絶版になってから知り、どうしても欲しかったので、こちらで中古で購入しました。
様々な角度から観たこと感じとった事を、描くという動作に繋げる。このことが、課題に取り組むことで少しづつ自然にできるようになってゆく、「観る・描く」ことのトレーニング本です。
課題は1回3時間ずつ組まれているのでハードではありますが、いっきにやるのが難しい時は、時間を見つけて順番に少しづつ行うことでも確実に効果があります。
私はゆっくり進めていて、まだ全体の5分の1といった進度ですが、とにかく、どんどん描くことが楽しくなってきています。
長く絵を描いてきたけれど、ずっと、描くのってこんな事ではないんじゃないのか?という違和感が何故かあったのですが、この本の課題に取り組み始めてから、それがなくなってきました。
どうやら、表面的なことを見る・写すことしかできていなかったから、違和感を感じていたようです。かなり始めの方で長年の謎が解けましたので、課題を全てやりきった時にどんな風に描けるようになっているのか?今からとても楽しみです。
購入時、他の方のレビューはとても参考になりました。
画を志す全ての人に薦めたいということ、至極納得です。
それから私は、
これまでも描いてきた…けれど根本的に変えたい何かがある。という人には、とくにオススメの本であると思います。
この良書、絶版は本当にもったいない。
復刊するといいな…!
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デッサンの道しるべ 新装版 ペーパーバック – 1997/10/1
- 本の長さ217ページ
- 言語日本語
- 出版社エルテ出版
- 発売日1997/10/1
- ISBN-104871990540
- ISBN-13978-4871990547
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登録情報
- 出版社 : エルテ出版 (1997/10/1)
- 発売日 : 1997/10/1
- 言語 : 日本語
- ペーパーバック : 217ページ
- ISBN-10 : 4871990540
- ISBN-13 : 978-4871990547
- Amazon 売れ筋ランキング: - 447,144位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 606位デッサン
- カスタマーレビュー:
著者について
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カスタマーレビュー
星5つ中4.3つ
5つのうち4.3つ
11グローバルレーティング
- 星5つ星4つ星3つ星2つ星1つ星5つ71%0%21%0%8%71%
- 星5つ星4つ星3つ星2つ星1つ星4つ71%0%21%0%8%0%
- 星5つ星4つ星3つ星2つ星1つ星3つ71%0%21%0%8%21%
- 星5つ星4つ星3つ星2つ星1つ星2つ71%0%21%0%8%0%
- 星5つ星4つ星3つ星2つ星1つ星1つ71%0%21%0%8%8%
評価はどのように計算されますか?
全体的な星の評価と星ごとの割合の内訳を計算するために、単純な平均は使用されません。その代わり、レビューの日時がどれだけ新しいかや、レビューアーがAmazonで商品を購入したかどうかなどが考慮されます。また、レビューを分析して信頼性が検証されます。
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
- 2020年6月1日に日本でレビュー済みAmazonで購入
- 2011年8月21日に日本でレビュー済み日本で唯一正しい絵の訓練法を書いた名著が絶版になってしまいました。マイケルチェーホフの演技者へと並んで、
芸術とは何か、明快かつ具体的に記された名著の中の名著でした。一部の狂信的クレーマーのために絶版になったとしたら、とても悲しむべきことです。
ちなみに日本語が理解できる人なら、誰でも実践できる、分かりやすい翻訳です。
- 2022年3月11日に日本でレビュー済みAmazonで購入どうしても欲しくて、絶版になっているのを探して買いました。値段が高くて書き込みがあったのが残念。本の内容には大満足なのですが、星3つ。
- 2005年12月17日に日本でレビュー済み私が今まで出会ったうち、最も実践的なデッサンのドリルです。
描くことは畢竟、身体運動であり、そこには練習が欠かせません。
