◆Abegglen, James 1958 The Japanese Factory. Aspects of its Social Organization, The Free Press=1958 占部 都美監訳,『日本の経営』ダイヤモンド社
◇佐武 弘章 200005 「トヨタ生産方式と日本的生産システム――その共通性と異質性をめぐって」『大原社会問題研究所雑誌』No.498,pp.1-18
◆臨時家内労働調査会 19660701 『家内労働の現状』日本労働協会
「すなわち、ごく大ざっぱにいって、家内労働は、原則として次の三つの特徴を備えているものを指し、この報告でも、この三つの特徴を備えているものを家内労働としてとらえて作業をすすめた。
@ 作業所が、自宅または知人の家など自分が任意に選んだ場所、時として委託者の指定する場所であること。
A 自分ひとりで、あるいは少数の補助者とともに作業に従事していること。この場合、補助者は通常家族であって、常態として他人を雇うということはないこと。
B 問屋・製造業者から物の製造、加工などを委託され、通常原材料の支給をうけて、その下請として作業を行っていること。作業は通常簡易な手作業で、機械設備を用いる場合もきわめて簡単なものである。」(p.23)