市民の前に明らかにすること、そして、研究者・専門家・有識者と市民を交えた議論の場を作ることを要望します。

(注)例えば、1998年からの厚生科学研究(家族性遺伝性疾患の解析のための情報・検体の集積分配ネットワーク構築に関する研究)で立ち上げ、日本産科婦人科学会周産期委員会に引き継がれた「遺伝性疾患の情報・検体集積分配ネットワークシステム」。障害胎児の検体や情報(家系、環境、形態データなど)が全国レベルで収集・保存され、集積した検体の配布やこれを用いた研究も行われている。


http://www.arsvi.com/o/y01.htm


REV:......20021231,..20030716,0918 2004 20050707 20060121(ファイル分割), 20160629
優生(学) (eugenics)  ◇優生保護法 (Eugenics Protction Law, Japan 1948)組織
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