恥ずかしながら、上田先生のことはお名前しか知らず、どのような方か、何をしているのかを知らなかった。
前半では、中原先生が、「学び」の歴史を絡めつつ、上田先生の研究変遷を紐解く。
後半では、抽出された理論、要素を教訓で終わらせるのではなく、実際にそれを元に行われたワークショップが綴られる。
1970年代の行動主義、教授設計理論から始まり
↓
構成主義(ピアジェ)
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構築主義(パパート)
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発達の最近接領域(ヴィゴツキー)
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実践共同体・正統的周辺参加論(レイブ、ウェンガー)
↓
協調学習へとわかりやすく紹介してくれる
また、この歴史とともにリアルタイムで上田先生が何に関心をもち、誰と何に取り組んできたかが書かれているので、歴史の流れがリアルなイメージとともにすっと入ってくる。
上田先生のリサーチクエスチョンでもあった「学習者が持つ固定的知能観を成長的知能観にどう変えるか」の答えの一つが、実践されているワークショップなのだろう。
ここで紹介される実践は、「教育」とか「学習」というカテゴリに収まるものではなく、エンターテイメント、アート、情動、そういったコトによって人が変わっていく何かだ。
予定調和ではつまらない。かといって、何も準備しなければ何も起きない。
準備しつつ、想定して仕掛けつつ、でもそれを超えていく何かが起こるデザイン、
そのヒントが散りばめられている。
・理論的背景(真正性、協調(他者・道具)、構築主義…)
・ワークショップフレーム(知る・創る・振り返る→意味付け・セオリー化)
・ワクワクの仕掛け
単なる「楽しいエンターテイメント」に終わらないのは、
これらの重厚で綿密な掛け合わせと、
企画者側に「どうにかなるさ」という不安を楽しんで、メンバーで乗り切る気概があるからなのだろう。
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24.02.27
再読し、「ワークショップの源流」を自分なりにまとめ
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プレイフル・ラーニング 単行本 – 2012/12/14
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現役にして伝説のワークショッパー、ハーバード大学博士・上田信行が「学びの場づくり」の奥義を語り明かす。
ナビゲーターは中原淳東京大学准教授。
学習環境デザインの歴史と学びの未来を読み解く最強のテキスト。
巻末には、経営学者・金井壽宏神戸大学教授をお招きした鼎談を収録。
●ひと味違った研修・ワークショップのデザインに興味をお持ちの方
●学びのデザイン研究に関心をお持ちの方
●勉強会、交流会などを主催することに興味をお持ちの方
●ワールドカフェ、オープンスペーステクノロジーなどの組織開発に興味をお持ちの方
●学習空間デザイン、学びの場の建築、家具などに興味をお持ちの方
におすすめの一冊
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- 本の長さ200ページ
- 言語日本語
- 出版社三省堂
- 発売日2012/12/14
- ISBN-104385365644
- ISBN-13978-4385365640
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登録情報
- 出版社 : 三省堂 (2012/12/14)
- 発売日 : 2012/12/14
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 200ページ
- ISBN-10 : 4385365644
- ISBN-13 : 978-4385365640
- Amazon 売れ筋ランキング: - 114,436位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 9,021位投資・金融・会社経営 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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立教大学経営学部 教授。大阪大学博士(人間科学)。北海道旭川市生まれ。東京大学教育学部卒業、大阪大学大学院 人間科学研究科、米国・マサチューセッツ工科大学客員研究員、東京大学講師・准教授等をへて、2006年より現職。
「大人の学びを科学する」をテーマに、企業・組織における人材開発、組織開発を研究している。専門は経営学習論・組織行動論。立教大学大学院 経営学研究科 経営学専攻 リーダーシップ開発コース主査、リーダーシップ研究所副所長をつとめる。
研究の詳細は、Blog:NAKAHARA-LAB.NET(http://www.nakahara-lab.net/)。Twitter ID : nakaharajun
【最近のその他の共著】
