とても面白い書評だと思いますが、ワンパターンだと感じました。
御大がワンパターンだから、仕方ないのでしょうけどw
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村上春樹いじり 単行本 – 2013/11/21
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『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』をamazonにてレビュー(「イカ臭いサラリーマンの妄想小説」)し、
大きな話題を呼んだドリーが、『風の歌を聴け』『ノルウェイの森』など、春樹の長編13作品を本音一辺倒で完全ガイド。
春樹が好きな人も、嫌いな人も、読んだことのない人でも楽しめます!
本文イラストは、『おじさん図鑑』なかむらるみ、描き下ろし。
スノッブさやら、キザやら、そういう村上文学の「イヤな部分」を本書では「おかしみ」に変えたいという試みを実践しており、
「女と寝る」「ジャズバー」「オンザロック」などという村上文学のアイテムにめざとく反応しては「なにがオンザロックだよ」と
合いの手を差し伸べ、「笑い」という肯定的な感情を起こしたいというのが、本書がほかのブックガイドとは趣向の異なる
試みでもあります。(「まえがき」より)
【もくじ】
まえがき
第1章 感情移入できない小説。その原因をつかさどる「春樹的クール」とは?――風の歌を聴け
第2章 「どんどんさわってくる」春樹エッセンスの凝縮作――1973年のピンボール
第3章 不快の域に達するコーヒー押し、および「知らんがな問題」――羊をめぐる冒険
第4章 「春樹らしさ」の喪失と、「春樹らしさ」への郷愁――世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド
第5章 「ワタナベと直子の悲劇」を解決するたったひとつの冴えたやり方――ノルウェイの森
第6章 あなたは、主人公と五反田君とのクールセッションを直視できるか?――ダンス・ダンス・ダンス
第7章 ドロドロ不倫を招く、サオ主体な主人公のナルシストな生き様に困惑する――国境の南、太陽の西
第8章 伏線を回収しない春樹によってもたらされた地味~な冒険譚――ねじまき鳥クロニクル
第9章 異色の失恋物における「春樹流振られスタイル」への戸惑い――スプートニクの恋人
第10章 愛すべき萌えじいさんナカタとヤンキー星野くんという、春樹文学の革命――海辺のカフカ
第11章 春樹文学史上、最もリアクションしづらい小説――アフターダーク
第12章 オシャンティーじゃないものに冷たすぎる春樹による「絶望の書」――1Q84
第13章 イカ臭いサラリーマンの妄想小説――色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年
あとがき
大きな話題を呼んだドリーが、『風の歌を聴け』『ノルウェイの森』など、春樹の長編13作品を本音一辺倒で完全ガイド。
春樹が好きな人も、嫌いな人も、読んだことのない人でも楽しめます!
本文イラストは、『おじさん図鑑』なかむらるみ、描き下ろし。
スノッブさやら、キザやら、そういう村上文学の「イヤな部分」を本書では「おかしみ」に変えたいという試みを実践しており、
「女と寝る」「ジャズバー」「オンザロック」などという村上文学のアイテムにめざとく反応しては「なにがオンザロックだよ」と
合いの手を差し伸べ、「笑い」という肯定的な感情を起こしたいというのが、本書がほかのブックガイドとは趣向の異なる
試みでもあります。(「まえがき」より)
【もくじ】
まえがき
第1章 感情移入できない小説。その原因をつかさどる「春樹的クール」とは?――風の歌を聴け
第2章 「どんどんさわってくる」春樹エッセンスの凝縮作――1973年のピンボール
第3章 不快の域に達するコーヒー押し、および「知らんがな問題」――羊をめぐる冒険
第4章 「春樹らしさ」の喪失と、「春樹らしさ」への郷愁――世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド
第5章 「ワタナベと直子の悲劇」を解決するたったひとつの冴えたやり方――ノルウェイの森
第6章 あなたは、主人公と五反田君とのクールセッションを直視できるか?――ダンス・ダンス・ダンス
第7章 ドロドロ不倫を招く、サオ主体な主人公のナルシストな生き様に困惑する――国境の南、太陽の西
第8章 伏線を回収しない春樹によってもたらされた地味~な冒険譚――ねじまき鳥クロニクル
第9章 異色の失恋物における「春樹流振られスタイル」への戸惑い――スプートニクの恋人
第10章 愛すべき萌えじいさんナカタとヤンキー星野くんという、春樹文学の革命――海辺のカフカ
第11章 春樹文学史上、最もリアクションしづらい小説――アフターダーク
第12章 オシャンティーじゃないものに冷たすぎる春樹による「絶望の書」――1Q84
第13章 イカ臭いサラリーマンの妄想小説――色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年
あとがき
- 本の長さ272ページ
- 言語日本語
- 出版社三五館
- 発売日2013/11/21
- 寸法13 x 2 x 18.9 cm
- ISBN-104883205967
- ISBN-13978-4883205967
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商品の説明
著者について
ドリー◎本名・秋田俊太郎。1990年、岡山県生まれ。高校卒業後、歯科医を目指して大学歯学部に進学するも諸事情によりドロップアウト。
ブログ「埋没地蔵の館」(http://yaplog.jp/akita0106/)において、ビジネス書から文芸作品まで独自の視点から書評を展開中。
同ブログを経て、amazonに投稿した『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』レビューが話題に。村上春樹長編13作品を
あらためて読み直し、ドリー流解釈を施した本書がデビュー作。
ブログ「埋没地蔵の館」(http://yaplog.jp/akita0106/)において、ビジネス書から文芸作品まで独自の視点から書評を展開中。
同ブログを経て、amazonに投稿した『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』レビューが話題に。村上春樹長編13作品を
あらためて読み直し、ドリー流解釈を施した本書がデビュー作。
登録情報
- 出版社 : 三五館 (2013/11/21)
- 発売日 : 2013/11/21
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 272ページ
- ISBN-10 : 4883205967
- ISBN-13 : 978-4883205967
- 寸法 : 13 x 2 x 18.9 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 795,855位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 136,836位ノンフィクション (本)
- - 226,657位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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カスタマーレビュー
星5つ中3.8つ
5つのうち3.8つ
40グローバルレーティング
評価はどのように計算されますか?
