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出生前診断・2004

出生前診断歴史・年表English文献

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◆立岩 真也 2004/04/08 「大谷氏の一件についての取材に」,朝日新聞社記者による取材,掲載されなかったもよう
*以下に収録
◇立岩真也・定藤邦子 編 2005 『闘争と遡行・1  於:関西・+』,Kyoto Books ※購入できます。

◆立岩 真也 2004/05/** 「自己決定という言葉が誤用されている」,『人権ジャーナルきずな』(財団法人兵庫県人権啓発協会)

◆立岩 真也 2004/10/10 「遺伝子情報の所有と流通」

◆立岩 真也 2004/10/24 「決められないことを決めることについて」(報告),第23回日本医学哲学・倫理学会大会 於:昭和大学 抄録集のために送った原稿



◆2004/01/20 「慶応大が着床前診断申請 遺伝性の筋ジストロフィー」
 共同通信ニュース速報

 「体外受精してできた受精卵の遺伝子を調べ、遺伝病になる子供の出産を避ける着床前診断の実施を、慶応大医学部産婦人科(吉村泰典教授)が二十日までに日本産科婦人科学会に申請した。
 着床前診断には「命の選別だ」とする批判もあり、同学会は「実施は重い遺伝性疾患に限る」との指針を定めている。現在、名古屋市立大の申請を審査中だが、これまで実施を認めた例はない。
 慶応大が申請したのは、全身の筋肉が委縮し体を動かすのが困難になるデュシェンヌ型筋ジストロフィーの原因となる遺伝子異常が妻にある夫婦での実施。妻 は発症していないが、子供一人が発症している。生まれる子が男なら半分の確率で発症、女でも保因者となり少ない割合で発症する。
 診断は、受精卵が四―八個の細胞に分裂した段階で、一―二個の細胞を採取し遺伝子を検査。異常がなければ、子宮に入れて出産させる。
 同産婦人科は「この病気は経過が重く、治療法が未確立。実施は患者団体にも理解されると考える」としている。」[2004-01-20-16:12]

 *大谷医師の一件については、情報を整理し、掲載する予定。
  →できていません。

◆2004/07/02 「「差別助長」と反対相次ぐ 受精卵診断で公開倫理委」
 共同通信ニュース速報
 「重い遺伝病の子供が生まれるのを避けるため、受精卵の段階で遺伝子を調べる受精卵診断の実施の是非について、日本産科婦人科学会は2日、東京都内で初の公開倫理委員会を開催した。
 申請している慶応大と名古屋市立大の医師らが実施に理解を求める一方で、傍聴者から「障害者差別を助長しかねない」などと反対が相次いだ。
 全身の筋肉が委縮するデュシェンヌ型筋ジストロフィーと診断された妻と夫での実施を申請している慶応大の末岡浩・助教授は、妻が過去に妊娠した際、病気が遺伝している可能性が高かったため中絶したことを説明。「患者に自己決定できる選択肢を残してほしい」と訴えた。
 これに対し、日本脳性マヒ者協会の片岡博会長は「障害児を産みたいという人が少ないのは、差別の気持ちがあるためだ。受精卵診断は差別に手を貸すことになる」と反対意見を述べた。
 また、別の傍聴者は「受精卵診断がハンセン病の患者に行われた断種とどう違うのか、考えてほしい」と話した。」

◆「受精卵診断で公開倫理委 障害者や一般の人から実施の是非聞」
 NHKニュース速報

 「生まれてくる子どもの病気などを受精卵の段階で調べる「受精卵診断」について審議している日本産科婦人科学会は、きょう、はじめて公開の倫理委員会を開き、障害者や一般の人たちから実施の是非について意見を聞きました。
 受精卵診断は、体外受精でできた受精卵から細胞の一部を取り出して生まれてくる子どもに遺伝性の病気などがないか調べる技術で、慶応大学と名古屋市立大学が学会に実施を申請をしています。
 学会ではこれまで、実施を認めるかどうかの審議を非公開としてきましたが、より多くの人から意見を聞いて、透明性の高い議論をする必要があるとして、きょう初めて公開の倫理委員会を開きました。
 委員会ではまず、慶応大学の申請は学会が実施の条件にした「重い遺伝性の病気」にあたり、認めるべきだとした一方で、名古屋市立大学の申請は条件に当てはまらず、認めないとした専門の小委員会の答申が報告されました。
 これに対し名古屋市立大学の鈴森薫(スズモリカオル)教授は「重症がどうかは他人が考えるべきではなく、本人や家族がどう思うかだ」と反論しました。
 この後、会場を訪れた人たちから意見を聞き、障害者団体の代表は「診断の実施が障害者差別を助長する可能性があるということを十分検討したのか」と質問していました。
 学会では今月十三日にも公開で倫理委員会を開くことにしています。」[2004-07-02-19:48]

◆「着床前診断に批判相次ぐ=産科婦人科学会、初の倫理委公開」
 時事通信ニュース速報

 「体外受精卵を子宮に戻す前に遺伝性疾患の有無などを調べる「着床前診断」実施の是非をめぐり、日本産科婦人科学会(会長・藤井信吾京大教授)は2日、 初の公開倫理委員会を開き、参加者らと意見を交わした。藤井会長は冒頭、「大変難しい問題であり、難しい問題ほどより公開性を高めて審議を進めたい」と述 べた。
 倫理委の小委員会は先月、難病「デュシェンヌ型筋ジストロフィー」に関する慶応大の申請について、初めて実施を認める答申を出している。
 この日の倫理委では、慶応大のケースを会告(指針)で認める「重い遺伝性疾患」に該当すると判断した経緯について、小委員会委員長が説明。その後の自由討論では、「親の自己決定権に子供を選ぶことまで含まれない」など、着床前診断そのものに反対する意見が相次いだ。」

◆2004/07/02 「<着床前診断>審議を一般公開で開催 日本産科婦人科学会」
 毎日新聞ニュース速報

 「日本産科婦人科学会(藤井信吾会長)は2日、倫理委員会を初めて一般公開で開き、2件の着床前診断について審議した。出席者からは「受精卵の段階で遺 伝性疾患の有無を調べるため、障害者への差別を助長する」などと、着床前診断そのものへの異議が相次いだ。また「AID(夫以外の提供者の精子による人工 授精)や養子里親などの選択は提示しなかったのか」などの質問も出た。
 学会は着床前診断を「重い遺伝性疾患に限り学会が審査」を前提に認めている。倫理委員会小委員会は先月18日、デュシェンヌ型筋ジストロフィーの子供を 過去に出産した夫婦を対象にした申請を初めて承認。筋緊張性ジストロフィーを発症した夫とその妻の出産についての申請は非承認としていた。
 学会は13日に再度、倫理委を公開で開く。藤井会長は「着床前診断を望んでいる立場も含め、さらに幅広い人の意見を聴いたうえで2件の申請について学会として最終決定したい」と話している。」【江口一】[2004-07-02-21:35]


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