「職場学習論」「経営学習論」「人材開発研究大全」(東京大学出版会)「企業内人材育成入門」(ダイヤモンド社)、「ダイアローグ 対話する組織」(ダイヤモンド社)、「リフレクティブマネジャー」(光文社)、「フィードバック入門」(PHP新書)など多数
カスタマーレビュー
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「学び」の理論変遷と実践紹介のフルコース
恥ずかしながら、上田先生のことはお名前しか知らず、どのような方か、何をしているのかを知らなかった。前半では、中原先生が、「学び」の歴史を絡めつつ、上田先生の研究変遷を紐解く。後半では、抽出された理論、要素を教訓で終わらせるのではなく、実際にそれを元に行われたワークショップが綴られる。1970年代の行動主義、教授設計理論から始まり ↓構成主義(ピアジェ) ↓構築主義(パパート) ↓発達の最近接領域(ヴィゴツキー)↓実践共同体・正統的周辺参加論(レイブ、ウェンガー) ↓協調学習へとわかりやすく紹介してくれるまた、この歴史とともにリアルタイムで上田先生が何に関心をもち、誰と何に取り組んできたかが書かれているので、歴史の流れがリアルなイメージとともにすっと入ってくる。上田先生のリサーチクエスチョンでもあった「学習者が持つ固定的知能観を成長的知能観にどう変えるか」の答えの一つが、実践されているワークショップなのだろう。ここで紹介される実践は、「教育」とか「学習」というカテゴリに収まるものではなく、エンターテイメント、アート、情動、そういったコトによって人が変わっていく何かだ。予定調和ではつまらない。かといって、何も準備しなければ何も起きない。準備しつつ、想定して仕掛けつつ、でもそれを超えていく何かが起こるデザイン、そのヒントが散りばめられている。・理論的背景(真正性、協調(他者・道具)、構築主義…)・ワークショップフレーム(知る・創る・振り返る→意味付け・セオリー化)・ワクワクの仕掛け単なる「楽しいエンターテイメント」に終わらないのは、これらの重厚で綿密な掛け合わせと、企画者側に「どうにかなるさ」という不安を楽しんで、メンバーで乗り切る気概があるからなのだろう。---------------24.02.27再読し、「ワークショップの源流」を自分なりにまとめ
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- 2019年8月21日に日本でレビュー済みAmazonで購入恥ずかしながら、上田先生のことはお名前しか知らず、どのような方か、何をしているのかを知らなかった。
前半では、中原先生が、「学び」の歴史を絡めつつ、上田先生の研究変遷を紐解く。
後半では、抽出された理論、要素を教訓で終わらせるのではなく、実際にそれを元に行われたワークショップが綴られる。
1970年代の行動主義、教授設計理論から始まり
↓
構成主義(ピアジェ)
↓
構築主義(パパート)
↓
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実践共同体・正統的周辺参加論(レイブ、ウェンガー)
↓
協調学習へとわかりやすく紹介してくれる
また、この歴史とともにリアルタイムで上田先生が何に関心をもち、誰と何に取り組んできたかが書かれているので、歴史の流れがリアルなイメージとともにすっと入ってくる。
上田先生のリサーチクエスチョンでもあった「学習者が持つ固定的知能観を成長的知能観にどう変えるか」の答えの一つが、実践されているワークショップなのだろう。
ここで紹介される実践は、「教育」とか「学習」というカテゴリに収まるものではなく、エンターテイメント、アート、情動、そういったコトによって人が変わっていく何かだ。
予定調和ではつまらない。かといって、何も準備しなければ何も起きない。
準備しつつ、想定して仕掛けつつ、でもそれを超えていく何かが起こるデザイン、
そのヒントが散りばめられている。
・理論的背景(真正性、協調(他者・道具)、構築主義…)
・ワークショップフレーム(知る・創る・振り返る→意味付け・セオリー化)
・ワクワクの仕掛け
単なる「楽しいエンターテイメント」に終わらないのは、
これらの重厚で綿密な掛け合わせと、
企画者側に「どうにかなるさ」という不安を楽しんで、メンバーで乗り切る気概があるからなのだろう。
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24.02.27
再読し、「ワークショップの源流」を自分なりにまとめ
このレビューの画像 - 2016年6月9日に日本でレビュー済みAmazonで購入大人になって学ぶとは何か考える機会がな無くなった。
この本を読むとあらためて、小さいときに友達と協力して夢中になってつくった砂山、ダムづくりなどの遊びが、
楽しく学ぶことの原点になっていることを痛感させられる。
ワクワクしながら学べるように、童心に戻って、楽しい活動を考えて実践したい。
- 2013年6月27日に日本でレビュー済みAmazonで購入ようやく読みました、『プレイフル・ラーニング』。
上田先生が30年間取り組んできた、プレイフル・ラーニングの実践と歩みについて、
各年代ごとの学習研究のトレンドも押さえつつ説明がされていて、
とてもわかりやすかったです。
プレイフルな本だと思います。
学習や学びは、楽しくていい。
むしろ、楽しさの中にある。
勉強しなければならないという義務や、教授の過程の中にあるのではなく、
行為の中にある。
帯に、上田先生のことば、
学びはロックンロールだ!