全体的な星の評価と星ごとの割合の内訳を計算するために、単純な平均は使用されません。その代わり、レビューの日時がどれだけ新しいかや、レビューアーがAmazonで商品を購入したかどうかなどが考慮されます。また、レビューを分析して信頼性が検証されます。
上位レビュー、対象国: 日本
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- 2014年3月11日に日本でレビュー済みAmazonで購入めちゃくちゃ面白かったのれす三└(┐卍^o^)卍
春樹的クールというぞぅごで。。。
ツッコむのが。。。。
ウチはマヂハンパなぃって。。。
そぅ思ったんヤケド。。。
ハルキとカ、、よくわからんし、、ムズカスィネーみたいな文章を
的確にひひょーしてひょぉげんしてると思うねん☆彡
ハルキだぁいすきな人も。。。ょんでほしいなーってウチは思うょ(^_-)-☆
ウチがいちばんオススメだったのは。。のるうぇーのもりの渡辺とかゆう童貞の敵へのしっせきと
だんす×3のごたんだにつっこむとこだゆ!
とにかくよかったから。。。よんでね~( '・ω・`)ノ~バイバイ
- 2014年3月16日に日本でレビュー済みAmazonで購入言ってしまえば、私は著者のファンです。
私は著者のブログの愛読者です。
著者を知ったのもこのアマゾンで彼のレビュー村上春樹の
「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」を読んだからです。
彼の「多崎つくる」のレビューの他者の追随を許さない圧倒的な面白さに惹かれ、
著者のプロフィールからブログに辿りつきました。
ブログでの彼の文章も私の好みでして、そこから著者のブログを定期的に読むようになりました。
「村上春樹いじり」もファンとして買いましたし、
この本に対する私のレビューもファンとして書きます。
ですから我ながら多分に甘い評価と思われます。
ちなみに私は村上春樹のファンでもあります。
私は今年で35歳になる女性ですが、15歳のころ初めて
村上春樹の「ノルウェイの森」を読んで以来、村上春樹の作品を好きになり、
全部は読んでいないですが、村上春樹の作品は
長編・短編・エッセイ・翻訳を含め大方読んでいると思います。
この「村上春樹いじり」は村上春樹の長編13作について書かれていますが
「1973年のピンボール」以外はすべて読んでいて、
好きで繰り返し読んでいる作品も多数含まれています。
「村上春樹いじり」は深く感銘を受ける解説本ではないですが読み物として優れていると思います。
ほかのレビューで多く見られるように、
「浅い」とは私も思いますが、
そもそも村上春樹作品に多くみられる暗喩を
深く読み込み解説された本は世に多く出ているでしょうし、
それならば、村上春樹作品の世界に違和感を覚える、よくわからないといった視点から、
いわば村上春樹作品初心者といった立場で書かれた、
読むほうとしても肩肘を張らずに、ビールなんかを飲みながら読める軽い、笑いに満ちた、
村上春樹作品入門編の解説本としては面白いアプローチであり、
文章の軽快なリズム、クスッと笑ってしまうような洒落た言葉遊びや、
作品の一文を引用した粋な締めくくりもあり、著者の文章のセンスやリズム、可能性を感じさせる
一冊であると思います。
また本作は村上春樹の作品を一貫して一ミリもぶれることなく「モテない男の子」の目線から
書かれていて、その視点も私には新鮮で面白く感じました。
さて、そんな軽妙で笑いに満ちたこの解説本ですが
いくつかはっとさせられる部分があります。
その中でも第5章の「ノルウェイの森」
ヒロインの直子が自殺する原因についての著者の見解。
村上春樹の作品の一つのテーマともいえる「セックス」についてだけれど
セックスは、物質的(物体的?)に(ある場合は精神的にも)自分以外の人と繋がる
唯一のツール。
「孤独」と「喪失」がテーマである村上春樹作品において
自分以外の誰かと「繋がる」っていうことはとても大事なテーマなので
当然「セックス」は重要で頻度多く作品にでてくる。
でもヒロインの直子はその「セックス」ができない。
直子はそれでもいいのか?と主人公に問うのだけど
主人公の回答があまりにも曖昧で否定ともとれる回答
それに対して絶望した(つまり他人と繋がるツールを持ってない自分に対して?)
