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木嶋佳苗劇場~完全保存版! 練炭毒婦のSEX法廷大全 (宝島NonfictionBooks) 単行本 – 2012/5/18


去る4月13日、死刑判決を受けた首都圏連続不審死事件の犯人・木嶋佳苗。出会い系売春、婚活サギがエスカレートし、ついには3人の男性の命まで、睡眠薬と練炭で奪った木嶋とは何者? この本では、追っかけまで登場した木嶋の法廷証言、詐欺にあった被害者の証言などを、独自に入手した裁判速記録から、あますところなく伝えるオールアバウト木嶋読本! 厳寒の北海道から上京し、器量はよくないのに男を手玉に取った怪物女の素顔に迫る。
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商品の説明

著者について

神林 広恵 (かんばやし ひろえ) プロフィール
1966年群馬県生まれ。04年に休刊した『噂の真相』デスクを経て、フリーライターに。『婦人公論』『通販生活』『サイゾーウーマン』などでの連載のほか、月刊誌・週刊誌などで執筆活動を続ける。著書に『噂の女』(幻冬舎)、共著に『日本を脅かす! 原発の深い闇』(宝島SUGOI文庫)などがある。 高橋 ユキ (たかはし ゆき) プロフィール
1974年福岡県生まれ。ライター。主に殺人事件の刑事裁判を傍聴し執筆している。著作は『霞っ子クラブ 娘たちの裁判傍聴記』(新潮社)、『霞っ子クラブの裁判傍聴入門』(宝島社文庫)、『あなたが猟奇殺人犯を裁く日』(扶桑社新書)など。好きな食べ物は氷。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 宝島社 (2012/5/18)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2012/5/18
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 143ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4796668241
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4796668248
  • 寸法 ‏ : ‎ 14.8 x 1.2 x 21.1 cm

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神林 広恵
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上位レビュー、対象国: 日本

  • 2013年4月17日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    ダイエットするより、エルメス買ったり、美味しいもの食べたり、変わった人で、見逃せないです。本当にバッグやグルメや素敵なマンションだけのために、あんなに男の人を殺しちゃったのかなー。
    12人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2012年8月12日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    本書についての評価は星一つだ。ただし、このレビューの最後に述べさせていただく明確で合理的な理由があれば、評価を変える用意がある。

    本書の筆者が「噂の真相」のデスクだった神林広恵氏だと知り、驚いた。かつての「噂の真相」の読者の方で驚かれた方も多いと思う。

    本書の執筆方針が、かつての「噂の真相」の編集方針と180度違うからだ。

    十五年以上前のこと。「噂の真相」誌1995年2月号26ページ以降で、小林よしのり氏からの批判に対する反論記事が掲載されていた。その記事の中で、

    「(過去の職歴を報道された)小林氏の事務所の女性スタッフは公人なのか、私人なのか」

    という論点があった。「噂の真相」誌の反論によれば、公人だった。小林氏のマンガには、事務所スタッフが登場し、(小林氏の)意見に賛意を示すことがよくあった。

    「小林氏のマンガが大きな影響力を持つ以上、(マンガに登場して自身の意見を言う)事務所スタッフがどこの誰なのかを報道するのは公共の利益に適っている。もし、事務所スタッフのプライバシーを報道されたくないなら、安易に作品中に登場させないほうがいい。」

    という趣旨の反論が展開されていた。一方で、(当該記事が掲載されている)29ページには

    「事実、本誌は反論権のない一般市民のプライバシーをこれまで一度たりとも報じたことは無い。それが仮に犯罪の当事者であろうと、である。むしろ事件が起こる度に、刑も確定していない容疑者や名も無い被害者のプライバシーをこれでもか、とばかり暴きたてるマスコミ報道を徹底的に批判してきたのは本誌である。」

    と、「裁判で刑が確定していない(一私人である)無辜の市民をターゲットにする報道はしない」と言明していた。当方も、このような「公人と私人の区別」に賛成だった。

    例えば、本書に寄稿している倉田真由美氏は公人だ。人気漫画家としてメディアで影響力を持っている。倉田氏はかつてNHK経営委員だった。(受信料を財源としている)年間二千万円以上の報酬を受け取っていた。委員報酬の使途や、異性関係・納税記録などを報道することは公共の利益に適っている。