そしてそれには優れたトレーニングメニューが必須です。
間違った努力は惨めな結果しか生みだしません。
合理的で、目的に沿ったトレーニングが意識を開発し、技術を向上させるのです。
そういう意味で、画を志す人、すべてに薦めたい一冊ですね。
- 2005年11月6日に日本でレビュー済み私は、ほぼ、この本に書いてあるとおり、
練習しましたが、面白いように画力がついて、
絵を描くのが楽しくなりました。
読んで、書いてあることを理解できる人なら、
実際に役に立つことはまちがいありません。
アカデミックな美術の教育を受けていないけれど、
デッサンは本格的に身につけたいという人には、
最高のテキストです。
- 2009年5月9日に日本でレビュー済み訳が上手くないので理解するのに苦労します。英語の分かる方は原書で読んだ方が良いと
思います。
どうしても意味が分からなくて課題がこなせない箇所があったので、エルテ出版に質問しました。しかし、芳賀という編集者からは誠意ある適格迅速な対応は得られませんでした。訳者からは「今読む限りでは〜だろう」という無責任な回答しか得られませんでした。今現在も、意味が分からず課題をこなしている状態です。
スケジュールに沿って課題をこなす内容であるにも関わらず、出版社に質問をしても「訳者も
忙しいので」といつになったら回答をよこすか分かりませんので勉強の進み具合にも影響します。訳が難解だし、出版社もいい加減なので本来得られる効果が得られるか疑問です。意味が分からず不安になりながら課題をこなすのは苦痛です。
- 2008年9月12日に日本でレビュー済みデッサンの入門書はこの本と、わかりやすい解剖学の入門書があれば十分です。他の本は必要ありません。絵を描くのに、才能も素質も学歴も必要ありません。必要なのは熱意と根気とデッサンの道しるべです。本当だよ…
- 2022年9月29日に日本でレビュー済みAmazonで購入Amazonが大量に駄作の美術教科書を推薦してくるので、レビューする気になった。
世の中の絵の教科書の殆どが「私(著者)はこうやって、こんな絵を描いています」という紹介しかしていないという現状は一体どういうことなんだろうと思う。そんなものは教科書ではないし、描くのが好きな人には退屈でしかない。
描くのが好きな人であれば、誰に言われなくとも、身の回りにある道具で、色々実験するし、一年中描いて部屋が落書きでいっぱい。そういう人は、お手本を見て、効率よく、本に載ってるような作品を再生産する「手順」を「覚える」なんて、つまらないからやらない。試行錯誤して苦労することが面白いのだ。手探りで色々やっているうちに古典の手法を再発見するのはひんぱんにあることだし(わざわざ本を読む必要すらない)、描くのが好きだったら自然とそうなる。
本書は絵を描くのが好きな人に、試行錯誤するための世界を広げてくれる楽しい本である。とくに、見ることと、視覚から受ける刺激を把握する方法について解説している(絵と、描かれたもの(被写体)との関係を実際に体験する段階的なトレーニングが主な内容になっている)。
本書から幾つか引用しておく。
「描くことを学ぶには一つだけ正しい方法があるのだが、それはごく自然なものである。熟練とかテクニックの問題ではない。美学や概念もかかわりがない。必要なのは正しい観察をすることー私が言わんとするのは、すべての感覚を通してあらゆる種類のものに具体的にふれることーだけである。」
「人間が作り出せるのは原則でしかない。自然の法則を作るわけにはいかないのである。この法則を理解することによって、はじめて絵を描けるようになる。美術を学ぶ者が直面する困難は、実は描く能力が欠けていることでは決してなく、理解力が欠けているから、なのである」
「美術は、美術自体よりもむしろ現実そのものに関わるべきであろう。私たちが数を問題にするとき、一種のシンボルを使うことになるわけだが、それが実感をもって受け取られるのは、シンボルが現実となったときだけである。これは絵画の諸原則でも同じことである。原則は単なる原則としてではなく、現実の中で学ばなくてはならない。そうしてはじめて、原則は適切なものとなるのである。」
「読者が課題に取り組む環境がどうあれー教室に通っていようと一人だろうと、モデルを使おうと使うまいとー最終的に成功する方法はたった一つの要素、すなわち自分自身にかかっている。最小限の努力で最大限の結果を得ようとするのは、虫の良すぎる話だ。自分が努力した以上のものを手に入れることなど、あり得ない。」
山を登るのに近道はない。本書の言う通りである。