ヒロインの自殺の一つの引き金になったんではないかというのが
著者の見解で
読んだ時、「そうだな」と深く納得しました。
15歳の頃から繰り返し読んだ本だったけど
ずっと気づかずにいました。
私はこの著者の見解を読むまで直子の自殺の原因を直子自身の心の闇の問題で
(もちろんそれもあると思いますが)
それは誰にも救えないことなのだと、
だからこそ為す術もなく大切な人を喪失してしまう
悲しみや深い孤独があるのだと、ずっと思っていたのだけれど
この著者の見解でもしかしたら直子は救えたのかもしれないし(救えなかったかもしれない)
ただ、主人公のワタナベが最後の最後のところで他人と繋がるツールを持たない直子を
否定してしまったことで彼女を救えなかったことは確かであり、
それは主人公ワタナベ自身が他人と繋がりたいという強い欲求を
持っていることなのではないかと思ったのです。
これがたぶん村上春樹作品の主人公がよく言う
「渇き」や「飢え」なのではないかという考えに至りました。
人間の本質は寂しさ。例えセックスで一時的に物体的に繋がることは可能でも
愛している人と溶け合って混ざり合うことは永遠に不可能。
むしろセックスすることによって
その不可能は意識させられ、自分が一つの固体であり、
自分は自分としてひとつでいきていかなければならないことを「知り」ます。
だからこそなお一層ひとは他人と繋がることを渇望するのだと、そしてそれがまた
村上春樹作品のテーマなのだと、それに私も強く惹きつけられ村上作品が好きなのだと
著者の見解によって一つの結論を導くことができました。
なお、星を3つにしたのは、前述したとおり
、軽妙で笑いに満ちていて読み物として優れているところ。
ただほかの方もレビューで書かれていますが、
もう少し作品を読み込んでからのつっこみならばもっとよかったかもしれないとそこが残念に思うところ。
ただ、文章のリズム、センスに著者の可能性を感じるという期待も込めて星3つにした次第です。
次作も期待しています!!!
また本の装丁やイラストもすてきだなと思いました^^
- 2014年4月19日に日本でレビュー済みAmazonで購入『風の歌〜』から『色彩〜』に至るまでの村上春樹の長編13作を
「村上作品にありがちなスノッブさやキザさといった『イヤな部分』を『おかしみ』に変え、
『笑い』という肯定的感情に変換する」という方針のもと、
順繰りにレビューしていってみたら、
はからずも独特のキャラ造形・比喩・オシャレアイテム・プロットetc.が織りなす
「春樹的クール」の30年以上にわたる生成発展史をざっと俯瞰することになってしまったという、
春樹関連本の中でも稀有?な内容の一冊。
各レビューは本文を話の展開に沿って引用しつつ、それに茶々を入れる形で進んでいく。
(軽妙と率直ゆえの刺激的なトーンはやはり横溢しているが、
文体自体は『色彩〜』のamazonレビューよりはだいぶ落ち着いている感じ)
この形をとったことは、
春樹の小説のことは気になるけど、あの独特のスタイルの瘴気に当てられてしまって、
とても何冊も読むまで生命力が持たない自分(『海辺の〜』は辛うじて完読したけど)にとっては、
けっこう助かるものだった。
つまり、作中の自己陶酔的な展開や表現に逐一ツッコミを入れ、
一種の客観性と批判精神を補充・担保するという上記の構成のおかげで、
春樹が苦手な人間でも本文に触れながら各長編の大まかな話の筋を追うことができたというわけ。
この本で免疫もついたようなので、ようやく生春樹に再挑戦する勇気が湧いてきた(…かな?)