    さて、本書でとりあげられている「彼女」について。「彼女」は私人だ。公職者でもないし企業経営者でもないし労組ボスでもない。不特定多数の読者や視聴者に大きな影響を与えうる職業に就いているわけでもない。(司法解剖を行っていないので)そもそも死因が特定できていない案件がある(本書10ページ)。現在控訴中なので「彼女」の刑は確定していない。「彼女」を匿名で報道し、検察の立証が十分であるかどうかを検証するのなら、公共の利益に適っている。ところが本書では、一私人の「彼女」を実名で報道し、「練炭毒婦」呼ばわりしている。

    メディアが一市民のプライバシーを実名で報道できるお決まりの大義名分として「被害者の人権を守るためだ」というものがある。本書冒頭の「本書の刊行にあたって」でも、「最後になったが、亡くなった3人の男性に対し、心からご冥福を祈りたい。」とあった。

    さて、(被害者の人権を守るという)大義名分を宝島社が実践しているかどうか検証してみる。

    宝島SUGOI文庫「平成日本タブー大全」第4章「電通によるテレビ支配の赤裸々な実態」によれば、

    「電通はもちろん、広告を通してメディアと企業のパイプ役を果たし、企業の意向を代弁する役割を持つ。」

    のだそうだ(同書176ページ)。この主張を東京電力の原発推進PRに当てはめれば、

    「電通はもちろん、広告を通して大新聞・テレビ局と東京電力のパイプ役を果たし、東京電力の原発推進の意向を代弁する役割を持つ。」

    ということだ。資源エネルギー庁のサイトの調達情報にて一般競争契約締結状況の委託費の金額・件数を調べてみれば、原発推進PRの案件に電通が積極的に関与してきたのが分かる。被災者(=被害者)の人権を真剣に守る気があるのなら、(原発推進PRの片棒を担いでいた)電通への責任追及は公共の利益に適っている。

    別冊宝島「日本を脅かす!原発の深い闇」では、電通について一切言及されていない。(本書の筆者である神林広恵氏が執筆している)50ページには

    「『別冊宝島 誰も書けなかった日本のタブー』でも明らかにされているが、事故前の2009年度、東電の広告宣伝費は約245億円。販売促進費約240億円。さらに中部電力などの各電力会社、その連合体である電気事業連合会などを含めると年間2000億円にものぼる巨大な電力マネーがメディアに流れているのだ。」

    まるで、広告代理店を通さずに、東京電力(上流)から直接に新聞・テレビ(下流)に出稿しているように誤認させかねない取り上げ方だ。続編の別冊宝島「日本を破滅させる!原発の深い闇2」でも電通への言及は皆無だった。ごくわずかにアサツー
    ディ・ケイへの言及があるだけだ。なぜ電通について言及しないのだろう?

    Googleで 「電通 宝島社」というキーワードで検索してみる。すると、2012年の宝島社の企業広告を、電通が制作しているのがわかる。自社の広告を制作している会社が、「大新聞・テレビ局とのパイプ役を果たし、東京電力の原発推進の意向を代弁している」などと報道したら、宝島社の莫大な広告宣伝費をドブに捨てたことになる。「儲からないテーマは論じない」という編集方針を「被災者(=被害者)の人権」に優先させたから、電通への批判を自主規制した。

    「被害者の人権を守る」という大義名分は、「目先の銭」を理由にして覆る。これは宝島社に限ったことではない。むしろ「裁判で刑が確定していない(一私人である)無辜の市民をターゲットにする報道はしない」という「噂の真相」の編集方針のほうが、はるかに一貫していた。

    以上から結論。宝島社の最優先の編集方針は、「儲からないテーマは論じない」というものです。こんな編集方針には、全く公共性が無いです。同様に、一私人である「彼女」のプライバシーを実名で徹底的に追及することにも全く公共性が無いです。本書の評価は星一つです。ただし、

