増崎さんのソロアルバムから約1ヶ月後にリリースされた”24”。
何とも味わい深い一枚だと思いました。
最初聴いた時は”ん?”でしたが、何度も聴いていくうちに”いいねぇ”と変わりました。
前作”23”は一度聴いてすぐ”いいねぇ”でしたが、例えるなら”23”がす〜っと染み込む感じで、
”24”がじわりと馴染むといったところでしょうか。
ここ数作からみても毛色の違うアルバムだと思います。
全曲良いですが、強いて挙げれば4曲目の”The Winds Of Change”でアルバムのジャケのイメージがそのまま浮かぶような曲です。
小野塚さんのピアノソロが美しいですね。
某ジャズ雑誌で、増崎さんが”ソロアルバムとソングライティングが全く違うので、ギャップに苦しんで曲がなかなか書けなかった”とおっしゃっていました。
確かにその苦労が窺い知れる一枚だと思います。