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ロボットはなぜ生き物に似てしまうのか―工学に立ちはだかる「究極の力学構造」 (ブルーバックス) 新書 – 2012/4/20


ワイヤ駆動のヒューマノイドが、実はウマにそっくりだった! 自走するお掃除ロボットは「生きた化石」に酷似していた! ガラスを割らずに掴むロボットハンドが似てしまった、人体の意外な一部とは? 技術の粋を詰め込んだ先端ロボットが、なぜか生き物の体構造に近づいていく――。工学の視点から初めて見えてくる「生体」の精巧な力学構造を解き明かし、生き物の限界を超えるロボット機構学の挑戦を語る。


エンジニアの発想vs.自然界の創造力。

ワイヤ駆動のヒューマノイドが、実はウマにそっくりだった!
自走するお掃除ロボットは「生きた化石」に酷似していた!
ガラスを割らずに掴むロボットハンドが似てしまった、人体の意外な一部とは?
技術の粋を詰め込んだ先端ロボットが、
なぜか生き物の体構造に近づいていく――。
工学の視点から初めて見えてくる「生体」の精巧な力学構造を解き明かし、
生き物の限界を超えるロボット機構学の挑戦を語る。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 講談社 (2012/4/20)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2012/4/20
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 新書 ‏ : ‎ 235ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4062577682
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4062577687
  • 寸法 ‏ : ‎ 11.6 x 1.1 x 17.8 cm

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鈴森 康一
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上位レビュー、対象国: 日本

  • 2012年10月22日に日本でレビュー済み
     著者の鈴森康一氏は、企業でロボットの設計を行われた後、大学教授として同分野の研究を行われているそうである。そのため、本書には設計の実務から得られた経験と、学術的な調査研究から導出された広範な視野に基づく知見がおさめられている。

     主な記述分野は機構、構造設計に関連しており、たとえば人間の腕とマニピュレータやパワーショベルの構成の類似性が、実は作業自由度を確保しようとする設計行為の必然的な帰結であったり、あるいは単純に見える膝の関節と同じ可動範囲をもつ回転機構の設計が、機械工学上はかなり難しいなど、機械と生物の興味深い相似性や相違点を様々な例でわかりやすく解説されている。

     他にも動力装置としてのモーターと筋肉の対比、動作機構における「いい加減さ」の効用、自然界における微細構造のさまざまな機能など、機械工学や、生き物の巧妙さに関連した、興味深い話題が豊富に示されている。

     もっとも示唆に富んでいると感じたのは、機械と生命の「造られ方」に起因する違いに触れられた部分で、「なぜ生き物は金属を使わず、代わりに弱く朽ち易い材料で作られるか」、「なぜ生き物には車輪のような回転機構が使われないか」といった命題の解説には、眼から鱗が落ちた思いがした。

     さらにここから、著者はこれら生物の「設計制約」を乗り越えることで、自然の創造物である生き物を超える機械の設計、製造の可能性にまで言及されている。機械設計を商売としている評者にとって、このヴィジョンは大変魅力的な夢のあるもの(もちろん簡単に実現できるものではないにしても)に見える。
    おそらく、本書ではあまり触れられていない情報処理/伝達系に関しても同様の論理が演繹できるのではないかと考えると、「人間がものを造る」という行為の可能性を大きく拓くヒントが得られそうに思える。

     最後に指摘事項を一点。飛行機の主翼構造設計に関して「軽量化という目的に向けて、最小の材料で最大の強度を出すために、微妙な曲線を描いて設計され」ると記述されているが、主翼構造(翼断面)の曲線は空気力学的な要件(抵抗を小さく、揚力を大きく、など)から決定されたものであり、強度を分担する内部の桁材、力骨などは工作性などの観点から依然として直線、平面を基本として設計される。おそらく理解の容易性のための脚色(あるいは評者がまだ知らない技術なのかもしれないが)と思われるが、現状の航空機設計技術とは整合しない記述の様に見える。
    16人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2016年9月22日に日本でレビュー済み
    2012年に東大の本郷キャンパス生協で課題図書として
    扱われているのを見て購入、4年ほど積ん読になって
    ました・・・
    2016年に自宅ライブラリから発掘されて読んだのですが、
    今のタイミングに読めて良かったのかもしれません。
    AIだロボットだと今更官民挙げてキャンペーンやった
    ため、よく理解しないままバズワードだけで動く俄か
    コンサルや商社マンがうじゃうじゃしていますので。
    産業用ロボットなのかコミュニケーションロボットなの
    かの区別も曖昧、使われる場面を文脈として理解して
    いないばかりか、その構造を全く理解していない人が
    平気で専門誌にコメント載せたりしています。
    (これはマスコミが悪いのですが)

    本書はロボットの「動き」を突き詰めていくとその先
    には生物がいるということを共通ストーリーとしていて、
    大変読みやすいです。平易な言葉で書かれており、図表
    も最低限に単純化されているので、文系の人でも読み
    進めることができます。
    これを読めば、「なぜロボットがこんな簡単なことも
    できないの?」というところがわかります。工学方面の
    方とお話しするときもスムーズにコミュニケーション
    できるようになるのではないでしょうか。今の時代、必読
    といっても過言でない書だと思います。
    4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2013年2月11日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    こういうテーマの本は少ないので期待して読みましたが、やや期待外れでした。大別して二つん点が気になりました。
    一つ目は、生物との類似点に話題が絞られてしまい、よく知られている生物の構造の解説になってしまいがちだったこと。後書きを読むと、多数の読者に読んでもらうように 生物との相違点ではなく類似点に焦点を当てるように編集者の助言に従ったそうです。著者の当初の思い通りであればもっと興味深い本になっていたと思うと残念です。
    もう一つは、やたらと神ざまを連発する著者の表現です。人によっては全く気にならないのかもしれませんが、私はその表現に辟易してしまいました。自然の作った生物はこうだ と普通に表現すれば良いのに、とその都度思ってします。人によって、いろんな神様がいると思うのですが、著者はあまり神様を重んじていないような印象さえ感じてしまいました。
    5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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