というのがありますが、
まさにわくわくするような取り組みの中に学びがあります。
他者との関わり、現実との関わり、本物との関わり。
最後に紹介される、
デザインしないワークショップの実践など、
即興が織りなす豊かな学びに他ならない。
知を伝授してもらうのではなく、
わくわくしながら知を創りだすことが、
もっともっと注目されてきてよいと思います。
“3つのワードを選ぶことで僕が描き出したい、この10年の変化は、こういうことです。
つまり、「教育の非専門家(アマチュア)が、自分の専門性や経験をもとに、既存の(学校)教育ではない、“オルタナティブな学びの場”を組織するようになってきた。そこに志や興味関心を同じくする人々が集い、双方向(インタラクティブ)のコミュニケーションを取りつつ、学ぶようになってきた」ということです。”
- 2015年1月4日に日本でレビュー済みAmazonで購入こんなにも楽しい学びがあったのか!
ワークショップと名のつくものを企画、運営する人は必ずみるべき一冊
いつか自分もこんなに楽しい学びを提供したい!
- 2013年8月5日に日本でレビュー済みAmazonで購入教育現場の変遷とこれからの在り方を
深く楽しめる、素敵なコンセプトが
生まれそうな本でした。
- 2013年10月6日に日本でレビュー済み本著は、著者・上田信行教授が
学生時代から現在まで悪戦苦闘しながらも、独自の理論「プレイフルラーニング」を編み出すまでの一種の自叙伝である。
本著のカラフルな表紙に、つい定番のハウツー本だと思って、
軽い気持ちで読み進めると少々手痛い目にあうかもしれません。
しかし、本著の中では実に様々なアカデミックな教育理論やそれらを提唱した
著名な海外の教授などとのやりとりの一部始終を余すところなく、経歴と注書きで丁寧に紹介されています。
一読の価値あるエピソードは↓
・P.33 「セサミストーリー」が大成功した秘密
←上田教授が「プレイフルラーニング」を追い求めていく原点が垣間見れます。
・P.55 「学びに没頭する環境のデザイン」
←上田教授がハーバード大学博士コースに進学した際に出会った様々な天才たちのアカデミック・エピソードを通じ、
当時の教育の最先端を体験できます。
・P.83「教えないピアノ教室LMT(=Laboratory for Making Things)」
←あえて教えないというコンセプトの試みは必見です。
良い意味で本著は、あなたの期待を裏切り、そして気づかないうちに楽しい知的な空間に誘われて、
読後には何とも言えない充足感と興奮を覚えるでしょう。
私は読後にさっそく同じNPO法人ZESDA
(海外ビジネスの「プロデュース」を普及させるNPO)のメンバーたちにオススメしちゃいました。
- 2013年6月18日に日本でレビュー済みAmazonで購入学びとは何か。学ぶときにどのようにすればいいのか。楽しみながら意味のあるものにしていく作業が面白い。
- 2013年2月3日に日本でレビュー済みAmazonで購入上田さんが語る自身のあしあとに中原さんが、年代毎の色付けをしていきます。学びのサイエンスの歴史をアートとして鑑賞する。そんな本ではないかな。