まあ、ツッコミはどこまでも喪男視点だし(←著者もその事は自覚)、
「さっぱりわからない」「知らんがな」… という感じで単調に傾くのも事実。
(でもだんだん「春樹っぽさ」を期待してるふうな感じにもなっていくのは
テクストに対する読者反応の記録―再構成されたものとはいえ―という観点で面白い)
だから「読みが浅い!」という指摘はまあそうなんだろうし、
個人的にもこれはちょっと春樹かわいそう、って感じの切り捨て方も無きにしも非ずだったけど、
(↑自分がこんな気分になるなんてほんと意外…)
「いかにも春樹」な細部に着目するというやり方は、
意外と村上作品のより深い理解に至る可能性を秘めているのかも、という印象も同時に持った。
まあこれは単に、作品中に出てくるコーヒーやブランデーやカリフラワーやらの記述を辿っていくと、
それらの「輝かしき系譜」のようなもの浮かび上がってくる、
それが面白かったってだけかもしれないけど。
ただ村上春樹は本質において症候的な作家で(意識上の構築力を欠損しているわけではないが)、
そういう言わばカナリヤっぽいところが真価、という感じがするので、その説でいけば
作家がどうしても固着してしまう手癖を執拗に追究することは、
春樹ワールドの解明(というか、より含蓄のある解釈の提示)への
有力な手掛かりを与えることになるのでは、という気がしてくる。
(少なくとも、凡百のハルキストによる「深読み謎とき解釈合戦」と同等の地位は認められてよいかと。
…文字通りの用管窺天で恐縮ではあるが、思うに
村上作品においては比喩も、固有名詞の引用も、そしてプロットや伏線も
そもそも満たすべき十全な『意味(←少なくとも欧米基準での)』を有しておらず、
それらの地層やネットワークにしっかり支えられているわけでもないために、
一種の真空状態が意味を外部から吸い寄せている構図が存在するようであり、
この解釈上の陥穽になりかねないような、
ある意味で近代以前からの日本の文化受容や文芸的好みの典型的1パターンに淵源するようにも思われる
村上作品の特徴への認識こそ「謎を解く」ことへの第一歩となりうるであろうから。
ストーリーの「解読」によって納得のいく意味を充填することだけに注力するのではなく、
空虚さをはらんだ「型」を型として、作品中におけるその形態の展開に注視する、それによって初めて
村上作品の顕著な特質であろうもの、すなわち
・一見日本的感性を忌避して米国的トレンドに傾倒するかに見えるが、
その実米国文学の極めて日本的な変型、「本場」にとって『たちの悪い』パロディであるという性格、そして、
・ここ半世紀以上このかたの文化的帝国主義ともいえる力に対して、
コロニアルでありながら侵蝕的でもあるような決定不能性にたゆたう、という
アメリカ傘下の日本、という堅固な閉域に呼応する形で<ほぼ完璧にor表面上>脱色された政治性、
〔↑これこそグローバル化したアメリカ文明に曝される現代世界で「ハルキ」が共感を呼ぶ一因ではないか〕
そういった特質に肉薄する可能性が生まれるのではないだろうか?……とか言ってみたりして(笑))
最後に☆4つの理由について。
やっぱり第13章の『色彩〜』のレビューはamazonに載せたのをそのまま転載しないで
ちゃんとリライトして欲しかったなと思う。
これは手を抜くなとかそういう問題じゃなくて、
読み進める中で『春樹・はるかなる時の旅』という感じでだんだん盛り上がってきたのに
いきなりその流れが途絶した形になってしまっているのが残念なのです。
読者としては、最終章で来し方を振り返ってちょっとしみじみしつつも、
さあ「春樹的クール」の最終形態(なれの果て?)を見届けるぞ!
という感じで期待してしまいますよ、どうしても。
あと細かいようだけど「×マリア(→○アリア)」、「×フューチャー(→○フィーチャー)」の誤記。
若い著者の第一作ということもあるし、これについては出版社側の役割意識を問うべきかも。
- 2013年11月24日に日本でレビュー済みAmazonで購入わ、笑った方がいいのかな、と思うが、心の底から笑えはしない。
(何か所か笑った箇所もあったが)
筆者の、いや、ここは誰も目つけてないかもしれないけれど、俺は目つけたかんね、布教するからね、という視点のせいだろう。
村上春樹五千年の歴史。
特に漁ったことはないけれど、多かれ少なかれ、誰かは言ってることなのだ。
つまり本書に目新しさはない。
しかもガイド本と銘打ってますが、筆者より読みこんでる人、いっぱいいますから。
しかしここまでまとめてくる感じの本はなかったと思います。
そして物怖じしない感じ、
そしてなにより筆者が1990年生まれという点。
新しい風が吹いた、と思いました。
こういうカウンターがあってもいいと思いました。
村上春樹作品に、〇すぞ、とかいう突込み、なかなかできない……。
また筆者の「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」Amazonレビューからはじまって、この本の刊行に至るまでのスピードにも驚かされた。こんなに早く本て出るものなのですね……。
- 2020年8月13日に日本でレビュー済みキャンプの種火付ける程度には役に立つかな。
それ以外は価値が見られない。