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福祉切り捨て反対!ストップザ支援費制度集会実行委員会




Date: 20 Oct 2003 21:50:54 +0900
Subject: 支援費制度に反対する集会のご案内

10・26福祉切りすて反対!ストップ・ザ・支援費制度集会へ!

●私たち障害者は、このままでは生きていけなくなる!
●支援費制度、介護保険、あらゆる福祉切り捨てに反対します!
●地域で共に生きるために、集会と運動を共に作り出しましょう!

   福祉切り捨て反対!ストップザ支援費制度集会実行委員会

 わたしたちは、「支援費制度とは、障害者の生存権保障についての国及び行政の責
任を後退させるものである」と考えます。今年に入って起こってきた事態は、それを
裏付けるものでした。
 1月に明かとなった厚生労働省のホームヘルプ予算の上限方針は、一般の障害者で
は国は1日あたり50分や約1時間半、全身性障害者でも4時間分しか予算を出さない
というものでした。「これでは地域で生きていけなくなる」と全国の障害者が抗議行
動を行いましたが、日身連・育成会・日障協・DPIの4団体が厚労省の方針を受け
入れ、結局この国庫補助基準は正式なものとして全国の自治体に示されることとなり
ました。
 この合意には、当面現状維持をはかる経過措置や検討会の設置が盛り込まれました
。しかし、政府の補助金カット方針の中で経過措置がいつまで続くのか(来年度も続
くのか)懸念されます。検討会は9月までに8回行われていますが、厚労省の予算問
題などが話し合われる場にはなっていません。
 そして、自治体からは既に「支援費の支給水準を引き下げざるを得ない」という声
があがっています。
 実際に支援費制度がスタートする中で、様々な問題が現れています。
 東京都町田市のように、従来の介助保障時間を大幅に削減する自治体が出てくる一
方、新規の申請者には不利な支給決定が行われるという状況もあります。また、都市
部を離れれば、やはりホームヘルプサービスがいまだに保障されない自治体があるの
も事実です。 支給決定にしても、行政の都合で障害者の生活実体を無視したものに
なっています。身体介護を伴う移動介護は1日2時間以上は認めない、介助時間の大
半を家事援助としてしまう、「車の乗り降りは介助と認めるが運転中は介助を行って
いる時間とは見なさない」という厚労省方針など。現在はヘルパーとの人間関係の中
で融通(ゆうづう)をきかせている場合でも、これを厳格に適用されたら生活が成り
立たなくなります。ホームヘルプの時間増を要求したら、「予算上安上がりだからデ
イサービスに通いなさい」と断られる事例なども起きています。新規の介助者には、
資格が強制されるため介助者募集がますます困難になっています。
 厚労省を始め制度を作る側は、こういう状況が起こることは始めから判っていたは
ずです。にも関わらず、制度を受け入れさせるためのペテンとして「必要な人に必要
なサービスを」「自己選択、自己決定」などとキャンペーンしてきたのです。
 そしてこの制度が始まるやいなや、障害者を介護保険の対象にしようとする動きが
始まっています。厚労省においても、さ来年度改悪に向けた準備が進んでいます。
 介護保険が高齢者にもたらした現実は、高齢者世帯における共倒れや疲れた家族に
よる悲惨な事件、利用料が払えずにその低い利用限度まですら使えない人が多く出て
いる実体です。何よりも問題なのは、この介助制度の利用者が介助の拡充を求めれば
、保険料に直ちにはね返る構造であり、決して必要な介助を給付することなどできま
せん。それどころか、障害者を対象にすることにより、障害者の介助保障を切り下げ
、他方、20代や30代の人からの保険料徴収の口実としようとしているのです。
 さらに、この6月には、政府の経済財政諮問会議、財務省の財政制度等審議会、厚
労省の社会保障審議会がいっせいに答申を出し、社会保障の切り捨てを主張していま
す。これは、来年度予算策定に当たり、こうした方針を貫徹するためです。
 ホームヘルプ事業なども含む補助金の削減、自治体の福祉サービスに直結する地方
交付税交付金の削減。介護保険に対しても、認定の厳格化や給付の抑制が打ち出され
ています。
 そして、ついに生活保護基準の切り下げ、加算の廃止が打ち出されています。高齢
者加算や母子世帯加算が名指しで廃止対象とされていますが、他人介護加算の打ち切
りや切り下げも狙われることは間違いありません。
 今こそ、あの1月のような闘いを再度起こしていく必要があると思います。そうで
なければ本当に地域で生きていけなくなってしまいます。地域での介助保障が皆無だ
ったところから、運動の力で制度を勝ち取ってきた70年代以来のエネルギーを結集
しましょう。 わたしたちは、この秋にみんなで語り合える集会を行いたいと思って
います。集会の準備も含めて、様々な個人や団体のみなさんと共に実現していきたい
と思っております。さらにそれを、支援費制度や介護保険に反対し、生存権を守って
行く運動につなげていきたいと思っております。当面具体的には、厚労省交渉を要求
していくなどを考えています。 みなさんのご参加をお願いします。支援費制度につ
いて、わたしたちと異なる評価をお持ちの方も是非ご参加ください。

日時 10月26日(日) 午後1時
場所 港区港勤労福祉会館 東京都港区芝5−18−2
[電話] 03−3455−6381
[資料代]300円
[交通] 駐車場なし。JR山手線田町駅西口 徒歩5分。
都営地下鉄三田駅出口より地上に出て左手すぐ。
車で参加される方は、主催者にご連絡ください。
<主催>福祉切り捨て反対!ストップザ支援費制度集会実行委員会 (連絡先)障害
者自立支援センタ−・スペ−スつどい
(神奈川県川崎市幸区小倉1182−1) FAX:044−599−7686  
E-mail : y5000i029653367@yahoo.co.jp
連絡先 障害者自立支援センタ−・スペ−スつどい
川崎市幸区小倉1182−1(FAX 044−599−7686)
e-mail : y5000i029653367@yahoo.co.jp

呼びかけ人   (10/2現在)
・小山正義(スペースつどい代表・川崎)
・里内龍史(水戸事件の闘いを支える会・茨城)
・遠藤滋(ドキュメンタリー映画『えんとこ』主人公・世田谷)
・天野誠一郎(東京都国立市)
・沼尻好夫(茨城県つくば市)
・堀勝子(「地域で共に根づくやじろべえ」・東京都板橋区)
・松本 福一(板橋・障害者福祉制度研究会)
・桐沢正弘(「障害者の生活を共に考え、実現する会」・新潟市)
・住田雅清(兵庫県西宮市)
・高見元博(兵庫県精神障害者連絡会・兵庫県)
・河崎文子(東京都板橋区)
・佐藤美知江(神奈川県相模原市)
・的野碩郎(差別と戦争に反対する障害者の会)
・森富江(差別と戦争に反対する障害者の会)
・怒っているぞ支援費制度・障害者ネットワーク
・グループ飛躍=「視覚障害者」問題を考える会
・公的介助保障を要求する世田谷連絡会
・佐野雄介さんと共に地域で生きる道をきりひらく会(世田谷区)
・こぶたの学校第四日曜の会(東京都世田谷区)
・生きる会(相模原市)
・関東「障害者」解放委員会

賛同人
・篠原睦治(子供問題研究会代表)
・板橋修学時健診を考える会
・東京都障害児学校労働組合

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怒っているぞ支援費制度・障害者ネットワークでニュースを発行しています。
ご請求下さい。
nosizoki@mail.goo.ne.jp
(発送部)


UP:20031021
支援費・ホームヘルプサービス上限問題  ◇介助・介護
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