    「『被害者の人権を守るためだ』という理由以外に、一私人であり裁判で刑が確定していない「彼女」を「練炭毒婦」呼ばわりして実名報道できる理由」

    および

    「宝島社の本の中で、(被災者(=被害者)の運命に重大な影響を与えたであろう)電通による原発推進PR・原発報道への関与を徹底的に追及しない理由」

    それぞれが明確で合理的であるなら、当方は評価を変える用意があります。
    24人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2012年7月24日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    これまではテレビでチラと事件の断片を見るくらいで、全くと言っていいほど関心がなかったこの事件、彼女の「手記」を読んで、一気に引込まれてしまった。
    一審「死刑」判決が出た日に朝日新聞に発表された「木嶋被告の手記」(Webでも読む事ができる)。
    それまで一切に口をつぐんできた彼女が初めて発する言葉として注目すべきもの、そして驚くべき内容だった。
    実に堂々と落ち着き、文章の作法や修辞も器用に使いこなす、その淀みない語り口は、それまでの木嶋被告のイメージをひっくり返すものであった。

    周囲の反応への気持ち、「噂」の否定と自分の「実像」を語るくだり、逮捕されてからの自分の状況、状況からくる心境の変化、などを順序だて、興を逸らさぬ的確な筆致で書き綴ってある。
    個人名などの具体的部分を配慮して、新聞社側で変えた部分はあるそうだが、ほぼそのままに載せられているらしい。

    冷静で淡々とした語り口、検事への抗議は具体的で的を射ており、思わず「上品で知性的な」印象を持ってしまった見事さ。

    しかし同時に、決して自分に故意があったとは認めず、己が世間一般とは違う特殊な世界観で生きてきたのだから、手違いが起こったのだと涼しい顔で口をぬぐって、更生への意欲を示してみせる…そんな点には違和感を覚えた。
    しかし事件の詳細を知らぬ私はこの手記で、下劣な結婚詐欺&殺人犯のイメージが遠のき、思わず惹き付けられる魅力をそこに感じて、思わずもう一歩踏み込んでみることにしたのだった。

    この本と「毒婦。」を試し読みしてみたところ、ルポものは木嶋被告を依り代に自分を語っている感じを受けたので避け、手記以外で本人が語ったことが確実な、法廷の遣り取りに詳細なこちらを選んでみた。

    事件のあらましから、法廷における弁護人質問、検察とのやりとりなど、詳細に記録されている。
    徹頭徹尾、感情を露にする場面はなく、あの手記のあの口調で受け答えする木嶋被告。
    自分の肉体を餌に被害者を騙したのでは、と検察に鋭く攻められても、淡々と言葉を選び答える様子。
    体調不良の被害者をホテルに放置し、犬の世話やグルメ趣味を満足させる行動をしていた事をなんの違和感もなく報告する様子。
    山と積み重なった「(被害者)が〜とは考えなかったか?」に対する答え「考えませんでした」「思いませんでした」「ありません」。

    口調が体裁良く繕われていればいるほど違和感の増す、異様な行動や思考の数々。
    周囲がたじろぐ程なそのいびつさを、本人は毛ほども感じていない様子。
    手記の終盤に出て来た、精神的にアップグレードして私は次のステージに行ける!的な根拠のない自信に満ちたイメージとそれはピタリと重なる。

    ブログの更新が月に100回を越えていたという木嶋被告。
    内容は料理、グルメレポート、ブランド物の誇示、などなど。
    別名ブログでは己のセックスについてを赤裸々に書き込んでいたそう。

    そこに見えるのは物質・肉体・それを支える金。
    そして人気ブログに押し上げてくれる読者からの支持。
    つまり、己の身から発するのは食欲・性欲。
    それを取り巻くのは、多くのひとに支持される体面。

    己が加工した情報の中に、自身で沈み込んで行く彼女は、己にとっての「真実」を維持するため、被害者たちの金銭から命までつぎ込んでいったのだ。
    「思いあまって」ではなく「当然の流れ」のように。
    それがいつから「当然」になってしまたのか、今後解明されるなら、知りたいと思う。

    この本の巻末には倉田真由美、岩井志麻子、中村うさぎの3氏がコラムを寄せている。さすが作家さん、うがった見方で引込まれた。

    しかし彼女らも、企画の対談に出ていた「カナエギャル」も木嶋被告の容姿について「ブサイクだから」「ブサイクなのに」と口を揃えて言い募る。

    私はそれが不思議でしょうがなかった。
    「モテ」と「ブサイク」は反比例しないと周囲の実例を見て思うからだ。
    しかも「ブサイク発言」の多くは写真などでしか確認しておらず、実像を見たひとは「意外とふつう」に感じたらしい。もしくは「感じがいい」としたひともいた。「毒婦。」ではその印象について長めに述べられている。

    弁護士の質問に対しては落ち着いた、高めの声で上品に答えていたという木嶋被告。
    清楚な身なり、上品そうな白い肌、立ち居振る舞い。
    詐称していた「ピアノ講師」や「ヘルパー」は過去に実際己が体験していた職業であった。

    情報や修辞に秀でた彼女は、おしゃべりでも相手を魅了したであろう。
    そうして自分に一目置かせ、また献身を約束し、次々と金づるを手に入れていった事は想像に難くない。
    容姿を必要以上に振りかざすのは、マスコミが便利に使う為のトピック。
    私は、あまり重要な意味はそこに見出せなかった。
    55人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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  • 2013年7月17日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    北原 みのりさんの【毒婦】を読めんだあとは
    この本は全く読む価値がありませんでした。

    木嶋 佳苗の事件をある程度知りたくて
    この手の本を購入するのであれば
    北原 みのりさんの【毒婦】1冊で十分です。
    17人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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  • 2012年7月22日に日本でレビュー済み
    編集者がこの手の裁判記録を本にする事に慣れている方でしょうか。
    しかも、木嶋自身も人を惹きつける何かを持っている女性なのではないか
    と思いました。
    立花隆さんも書いていましたが犯罪の直接証拠がないのに有罪にして
    いいのでしょうか。まともな国ではこの判決は出ないのではないでしょうか。
    8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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  • 2012年5月28日に日本でレビュー済み
    一審が終わって数カ月で、北原みのりの体当たりルポ、佐野眞一御大の当然の一冊、そして、この最も下劣で煽情的な売らんかなな表紙の一冊が並んでいる。
    しかし、本作を表紙やタイトル(あるいは出版社や作者)だけで切り捨てるのは、愚かだと言いたい。

    元・噂の真相の編集者にして、不当な検察介入で元・刑事被告人でもある神林さんが、裁判傍聴の達人集団の霞っ子クラブと組んでの一冊は、改めて木嶋佳苗を読み解く上では、悪くない一冊に仕上げている。

    本書は、表紙からは盛りだくさんな企画に見えるが、内容の大半は、木嶋裁判のハイライトの被告人質問を原稿用紙200枚で書きまくった記録にある。
    神林さんの、ウワシンを彷彿とさせる上手い編集で、巧みに再現された木嶋佳苗そして共演者達の台詞は、実に見事に「あの劇場」を再現していると思う。

    そして、主席検察官のバックグラウンドをしっかり後追い報道したり、散散に木嶋の過去の犯罪まで赤裸々に暴きながらも「無実と無罪は違う」と短文ながら、100日裁判と死刑判決の問題点も指摘しているなど、随所のウワシン魂が元・愛読者にはうれしい。(この部分は、「タブーの正体」で鋭さ全開な川端さんに一章書いてもらいたかったが)

    あと、やはり、5時ムチュor新宿人脈な女3人(くらたま・志麻子さま、うさぎさん)の佳苗評・佳苗論は、短文ながら、改めて読者に本件を考える幅を与えてくれている点で、いい〆と評価したい。「すべての言説は正しく、だが一方で木嶋の実像には遠く及ばない」という第1章の最後の一文を心に置くことで、3人の文章も、カナエギャル(苦笑)の対談も、全てが生きてくる。

    神林さん、お疲れ様でした!
    41人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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