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なんでコンテンツにカネを払うのさ? デジタル時代のぼくらの著作権入門 単行本(ソフトカバー) – 2011/12/1


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著作権って何?
どうして必要なの?
自分で本を自炊すると著作権違反になるの?
著作権がないと面白い作品は生まれない?
TPPに参加すると著作権はどうなる?
デジタル時代に生じる素朴な疑問をめぐって、気鋭の弁護士、福井健策と評論家の岡田斗司夫が対談。
話題は電子書籍の自炊から、コンテンツのマネタイズ、国家とプラットホーム、情報と経済の新しいあり方まで、
縦横無尽、とんでもないところに飛びまくる!
岡田斗司夫の大胆な発想に、福井弁護士はどう答えるのか!?
本書を読めばデジタル時代の著作権との向き合い方、そして未来が見えてくる。

商品の説明

著者について

岡田斗司夫:評論家。1958年、大阪市生まれ。
アニメ会社ガイナックス設立後、東京大学やマサチューセッツ工科大学の講師を経て、大阪芸術大学客員教授。
2010年に社員が給料を払うユニークなオタキングexを設立。
著書に『オタク学入門』(新潮文庫)、『いつまでもデブと思うなよ』(新潮新書)、『遺言』(筑摩書房)など。
ツイッターアカウントは@ToshioOkada


福井健策:弁護士・ニューヨーク州弁護士。1991年、東京大学法学部卒業。
現在、骨董通り法律事務所For the Arts代表パートナー、日本大学芸術学部客員教授。
専門分野は芸術文化法、著作権法。
著書に『著作権とは何か――文化と創造のゆくえ』、『著作権の世紀――変わる「情報の独占制度」』(ともに集英社新書)、『ビジネスパーソンのための契約の教科書』(文春新書)など。
ツイッターアカウントは @fukuikensaku

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ CCCメディアハウス (2011/12/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2011/12/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本(ソフトカバー) ‏ : ‎ 224ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4484112248
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4484112244
  • 寸法 ‏ : ‎ 13.4 x 1.6 x 18.5 cm

著者について

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岡田 斗司夫
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1958年大阪生まれ。85年、アニメ・ゲーム制作会社ガイナックスを設立。代表取締役として「王立宇宙軍―オネアミスの翼」「ふしぎの海のナディア」な ど数々の名作を世に送る。92年退社。「オタキング」の名で広く親しまれ、「BSマンガ夜話」「BSアニメ夜話」のレギュラーとしても知られる。大阪芸術 大学客員教授(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『遺言』(ISBN-10:4480864059)が刊行された当時に掲載されていたものです)

カスタマーレビュー

星5つ中3.8つ
56グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

  • 2017年3月28日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    日本じゃまだほとんど知られてないみたいですが
    Younowというライブ放送を個人が流してそれに対して視聴者がチップや贈り物を送るようなSNSがアメリカにもうあると知って
    これが岡田さんが言ってたことの具現化なのかと驚きました。
    本書の中ではまだ荒唐無稽で先の話みたいな感じでしたが、現実ではすでに普及が進みつつあるようです。
    1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2017年4月5日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    本来、著作者の権利と利用者の最大化を目的とした著作権が、デジタル社会によって足かせになってきている現状を踏まえ、その打開策として極論を交わしている。話としては面白いが現実味はほとんどない。個人的にはベーシックインカムをクリエイター生き残り策として挙げているところが面白かった。
    2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2014年11月25日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    ★『なんでコンテンツにカネを払うのさ?』
    「著作権法の第一人者」と言われている福井健策氏による”著作権”に関する最新の説明を聞きたいと思っていた時に、目にしたのがこの本。根っからの岡田斗司夫ファンの私は、『一挙両得』と思いながら手に取り、読み始めた。感想は『この本で良かった』です。
    福井氏を知ったのは、インターネットニュース番組の「ビデオニュースドットコム」にゲストとして登場した時。論の鋭さと、”著作権”という特化したわかりずらい法律を取り扱う法律家、と言うより、芸術や文化のコンテンツを愛している匂いのする方だという印象を持った。だから、福井氏の著作物を探していたのだが、実際に彼の文章を読んでいると、やはり法律を生業にしているだけに、難しい。内容は非常に役立つ話しなのだが、一般人には馴染みにくい言葉の運び、言葉の選択なのだ。そこで、岡田斗司夫のマジックなのか、天然なのか、福井さんの持ち味を上手い具合に引き出してくれる。引き出すというと、福井さんの論が主というイメージだが、そうではなく、岡田斗司夫が勝手な想像力を働かせながら、現在のコンテンツに関わる矛盾点をついて、自分の理想の国家(≒拡大型家族)を作り上げる方向に話しを進めると、合間合間に現実的な”著作権”や
    米国コンテンツ・プラットフォーム産業のあり様やその法の体型などを解説してくれる。岡田斗司夫はそれでも、それに怯まず(というか実際はかなり福井氏を巻き込んで)自分の、描く未来像の論の補強に、福井氏の法的知識を活用していく。
    なんか、読み終わると岡田斗司夫ワールドに付き合わされて居酒屋で相槌を打つ、”著作権”の論客という絵が浮かんでくる。
    でも、前半の「プラトンとアリストテレスとダイエット」の章の著作権の大陸法的解釈・英米法的解釈、そして今日の日本の解釈的立場あたりの話しは、実にためになった。居酒屋談議ではあんな話しは出てこないなぁ。
    2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2021年11月6日に日本でレビュー済み
    NFTに絡む著作権のことを調べていて、この本を見つけた。
    2011年の本なので、古い内容もあるけれど、コンテンツとマネタイズ、特にデジタル化されたコンテンツをどう扱っていくのか、そこでのマネタイズをどうするのかを考えるのに、いろいろとヒントがある。
    著作権は、リアルなモノで考えられてきたところがあり、デジタル化されインターネットが広まった中では、この書籍に出てくる話、特に、岡田氏の意見がぶっ飛んだ意見にみなくなってきたのが面白い。
    インターネットが広がり、仮想通貨、NFTがでてきた今だからこそ読むべき本ではないか?
    1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2019年4月8日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    岡田斗司夫のこと、怪しいけれど面白い人、と思っていたけど、これを読んで嫌いになりました。
    私は著作権によってクリエイターの労力のようなものが報われるべきだと考えているけど、
    この人は、「マンガを描ける 楽器を演奏できる 小説を書ける その程度の能力で飯を食っていこうというのか、、」と草野球に例えて言っている。

    感情的なものを抜きにしても、内容ほんとに薄いので、買って損した。
    3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2013年4月17日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    まあタイトルの通りですね。
    岡田斗司夫さんの発想は柔軟で示唆に富んでいますが、一般人には雲の上の話?というか異次元の話かな笑

    ただ、これは対談本なので、岡田さんのぶっとんだ話を、福井さんが現実的なレベルに引き戻すというような、絶妙なバランスで会話が続きます。
    なので最後まですらすら読めました。

    どう受け取るかは読み手次第でしょうね。

    ちなみに、対談相手の福井建策氏は、著作権関係の本を多数出されている、その道のプロです。
    他の著作も読みやすくて為になるのでオススメですよ!
    4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2012年1月14日に日本でレビュー済み
    Amazon Vine先取りプログラムカスタマーによる無料商品のレビュー( 詳細 )
    著作権について、ガイナックスの設立者(岡田氏)と弁護士(福井氏)の対談です。
    「対談」というよりは、「居酒屋でちょっと真面目に議論した」的な切り口となっていて、
    著作権をより親しみやすい存在にしてくれる一冊です。
    (著作権というよりは、「コンテンツの在り方」について自分は勉強になりました。)

    「著作権」とは言っても、お固い話をしているわけではなく、
    案外身近な「自炊」や「複製」などを切り口に、
    法律、ネット、コンテンツからTPPまで話を展開していきます。
    (いろいろ極論が飛び交いますが、面白いです。)
    法律とのグレーゾーンを議論するのに、
    実際に「自炊」を行ってみた話には驚きましたね。

    今やネットという存在が普及し、
    ただの個人がトップレベルのコンテンツを創作する時代。
    既存の既得権益にしがみつこうとする者たちが、
    著作権という武器で抵抗している実感は皆さんも持っていると思います。
    その結果、
     iで購入した曲は、iというプレーヤーでしか再生できず互換性なし
    といったユーザーにとっては不便なだけの状態になっています。
    (ダビング10とかも日本だけですしね。。。)
    これじゃあ、本書のタイトル通り「なぜ有料?」と言いたくなります。

    そんな中、
     岡田氏「創作だけで食っていこうという態度が真面目じゃありません。」
    ピシャリ!
    確かに、クラシックの有名作曲家モーツァルトなどは、
    楽譜や演奏会「だけ」で生計を立てていたわけではないですね。
    彼らには熱烈なファンとなった貴族からの支援がありました。
    つまり、我々は「コンテンツ」にお金を支払っているのではなく、
    彼らを支えているという「喜び」にお金を払っているのだと。

    著作権は、権利の中ではまだ「産まれたて」の存在です。
    著作権をみんなが快く納得するには、我々ユーザーも行動を起こす必要あり、です。By雪
    4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2012年1月2日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    対談形式で読みやすく、また、ページ内の文字数も少ないので、
    すぐに読める気軽な本、というイメージ。ただ、内容はなかなか
    刺激的でした。仕事でコンテンツに関わっている関係上、
    コンテンツの将来について考えさせられることが多い中、
    ヒントになることがたくさん書かれていたように思える。
    クリエイターも、出版社やレコード会社の社員も、
    それぞれの立場でいろいろと得るものがあると思います。

    この本を読んでのイノベーション:
    ・日本はコンテンツ輸入国である。
    ・アマゾンやアップル等の強いプラットフォーム側でも囲い込みが
    できなくなる時代が来る。
    ・ベーシック・インカム制度があればクリエイターは著作権を
    主張しなくなる。
    ・ライブ等でのプレミアム戦略。
    ・救うべきは貧乏プロクリエイターでなく、趣味で作品を作っている
    プチクリエイター。彼らこそが文化の多様性を生み出すので、
    制度設計は彼らを中心に考えるべき。
    ・プラットフォーム側のルールは、法律ではなく、プラットフォーム側が
    作っているものなので、注意が必要。実際には法律のようなもの。
    19人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート